多くのロボットアニメでは、ラストネーム+階級ではなくファーストネーム+階級で呼ばれるのが慣習となっている(例:アムロ大尉、シャア大佐等)。また現実の軍隊とは異なり、戦功さえ挙げれば一兵卒でも佐官や将官にまで昇進が可能なシステムを採用している場合が多い。結果的に「階級が高いほど強い」ような状態になり、指揮官クラスが機動兵器に乗って最前線に出撃、という光景も珍しくない<ref>現実の陸、海軍では上位になればなるほどきつい訓練が課され、やはり強く、また空軍の類でも「階級が高いほど強い」のだが、そのおかげで「自分はパイロットになりたいのであって昇進したいわけではない」という人が(少なくとも航空自衛隊には)本当にいる。</ref>。一方で、(前史的な設定はともかく作中で)前線に立つ事を忌避するタイプで階級の高いキャラクターは対比的に割を食わされがちになり、いわゆる「椅子を磨いて出世した」かの如く扱われ、作品世界の軍や政治の腐敗・無見識を体現するポジションに置かれる事も少なくない。 | 多くのロボットアニメでは、ラストネーム+階級ではなくファーストネーム+階級で呼ばれるのが慣習となっている(例:アムロ大尉、シャア大佐等)。また現実の軍隊とは異なり、戦功さえ挙げれば一兵卒でも佐官や将官にまで昇進が可能なシステムを採用している場合が多い。結果的に「階級が高いほど強い」ような状態になり、指揮官クラスが機動兵器に乗って最前線に出撃、という光景も珍しくない<ref>現実の陸、海軍では上位になればなるほどきつい訓練が課され、やはり強く、また空軍の類でも「階級が高いほど強い」のだが、そのおかげで「自分はパイロットになりたいのであって昇進したいわけではない」という人が(少なくとも航空自衛隊には)本当にいる。</ref>。一方で、(前史的な設定はともかく作中で)前線に立つ事を忌避するタイプで階級の高いキャラクターは対比的に割を食わされがちになり、いわゆる「椅子を磨いて出世した」かの如く扱われ、作品世界の軍や政治の腐敗・無見識を体現するポジションに置かれる事も少なくない。 |