差分

32行目: 32行目:  
エースパイロットが運用することを前提とした先鋭的近代化改修であった同プランの[[ゲシュペンスト・タイプRV]]と比較し、こちらは量産型ゲシュペンストMk-IIの機体特性を長所はそのままに煮詰め直し、実地での運用における汎用性と整備性の向上に重点を置いた、いわば現場第一主義によるブラッシュアップ機となっており、PT黎明期からゲシュペンストに関わり、現場スタッフの声を誰よりも聞いた[[カイ・キタムラ|カイ]]の配慮が見て取れる、質実剛健な設計となっている。
 
エースパイロットが運用することを前提とした先鋭的近代化改修であった同プランの[[ゲシュペンスト・タイプRV]]と比較し、こちらは量産型ゲシュペンストMk-IIの機体特性を長所はそのままに煮詰め直し、実地での運用における汎用性と整備性の向上に重点を置いた、いわば現場第一主義によるブラッシュアップ機となっており、PT黎明期からゲシュペンストに関わり、現場スタッフの声を誰よりも聞いた[[カイ・キタムラ|カイ]]の配慮が見て取れる、質実剛健な設計となっている。
   −
両腕・両脚・バックパックにハードポイントが設置され、さらにそれに合わせて各武装を規格化したことで武装や追加装甲を短時間で換装可能。これによって、パイロットの得意とする戦術や、多岐にわたる作戦内容に合わせた柔軟な対応が可能となっている。例として前身機では固定武装だった左腕のプラズマ・ステークは、オプション装備のプラズマ・バックラーに変更されている。また、動力炉はプラズマ・ジェネレーターに換装され、テスラ・ドライブを搭載したことで飛行可能となるなど、各部に競合機である[[量産型ヒュッケバインMk-II]]や[[リオンシリーズ]]を意識した近代化改修が行われている。
+
両腕・両脚・バックパックにハードポイントが設置され、さらにそれに合わせて各武装を規格化したことで武装や追加装甲を短時間で換装可能。これによって、パイロットの得意とする戦術や、多岐にわたる作戦内容に合わせた柔軟な対応が可能となっている。例として前身機では固定武装だった左腕のプラズマ・ステークは、オプション装備のプラズマ・バックラーに変更されている。更に、動力炉はプラズマ・ジェネレーターに換装され、テスラ・ドライブを搭載したことで飛行可能となるなど、各部に競合機である[[量産型ヒュッケバインMk-II]]や[[リオンシリーズ]]、さらには[[インスペクター事件]]で[[シャドウミラー]]が「[[あちらの世界]]」から持ち込んだ、「あちらの世界の量産型ゲシュペンストMk-II」をも意識した近代化改修が行われている。
    
『A.C.E.ポータブル』で設定されたハードポイントを活かしたバリエーションは、基本タイプ・重武装タイプ・高機動タイプが存在し、それぞれ5つの武装パターンが存在するため、1機だけなのに15パターンも存在するという特異な扱いとなっている。『第2次OG』ではさすがにそこまで多くはならず、ノーマル(N)・グラップル(G)・キャノン(C)の三種類の換装形態、という形になっている。今後、全バリエーションの長所を合わせた形態が登場することを期待したい。
 
『A.C.E.ポータブル』で設定されたハードポイントを活かしたバリエーションは、基本タイプ・重武装タイプ・高機動タイプが存在し、それぞれ5つの武装パターンが存在するため、1機だけなのに15パターンも存在するという特異な扱いとなっている。『第2次OG』ではさすがにそこまで多くはならず、ノーマル(N)・グラップル(G)・キャノン(C)の三種類の換装形態、という形になっている。今後、全バリエーションの長所を合わせた形態が登場することを期待したい。
42行目: 42行目:  
なお、機体名は「改」となっており、ハロウィン・プランの方針から、既存の量産型ゲシュペンストMk-IIに改修を行った機体と推測されるが、作中に登場する3機はそれまで搭乗していた機体を改修した訳ではなく、新たに用意された機体に乗り換える手法を執っている。
 
なお、機体名は「改」となっており、ハロウィン・プランの方針から、既存の量産型ゲシュペンストMk-IIに改修を行った機体と推測されるが、作中に登場する3機はそれまで搭乗していた機体を改修した訳ではなく、新たに用意された機体に乗り換える手法を執っている。
   −
==== 1号機 カイ・キタムラ機 ====
+
==== 先行生産1号機 カイ・キタムラ機 ====
ゲシュペンストに拘りハロウィン・プランに参加した[[カイ・キタムラ]]少佐の機体。機体色は緑。格闘戦使用に特化しており、改良型プラズマ・ステークである「プラズマ・バックラー」を両腕に装備している。このタイプは「タイプG」と呼ばれている。単純に引き算をするならば、プラズマ・バックラー1基につき1,5tという計算が成り立つ。その為、2号機・3号機と比べると機体重量が重い。封印戦争直前にロールアウトしたタイプGはこの機体のデータを基にしたもの。
+
ゲシュペンストに拘り、ハロウィン・プランを発案した[[カイ・キタムラ]]少佐の機体。機体色は緑。格闘戦仕様に特化しており、改良型プラズマ・ステークである「プラズマ・バックラー」を両腕に装備している。単純に引き算をするならば、プラズマ・バックラー1基につき1,5tという計算が成り立つ。その為、2号機・3号機と比べると機体重量が重い。封印戦争直前にロールアウトしたタイプGはこの機体のデータを基にしたもの。なお封印戦争以後にカイが運用している改型が本機と同一機かどうかは不明。
   −
==== 2号機 アルベロ・エスト機,3号機 ヒューゴ・メディオ機 ====
+
==== 先行生産2号機 アルベロ・エスト機,3号機 ヒューゴ・メディオ機 ====
 
特殊部隊[[クライ・ウルブズ]]に与えられた機体で、プラズマ・バックラーを左腕のみ装備。2通りの運用が可能な大型ビーム砲「フォールディング・ツーウェイ・キャノン(F2Wキャノン)」を装備している。このF2Wキャノン装備型を「Nタイプ」と呼ばれている。[[イェッツトレジセイア]]との戦闘で3号機である[[ヒューゴ・メディオ]]機は破壊され、2号機の[[アルベロ・エスト]]機も半壊した。機体色は2号機が黒、3号機が赤。指揮官用ではない3号機には頭部のアンテナが無い。なお、アンテナの有無に関わらず重量が同じである為、2号機は3号機と全く同じという訳ではないようである。タイプNはこの機体のデータを基にしている。
 
特殊部隊[[クライ・ウルブズ]]に与えられた機体で、プラズマ・バックラーを左腕のみ装備。2通りの運用が可能な大型ビーム砲「フォールディング・ツーウェイ・キャノン(F2Wキャノン)」を装備している。このF2Wキャノン装備型を「Nタイプ」と呼ばれている。[[イェッツトレジセイア]]との戦闘で3号機である[[ヒューゴ・メディオ]]機は破壊され、2号機の[[アルベロ・エスト]]機も半壊した。機体色は2号機が黒、3号機が赤。指揮官用ではない3号機には頭部のアンテナが無い。なお、アンテナの有無に関わらず重量が同じである為、2号機は3号機と全く同じという訳ではないようである。タイプNはこの機体のデータを基にしている。
   52行目: 52行目:     
;カイ機
 
;カイ機
:カラーリングは1号機の時と同様に緑。タイプNを中心に運用する。
+
:カラーリングは1号機の時と同様に緑。タイプNを中心に運用する。運用期間から先行試作1号機と同一機体である可能性も否定できないが、公式での言及が無いため現時点では不明。
 
;カチーナ機
 
;カチーナ機
 
:カラーリングは赤。格闘戦仕様であるタイプGを中心に運用される。
 
:カラーリングは赤。格闘戦仕様であるタイプGを中心に運用される。
2,319

回編集