差分

619 バイト追加 、 2022年5月26日 (木) 01:36
本来の意味での白兵戦とは刀剣による戦いなので、Gガンダムやジャイアントロボでは多くないはず。
4行目: 4行目:  
白兵戦の元来の定義は「刀剣や長柄武器などの白刃(白刃:はくじん)の付いた武装を用いる近接戦闘」であり「弓や銃器を使って行う射撃戦や銃撃戦の対義語」かつ「殴打や組付き、関節極めなど徒手空拳格闘との対義語」である<ref>SRW内において人型兵器類が各種白兵武装を使った戦闘を「格闘」属性としているのはゲームシステム上の都合に過ぎない。</ref>。
 
白兵戦の元来の定義は「刀剣や長柄武器などの白刃(白刃:はくじん)の付いた武装を用いる近接戦闘」であり「弓や銃器を使って行う射撃戦や銃撃戦の対義語」かつ「殴打や組付き、関節極めなど徒手空拳格闘との対義語」である<ref>SRW内において人型兵器類が各種白兵武装を使った戦闘を「格闘」属性としているのはゲームシステム上の都合に過ぎない。</ref>。
   −
近代以降は元来の定義から離れて、「拳銃や短機関銃や手榴弾での攻撃が可能なほど接近した状態での戦闘」を指すことがある。この場合は「徒手または武器を使って行う近接格闘術(HTH)と小型の銃器を使って行う近接戦闘(CQC)を内包する言葉」で「大砲・ミサイルなどによる距離を置いた砲撃戦の対義語」である。
+
近代以降は元来の定義から離れて、「拳銃や短機関銃や手榴弾での攻撃が可能なほど接近した状態での戦闘」を指すことがある。この場合は「徒手または武器を使って行う近接格闘術(HTH)と小型の銃器を使って行う近接戦闘(CQC)を内包する言葉」で「大砲・ミサイルなどによる距離を置いた砲撃戦の対義語」である。英語ではClose Combat(クロスコンバット)と呼び、直訳するなら近接戦となる。
   −
本項目でも近代以降の定義に準じた、主にロボットアニメで使われる「搭乗型兵器<ref>ロボットや戦闘機・戦車に限らず、戦艦や基地の銃座等も含む。一方で(等身大の)パワードスーツは含まない事が多い。</ref>を使わない生身での戦闘(=銃撃戦も含む)」を指すものとする。
+
本項目でも近代以降の定義に準じた、主にロボットアニメで使われる「搭乗型兵器<ref>ロボットや戦闘機・戦車に限らず、戦艦や基地の銃座等も含む。一方で(等身大の)パワードスーツは含まない事が多い。</ref>を使わない生身での戦闘(=銃撃戦も含む)」を指すものとする。なお「白兵戦=生身での戦闘」と扱われるようになったのは『[[機動戦士ガンダム]]』が由来だとされるが、同作においては「白兵戦用のモビルスーツ」という台詞もあり、実際には生身での近接戦も搭乗型兵器での近接戦も等しく白兵戦と呼ばれている。つまり生身での戦闘では射程の関係で近接戦(白兵戦)しか行えないと意味だったのが因果が逆になって定着したというわけである。
    
=== 解説 ===
 
=== 解説 ===
 
ロボット同士の戦いではなく、[[戦艦]]内や基地内で生身での激闘や銃撃戦となるシナリオ開始前や開始後のイベント展開(生身でも1対1の決闘は別とする)。ロボットアニメ・ゲームにおいては主力商品たるロボットが目立てないシーンということになるのであまり多く扱われることはない。
 
ロボット同士の戦いではなく、[[戦艦]]内や基地内で生身での激闘や銃撃戦となるシナリオ開始前や開始後のイベント展開(生身でも1対1の決闘は別とする)。ロボットアニメ・ゲームにおいては主力商品たるロボットが目立てないシーンということになるのであまり多く扱われることはない。
   −
原作アニメで例えるなら『[[機動戦士ガンダム]]』でいう[[ランバ・ラル隊]]による[[ホワイトベース]]に対してのゲリラ攻撃や[[ア・バオア・クー]]での[[ジオン公国軍]]との銃撃戦<ref>そもそも「白兵戦=生身での戦闘」の意味となった事自体がガンダム由来である。</ref>、あるいは『[[新世紀エヴァンゲリオン 劇場版|劇場版エヴァンゲリオン]]』の[[自衛隊|戦略自衛隊]]による[[ネルフ]]攻撃などが相当する。
+
原作アニメで例えるなら『[[機動戦士ガンダム]]』でいう[[ランバ・ラル隊]]による[[ホワイトベース]]に対してのゲリラ攻撃や[[ア・バオア・クー]]での[[ジオン公国軍]]との銃撃戦、あるいは『[[新世紀エヴァンゲリオン 劇場版|劇場版エヴァンゲリオン]]』の[[自衛隊|戦略自衛隊]]による[[ネルフ]]攻撃などが相当する。
    
作品によってメンバーが違ってくるとはいえ、総じて生身での戦闘でも強いメンバーが常に揃っている。逆にそういうメンバーばかりが揃う作品では白兵戦は見られない。ただし今川作品(『[[機動武闘伝Gガンダム]]』や『[[真マジンガー 衝撃! Z編]]』)は例外で白兵戦をやる事が多い。
 
作品によってメンバーが違ってくるとはいえ、総じて生身での戦闘でも強いメンバーが常に揃っている。逆にそういうメンバーばかりが揃う作品では白兵戦は見られない。ただし今川作品(『[[機動武闘伝Gガンダム]]』や『[[真マジンガー 衝撃! Z編]]』)は例外で白兵戦をやる事が多い。
145行目: 145行目:  
:[[カイラスギリー]]攻防戦にて、[[リガ・ミリティア]]は虎の子の戦艦2隻を捨て駒にして[[スクイード|敵旗艦]]に接舷し、白兵戦にてこれを[[リーンホースJr.|制圧・奪取]]した。上述のやりとりはその際のもの。
 
:[[カイラスギリー]]攻防戦にて、[[リガ・ミリティア]]は虎の子の戦艦2隻を捨て駒にして[[スクイード|敵旗艦]]に接舷し、白兵戦にてこれを[[リーンホースJr.|制圧・奪取]]した。上述のやりとりはその際のもの。
 
;[[機動武闘伝Gガンダム]]
 
;[[機動武闘伝Gガンダム]]
:作品の特性上、'''本来の意味での'''白兵戦のシーンが多い。また、人対MSのシーンなどは[[生身ユニット]]という形でスパロボでの再現があることも。
+
:作品の特性上、'''本来の意味での'''白兵戦のシーンは少なくないが、それ以上に徒手空拳格闘の方が多いであろう。また、人対MSのシーンなどは[[生身ユニット]]という形でスパロボでの再現があることも。
 
;[[新機動戦記ガンダムW]]
 
;[[新機動戦記ガンダムW]]
 
:[[張五飛]]と[[トレーズ・クシュリナーダ]]、[[カトル・ラバーバ・ウィナー]]と[[ドロシー・カタロニア]]、それぞれが剣を用いた白兵戦を行った。
 
:[[張五飛]]と[[トレーズ・クシュリナーダ]]、[[カトル・ラバーバ・ウィナー]]と[[ドロシー・カタロニア]]、それぞれが剣を用いた白兵戦を行った。
208行目: 208行目:  
:OP及び第1話において主役陣の[[ミア・アリス]]、[[ロール・クラン]]、[[ランバ・ノム]]、[[パイ・サンダー]]の闘いが(キャラ立てやレギュラー紹介も込めて)描かれる。
 
:OP及び第1話において主役陣の[[ミア・アリス]]、[[ロール・クラン]]、[[ランバ・ノム]]、[[パイ・サンダー]]の闘いが(キャラ立てやレギュラー紹介も込めて)描かれる。
 
;[[ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日]]
 
;[[ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日]]
:作品の特性上、'''本来の意味での'''白兵戦のシーンが多い。また、スパロボに参戦すれば必ず[[生身ユニット]]という形で再現される。
+
:作品の特性上、白兵戦のシーンが多い。また、スパロボに参戦すれば必ず[[生身ユニット]]という形で再現される。
 
;[[魔法騎士レイアース]]
 
;[[魔法騎士レイアース]]
:物語の都合上、第一章終盤まで武器や[[魔法]]による魔物との戦闘がメインとなっており、第二章でも要所で白兵戦を行っていた。[[魔法騎士]]の3人はそれぞれ剣道、フェンシング、弓道を得意としている。
+
:物語の都合上、第一章終盤まで武器や[[魔法]]による魔物との戦闘がメインとなっており、第二章でも要所で白兵戦を行っていた。[[魔法騎士]]の3人はそれぞれ剣道、フェンシング、弓道を得意としているので、3人中2人が本来の意味での白兵戦も行える。
 
;[[新世紀エヴァンゲリオン]]
 
;[[新世紀エヴァンゲリオン]]
 
:[[新世紀エヴァンゲリオン 劇場版|劇場版]]の[[ネルフ]]本部を襲撃した[[自衛隊|戦略自衛隊]]による白兵戦闘では、ネルフ側の職員のほとんどが非戦闘員であり、なおかつ戦略自衛隊が投降する者もすべて皆殺しにするよう命令されていたということで、ネルフ側の大多数の人間が一方的に虐殺された。そんな悲惨な状況でも、[[葛城ミサト]]は'''ただの拳銃1丁'''で機関銃で武装した自衛官相手にガンファイトで無双するという恐るべき射撃の腕を見せている。
 
:[[新世紀エヴァンゲリオン 劇場版|劇場版]]の[[ネルフ]]本部を襲撃した[[自衛隊|戦略自衛隊]]による白兵戦闘では、ネルフ側の職員のほとんどが非戦闘員であり、なおかつ戦略自衛隊が投降する者もすべて皆殺しにするよう命令されていたということで、ネルフ側の大多数の人間が一方的に虐殺された。そんな悲惨な状況でも、[[葛城ミサト]]は'''ただの拳銃1丁'''で機関銃で武装した自衛官相手にガンファイトで無双するという恐るべき射撃の腕を見せている。
2,257

回編集