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深刻化する地球寒冷化と世界大戦の影響で地球上の生存圏が急速に失われる中、ようやくコンチネンタル・ユニオンは大規模ワームホールドライブが完成したが、ユニオン側はイボルバーを地球に置き去りにすべくドライブに自爆装置を仕込み、自身らの地球脱出と同時にワームホームドライブを自沈させる事を目論む。しかし、これを察知したイボルバーはドライブを奪取を計画するところまでが過去の記録映像では確認できる。その後の詳細は不明だが、地球から遠く離れた宇宙の彼方においてもまだ戦争が続くことになった。この中で、共生体となったイボルバーたちは、苛酷な環境への適応と、人類銀河同盟となったコンチネンタル・ユニオンと戦う中で強力に進化し続けたが、その結果、知性・倫理・人道はおろか文明・文化・情操さえも捨て去り、人間らしさを完全に捨ててでも生存するための生体兵器群と化してしまった。つまり、同盟とヒディアーズとの戦いは、人であることを重視したコンチネンタル・ユニオンと、人を捨ててでも生き延びようとしたイボルバーとの戦いの延長戦である。
 
深刻化する地球寒冷化と世界大戦の影響で地球上の生存圏が急速に失われる中、ようやくコンチネンタル・ユニオンは大規模ワームホールドライブが完成したが、ユニオン側はイボルバーを地球に置き去りにすべくドライブに自爆装置を仕込み、自身らの地球脱出と同時にワームホームドライブを自沈させる事を目論む。しかし、これを察知したイボルバーはドライブを奪取を計画するところまでが過去の記録映像では確認できる。その後の詳細は不明だが、地球から遠く離れた宇宙の彼方においてもまだ戦争が続くことになった。この中で、共生体となったイボルバーたちは、苛酷な環境への適応と、人類銀河同盟となったコンチネンタル・ユニオンと戦う中で強力に進化し続けたが、その結果、知性・倫理・人道はおろか文明・文化・情操さえも捨て去り、人間らしさを完全に捨ててでも生存するための生体兵器群と化してしまった。つまり、同盟とヒディアーズとの戦いは、人であることを重視したコンチネンタル・ユニオンと、人を捨ててでも生き延びようとしたイボルバーとの戦いの延長戦である。
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この情報は人類銀河同盟では機密事項とされており、霧の海の海中に沈んでいた旧文明施設からこの情報を入手した[[チェインバー]]は、当初[[レド]]への開示を拒否した。指揮官クラスには知らされていた情報だったらしく、第11話ではレドの上官・[[クーゲル (ガルガンティア)|クーゲル]]中佐は正体を把握していたことが明かされている。この情報を知ったレドは一時戦意喪失するも、チェインバーは「人類は単独での活動が限られるために文明を保存し、その象徴としてマシンキャリバーが誕生したが、人類の究極進化形であるヒディアーズは文明を放棄しており、生存戦略が人類と根本から異なる」という持論を展開、レドが生存を望む限りヒディアーズとの戦闘は避けられないと諭した。
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この情報は人類銀河同盟では機密事項とされており、霧の海の海中に沈んでいた旧文明施設からこの情報を入手した[[チェインバー]]は、当初[[レド]]への開示を拒否した。同盟上層部には暗黙の了解として知らされていた情報だったらしく、第11話ではレドの上官・[[クーゲル (ガルガンティア)|クーゲル]]中佐は正体を把握していたことが明かされている。この情報を知ったレドは一時戦意喪失するも、チェインバーは「人類は単独での活動が限られるために文明を保存し、その象徴としてマシンキャリバーが誕生したが、人類の究極進化形であるヒディアーズは文明を放棄しており、生存戦略が人類と根本から異なる」という持論を展開、レドが生存を望む限りヒディアーズとの戦闘は避けられないと諭した。
    
なお、地球に残った人類は氷河期によって絶滅の危機に陥ったものの、生存した一部勢力によって人工の温暖化が成功。イボルバーの残したナノマシンによって浄化された海は翠に染まり、翠の海には実験段階で完全に人の形を捨てたイボルバー達、初期のヒディアーズが残っていた。人々はこれを聖なる生き物「[[クジライカ]]」と呼ぶようになったが、レドとチェインバーが[[ガルガンティア船団]]に漂着し、偶然これに遭遇したことでヒディアーズであることが明らかとなった。
 
なお、地球に残った人類は氷河期によって絶滅の危機に陥ったものの、生存した一部勢力によって人工の温暖化が成功。イボルバーの残したナノマシンによって浄化された海は翠に染まり、翠の海には実験段階で完全に人の形を捨てたイボルバー達、初期のヒディアーズが残っていた。人々はこれを聖なる生き物「[[クジライカ]]」と呼ぶようになったが、レドとチェインバーが[[ガルガンティア船団]]に漂着し、偶然これに遭遇したことでヒディアーズであることが明らかとなった。
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