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* [[Zシリーズ]]の主人公は[[第2次Z]]までは所持しているスフィアが[[ランド・トラビス|獅子座]]→[[セツコ・オハラ|乙女座]]→[[クロウ・ブルースト|天秤座]]と(ランドとセツコは変則とは言え)星座順に進んで行っていたため、『第3次Z』の主人公は蠍座のスフィアを手にするのではないかと予測するユーザーも存在していた。そういう意味では彼は主人公になり損ねていたのかもしれない。
 
* [[Zシリーズ]]の主人公は[[第2次Z]]までは所持しているスフィアが[[ランド・トラビス|獅子座]]→[[セツコ・オハラ|乙女座]]→[[クロウ・ブルースト|天秤座]]と(ランドとセツコは変則とは言え)星座順に進んで行っていたため、『第3次Z』の主人公は蠍座のスフィアを手にするのではないかと予測するユーザーも存在していた。そういう意味では彼は主人公になり損ねていたのかもしれない。
 
*「バルビエル・ザ・ニードル」とは「怨嗟の魔蠍」の洗礼名なのだが、故郷を完膚なきまでに破壊され、本来の名を捨ててその名を自ら名乗っているという部分からはリアクターでない「ただの人間」としての部分がない、つまり'''スフィア・リアクター以外のアイデンティティが存在しない=人間としての過去も未来もない'''という背景が読み取れる。これとヴィルダークの「世界に向いた憎しみ」という評価を見ると、バルビエルがスフィアの力を発動させる鍵としていた憎しみは、過去と未来を持つ自分以外の全ての人間に対する、嫉妬に近いものだったと思われる。実際、復讐対象だろうと自分が忠誠を誓った組織に属する士官など憎悪の足しになるわけもなく、何の因縁もない世界に出現してサードステージを維持できるほどの憎悪を調達するなど通常はまず不可能であるが、この仮定であれば'''どの世界に行こうがそこに普通に暮らしている人間がいるだけで身を焦がすほどの憎悪が調達できる'''わけである。
 
*「バルビエル・ザ・ニードル」とは「怨嗟の魔蠍」の洗礼名なのだが、故郷を完膚なきまでに破壊され、本来の名を捨ててその名を自ら名乗っているという部分からはリアクターでない「ただの人間」としての部分がない、つまり'''スフィア・リアクター以外のアイデンティティが存在しない=人間としての過去も未来もない'''という背景が読み取れる。これとヴィルダークの「世界に向いた憎しみ」という評価を見ると、バルビエルがスフィアの力を発動させる鍵としていた憎しみは、過去と未来を持つ自分以外の全ての人間に対する、嫉妬に近いものだったと思われる。実際、復讐対象だろうと自分が忠誠を誓った組織に属する士官など憎悪の足しになるわけもなく、何の因縁もない世界に出現してサードステージを維持できるほどの憎悪を調達するなど通常はまず不可能であるが、この仮定であれば'''どの世界に行こうがそこに普通に暮らしている人間がいるだけで身を焦がすほどの憎悪が調達できる'''わけである。
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**ただし、ヴィルダークが劇中で指摘したようにこのタイプの憎悪はいわば八つ当たりであり、いずれ心が疲弊して持続しなくなる。スフィアを真の意味で覚醒させる条件が「発動キーの超越」であることを考えれば、「怨嗟の魔蠍」に本当に必要な憎悪とは[[デモンベイン|憎むべき対象を正しく憎む]]ことであったと思われる。本来の憎悪の対象に盲従して感情の矛先を間違えた、尸空曰くの「独りよがり」に陥った時点でバルビエルに未来はなかったと言える。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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