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==余談==
 
==余談==
*海外でも人気を博し、特にフィリピンでは「国民的アニメ」として支持されたほどである。が、大人からはこじつけレベルの多数の非難を受け、最終的に当時の大統領であるフェルディナンド・マルコスによって「暴力的な内容だ」という名目で終盤4話を残し放映禁止にされてしまった。8年後にマルコス政権がエドゥサ革命により倒れたことで解禁され、後の再放送でリバイバルブームを起こしている。裏を返せば、フィリピンの人々にそれほど大きな影響を与えた作品であり、『ボルテスV』の内容が革命を想起させるようなものだったことと、当時のフィリピンの情勢から、政治的な思惑によって禁止されたという説もあるほど<ref>放送を禁止したマルコス政権がエドゥサ革命で倒された後に残りの回が放送されたため、'''「『ボルテスV』を放映させるために革命が起き、マルコス政権が倒れた」'''というジョークが生まれている。</ref><ref>ただしフィリピン国内でも「『ボルテスV』の打ち切りが独裁の残酷な現実を自覚させ、視聴者世代が後に革命を主導した」という評価はある模様([https://news.abs-cbn.com/lifestyle/06/05/15/revenge-voltes-v-generation |Revenge of the Voltes V generation]:英文記事)。</ref>。
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*海外でも人気を博し、特にフィリピンでは「国民的アニメ」として支持されたほどである。が、大人からはこじつけレベルの多数の非難を受け、最終的に当時の大統領であるフェルディナンド・マルコスによって「暴力的な内容だ」という名目で終盤4話を残し[[打ち切り|放映禁止]]にされてしまった。8年後にマルコス政権がエドゥサ革命により倒れたことで解禁され、後の再放送でリバイバルブームを起こしている。裏を返せば、フィリピンの人々にそれほど大きな影響を与えた作品であり、『ボルテスV』の内容が革命を想起させるようなものだったことと、当時のフィリピンの情勢から、政治的な思惑によって禁止されたという説もあるほど<ref>放送を禁止したマルコス政権がエドゥサ革命で倒された後に残りの回が放送されたため、'''「『ボルテスV』を放映させるために革命が起き、マルコス政権が倒れた」'''というジョークが生まれている。</ref><ref>ただしフィリピン国内でも「『ボルテスV』の打ち切りが独裁の残酷な現実を自覚させ、視聴者世代が後に革命を主導した」という評価はある模様([https://news.abs-cbn.com/lifestyle/06/05/15/revenge-voltes-v-generation |Revenge of the Voltes V generation]:英文記事)。</ref>。
 
**主題歌「ボルテスVのうた」も同様にフィリピンでは一アニメソングの域を大きく逸脱した扱いを受けており、上述のエドゥサ革命の活動中に青年たちが同曲を歌っていた、フィリピン国家警察長官の交代式で同曲が流れていた、同曲の歌手である堀江美都子氏がフィリピンで国賓級の扱いを受けた<ref>いずれもバラエティ番組『マツコの知らない世界』2022年7月5日放送分による紹介。</ref>等、'''「自由のシンボル」'''としての逸話に事欠かない。
 
**主題歌「ボルテスVのうた」も同様にフィリピンでは一アニメソングの域を大きく逸脱した扱いを受けており、上述のエドゥサ革命の活動中に青年たちが同曲を歌っていた、フィリピン国家警察長官の交代式で同曲が流れていた、同曲の歌手である堀江美都子氏がフィリピンで国賓級の扱いを受けた<ref>いずれもバラエティ番組『マツコの知らない世界』2022年7月5日放送分による紹介。</ref>等、'''「自由のシンボル」'''としての逸話に事欠かない。
 
**ついには2023年第2四半期、フィリピンで東映許諾のもと、『ボルテスV』をリメイクした実写ドラマ'''『Voltes V Legacy』'''が放送。話数は'''原典の2倍'''である全80話。主題歌もフィリピンの女性歌手が'''日本語のまま'''カバーした「ボルテスVのうた」が使用される。曰く、「'''翻訳してみたところ、魔力が失われ、しっくりこなかった'''」とのこと。
 
**ついには2023年第2四半期、フィリピンで東映許諾のもと、『ボルテスV』をリメイクした実写ドラマ'''『Voltes V Legacy』'''が放送。話数は'''原典の2倍'''である全80話。主題歌もフィリピンの女性歌手が'''日本語のまま'''カバーした「ボルテスVのうた」が使用される。曰く、「'''翻訳してみたところ、魔力が失われ、しっくりこなかった'''」とのこと。