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| フェストゥムの目的は、他の生命体を自身の性質に近づけることによって自身の存在をより高次元化し、最終的には単一の存在とすることであり、その為に彼らが生じさせる現象が「同化」である(その趣旨は、他作品の用語で言えば「[[人類補完計画]]」や「[[ODEシステム]]」の発想が近い)。 | | フェストゥムの目的は、他の生命体を自身の性質に近づけることによって自身の存在をより高次元化し、最終的には単一の存在とすることであり、その為に彼らが生じさせる現象が「同化」である(その趣旨は、他作品の用語で言えば「[[人類補完計画]]」や「[[ODEシステム]]」の発想が近い)。 |
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− | 同化の対象となった人間は、意識を彼らに統合され、個としての存在が消滅する。またそれに至らないまでも、意識の浸食を受けた人間は廃人と化し、再起不能となってしまう場合もある。
| + | 同化の対象となった人間は、意識を彼らに統合され、個としての存在が消滅する。またそれに至らないまでも、意識の浸食を受けた人間は廃人と化し、再起不能となってしまう場合もある。しかし、ごくごく稀に、同化された人間の意識が同化した個体に影響を与えることもある。そういった場合、通常は全体の中で整頓されるが、真壁紅音を同化したフェストゥム(便宜上[[ミョルニア]]と呼称される)は彼女の意志による共鳴力場の影響を受け続け、ミールと拮抗する個として存在するようになっている。 |
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| 同化を続けていったフェストゥムはいつかは臨界点を向かえ、崩壊する。これをフェストゥムは「'''無に帰る'''」と呼んでおり、フェストゥムが同化を行うのはこの崩壊を起こすためのプロセスに過ぎない。崩壊したあとは周囲の質量・エネルギー量そのものが減るという不可解な現象が発生するために、まさに「無に帰った」ことになる。 | | 同化を続けていったフェストゥムはいつかは臨界点を向かえ、崩壊する。これをフェストゥムは「'''無に帰る'''」と呼んでおり、フェストゥムが同化を行うのはこの崩壊を起こすためのプロセスに過ぎない。崩壊したあとは周囲の質量・エネルギー量そのものが減るという不可解な現象が発生するために、まさに「無に帰った」ことになる。 |
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| しかし、フェストゥムが言うところでは、これはあくまでこの三次元世界で存在しなくなっただけであり、より高次元の世界へ転移したことになるらしい。フェストゥムはこの次元の多くのモノとともにより高次元へ転移することを望んでおり、彼らの概念からすると同化とは他者への「'''祝福'''」である。 | | しかし、フェストゥムが言うところでは、これはあくまでこの三次元世界で存在しなくなっただけであり、より高次元の世界へ転移したことになるらしい。フェストゥムはこの次元の多くのモノとともにより高次元へ転移することを望んでおり、彼らの概念からすると同化とは他者への「'''祝福'''」である。 |
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| + | しかし、続く劇場版ではフェストゥムが蒼穹作戦を通じて「個々の存在」と「憎悪」「怒り」という概念を認識したため、フェストゥムの内部に派閥が発生。その中の主戦派は、人類を「滅ぼす」ために同化を仕掛けて来るようになっている。 |
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| == ファフナー搭乗に伴う同化 == | | == ファフナー搭乗に伴う同化 == |
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| ;船橋幸弘<br/>柴田小百合<br/>鏑木早苗<br/>柳瀬徹 | | ;船橋幸弘<br/>柴田小百合<br/>鏑木早苗<br/>柳瀬徹 |
| :L計画に参加したティターンモデルのパイロット。仲間が倒れていく姿を見て村上剛は「どうせみんないなくなる」と殴り書き、将陵僚を激昂させた。 | | :L計画に参加したティターンモデルのパイロット。仲間が倒れていく姿を見て村上剛は「どうせみんないなくなる」と殴り書き、将陵僚を激昂させた。 |
| + | ;真壁紅音 |
| + | :夫・史彦を庇って同化される。しかし、同化される瞬間にフェストゥムの存在を理解し、逆に自分から彼らを「祝福」した。この結果、同化したフェストゥムである[[ミョルニア]]は徐々に個我を確立、蒼穹作戦決行及びフェストゥムと人類の共存への道を開く鍵となった。 |
| + | :そのためか、ミョルニアの中には彼女の意識が残響という形で残っており、ある場面で表面化している。 |
| ;[[春日井甲洋]] | | ;[[春日井甲洋]] |
− | : | + | :中枢神経を同化されて植物人間状態になっていたが、後にスレイブ型として覚醒。蒼穹作戦にはスフィンクス型となって助力し、劇場版における第二次蒼穹作戦では、コアを失った愛機[[マークフィアー]]に同化して参戦している。 |
| ;[[要咲良]] | | ;[[要咲良]] |
| : | | : |
| ;[[皆城総士]] | | ;[[皆城総士]] |
− | : | + | :TV版の最終盤にて完全に同化され、存在が消滅。しかし、その意志は[[来主操|あるフェストゥム]]によって護られており、第二次蒼穹作戦終了後に帰還している。 |
| ;[[真壁一騎]] | | ;[[真壁一騎]] |
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| === [[特殊能力]]「同化」 === | | === [[特殊能力]]「同化」 === |
− | Kでは[[マークザイン]]、[[マークニヒト]]の[[特殊能力]]として採用。
| + | ==== K ==== |
| + | [[マークザイン]]、[[マークニヒト]]の[[特殊能力]]として採用。 |
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| 相手がファフナー系ユニット(マークザイン:[[フェストゥム]]系 マークニヒト:マークザイン以外のファフナー系)である場合、攻撃が命中すると敵の気力を減少させる。減少値は[[シナジェティック・コード]]のLvにより上昇する。 | | 相手がファフナー系ユニット(マークザイン:[[フェストゥム]]系 マークニヒト:マークザイン以外のファフナー系)である場合、攻撃が命中すると敵の気力を減少させる。減少値は[[シナジェティック・コード]]のLvにより上昇する。 |
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| |} | | |} |
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− | UXでは上記2機に加えて全てのフェストゥムが所持するようになり、効果対象も自軍の全ユニットとなった(マークザインはフェストゥムしか同化できない)。読心能力もある関係上、元々回避が見込めない戦艦やスーパーロボットの天敵のような能力となっている。
| + | ==== UX ==== |
| + | 上記2機に加えて全てのフェストゥムが所持するようになり、効果対象も自軍の全ユニットとなった(マークザイン・味方版マークニヒトはフェストゥムしか同化できない)。読心能力もある関係上、元々回避が見込めない戦艦やスーパーロボットの天敵のような能力となっている。 |
| + | |
| + | この能力自体がレベル制となり、レベル1ではK同様気力を90以下、レベル2では100以下、レベル3では120以下にすることで敵を同化できる。普通のフェストゥムがレベル1、[[イドゥン]]がレベル2、マークザイン・マークニヒトがレベル3。<br>また、減少量は気力と「同化」Lvに依存し、このようになる。 |
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− | この能力自体がレベル制となり、レベル1ではK同様気力を90以下、レベル2では100以下、レベル3では120以下にすることで敵を同化できる。普通のフェストゥムがレベル1、[[イドゥン]]がレベル2、マークザイン・マークニヒトがレベル3。<br>また、減少量は自身の気力に依存する。
| + | {| class="wikitable" |
| + | |- |
| + | ! rowspan="2" | 攻撃側気力 !! colspan="3" | 防御側気力減少値と同化Lv |
| + | |- |
| + | ! L1 !! L2 !! L3 |
| + | |- |
| + | | 100~104 || -1 || -5 || -10 |
| + | |- |
| + | | 105~109 || -3 || -8|| -13 |
| + | |- |
| + | | 110~119 || -5 || -10 || -15 |
| + | |- |
| + | | 120~129 || -8 || -13|| -18 |
| + | |- |
| + | | 130~139 || -10 || -15 || -20 |
| + | |- |
| + | | 140~149 || -13 || -18 || -23 |
| + | |- |
| + | | 150~159 || -15 || -20 || -25 |
| + | |- |
| + | | 160~169 || -18 || -23 || -28 |
| + | |- |
| + | | 170~230 || -20 || -25 || -30 |
| + | |} |
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| 特殊能力によって発生する効果なので、「気力低下」を無効化できる[[精神耐性]]を付けても同化の効果は受けてしまう。ただし[[ヒーローマン]]は同化されることはなく、また読心も通用しない。 | | 特殊能力によって発生する効果なので、「気力低下」を無効化できる[[精神耐性]]を付けても同化の効果は受けてしまう。ただし[[ヒーローマン]]は同化されることはなく、また読心も通用しない。 |