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ただし、[[小説|小説版]]においては'''「(ニナは)コウに無抵抗のガトーを射殺した罪悪感と、後味の悪さを一生引きずるような思いをしてほしくなかった為、(あえて)コウに銃を向けた」'''という解釈がなされている。この小説版は作品を通しての監督である今西氏<ref>OVA2話-13話、劇場版。ニナの設定と行為は監督が交代した影響という説が流布されているが、今西氏はそもそもずっと関わっており、また共同監督の加瀬充子氏が降板したのはニナとガトー、ケリィに親交があったことが描写される7話より後なため、信ぴょう性に欠ける。</ref>が直接監修しており、おおよその意図は一致していると思われる。またOVAでは直後にガトーとの間に「大体の事情は察した。ならばなおのこと、私を放って置いて欲しかった」「私にはこうする他なかったわ」とのやり取りがある。
 
ただし、[[小説|小説版]]においては'''「(ニナは)コウに無抵抗のガトーを射殺した罪悪感と、後味の悪さを一生引きずるような思いをしてほしくなかった為、(あえて)コウに銃を向けた」'''という解釈がなされている。この小説版は作品を通しての監督である今西氏<ref>OVA2話-13話、劇場版。ニナの設定と行為は監督が交代した影響という説が流布されているが、今西氏はそもそもずっと関わっており、また共同監督の加瀬充子氏が降板したのはニナとガトー、ケリィに親交があったことが描写される7話より後なため、信ぴょう性に欠ける。</ref>が直接監修しており、おおよその意図は一致していると思われる。またOVAでは直後にガトーとの間に「大体の事情は察した。ならばなおのこと、私を放って置いて欲しかった」「私にはこうする他なかったわ」とのやり取りがある。
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上記のやり取りでのニナはガトーの察した事情を否定せずにいることから、「コウへの思いは本物であるが、何らかの事情を持ってガトーを助けた」と取ることも出来る。したがって、小説版と同様の解釈はある程度本編からのみでも導き出すことは出来る。
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上記のやり取りでのニナはガトーの察した事情を否定せずにいることから、「コウへの思いは本物であるが、何らかの事情を持ってガトーを助けた」と取ることも出来る。したがって、小説版と同様の解釈はある程度本編からのみでも導き出すことは出来る。ただ、その事情や解釈を理解出来たとしても、それを視聴者が納得出来るかというと微妙な所。コロニー落としの危機が迫る状況で敢えてであろうとと銃を向ける、にもかかわらず最後は(多少の葛藤はあれど)笑顔で戻ってくるという行動は、大いに問題があると言わざるを得ない。
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それがコウの為であれガトーの為であれ、戦争の場において個人の感情と関係性を優先して被害を出した事に変わりはなく、悪女の誹りは免れない所だろう。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==