差分
編集の要約なし
'''エルアインス'''は『[[バンプレストオリジナル]]』の[[登場メカ]]。
'''エルアインス'''は『[[バンプレストオリジナル]]』の[[登場メカ]]。
== 概要 ==
== 概要 ==
『[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2]]』に初登場。[[平行世界]]の来訪者[[シャドウミラー]]の世界の[[マオ・インダストリー]]製、[[パーソナルトルーパー]][[R-1]]の[[量産型]]。パーソナルトルーパーの最終系である「マルチ・ロール」の完成系である。
『[[SRX計画]]』で開発された[[R-1]]の正式な[[量産型]]となる[[パーソナルトルーパー]]。
ただし、本機は[[あちらの世界]]([[平行世界]])において開発された機体で、そこからの来訪者である[[シャドウミラー]]の主力機として運用される。
なお、こちらの世界でR-1の正式量産機が完成した際は、量産試作機の[[アルブレード]]の名称に因んで「'''エルシュナイデ'''」の名称が与えられる予定となっていた。
=== 機体概要 ===
並行世界の[[マオ・インダストリー]]ではパーソナルトルーパーの開発事情がかなり異なっており、例えばこちらの世界(作中世界)では[[量産型ゲシュペンストMk-II]]が30数機程度しか生産されなかったのに対し、並行世界の方では3000以上もの機体が生産された上で[[テスラ・ドライブ]]の標準装備を始めとした改良が重ねられたりもしていた。その後、あちらの世界でも[[ヒュッケバインシリーズ]]の開発が進められていたのだが、「[[ヒュッケバイン|RTX-008R ヒュッケバイン・タイプR]]」の暴走事故が大きく尾を引いてしまったのが要因で、何機か複数の試作機が製作されながらも、軍から開発見直しの要求が決定的となり、「[[量産型ヒュッケバインMk-II|ヒュッケバインの量産化計画]]」は完全に凍結される事になっている。その結果、次期主力量産機として選ばれたのが『SRX計画』で開発されたR-1であり、量産試作機として開発された「PTX-014 アルブレード」を経て、正式量産機である本機の開発へと至っている。
汎用性・生産性・整備性を高めるべく、量産試作機のアルブレードと同様にオリジナル機のR-1にあった変形機構はオミットされており、[[念動力]]能力者にしか扱えない[[T-LINKシステム]]も搭載されていない。しかし、R-1に備わっていた高い運動性は引き継がれており、新たに飛行ユニットとして小型化した[[テスラ・ドライブ]]を標準的に搭載している等、こちらの世界における[[量産型ヒュッケバインMk-II]]と一部共通しているコンセプトを備えている。また、量産型ヒュッケバインMk-IIをも超える高い拡張性を秘めており、一般兵士はおろかエースパイロットや[[ブーステッド・チルドレン]]、[[Wシリーズ]]といった高度な操縦技術を備えたパイロットでも、カスタマイズ次第によってはその能力を限界にまで引き出しても問題にならない程の高い追従性を持つ。武装面ではR-1とアルブレードが共に装備していたハンドガンタイプの実弾兵器である「G・リボルバー」とアルブレードが装備していた強化型の「G・レールガン」の他、飛行ユニットには遠距離射撃に対応したビーム兵器である「ツイン・ビームカノン」も搭載している。一方、アルブレードに備わっていた「ブレード・トンファー」は生産性の問題かオミットされた模様で、『RoA』以外ではコールドメタル・ナイフといった他の格闘系武器も一切装備されておらず、射撃戦特化の仕様になっている。しかし、それでも最終的にはこちらの世界の量産試作機である[[アルブレード]]を凌ぐ優秀な機体に仕上がっており、パーソナルトルーパーの最終系である「マルチ・ロール」の完成系として、量産型ゲシュペンストMk-IIを凌駕する高級量産機にまで至っていると言っても過言では無い。なお、アルブレードの頭部はR-1似に対して、こちらの頭部は[[R-GUN]]に似ている。
完成後、あちらの世界では既に量産ラインが稼動していたらしく、こちらの世界の『[[インスペクター事件]]』の時期には、シャドウミラーによって最低でも100機以上がこちらの世界へ持ち込まれた事になっている。一方、こちらの世界におけるアルブレードの正式量産機であったエルシュナイデは、まだ試作機の製造に留まっている段階であったのだが、あちらの世界より本機が持ち込まれ、[[テロリスト]]と言えるシャドウミラーや[[ノイエDC]]の戦力として利用された事がマオ・インダストリー側にとっての著しいマイナスイメージとなってしまう。更には後に『[[ハロウィン・プラン]]』に基づいた[[量産型ゲシュペンストMk-II改]]という新たな高級量産機までもが誕生した結果、エルシュナイデの製造中止が決定となってしまった。
エルアインスという機体名は、R-1を[[ドイツ語]]発音したもの(ドイツ語ではアルファベットのRを『エル』、1を『アインス』と呼ぶ)。同様に、エルシュナイデは[[アルブレード]]のドイツ語発音である。なお、『[[スーパーロボット大戦OGクロニクル|OGクロニクル]]』では「エル・アインス」表記で登場している。
エルアインスという機体名は、R-1を[[ドイツ語]]発音したもの(ドイツ語ではアルファベットのRを『エル』、1を『アインス』と呼ぶ)。同様に、エルシュナイデは[[アルブレード]]のドイツ語発音である。なお、『[[スーパーロボット大戦OGクロニクル|OGクロニクル]]』では「エル・アインス」表記で登場している。
=== 劇中の様相 ===
『インスペクター事件』の時期に、あちらの世界から来たシャドウミラーによってこちらの世界へと持ち込まれる。手始めに、[[ノイエDC]]にカスタマイズされたと思われる機体が何機か提供され、[[アーチボルド・グリムズ]]、[[ユウキ・ジェグナン]]、[[リルカーラ・ボーグナイン]]といったエースパイロット達が搭乗。その後はWシリーズの[[エキドナ・イーサッキ|エキドナ・イーサッキ(W16)]]、ブーステッド・チルドレンの[[オウカ・ナギサ]]も搭乗し、その高性能と追従性によって[[ハガネ]]・[[ヒリュウ改]]双方の部隊に猛威を振るう事になっている。
[[インスペクター]]による本格的な侵攻作戦が開始されてからは、彼等と結託してノイエDCを見限ったシャドウミラーの元で戦力として利用され、一般兵士や量産型Wシリーズのメンバーが搭乗。[[ランドグリーズ]]や[[ラーズアングリフ]]、[[量産型アシュセイヴァー]]、[[量産型ジガンスパーダ]]と共に、主戦力の機体として活躍し、[[ネビーイーム|ホワイトスター]]を舞台とした最終決戦にも投入された。
『インスペクター事件』後は本機の存在は確認されていないが、僅かながらもシャドウミラーによって放棄されたと思われる数機が残されている模様。
== 登場作品と操縦者 ==
== 登場作品と操縦者 ==
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS}}
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS}}
:元々量産機だったからか、表記から「M」が外された。雑魚機(HP8000)、ネームドパイロット機(HP30000)。ツインビームカノンが相変わらず強力。取得[[PP]]の値が高いので、[[修行]]持ちのパイロットで落とすことを勧める。
:元々量産機だったからか、表記から「M」が外された。雑魚機(HP8000)、ネームドパイロット機(HP30000)。ツインビームカノンが相変わらず強力。取得[[PP]]の値が高いので、[[修行]]持ちのパイロットで落とすことを勧める。
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター}}
;[[スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター]]
:名ありパイロットではエキドナが乗るのみ。ほとんど[[やられメカ]]の扱いである。
:名ありパイロットではエキドナが乗るのみ。ほとんど[[やられメカ]]の扱いである。
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター Record of ATX}}
;[[スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター Record of ATX]]
:エキドナ以外にも[[ユウキ・ジェグナン|ユウキ]]や[[リルカーラ・ボーグナイン|カーラ]]が[[ガーリオン]]から乗り換えている。
:エキドナ以外にも[[ユウキ・ジェグナン|ユウキ]]や[[リルカーラ・ボーグナイン|カーラ]]が[[ガーリオン]]から乗り換えている。
:また、プラズマカッターの系列の武装を装備しておりエキドナが表舞台に登場した際にこれで[[アルブレード]]のブレード・トンファーを防いでいる。
:また、プラズマカッターの系列の武装を装備しておりエキドナが表舞台に登場した際にこれで[[アルブレード]]のブレード・トンファーを防いでいる。
:更にエキドナ機は二度目の登場時以降[[リオン]]の右腕部を改良したと思われるシールドも装備しており、対艦ミサイルやスパイダーネットを発射している場面がある。
:更にエキドナ機は二度目の登場時以降[[リオン]]の右腕部を改良したと思われるシールドも装備しており、対艦ミサイルやスパイダーネットを発射している場面がある。このシールドは通常機にも装備されている。
== 装備・機能 ==
== 装備・機能 ==