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地球連邦政府は、西暦末期に地球上の人口が爆発的に増加とそれに伴う世界規模での紛争問題に対する解決策として「宇宙移民計画」を提示・推進して地球政府としての影響力を高めた。しかし、U.C.0050年以降には地球人口の減少により地球環境の好転が確実な状態となったため、新規コロニー建設が停滞し、「宇宙移民計画」がストップする。結果的には地上に残った連邦政府高官などの特権意識が芽生え、地球に住む[[アースノイド]]と[[宇宙]]に住む[[スペースノイド]]との対立の結果、宇宙移民側との独立問題へ発展し、[[一年戦争]]が勃発することになる。
 
地球連邦政府は、西暦末期に地球上の人口が爆発的に増加とそれに伴う世界規模での紛争問題に対する解決策として「宇宙移民計画」を提示・推進して地球政府としての影響力を高めた。しかし、U.C.0050年以降には地球人口の減少により地球環境の好転が確実な状態となったため、新規コロニー建設が停滞し、「宇宙移民計画」がストップする。結果的には地上に残った連邦政府高官などの特権意識が芽生え、地球に住む[[アースノイド]]と[[宇宙]]に住む[[スペースノイド]]との対立の結果、宇宙移民側との独立問題へ発展し、[[一年戦争]]が勃発することになる。
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一年戦争は地球連邦側に軍配が上がったが、同時に地球は荒廃と[[ジオン公国]]の各サイドへの大量殺戮による宇宙難民の存在が問題となったが、連邦政府は地球市民に対する施策を優先し、スペースノイドから反感を買う。同時に地球と宇宙の各地にテロリストと化したジオン軍残党勢力は蔓延り、特に[[デラーズ・フリート]]の[[コロニー落とし]]はジオン残党が連邦政府にとって極めて脅威に成りえる軍事力を持ち合わせることを知らしめることとなり、ジオン残党狩りを目的としたエリート部隊「[[ティターンズ]]」が誕生する。
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一年戦争は地球連邦側に軍配が上がったが、同時に地球は荒廃と[[ジオン公国]]の各サイドへの大量殺戮による宇宙難民の存在が問題となったが、連邦政府は地球市民に対する施策を優先し、スペースノイドから反感を買う<ref>ただし、ジオンのコロニー落としの影響で、地球各地が大きく荒廃した敗戦国当然の様な状況となってしまったため、被災者が多い地球市民の復興を優先せざるを得ないという連邦政府の事情もある</ref>。同時に地球と宇宙の各地にテロリストと化したジオン軍残党勢力は蔓延り、特に[[デラーズ・フリート]]の[[コロニー落とし]]はジオン残党が連邦政府にとって極めて脅威に成りえる軍事力を持ち合わせることを知らしめることとなり、ジオン残党狩りを目的としたエリート部隊「[[ティターンズ]]」が誕生する。
 
しかし、このティターンズも次第に[[バスク・オム]]ら地球至上主義者達により創設者[[ジャミトフ・ハイマン]]の意に反した[[地球連邦軍]]内のアースノイド強硬たる軍事組織へと変貌し、U.C.0087年の[[グリプス戦役]]で壊滅した。その後の連邦政府のスペースノイドに対する強硬姿勢は鳴りを潜めるものの、寛容さを通り越した日和見主義と弱腰さが蔓延する事になり、[[ネオ・ジオン]]の進出を招いてしまったが三度に渡る反乱を鎮圧している。
 
しかし、このティターンズも次第に[[バスク・オム]]ら地球至上主義者達により創設者[[ジャミトフ・ハイマン]]の意に反した[[地球連邦軍]]内のアースノイド強硬たる軍事組織へと変貌し、U.C.0087年の[[グリプス戦役]]で壊滅した。その後の連邦政府のスペースノイドに対する強硬姿勢は鳴りを潜めるものの、寛容さを通り越した日和見主義と弱腰さが蔓延する事になり、[[ネオ・ジオン]]の進出を招いてしまったが三度に渡る反乱を鎮圧している。
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ジオンという仮想敵が消失後、当面は比較的穏当な時代となるが、定期的に出現する反連邦勢力に対しては徹底した対応を行っている。反抗勢力の急先鋒だったマフティーの首領を逮捕、処刑するとそれを堺に反連邦運動も減少していった。しかし、平和的な時代になると連邦軍の組織形態は縮小・変質していき、[[クロスボーン・バンガード]]が台頭したコスモ・バビロニア建国戦争における連邦政府の「反乱が自発的に収まるまで静観する」という無策対応はコロニー民に不安を増大させた。0140年ごろには[[スペースコロニー|コロニー]]の自衛権を容認せずともなし崩しに黙認した結果、コロニー同士が連邦軍の装備を接収・独自改良を施した上で、自コロニーの利権の為に際限なく争う無秩序な「宇宙戦国時代」が到来する結果となっている。
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ジオンという仮想敵が消失後、当面は比較的穏当な時代となるが、定期的に出現する反連邦勢力に対しては徹底した対応を行っている。反抗勢力の急先鋒だったマフティーの首領を逮捕、処刑するとそれを堺に反連邦運動も減少していった。しかし、平和的な時代になると仮想敵を喪失した連邦軍の組織形態は縮小・変質していき、[[クロスボーン・バンガード]]が台頭したコスモ・バビロニア建国戦争における連邦政府の「反乱が自発的に収まるまで静観する」という無策対応はコロニー民に不安を増大させた。0140年ごろには[[スペースコロニー|コロニー]]の自衛権を容認せずともなし崩しに黙認した結果、コロニー同士が連邦軍の装備を接収・独自改良を施した上で、自コロニーの利権の為に際限なく争う無秩序な「宇宙戦国時代」が到来する結果となっている。
    
その後の時代においては地球連邦政府は宇宙戦国時代を収束する事は出来なかったらしく、U.C.0153年頃には連邦の宇宙秩序は形骸化し、地球と月、親連邦のコロニー多数を保持するに留まる程度にまで統治能力が低下。連邦軍も装備の更新が滞るという事態となり、主力モビルスーツも設計から20年近い年月が経過したジャベリンやジェムズガンを運用し、艦船に至っては一番艦の就役が60年以上前の戦艦を現役運用しているという軍全体の老朽化が著しい事態となる。
 
その後の時代においては地球連邦政府は宇宙戦国時代を収束する事は出来なかったらしく、U.C.0153年頃には連邦の宇宙秩序は形骸化し、地球と月、親連邦のコロニー多数を保持するに留まる程度にまで統治能力が低下。連邦軍も装備の更新が滞るという事態となり、主力モビルスーツも設計から20年近い年月が経過したジャベリンやジェムズガンを運用し、艦船に至っては一番艦の就役が60年以上前の戦艦を現役運用しているという軍全体の老朽化が著しい事態となる。
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