22行目: |
22行目: |
| ジャロウデク王国が運用する量産型[[幻晶騎士]]。フレメヴィーラ王国から強奪したテレスターレを参考に開発され、黒顎騎士団をはじめ各部隊に配備されている。 | | ジャロウデク王国が運用する量産型[[幻晶騎士]]。フレメヴィーラ王国から強奪したテレスターレを参考に開発され、黒顎騎士団をはじめ各部隊に配備されている。 |
| | | |
− | 特に人工筋肉・綱型結晶筋肉(ストランド・クリスタルティシュー)の高出力を活かすため、筋肉量を増やして出力を向上させている。その出力を活かし装甲も増強されているが、同時に重量も増加したため、機動性は低く、操作性も他の機体に比べて劣る。また、綱型結晶筋肉は出力に優れるが持続性に劣り、筋肉量を増やした事でその欠点も顕著なものになっている。
| + | 特に人工筋肉・{{RB|綱型結晶筋肉|ストランド・クリスタルティシュー}}の高出力を活かすため、筋肉量を増やして出力を向上させている。その出力を活かし装甲も増強されているが、同時に重量も増加したため、機動性は低く、操作性も他の機体に比べて劣る。また、綱型結晶筋肉は出力に優れるが持続性に劣り、筋肉量を増やした事でその欠点も顕著なものになっている。 |
| | | |
− | 継戦能力の低さを補うため、魔力転換炉(エーテルリアクタ)にはジャロウデクの独自技術である源素供給器(エーテルサプライヤ)を補機として搭載。これによって、高濃度のエーテルを転換炉に送り込み、一時的に消費した魔力を回復する事が出来るようになった。しかし、高濃度エーテルの過度な供給は転換炉の劣化を招くため、供給器を使い続ける事は炉その物の破損も免れない諸刃の剣でもある。そのため、「戦争に勝つために幻晶騎士のパーツの中でも特に重要かつ希少な部品を使い潰す」という、ある意味で本末転倒な仕様となってしまった。
| + | 継戦能力の低さを補うため、{{RB|魔力転換炉|エーテルリアクタ}}にはジャロウデクの独自技術である{{RB|源素供給器|エーテルサプライヤ}}を補機として搭載。これによって、高濃度のエーテルを転換炉に送り込み、一時的に消費した魔力を回復する事が出来るようになった。しかし、高濃度エーテルの過度な供給は転換炉の劣化を招くため、供給器を使い続ける事は炉その物の破損も免れない諸刃の剣でもある。そのため、「戦争に勝つために幻晶騎士のパーツの中でも特に重要かつ希少な部品を使い潰す」という、ある意味で本末転倒な仕様となってしまった。 |
| | | |
− | 航空戦力である飛空船(レビテートシップ)を母艦とする事で運用面の欠点をある程度克服しており、その性能を以て近隣諸国を蹂躪するかのように進行した。綱型結晶筋肉や、補助腕(サブアーム)を用いた背面武装による利点は他国の機体にはなく、諸々を犠牲にして得た大きな性能差は、これに搭乗する[[ジャロウデク兵]]達の士気を上げる要因となっていた。しかし、ティラントーに用いられている技術の大元であるフレメヴィーラから[[銀鳳騎士団]]が「銀鳳商会」を名乗り戦争に介入するようになってからは一転[[やられメカ|蹂躙される立場]]に転じる事になった。
| + | 航空戦力である{{RB|飛空船|レビテートシップ}}を母艦とする事で運用面の欠点をある程度克服しており、その性能を以て近隣諸国を蹂躪するかのように進行した。綱型結晶筋肉や、{{RB|補助腕|サブアーム}}を用いた背面武装による利点は他国の機体にはなく、諸々を犠牲にして得た大きな性能差は、これに搭乗する[[ジャロウデク兵]]達の士気を上げる要因となっていた。しかし、ティラントーに用いられている技術の大元であるフレメヴィーラから[[銀鳳騎士団]]が「銀鳳商会」を名乗り戦争に介入するようになってからは一転[[やられメカ|蹂躙される立場]]に転じる事になった。 |
| | | |
| == 登場作品と操縦者 == | | == 登場作品と操縦者 == |
36行目: |
36行目: |
| === 武装・[[必殺武器]] === | | === 武装・[[必殺武器]] === |
| ==== 武装 ==== | | ==== 武装 ==== |
− | ;重棍(ヘビーメイス) | + | ;{{RB|重棍||ヘビーメイス}} |
| :大型の棍棒。 | | :大型の棍棒。 |
| :『30』では「メイス」名義で採用。 | | :『30』では「メイス」名義で採用。 |
− | ;戦棍(メイス) | + | ;{{RB|戦棍|メイス}} |
| :小型の棍棒。 | | :小型の棍棒。 |
− | ;長槍(パイク) | + | ;{{RB|長槍|パイク}} |
| :長柄武器。 | | :長柄武器。 |
− | ;背面武装(バックウェポン) | + | ;{{RB|背面武装|バックウェポン}} |
| :背部に魔導兵装(幻晶騎士用の魔法の杖)を装備可能。本来はフレメヴィーラ王国の[[エルネスティ・エチェバルリア]]が発案した機構で、本機の残骸を見たエルネスティはティラントーの技術の出所をほぼほぼ確信していた。 | | :背部に魔導兵装(幻晶騎士用の魔法の杖)を装備可能。本来はフレメヴィーラ王国の[[エルネスティ・エチェバルリア]]が発案した機構で、本機の残骸を見たエルネスティはティラントーの技術の出所をほぼほぼ確信していた。 |
| :『30』では「魔導法撃」名義で採用。魔導兵装から炎を放つ。 | | :『30』では「魔導法撃」名義で採用。魔導兵装から炎を放つ。 |
70行目: |
70行目: |
| ;ダルボーサ | | ;ダルボーサ |
| :小説版に登場する後継機。実態はティラントーの廉価版。敗戦で国力が弱まったが故に低コストに走らざるを得ず、結晶筋肉の量も劣り、魔力転換炉を使い潰す源素供給器も未採用と、ティラントーの尖った長所が全て削れてしまっている。とはいえ、長所を得るために生まれてしまった短所自体も抑えられたことで結果的に癖がなくなり、純粋な兵達の練度でその性能を補った結果、名機と勘違いされてしまった逸話を持つ。 | | :小説版に登場する後継機。実態はティラントーの廉価版。敗戦で国力が弱まったが故に低コストに走らざるを得ず、結晶筋肉の量も劣り、魔力転換炉を使い潰す源素供給器も未採用と、ティラントーの尖った長所が全て削れてしまっている。とはいえ、長所を得るために生まれてしまった短所自体も抑えられたことで結果的に癖がなくなり、純粋な兵達の練度でその性能を補った結果、名機と勘違いされてしまった逸話を持つ。 |
− | ;[[飛竜戦艦]](ヴィーヴィル) | + | ;[[飛竜戦艦|{{RB|飛竜戦艦|ヴィーヴィル}}]] |
| :アニメ版では、艦の固定砲台兼動力源としてティラントーの改造機であるアンキュローサが組み込まれている。 | | :アニメ版では、艦の固定砲台兼動力源としてティラントーの改造機であるアンキュローサが組み込まれている。 |
| | | |