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138 バイト追加 、 2023年8月4日 (金) 18:25
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以下はカンタムのもの。
 
以下はカンタムのもの。
 
;「でも難しい問題だね。機械なら緩んだネジを締め直せばいいけれど、人間の心はそうは簡単にはいかないからね」
 
;「でも難しい問題だね。機械なら緩んだネジを締め直せばいいけれど、人間の心はそうは簡単にはいかないからね」
:原作20話「燃えよ!友情の炎」。医師曰く「すでに治っているはずだが、本人の歩こうとする意思がないといけない」という状況の友人をなんとか歩けるようにしたいと悩むジョンに対して。ロボットという立ち位置も踏まえてシニカルに呟く。皮肉にも、この直後の敵襲ではカンタムの兄カイザムが敵として立ちはだかり、緩んだネジを締め直して解決できない心の問題に直面してしまうことになる。
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:原作20話「燃えよ!友情の炎」より。医師曰く「[[シルヴィア・斑鳩・ミスルギ
:この台詞に限らず、自身の宿命がそうさせるのか、『超電導カンタム・ロボ』でのカンタムは皮肉めいた言動が散見される。
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|既に治っているはずだが、本人の歩こうとする意思がないといけない]]」という状況の友人アキラをなんとか歩けるようにしたいと悩むジョンに対して。ロボットという立ち位置も踏まえてシニカルに呟く。皮肉にも、この直後の敵襲ではカンタムの兄カイザムが敵として立ちはだかり、緩んだネジを締め直して解決できない心の問題に直面してしまうことになる。
;「機械が感傷的になったら、おかしいかい?」<br>「僕は結果的には、自分を育ててくれた世界を裏切り、かつての同胞たちを、殺してきたんだ……」
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:この台詞に限らず、自身の宿命がそうさせるのか『超電導カンタム・ロボ』でのカンタムは皮肉めいた言動が散見される。
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;「機械が感傷的になったら、おかしいかい?」<br>「僕は結果的には、自分を育ててくれた世界を裏切り、かつての同胞達を、殺してきたんだ……」
 
:原作最終話より。最終決戦へ向かう最中、ジョンに対して今まで一緒に戦ってきたことへの感謝を述べた際にジョンから突っ込まれての返答。腹の中では同胞と戦うことに罪悪感を覚えていたことを吐露する。
 
:原作最終話より。最終決戦へ向かう最中、ジョンに対して今まで一緒に戦ってきたことへの感謝を述べた際にジョンから突っ込まれての返答。腹の中では同胞と戦うことに罪悪感を覚えていたことを吐露する。
 
:さらにこの後、ジョンがカンタムに対し「'''相手は人間じゃなくてロボットじゃないか'''」と言いかけてしまう一幕もあり、ロボットアニメの最終決戦前にしては極めて陰鬱なやり取り。
 
:さらにこの後、ジョンがカンタムに対し「'''相手は人間じゃなくてロボットじゃないか'''」と言いかけてしまう一幕もあり、ロボットアニメの最終決戦前にしては極めて陰鬱なやり取り。
 
;「おお、神よ……私になんという試練を、お与えになったのですか!」
 
;「おお、神よ……私になんという試練を、お与えになったのですか!」
 
:最後の敵が'''自分の親戚たち'''であったという事実に、拳を握って嘆息する。
 
:最後の敵が'''自分の親戚たち'''であったという事実に、拳を握って嘆息する。
;「僕は……」<br>「僕がここまで来れたのは、自分ひとりの力ではないのを、わかっているつもりです」<br>「だからこそ!僕はミッドナイトのやり方では、何も解決できないと……新たな憎しみを作り出すだけだと言いたいんです!」
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;「僕は……」<br>「僕がここまで来れたのは、自分ひとりの力ではないのを、わかっているつもりです」<br>「だからこそ! 僕はミッドナイトのやり方では、何も解決できないと……新たな憎しみを作り出すだけだと言いたいんです!」
 
:兄であるカイザムから「もう一度ミッドナイトに戻ってこないか」と問われての返答。あくまでミッドナイトのやり方を否定するカンタムではあるが、ストーリーの背後要因が断片的にしか掴めないのが惜しい。
 
:兄であるカイザムから「もう一度ミッドナイトに戻ってこないか」と問われての返答。あくまでミッドナイトのやり方を否定するカンタムではあるが、ストーリーの背後要因が断片的にしか掴めないのが惜しい。
;「すまない皆。僕はカンタム・ロボとして生きたいんだ!」<br>カイザム「残念だな、カンタム。お前と我々一人一人とのスペックはほぼ互角!1対5で生き残るつもりとはな……。お前には、死、あるのみだ!!」<br>「それならば、カンタム・ロボとして散ろう!! …悪いなジョン君、こんな私的な集まりに君を招待してしまって」
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;カンタム「すまない皆。僕はカンタム・ロボとして生きたいんだ!」<br>カイザム「残念だな、カンタム。お前と我々一人一人とのスペックはほぼ互角! 1対5で生き残るつもりとはな……。お前には…死、あるのみだ!!」<br>カンタム「それならば、カンタム・ロボとして散ろう!! …悪いなジョン君、こんな私的な集まりに君を招待してしまって」
 
:兄と決裂し、親戚たちから「酷いロボット」と非難されても、カンタムは己を曲げなかった。その叫びには、悲壮な声色が滲む。
 
:兄と決裂し、親戚たちから「酷いロボット」と非難されても、カンタムは己を曲げなかった。その叫びには、悲壮な声色が滲む。
 
:カンタム個人としても地獄としか言いようのない状況だが、そこにジョンを巻き込んでしまったことに責任を感じカンタムはジョンに謝罪するも、ジョンからはそれでも地球人類の味方になってくれたことへの感謝が帰ってくる。
 
:カンタム個人としても地獄としか言いようのない状況だが、そこにジョンを巻き込んでしまったことに責任を感じカンタムはジョンに謝罪するも、ジョンからはそれでも地球人類の味方になってくれたことへの感謝が帰ってくる。
;「もうパワーアップしていくだけの殺し合いはたくさんだ!そこからは何も生まれない!!」
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;「もうパワーアップしていくだけの殺し合いはたくさんだ! そこからは何も生まれない!!」
 
:親族全員を撃破した末、その亡骸を再構成して現れたギルギロス大統領との最後の死闘において叫んだ言葉。'''玩具会社がスポンサーとして付いているアニメ及び特撮番組全てに当てはまる皮肉全開の台詞である。'''同時に男のロマンをブチ壊しにしかねない発言でもあるが……<ref>なお、同じ劇中劇『アクション仮面フィーバー』の最終回でもアクション仮面フィーバーが「これからはパワーアップに頼らず、原点に戻って頑張っていきます。目先のことに囚われて、変わっていくだけでは何も手に入れることはできないと思うのです」と述べて、強化アイテム「フィーバーベルト」を放棄、元のアクション仮面に戻って鍛え直すことを決意して終わる(フィーバーベルトには強化の代償として変身時間が短くなると言う欠点があり、それに気づいた敵による波状攻撃(時間稼ぎ)を受けてピンチに陥ったのが理由)。</ref>。
 
:親族全員を撃破した末、その亡骸を再構成して現れたギルギロス大統領との最後の死闘において叫んだ言葉。'''玩具会社がスポンサーとして付いているアニメ及び特撮番組全てに当てはまる皮肉全開の台詞である。'''同時に男のロマンをブチ壊しにしかねない発言でもあるが……<ref>なお、同じ劇中劇『アクション仮面フィーバー』の最終回でもアクション仮面フィーバーが「これからはパワーアップに頼らず、原点に戻って頑張っていきます。目先のことに囚われて、変わっていくだけでは何も手に入れることはできないと思うのです」と述べて、強化アイテム「フィーバーベルト」を放棄、元のアクション仮面に戻って鍛え直すことを決意して終わる(フィーバーベルトには強化の代償として変身時間が短くなると言う欠点があり、それに気づいた敵による波状攻撃(時間稼ぎ)を受けてピンチに陥ったのが理由)。</ref>。
;ギルギロス「ぐあああああっ!!こんな、お前……死ぬ気かあああっ!?」
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;ギルギロス「ぐあああああっ!! こんな、お前……死ぬ気かあああっ!?」
;「生き残る気さ……!」
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;カンタム「生き残る気さ……!」
 
:ギルギロス大統領に特攻を仕掛けながらの最後の台詞。その瞳は諦めとは無縁であった。
 
:ギルギロス大統領に特攻を仕掛けながらの最後の台詞。その瞳は諦めとは無縁であった。
 
:……そして、カンタムの「帰還」は後に[[漫画|漫画版]]『逆襲のロボとーちゃん』で果たされることになる。
 
:……そして、カンタムの「帰還」は後に[[漫画|漫画版]]『逆襲のロボとーちゃん』で果たされることになる。
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:ギルギロス大統領に追い詰められて。何の躊躇もなく「最終回」と言ってしまっている。
 
:ギルギロス大統領に追い詰められて。何の躊躇もなく「最終回」と言ってしまっている。
 
:そして何より、この後の展開を見るとハッピーエンドとも言えない結末が待ち構えていることも考えると皮肉である。
 
:そして何より、この後の展開を見るとハッピーエンドとも言えない結末が待ち構えていることも考えると皮肉である。
;ジョン「驚いたなぁ、カンタムもやることはやってたんだね」<br>「いやぁ、照れるなぁ」
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;ジョン「驚いたなぁ、カンタムもやることはやってたんだね」<br>カンタム「いやぁ、照れるなぁ」
 
:ギルギロス大統領に追い詰められた矢先、シーラとカンタムJr.が姿を現した時の迷言。基本的に真面目な作劇に終始する『超電導カンタム・ロボ』においては異質かつ『クレヨンしんちゃん』っぽさを強く残した台詞である。
 
:ギルギロス大統領に追い詰められた矢先、シーラとカンタムJr.が姿を現した時の迷言。基本的に真面目な作劇に終始する『超電導カンタム・ロボ』においては異質かつ『クレヨンしんちゃん』っぽさを強く残した台詞である。
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:「野原刑事の事件簿だゾ3」より。ここでは国際的正月用カズノコ密輸団を追って日本に潜入した秘密捜査官という設定だが、初見でしんのすけに正体を看破されて焦りながら否定する。ちなみに一緒にいたアクション仮面はFBIの秘密捜査官「アーク・シェーン」を名乗っていた。
 
:「野原刑事の事件簿だゾ3」より。ここでは国際的正月用カズノコ密輸団を追って日本に潜入した秘密捜査官という設定だが、初見でしんのすけに正体を看破されて焦りながら否定する。ちなみに一緒にいたアクション仮面はFBIの秘密捜査官「アーク・シェーン」を名乗っていた。
 
:そして結局、密輸団に追いつめられた野原一家を助けるため、アクション仮面と共に正体を明かすのだが……。
 
:そして結局、密輸団に追いつめられた野原一家を助けるため、アクション仮面と共に正体を明かすのだが……。
;しんのすけ「知ってた」<br>アクション仮面「何!?」<br>「さすがはしんのすけ君……」
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;しんのすけ「知ってた」<br>アクション仮面「何!?」<br>カンタム「さすがはしんのすけ君……」
 
:しんのすけに突っ込まれて'''わざとらしく驚く'''のであった。
 
:しんのすけに突っ込まれて'''わざとらしく驚く'''のであった。
;アクション仮面「しんのすけ殿、早まるな!お腹立ちはもっともだが、こんな殿にも良いところはあるんだ……」<br>「その通り、例えば……」<br>「…………」<br>ぶりぶりざえもん「何もないのか!!」
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;アクション仮面「しんのすけ殿、早まるな!お腹立ちはもっともだが、こんな殿にも良いところはあるんだ……」<br>カンタム「その通り、例えば……」<br>「…………」<br>ぶりぶりざえもん「何もないのか!!」
 
:「クレヨン大忠臣蔵」より。ここではアクション仮面ともどもぶりぶりざえもんの家臣という設定。民衆の声援を受けて暴政を強いるぶりぶりざえもんを倒す決意を固めたしんのすけを[[説得]]しようとするが、今までずっと'''無給でこき使われていた'''二人はぶりぶりざえもんの美点を何も挙げることができないのだった。
 
:「クレヨン大忠臣蔵」より。ここではアクション仮面ともどもぶりぶりざえもんの家臣という設定。民衆の声援を受けて暴政を強いるぶりぶりざえもんを倒す決意を固めたしんのすけを[[説得]]しようとするが、今までずっと'''無給でこき使われていた'''二人はぶりぶりざえもんの美点を何も挙げることができないのだった。
;「見てわからんか!寝返ったんだ!!」<br>アクション仮面「覚悟しろ、ぶりざえ!!」
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;カンタム「見てわからんか! 寝返ったんだ!!」<br>アクション仮面「覚悟しろ、ぶりざえ!!」
 
:ぶりぶりざえもんに捨て駒にされた挙句「'''へっぽこ改造人間'''や'''ポンコツロボ'''の一匹や二匹、死んだところで痛くもかゆくもない」と言い捨てられ、ついに堪忍袋の緒が切れた二人はしんのすけに加勢。最後は逃げるぶりぶりざえもんをしんのすけ、アクション仮面との[[合体攻撃]]で仕留めた。
 
:ぶりぶりざえもんに捨て駒にされた挙句「'''へっぽこ改造人間'''や'''ポンコツロボ'''の一匹や二匹、死んだところで痛くもかゆくもない」と言い捨てられ、ついに堪忍袋の緒が切れた二人はしんのすけに加勢。最後は逃げるぶりぶりざえもんをしんのすけ、アクション仮面との[[合体攻撃]]で仕留めた。
 
;「ヒーローは二人は要らん!!」
 
;「ヒーローは二人は要らん!!」
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