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基本的には大破したサテライトキャノンを廃したガンダムエックスに追加装備を施したものであり、MS本体はサテライトシステムの代わりに追加されたバックパック以外はほぼ同形状。バックパックユニットは「大型ビームソード2本のホルダー兼追加スラスターユニット」「大型実体盾・ディバイダーのコネクト部分」「エネルギーポッド」を装備しており、エネルギーポッドは1本につき12時間の稼働が可能となる。リフレクター展開時の「X」の姿は失われたが、バックパックにマウントしたビームソードと下部に伸びるエネルギーポッドが「X」の形状を織りなしている。
 
基本的には大破したサテライトキャノンを廃したガンダムエックスに追加装備を施したものであり、MS本体はサテライトシステムの代わりに追加されたバックパック以外はほぼ同形状。バックパックユニットは「大型ビームソード2本のホルダー兼追加スラスターユニット」「大型実体盾・ディバイダーのコネクト部分」「エネルギーポッド」を装備しており、エネルギーポッドは1本につき12時間の稼働が可能となる。リフレクター展開時の「X」の姿は失われたが、バックパックにマウントしたビームソードと下部に伸びるエネルギーポッドが「X」の形状を織りなしている。
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シールドバスターライフルも破壊されたため、メイン射撃武装には戦艦の連装メガ粒子砲を改造して拵えた「ビームマシンガン」と大型の実体盾「ディバイダー」を装備した。ディバイダーは盾としての防御はもちろん、内蔵されたビーム砲での攻撃を行ったり、両端に装備したスラスターを使用して手持ち状態での突撃・背部に装着して機動性を向上させる事も可能なマルチ兵装である。
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シールドバスターライフルも破壊されたため、メイン射撃武装には戦艦の連装メガ粒子砲を改造して拵えた「ビームマシンガン」と大型の実体盾「ディバイダー」を装備した。ディバイダーは盾としての防御はもちろん、内蔵された19連ビーム砲での大火力攻撃を行ったり、両端に装備したMA用の大口径スラスターを使用して手持ち状態での突撃・背部に装着して機動性を飛躍的に向上させる事も可能なマルチ兵装である。
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ガンダムエックスは「戦略兵器」であるため、必要になる・使用できる局面が限られる大火力兵器を搭載していたが、バルチャー稼業にとっては過剰火力かつデッドウェイトとして負担になる部分が大きかったため、キッドは武装換装の計画を立ててパーツの確保を行っていた。そのため戦線復帰も早く、汎用性が増した事で総合的な戦闘力は上昇したと言える。
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ガンダムエックスは「戦略兵器」であるため、必要になる・使用できる局面が限られる大火力兵器を搭載していたが、バルチャー稼業にとっては過剰火力かつデッドウェイトとして負担になる部分が大きかったため、キッドは武装換装の計画を立ててパーツの確保を行っていた。そのため戦線復帰も早く、汎用性が増した事で総合的な戦闘力は上昇したと言える。特に追加されたバックパックユニットの大型可動スラスターとディバイダー内蔵の大型スラスターにより機動性が大幅に強化されている。1度はガンダムエックスを余裕で打ち破ったカリスにも、本機との対戦時には「速い!」と言わしめ、ガロードの飛躍的な成長もあり再戦を制した。
    
劇中では引き続きガロードが搭乗し、ガロードが[[ガンダムダブルエックス]]に乗り換えてからは[[ジャミル・ニート]]が専用機として乗り込んだ。
 
劇中では引き続きガロードが搭乗し、ガロードが[[ガンダムダブルエックス]]に乗り換えてからは[[ジャミル・ニート]]が専用機として乗り込んだ。
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== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
状況を選ばず使える高威力のディバイダーがあるので使い勝手が良い。また機体性能も若干上がる。
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状況を選ばず使える高威力のディバイダーがあるので使い勝手が良い。また機体性能も上がる。
    
原作では上述の通りサテライトキャノンが修復不可なまでに破壊されてしまった上、過剰火力なので修復する必要性も欠けていたため、元に戻す事ができない完全な改造であるが、SRWでは原作で"(本来は)換装装備として考案した"という設定を流用してサテライトキャノン装備型と[[換装]]式になっている。
 
原作では上述の通りサテライトキャノンが修復不可なまでに破壊されてしまった上、過剰火力なので修復する必要性も欠けていたため、元に戻す事ができない完全な改造であるが、SRWでは原作で"(本来は)換装装備として考案した"という設定を流用してサテライトキャノン装備型と[[換装]]式になっている。
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=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α外伝}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α外伝}}
:中盤に原作通りにGXの損傷、修理イベントを経て登場。本作では、[[キッド・サルサミル|キッド]]が[[Ζガンダム]]のフライング・アーマーや[[Vダッシュガンダム]]のダッシュパーツを参考に、ディバイダーを作成したという設定。難易度が高いと[[月]]が出ていない事が多いため、ガロードを使うプレイヤーにはよく使われる。<br />今回は「ディバイダー」名義のハモニカ砲は長[[射程]]で[[EN]]を20しか消費しない割に攻撃力が3400でフル[[改造]]時4600と、今回武器フル改造で化ける機体ですら4000が平均の中、高い攻撃力を誇り、P属性武器のビームマシンガンも攻撃力が高い。機体性能も強化され、移動力は5から7にまで上がる。ガロードにとっては、ダブルエックスよりもこちらのほうが相性が良いかもしれない。[[ガッツ]]を利用して[[クリティカル]]率を引き上げれば、[[マジンカイザー]]と並ぶ本作の無双ユニットして活躍できる。
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:中盤に原作通りにGXの損傷、修理イベントを経て登場。本作では、[[キッド・サルサミル|キッド]]が[[Ζガンダム]]のフライング・アーマーや[[Vダッシュガンダム]]のダッシュパーツを参考に、ディバイダーを作成したという設定。難易度が高いと[[月]]が出ていない事が多いため、ガロードを使うプレイヤーにはよく使われる。<br />今回は「ディバイダー」名義のハモニカ砲は長[[射程]]で[[EN]]を20しか消費しない割に攻撃力が3400でフル[[改造]]時4600と、今回武器フル改造で化ける機体ですら4000が平均の中、高い攻撃力を誇る。ここまでの高火力と長射程、低燃費を併せ持つ武装は希少で、P属性武器のビームマシンガンも攻撃力が高い。機体性能も強化され、移動力は5から7にまで上がる。総合的には本作最強クラスのユニットの一機。ガッツを持つガロードにとっては、ダブルエックスよりもこちらのほうが相性が良いかもしれない。[[ガッツ]]を利用して[[クリティカル]]率を引き上げれば、[[マジンカイザー]]と並ぶ本作の無双ユニットとして活躍できる。
 
:今回はGビットが追加されてもこの形態では使用できないが、GXのものは気力制限有り消費EN40、ハモニカ砲とフル改造時の攻撃力は同じなので、射程以外は特に問題にはならない。
 
:今回はGビットが追加されてもこの形態では使用できないが、GXのものは気力制限有り消費EN40、ハモニカ砲とフル改造時の攻撃力は同じなので、射程以外は特に問題にはならない。
    
=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Z}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Z}}
:ランドルートの第1話から登場。途中でサテライトキャノン装備型に[[換装]]できるようになり、今回はα外伝と同様、月が出ていない時にはよく使われていると思われるが、ディバイダーの方が条件による制限に振り回されず、使い勝手が良いので、換装が面倒ならこのままでも良い。攻撃のディバイダーがP兵器の[[全体攻撃]]になっており必要気力も110と使いやすい。必要気力120で月の制限もないGビットも追加されれば、これまで出来なかった長射程かつ高威力の単体攻撃も可能になる為、更に使い勝手が良くなる。ただし、ENの消費量は少し多めになるので、EN改造を優先するか、EN回復及び向上の[[強化パーツ]]を装備しておくと、EN切れの問題を解消できる。パイロットは、ガロードかジャミルがお勧めだが、全体攻撃を有効的に使い、機体のガス欠も起こさない為に、[[集束攻撃]]と[[Eセーブ]]を覚えさせておきたい。改造や強化パーツ、パイロットのスキルによっては、終盤まで十分使える機体となる。
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:ランドルートの第1話から登場。途中でサテライトキャノン装備型に[[換装]]できるようになり、今回はα外伝と同様、月が出ていない時にはよく使われていると思われるが、ディバイダーの方が条件による制限に振り回されず、使い勝手が良いので、換装が面倒ならこのままでも良い。攻撃のディバイダーがP兵器の[[全体攻撃]]になっており必要気力も110と使いやすい。必要気力120で月の制限もないGビットも追加されれば、これまで出来なかった長射程かつ高威力の単体攻撃も可能になる為、更に使い勝手が良くなる。ただし、ENの消費量は少し多めになるので、EN改造を優先するか、EN回復及び向上の[[強化パーツ]]を装備しておくと、EN切れの問題を解消できる。パイロットは、ガロードかジャミルがお勧めだが、全体攻撃を有効的に使い、機体のガス欠も起こさない為に、[[集束攻撃]]と[[Eセーブ]]を覚えさせておきたい。改造や強化パーツ、パイロットのスキルで、終盤まで十分使える機体となる。特に第1話から参戦するランドルートにおいては最初から最後まで主力として長くお世話になる。
 
;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦Z再世篇}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦Z再世篇}}
 
:[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|破界篇]]では不参加だったが、ゲーム後半にてジャミルが搭乗し自軍と合流。今回はサテライトキャノンと換装しても能力値が変化しないので気軽に換装できるようになった。ディバイダーの射程が短くなっているがその分高威力・低燃費となっており射程を伸ばすとかなり強力。更にそこそこ長射程・高火力なバズーカも追加され隙の無い機体となっている。
 
:[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|破界篇]]では不参加だったが、ゲーム後半にてジャミルが搭乗し自軍と合流。今回はサテライトキャノンと換装しても能力値が変化しないので気軽に換装できるようになった。ディバイダーの射程が短くなっているがその分高威力・低燃費となっており射程を伸ばすとかなり強力。更にそこそこ長射程・高火力なバズーカも追加され隙の無い機体となっている。
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:バックパックに2本マウントされている。1本は元々サテライトキャノンに内蔵されていた物だが、2本目の出自はスペアだった物なのか、キッドの自作なのかは不明。ビームの減衰する水中戦時、敵にグリップ部を接触させて発生するビーム刃で刺突する方法で用いた事もある。
 
:バックパックに2本マウントされている。1本は元々サテライトキャノンに内蔵されていた物だが、2本目の出自はスペアだった物なのか、キッドの自作なのかは不明。ビームの減衰する水中戦時、敵にグリップ部を接触させて発生するビーム刃で刺突する方法で用いた事もある。
 
;ビームマシンガン
 
;ビームマシンガン
:戦艦の2連装メガ粒子砲を改造した携行射撃武装。単射と連射の選択(ただし台詞での描写は無い)が可能。
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:戦艦の2連装メガ粒子砲を改造した携行射撃武装。通常のビームマシンガンとしての連射と高出力の単射の選択(ただし台詞での描写は無い)が可能。元々が戦艦の艦載砲なので通常のビームマシンガンとは比較にならない程強力な武装。
 
:またZシリーズ以降、ビームソード使用時にリアスカートにマウントする様になったが、これは原作の仕様には無くトイのGFFの仕様が初出である。
 
:またZシリーズ以降、ビームソード使用時にリアスカートにマウントする様になったが、これは原作の仕様には無くトイのGFFの仕様が初出である。
 
:『X-Ω』では通常攻撃に採用。
 
:『X-Ω』では通常攻撃に採用。
 
;ディバイダー
 
;ディバイダー
:本機の主兵装となるマルチ兵装。試作型展開式シールドの基本フレームに対MS用多連装ビーム砲と、[[モビルアーマー]]用の大型スラスターを組み合わせている。通常は手持ちのみの実体盾として使用されるが、手持ち状態でも端に装着された大型スラスターを展開し引っ張られる事で、盾のまま補助推進装置として活用出来る。更にバックパックに装着する事でMS本体側の出力も使って飛行能力を強化するホバーリングモードにもなる。
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:本機の主兵装となるマルチ兵装。試作型展開式シールドの基本フレームに対MS用19連装ビーム砲と、[[モビルアーマー]]用の大型スラスターを組み合わせている。通常は手持ちのみの実体盾として使用されるが、手持ち状態でも端に装着された大型スラスターを展開し引っ張られる事で、盾のまま補助推進装置として活用出来る。更にバックパックに装着する事でMS本体側の出力も使って飛行能力を強化するホバーリングモードにもなる。
 
:;ハモニカ砲
 
:;ハモニカ砲
::ディバイダ―の内部に格納されている対MS用多連装ビーム砲。元々は[[宇宙革命軍]]が開発した戦闘車両に装備されていた。手持ちの状態でシールドを展開すると19連装(三連装の発射機×三基×左右一対+中央部砲門)の多連装ビーム砲に早変わりする。劇中では、バックパック装着時のコネクタでもある中央部砲門を除いた18門の砲門からビームを斉射する拡散連射や、全砲門を使用して発射するビームカッター等多彩な発射モードを有する。
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::ディバイダ―の内部に格納されている対MS用多連装ビーム砲。元々は[[宇宙革命軍]]が開発した戦闘車両に装備されていた。手持ちの状態でシールドを展開すると19連装(三連装の発射機×三基×左右一対+中央部砲門)の多連装ビーム砲に早変わりする。劇中では、バックパック装着時のコネクタでもある中央部砲門を除いた18門の砲門からビームを斉射する拡散連射や、全砲門を使用して発射するビームカッター等多彩な発射モードを有する。しかし、SRWではこれらの発射モードの変更は採用されていない。
::しかし、SRWではこれらの発射モードの変更は採用されていない。
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通常兵器として凄まじい破壊力を持ち、キッドの手腕により元がジャンクパーツの寄せ集めとは思えない完成度を誇る。
 
::『X-Ω』では「ディバイダー」名義で必殺スキルに採用。
 
::『X-Ω』では「ディバイダー」名義で必殺スキルに採用。
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;ハイパーバズーカ
 
;ハイパーバズーカ
 
:水中用にキッドが用意した実弾兵器。アニメ本編の物は水中専用に魚雷型砲弾を発射する仕様に改造されている。
 
:水中用にキッドが用意した実弾兵器。アニメ本編の物は水中専用に魚雷型砲弾を発射する仕様に改造されている。
:再世篇で他のゲーム作品同様通常型のバズーカとしてSRW登場を果たしたが、素のGXでも使用可能な点がSRWオリジナルの仕様となっている。ゲームでの通常版が一般認知されて以降に出たHGAWのプラモでは多種類の弾を発射するバズーカと言う後付け設定が為された。
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:再世篇で他のゲーム作品同様通常型のバズーカとしてSRW登場を果たしたが、素のGXでも使用可能な点がSRWオリジナルの仕様となっている。ゲームでの通常版が一般認知されて以降に出たHGAWのプラモでは多種類の弾を発射するバズーカと言う設定が追加された。
 
;X-グレネーダー
 
;X-グレネーダー
 
:戦艦のミサイルの弾頭を改造した柄付き手榴弾型の投擲武装。左腰部に2個専用ラッチを付けてマウント可能。劇中では使用しておらず(一応パイロン(SRW未登場)が同じデザインの手榴弾を使用してはいる)、1/100HGプラモデルに付属している。
 
:戦艦のミサイルの弾頭を改造した柄付き手榴弾型の投擲武装。左腰部に2個専用ラッチを付けてマウント可能。劇中では使用しておらず(一応パイロン(SRW未登場)が同じデザインの手榴弾を使用してはいる)、1/100HGプラモデルに付属している。