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指揮官の[[ヴィンデル・マウザー]]は平和な世界の裏で、人が徐々に腐敗していく有様を嘆き、その解決手段として「'''永遠の闘争'''」が生まれる世界を実現すべく反乱を起こした。しかしシャドウミラーは[[ゲシュペンストMk-III]]率いる連邦軍特殊鎮圧部隊に敗北し、最終手段として異なる次元の世界へ逃亡した。逃亡後は「逃亡先の世界をテストケースとして、増強した軍事力で元の世界に戻り復讐すること」を目的とし、逃亡先の世界で自分達の存在を最大限利用し、様々な勢力に取り入っていった。
 
指揮官の[[ヴィンデル・マウザー]]は平和な世界の裏で、人が徐々に腐敗していく有様を嘆き、その解決手段として「'''永遠の闘争'''」が生まれる世界を実現すべく反乱を起こした。しかしシャドウミラーは[[ゲシュペンストMk-III]]率いる連邦軍特殊鎮圧部隊に敗北し、最終手段として異なる次元の世界へ逃亡した。逃亡後は「逃亡先の世界をテストケースとして、増強した軍事力で元の世界に戻り復讐すること」を目的とし、逃亡先の世界で自分達の存在を最大限利用し、様々な勢力に取り入っていった。
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シャドウミラーの言い分である「腐敗の是正として、争いの絶えない世の中を作る」という理屈は、[[A]]での[[アクセル・アルマー|アクセル]](および[[ラミア・ラヴレス|ラミア]])の語るところによると、「平和な世の中より、戦乱が絶えない世の中のほうが(腐敗している暇が無いから)腐敗が起きにくい」という理由かららしいが、所詮は確率論であり「争いが絶えない世の中ならば、腐敗は決して生まれない」というわけではなく、「争いの絶えない世の中ならば、もしかしたら平和な世の中よりも腐敗が生まれる可能性は低いかもしれない」という程度のものでしかない(実際、[[ガンダムシリーズ]]に登場する[[地球連邦軍]]を始め、多くの軍隊・政府は平時・戦時を問わず腐敗は大なり小なり存在する)。さらに言えば彼らの求める闘争は小規模なテロや内乱といった腐敗に活を入れるレベルではなく大規模な総力戦であり、そのためには地球が異星人に占領されようが構わないという理屈でもあるため、待っているのは'''腐敗'''以前に'''荒廃'''である。
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シャドウミラーの言い分である「腐敗の是正として、争いの絶えない世の中を作る」という理屈は、[[A]]での[[アクセル・アルマー|アクセル]](および[[ラミア・ラヴレス|ラミア]])の語るところによると、「平和な世の中より、戦乱が絶えない世の中のほうが(腐敗している暇が無いから)腐敗が起きにくい」という理由かららしいが、所詮は確率論であり「争いが絶えない世の中ならば、腐敗は決して生まれない」というわけではなく、「争いの絶えない世の中ならば、もしかしたら平和な世の中よりも腐敗が生まれる可能性は低いかもしれない」という程度のものでしかない(実際、[[ガンダムシリーズ]]に登場する[[地球連邦軍]]を始め、多くの軍隊・政府は平時・戦時を問わず腐敗は大なり小なり存在する。そもそも現実の失敗国家などとされる国家は腐敗で内乱が起き内乱が腐敗を加速させているようなところも少なくない)。さらに言えば彼らの求める闘争は小規模なテロや内乱といった腐敗に活を入れるレベルではなく大規模な総力戦であり、そのためには地球が異星人に占領されようが構わないという理屈でもあるため、待っているのは'''腐敗'''以前に'''荒廃'''である。
    
また、ヴィンデルの提唱する「永遠の闘争」とは、「それによって失われる要素を考えない」と言う机上の空論に過ぎない([[A]]では[[デューク・フリード]]、[[OG2]]では[[ダイテツ・ミナセ]]によって『戦争によって生み出されるものと失われるものは等価値ではない』と論破されており、まがりなりにもシャドウミラーにとって味方側だった[[アナベル・ガトー]]も「散っていった多くの英霊を踏みにじろうとしている」と非難していた)のだが、平和によって行き場をなくした兵士には救いだったらしい。しかし実際の所、戦死の可能性のある戦争より職を無くす平和を恐れているあたり戦闘狂・狂信者の集団と言った方が近い。それは「戦争の中でしか生きられない兵士」であった[[ヒイロ・ユイ]]や[[張五飛]]にもヴィンデルの思想を否定されていたことからも明らかであるといえる。
 
また、ヴィンデルの提唱する「永遠の闘争」とは、「それによって失われる要素を考えない」と言う机上の空論に過ぎない([[A]]では[[デューク・フリード]]、[[OG2]]では[[ダイテツ・ミナセ]]によって『戦争によって生み出されるものと失われるものは等価値ではない』と論破されており、まがりなりにもシャドウミラーにとって味方側だった[[アナベル・ガトー]]も「散っていった多くの英霊を踏みにじろうとしている」と非難していた)のだが、平和によって行き場をなくした兵士には救いだったらしい。しかし実際の所、戦死の可能性のある戦争より職を無くす平和を恐れているあたり戦闘狂・狂信者の集団と言った方が近い。それは「戦争の中でしか生きられない兵士」であった[[ヒイロ・ユイ]]や[[張五飛]]にもヴィンデルの思想を否定されていたことからも明らかであるといえる。
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