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| == 城崎天児(Amagathu Kizaki)== | | == 城崎天児(Amagathu Kizaki)== |
| *[[登場作品]]:[[鉄のラインバレル]] | | *[[登場作品]]:[[鉄のラインバレル]] |
| + | *声優:--- |
| + | *種族:地球人(日本人) |
| *性別:男 | | *性別:男 |
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| *[[年齢]]:不明 | | *[[年齢]]:不明 |
| *身長:不明 | | *身長:不明 |
| *体重:不明 | | *体重:不明 |
| *血液型:不明 | | *血液型:不明 |
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| *所属:なし | | *所属:なし |
| *主な搭乗機:[[ラインバレル・アマガツ]] | | *主な搭乗機:[[ラインバレル・アマガツ]] |
| *キャラクターデザイン:下口智裕(原作漫画版)、平井久司(アニメ版) | | *キャラクターデザイン:下口智裕(原作漫画版)、平井久司(アニメ版) |
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− | 「鉄のラインバレル」に登場するキーキャラクター。原作・アニメ双方において、比重の差はあるが全ての始まりとなった人物である。
| + | 『[[鉄のラインバレル]]』に登場するキーキャラクター。原作・アニメ双方において、比重の差はあるが全ての始まりとなった人物である。 |
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| === 原作漫画版 === | | === 原作漫画版 === |
| + | [[城崎絵美|絵美]]の父であり、ラインバレルの真のファクターたる男。少々抜け気味かつ面倒くさがりな性格で、妻・優子に頭が上がらない。その一方で天才的な科学者であり、ナノマシンと[[マキナ]]を開発している。ある意味、全てを始めた元凶とも言える人物。 |
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− | 絵美の父であり、ラインバレルの真のファクターたる男。少々抜け気味かつ面倒くさがりな性格で、妻・優子に頭が上がらない。その一方で天才的な科学者であり、ナノマシンとマキナを開発している。ある意味、全てを始めた元凶とも言える人物。
| + | 自らの開発したナノマシンにより、死から解放された人類が想像力を失い自滅していく中、それを逃れる方法を模索していた。しかし遺伝子に刻まれた情報はどうにもならないことを知った天児は、その後マキナの原則を逆用し、ナノマシンによって共生する専属パイロットの概念を創り上げた。これが[[ファクター]]である。<br/> |
− | | + | その後、自殺では絶対に終わるまいと[[加藤久嵩|加藤]]に自らを殺害させ、全てのマキナを破壊すべく、最後に作り上げた最強のマキナ・[[ラインバレル]]のファクターとなった。 |
− | 自らの開発したナノマシンにより、死から解放された人類が想像力を失い、自滅していく中、それを逃れる方法を模索していた。しかし、遺伝子に刻まれた情報はどうにもならないことを知った天児は、その後、マキナの原則を逆用し、ナノマシンによって共生する専属パイロットの概念を創り上げた。これが[[ファクター]]である。
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− | その後、自殺では絶対に終わるまいと加藤に自らを殺害させ、全てのマキナを破壊すべく、最後に作り上げた最強のマキナ・[[ラインバレル]]のファクターとなった。
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| ラインバレルを開発した理由は本人曰く「世界を壊すため」であり、壮絶な戦いにたった一人で挑む。しかし、度重なる激闘や連続転送の負荷(カウンターナノマシンで軽減されるとはいえ、ゼロには決してならない)により、肉体が徐々に崩壊。ついに人としての限界を迎えたことで、脳髄のみをバイオユニット「アーク」に保存、ラインバレルの電脳を取り除いた上でアークを接続し一体となった。 | | ラインバレルを開発した理由は本人曰く「世界を壊すため」であり、壮絶な戦いにたった一人で挑む。しかし、度重なる激闘や連続転送の負荷(カウンターナノマシンで軽減されるとはいえ、ゼロには決してならない)により、肉体が徐々に崩壊。ついに人としての限界を迎えたことで、脳髄のみをバイオユニット「アーク」に保存、ラインバレルの電脳を取り除いた上でアークを接続し一体となった。 |
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− | その後は「やり直された世界」において、ラインバレルの中で眠りについていたが、長崎にある加藤機関のプラント(実際はキリヤマ重工の造船所)を特務室が襲撃した際、加藤が新たに製造したアルマが現れたことがきっかけとなり、ラインバレルの真の姿を現す。
| + | その後は「やり直された世界」において、ラインバレルの中で眠りについていたが、長崎にある[[加藤機関]]のプラント(実際は[[キリヤマ重工]]の造船所)を特務室が襲撃した際、加藤が[[新型アルマ|新たに製造したアルマ]]が現れたことがきっかけとなり、ラインバレルの真の姿を現す。 |
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| 覚醒後、自身と対峙しようとする浩一を迎え入れ、未来世界が滅んだ真相、即ち想像力喪失による自滅のことを告げる。自身が死した後には絵美に全てを託すつもりだったが、対峙した浩一に「'''アンタのいた世界に俺がいたかよ? アンタには一緒に戦ってくれる仲間がいたのかよ!?'''」と問われ、浩一の覚悟を確かめた後、彼に全てを託して消滅。残っていた脳髄も崩壊し、今度こそ本当にこの世を去った。 | | 覚醒後、自身と対峙しようとする浩一を迎え入れ、未来世界が滅んだ真相、即ち想像力喪失による自滅のことを告げる。自身が死した後には絵美に全てを託すつもりだったが、対峙した浩一に「'''アンタのいた世界に俺がいたかよ? アンタには一緒に戦ってくれる仲間がいたのかよ!?'''」と問われ、浩一の覚悟を確かめた後、彼に全てを託して消滅。残っていた脳髄も崩壊し、今度こそ本当にこの世を去った。 |
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| ==== 残された謎 ==== | | ==== 残された謎 ==== |
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| だが、彼の死後にはいくつかの謎が残された。主なものは、 | | だが、彼の死後にはいくつかの謎が残された。主なものは、 |
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| *「プロトタイプ・ラインバレルを現在の姿(=沢渡いう所の「二本角」)に改修した経緯」 | | *「プロトタイプ・ラインバレルを現在の姿(=沢渡いう所の「二本角」)に改修した経緯」 |
| *「肉体を失った天児の脳をアークに移植し、ラインバレルの電脳と入れ替えた人物の正体」 | | *「肉体を失った天児の脳をアークに移植し、ラインバレルの電脳と入れ替えた人物の正体」 |
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| の二つである。前者については、天児がヒトマキナについて浩一に示唆するシーンで、左半身を吹き飛ばされながらも戦っている姿が映し出されるのだが、この時乗っていたのが[[ラインバレル mode-B|ラインバレル・オーバーライド]]であった。このため、改修については、少なくとも天児自身が(誰か他のファクターの協力もあったと思われるが)行った可能性が高い。 | | の二つである。前者については、天児がヒトマキナについて浩一に示唆するシーンで、左半身を吹き飛ばされながらも戦っている姿が映し出されるのだが、この時乗っていたのが[[ラインバレル mode-B|ラインバレル・オーバーライド]]であった。このため、改修については、少なくとも天児自身が(誰か他のファクターの協力もあったと思われるが)行った可能性が高い。 |
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| この理由については全く以って不明。天児本人は「肉体を失った理由」については話したが、自身の命が消えていく理由については全く語らずに舞台から退場してしまい、手掛かりは現在の所、ない。 | | この理由については全く以って不明。天児本人は「肉体を失った理由」については話したが、自身の命が消えていく理由については全く語らずに舞台から退場してしまい、手掛かりは現在の所、ない。 |
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− | ……のだが、実は天児の死についてはヒントが存在する。それは、オーバーライドである。 | + | ……のだが、実は天児の死についてはヒントが存在する。それは、オーバーライドである。<br/> |
− | | + | ラインバレルの固有能力であるオーバーライド、即ち「ファクターを乗せたままの連続転送」は、ファクターの肉体に多大な負荷をかける。これを緩和するための機能がカウンターナノマシンであり、ラインバレルが本来黒いのはその影響。しかし、浩一は核ミサイル破壊作戦において'''カウンターナノマシンを使えないままオーバーライドを使用しており'''、[[日本]]のミサイルを破壊した時にはほとんど満身創痍であった。当然、真のファクター・天児自身にも相応の反動がかかっていたのは想像に難くないが、この辺りに理由があるとも推測されている。 |
− | ラインバレルの固有能力であるオーバーライド、即ち「ファクターを乗せたままの連続転送」は、ファクターの肉体に多大な負荷をかける。これを緩和するための機能がカウンターナノマシンであり、ラインバレルが本来黒いのはその影響。しかし、浩一は核ミサイル破壊作戦において'''カウンターナノマシンを使えないままオーバーライドを使用しており'''、日本のミサイルを破壊した時にはほとんど満身創痍であった。当然、真のファクター・天児自身にも相応の反動がかかっていたのは想像に難くないが、この辺りに理由があるとも推測されている。 | |
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| ===アニメ版=== | | ===アニメ版=== |
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| ==登場作品と役柄== | | ==登場作品と役柄== |
| + | === 携帯機シリーズ === |
| ;[[スーパーロボット大戦L]] | | ;[[スーパーロボット大戦L]] |
| :アニメ版準拠であるため、本人は未登場。久嵩や絵美からその存在が語られるにとどまっている。 | | :アニメ版準拠であるため、本人は未登場。久嵩や絵美からその存在が語られるにとどまっている。 |
| ;[[スーパーロボット大戦UX]] | | ;[[スーパーロボット大戦UX]] |
| :原作漫画版設定で登場。今回はちゃんとキャラクターとしても登場。34話「始まりへの加速」では原作漫画版以上の無茶苦茶な暴れっぷりを見せてくれる他、後半では久嵩と再び対話する場面も。 | | :原作漫画版設定で登場。今回はちゃんとキャラクターとしても登場。34話「始まりへの加速」では原作漫画版以上の無茶苦茶な暴れっぷりを見せてくれる他、後半では久嵩と再び対話する場面も。 |
− | :終盤戦ではリチャードやエンネアと共に、UXを導く「意志」の一つとして何度か顔を見せる。 | + | :終盤戦では[[リチャード・クルーガー|リチャード]]や[[エンネア]]と共に、UXを導く「意志」の一つとして何度か顔を見せる。 |
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| == パイロットステータス設定の傾向 == | | == パイロットステータス設定の傾向 == |
− | ラインバレル・アマガツとしてのものである。
| + | ラインバレル・アマガツとしてのものを記載。 |
| + | |
| === 能力値 === | | === 能力値 === |
| 全ての能力が無茶苦茶な高さを誇る。特に活性率に至っては最大'''160%'''という常識はずれの高さを誇り、こうなると'''与ダメージの8割を回復されてしまう'''。 | | 全ての能力が無茶苦茶な高さを誇る。特に活性率に至っては最大'''160%'''という常識はずれの高さを誇り、こうなると'''与ダメージの8割を回復されてしまう'''。 |
| + | |
| === 特殊スキル === | | === 特殊スキル === |
| ;[[2回行動]] [[底力]]L9 [[援護攻撃]]L3 [[全体攻撃]]L3 [[気力限界突破]] [[カウンター]] [[見切り]] | | ;[[2回行動]] [[底力]]L9 [[援護攻撃]]L3 [[全体攻撃]]L3 [[気力限界突破]] [[カウンター]] [[見切り]] |
− | :「ファクター」技能がないのに自動回復する。殴れば殴るほど速くなり、最後には「必中」なしでは当てられない、「ひらめき」なしでは避けられない、という極限状態に突入する。 | + | :「ファクター」技能がないのに自動回復する。殴れば殴るほど速くなり、最後には「[[必中]]」なしでは当てられない、「[[ひらめき]]」なしでは避けられない、という極限状態に突入する。 |
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| ==人間関係== | | ==人間関係== |
| ;[[城崎絵美]] | | ;[[城崎絵美]] |
− | :娘。死した後は彼女にすべてを託すつもりだったが……。 | + | :娘。死した後は彼女に全てを託すつもりだったが……。 |
| ;[[加藤久嵩]] | | ;[[加藤久嵩]] |
| :かつての助手。人類絶滅に際し、彼の手を借りて死亡、ファクターとなった。死ねばどの道ファクターとなったのだが、それでも彼に殺させたのは、自殺で終わるまいとする意地に近いもの。 | | :かつての助手。人類絶滅に際し、彼の手を借りて死亡、ファクターとなった。死ねばどの道ファクターとなったのだが、それでも彼に殺させたのは、自殺で終わるまいとする意地に近いもの。 |
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| == 他作品との人間関係 == | | == 他作品との人間関係 == |
| ;[[要咲良]] | | ;[[要咲良]] |
− | :UX34話にて、同化現象で動けなくなった彼女の機体を'''滅多斬りにした'''。さらにこの時制止に入ったカノン、剣司を撃墜し、衛もノックアウトする、と原作以上に暴れ回った。 | + | :UX34話にて、同化現象で動けなくなった彼女の機体を'''滅多斬りにした'''。さらにこの時制止に入った[[カノン・メンフィス|カノン]]、[[近藤剣司|剣司]]を撃墜し、[[小楯衛|衛]]もノックアウトする、と原作以上に暴れ回った。 |
| ;[[刹那・F・セイエイ]] | | ;[[刹那・F・セイエイ]] |
| :43話にて、彼の使用したクアンタムバーストにより、久嵩と再び対話を果たしている。 | | :43話にて、彼の使用したクアンタムバーストにより、久嵩と再び対話を果たしている。 |