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=== イングラムとの関連設定 ===
 
=== イングラムとの関連設定 ===
身につけているのはパイロットスーツであり、私服は持っていない。このスーツは胸部のプロテクターなどイングラムがバルマー時代に使っていたものと似ているが、ゴラー・ゴレムのバルシェム達とは全く違う(グラフィックを見る限りでは「アイン」だった頃からつけていたようだが)。出所は不明だが、デザインの意図としてはイングラムのオマージュであることの遠回しな伏線なのだろう。
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身につけているのはパイロットスーツであり、私服は持っていない。このスーツは胸部のプロテクターなどイングラムがバルマー時代に使っていたものと似ているが、ゴラー・ゴレムのバルシェム達とは全く違う(グラフィックを見る限りでは「アイン」だった頃からつけていたようだが)。出所は不明だが、デザインの意図としてはイングラムのオマージュであることの遠回しな伏線なのだろう(OGMDでは小隊長を任されているような描写があったため、その関係かもしれない)。
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イングラム、そしてイングラムの創造者ユーゼスとの関係に言及したシヴァーの戦闘台詞を見る限りでは、この世界以前から「因果の鎖」に関わっていた節があるが、後述の通り、この作品以前には存在していなかったはずの「クォヴレー・ゴードン」がどのようにして因果の鎖に関わったのかは不明。シナリオ「鋼の戦神」以降は、イングラムの記憶を受け継いだかのような台詞や独白がそこかしこに見られる。しかし、その情報にはむらがあるらしく、ヴィレッタの正体については本人から聞くまで知らなかった。オリジナルであるイングラムは「SHO」のユーゼスのクローンであるため、クォヴレー含むバルシェムシリーズは「地球人とバード星人のハーフのクローンのコピー」となる。GGGでの身体検査では、「遺伝子操作を受けて生まれてきているが、地球人と特に変わりはない」となっている。終盤のクォヴレーは、「イングラムのコピーである」「イングラムの干渉によって独自の人格を得た」「イングラムの立ち位置と使命を引き継ぐ後継者である」というように、'''存在の根幹にイングラムが介在している'''。
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イングラム、そしてイングラムの創造者ユーゼスとの関係に言及したシヴァーの戦闘台詞を見る限りでは、この世界以前から「因果の鎖」に関わっていた節があるが、後述の通り、この作品以前には存在していなかったはずの「クォヴレー・ゴードン」がどのようにして因果の鎖に関わったのかは不明。シナリオ「鋼の戦神」以降は、イングラムの記憶を受け継いだかのような台詞や独白がそこかしこに見られる。しかし、その情報にはむらがあるらしく、ヴィレッタの正体については本人から聞くまで知らなかった。
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オリジナルであるイングラムは「SHO」のユーゼスのクローンであるため、クォヴレー含むバルシェムシリーズは「地球人とバード星人のハーフのクローンのコピー」となる。GGGでの身体検査では、「遺伝子操作を受けて生まれてきているが、地球人と特に変わりはない」となっている。終盤のクォヴレーは、「イングラムのコピーである」「イングラムの干渉によって独自の人格を得た」「イングラムの立ち位置と使命を引き継ぐ後継者である」というように、'''存在の根幹にイングラムが介在している'''。
    
=== その他 ===
 
=== その他 ===
『[[第3次スーパーロボット大戦α]]』発売前に寺田プロデューサーから主人公選びでお勧めとされている。シナリオの謎やバンプレストオリジナルの敵との関連性もまた、クォヴレーが最も大きく関わっている事から、'''第3次αの真の主人公はクォヴレーではないか'''と言われている。事実、『イングラムがアイン・バルシェムを取り込んだ、その結果生まれたクォヴレー・ゴードン』という人物は、あらゆるスパロボ世界でも一人しかいない。同じ本作の主人公である[[クスハ・ミズハ]]、[[トウマ・カノウ]]、[[セレーナ・レシタール]]は別世界「ORIGINAL GENERATION」に存在している。
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『[[第3次スーパーロボット大戦α]]』発売前に寺田プロデューサーから主人公選びでお勧めとされている。シナリオの謎やバンプレストオリジナルの敵との関連性もまた、クォヴレーが最も大きく関わっている事から、'''第3次αの真の主人公はクォヴレーではないか'''と言われている。事実、『イングラムがアイン・バルシェムを取り込んだ、その結果生まれたクォヴレー・ゴードン』という人物は、あらゆるスパロボ世界でも一人しかいない。同じ本作の主人公である[[クスハ・ミズハ]]、[[トウマ・カノウ]]、[[セレーナ・レシタール]]は別世界「ORIGINAL GENERATION」に存在しているが、クォヴレーについては[[アイン・バルシェム]]が存在するにとどまっている。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ}}
 
;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ}}
 
:初登場作品で、パイロットとして使える現状唯一の作品。デフォルトで修得している技能が強力で、機体も強力。プレイヤーのプレイスタイルにもよるが、『最強の主人公』の呼び声も高い。彼自身の[[小隊長能力]]と搭乗機の長射程の[[全体攻撃]]により、[[エネミーフェイズ]]に反撃で敵の頭数を減らしていくのが得意で、そのプレイスタイルの場合は恐らく最強だと思われる。
 
:初登場作品で、パイロットとして使える現状唯一の作品。デフォルトで修得している技能が強力で、機体も強力。プレイヤーのプレイスタイルにもよるが、『最強の主人公』の呼び声も高い。彼自身の[[小隊長能力]]と搭乗機の長射程の[[全体攻撃]]により、[[エネミーフェイズ]]に反撃で敵の頭数を減らしていくのが得意で、そのプレイスタイルの場合は恐らく最強だと思われる。
:逆に、[[プレイヤーフェイズ]]に[[精神コマンド]]を使いながら資金や経験値を稼いだり、キャラクターのレベルを均一に上げる場合は、それほど猛威を振るわない。特殊台詞も、キャリコからの被弾時、ゲベル・ガンエデン、ケイサル・エフェスにアイン・ソフ・オウルを使用した際に僅かにある程度。大半の台詞は、没データであるイングラムの方にある。ただし、実はシヴァーの戦闘中台詞の中に密かに名前が出ていたりする。
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:逆に、[[プレイヤーフェイズ]]に[[精神コマンド]]を使いながら資金や経験値を稼いだり、キャラクターのレベルを均一に上げる場合は、それほど猛威を振るわない。'''主人公にも拘らず特殊戦闘セリフが非常に少ない'''のも特徴で、キャリコからの被弾時、ゲベル・ガンエデン、ケイサル・エフェスにアイン・ソフ・オウルを使用した際に僅かにある程度。大半の台詞は、没データであるイングラムの方にある。ただし、実はシヴァーの戦闘中台詞の中に密かに名前が出ていたりする。
 
:他の主人公に比べると、細かいところで色々と優遇されている。彼のルートだけコストダウンが1つ多く手に入る(34話「虚ろな魂の捕囚」に出てくる真・龍王機が落とす)、他のオリジナル機に乗れる(没データではヒュッケバインMk-IIIに乗れる。一応[[アルブレード・カスタム]]や[[R-GUNパワード]]に乗り換えられるが趣味の範疇)、終盤のステージの会話で一人だけ台詞が追加されている、など。
 
:他の主人公に比べると、細かいところで色々と優遇されている。彼のルートだけコストダウンが1つ多く手に入る(34話「虚ろな魂の捕囚」に出てくる真・龍王機が落とす)、他のオリジナル機に乗れる(没データではヒュッケバインMk-IIIに乗れる。一応[[アルブレード・カスタム]]や[[R-GUNパワード]]に乗り換えられるが趣味の範疇)、終盤のステージの会話で一人だけ台詞が追加されている、など。
 
:アイン・ソフ・オウル使用時には、イングラムを連想させる凶悪な顔グラへと変化するが、実はこれは内部データでは専用のバストアップ絵まで用意されており、ご丁寧に手を掲げる所まで描かれている。その表情や迫力は完全に悪役そのもので、最早味方キャラとは思えない程の威圧感を放っている。
 
:アイン・ソフ・オウル使用時には、イングラムを連想させる凶悪な顔グラへと変化するが、実はこれは内部データでは専用のバストアップ絵まで用意されており、ご丁寧に手を掲げる所まで描かれている。その表情や迫力は完全に悪役そのもので、最早味方キャラとは思えない程の威圧感を放っている。
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:クォヴレー曰く、「わかりやすい男」。
 
:クォヴレー曰く、「わかりやすい男」。
 
;[[ユーゼス・ゴッツォ]]
 
;[[ユーゼス・ゴッツォ]]
:αの時点で既に因果地平の彼方へと行ったため、直接出会ってはいない。しかし、彼との共通点が存在する。クォヴレーのあの銀髪はユーゼスと同じもの。更にクォヴレーの顔は若き日のユーゼスに良く似ているらしい。ということは、他のバルシェムシリーズ、ひいてはオリジネイターたるイングラムも似ているということになる。つまり、彼が似ているのは「SHO」における整形後のユーゼスということになるが、αのユーゼスも同じ顔だったのだろうか?
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:αの時点で既に因果地平の彼方へと行ったため、直接出会ってはいない。因果律の番人となった後はその存在を強く警戒しているが、ユーゼス側も自身に因果を持つ存在としてクォヴレーを警戒している。
:ちなみに、OGのユーゼスは、自身に因縁を持つ存在のひとつとしてクォヴレーとディス・アストラナガンを挙げている。
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:ちなみに、OGのユーゼスは、自身に因縁を持つ存在のひとつとしてクォヴレーとディス・アストラナガンを挙げている。実際に、クォヴレーのオリジネイターはイングラムであり、イングラムのオリジネイターは「SHO」のユーゼスであるため、ユーゼスなくしてクォヴレーは存在しえないことになる。
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:なお、α世界の若き日の彼と顔が似ているという。
 
;[[イーグレット・イング]]
 
;[[イーグレット・イング]]
 
:OG世界におけるクォヴレーの立ち位置を担当していた人物。OGMDにおいて「因子」だったことが判明。
 
:OG世界におけるクォヴレーの立ち位置を担当していた人物。OGMDにおいて「因子」だったことが判明。
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;「EVAを中心に集まるもの…これは人の意志…!?ディーン・レヴともディス・レヴとも違う…これは人が肉を失っていく過程か…!」
 
;「EVAを中心に集まるもの…これは人の意志…!?ディーン・レヴともディス・レヴとも違う…これは人が肉を失っていく過程か…!」
 
:「世界の中心でアイを叫んだけもの」にて、EVA初号機(セフィロト)との戦闘前台詞。何でもない台詞のようだが、実は劇中詳細不明に終わった[[ディーン・レヴ]]の正体に関する手掛かりの一つとなっている。
 
:「世界の中心でアイを叫んだけもの」にて、EVA初号機(セフィロト)との戦闘前台詞。何でもない台詞のようだが、実は劇中詳細不明に終わった[[ディーン・レヴ]]の正体に関する手掛かりの一つとなっている。
;クォヴレー「急ぎ過ぎたな。碇ゲンドウ」<BR/>ゲンドウ「そうでもない。時計の針はもうすぐ満ちる」<BR/>クォヴレー「ならば、俺も急ごう。お前とは別のやり方で……」
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;クォヴレー「急ぎ過ぎたな、碇ゲンドウ」<BR/>ゲンドウ「そうでもない。時計の針はもうすぐ満ちる」<BR/>クォヴレー「ならば、俺も急ごう。お前とは別のやり方で……」
 
:同ステージ後半、ゲンドウとのやり取り。迫る銀河の終焉を前に、虚空からの使者のとる手段は唯一つ。抗うこと、それだけなのだ。
 
:同ステージ後半、ゲンドウとのやり取り。迫る銀河の終焉を前に、虚空からの使者のとる手段は唯一つ。抗うこと、それだけなのだ。
 
;「…哀れだな、キャリコ…」<br/>「既にイングラムは存在しない…。それでもお前はオリジネイターの陰に怯えるか…ならば、キャリコ! お前の業…俺とディス・アストラナガンが払ってやる!それが俺にしてやれること全てだ!!」
 
;「…哀れだな、キャリコ…」<br/>「既にイングラムは存在しない…。それでもお前はオリジネイターの陰に怯えるか…ならば、キャリコ! お前の業…俺とディス・アストラナガンが払ってやる!それが俺にしてやれること全てだ!!」
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;「霊帝ケイサル・エフェス……お前の存在は許されない……全ての世界からお前を抹消する……」
 
;「霊帝ケイサル・エフェス……お前の存在は許されない……全ての世界からお前を抹消する……」
 
:真の霊帝を前にして、静かに呟く。まるでイングラムの、「虚空からの使者」のようなその姿に、ヴィレッタは絶句する。
 
:真の霊帝を前にして、静かに呟く。まるでイングラムの、「虚空からの使者」のようなその姿に、ヴィレッタは絶句する。
;「くだらんな…俺にとっての安らぎは俺自身が見つけるものだ…」<br />「そんなものがこの宇宙にあればの話だがな」<br />「そうか。…では、お前を消去して、それを探しに行くとしよう」
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;「俺にとっての安らぎは俺自身が見つけるものだ…そんなものがこの宇宙にあればの話だがな」<br />「そうか。…では、お前を消去して、それを探しに行くとしよう」
 
:真の霊帝からの誘いを一蹴して。この際の表情はイングラムを彷彿とさせる冷笑だった。因果律の番人たる彼にとっては、この戦いも所詮、果てしなき戦いの前哨戦でしかない。
 
:真の霊帝からの誘いを一蹴して。この際の表情はイングラムを彷彿とさせる冷笑だった。因果律の番人たる彼にとっては、この戦いも所詮、果てしなき戦いの前哨戦でしかない。
 
;「なんとでも言うがいい。俺の生き方を決めるのは俺だ」
 
;「なんとでも言うがいい。俺の生き方を決めるのは俺だ」
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