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| | その他 = | | | その他 = |
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− | 『'''無敵鋼人ダイターン3'''』はサンライズ制作のテレビアニメ作品。 | + | 『'''無敵鋼人ダイターン3'''』は日本サンライズ制作のテレビアニメ作品。 |
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| == 概要 == | | == 概要 == |
− | [[無敵シリーズ]]の第二作目で、富野喜幸(現:富野由悠季)監督作品の一つ。 | + | [[無敵シリーズ]]の第2作で、富野喜幸(現:富野由悠季)監督作品の一つ。 |
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− | 前作の『[[無敵超人ザンボット3]]』が重々しいストーリー展開だった為、今作は至るところにギャグやパロディが散りばめられている明るい作風が特徴。企画担当者を以てして「こんなにいい加減な話はない」と言われる程、設定面でもきっちりした作り込みはせず(初期にはダイターンが普段どこに格納されているか、すら設定されていなかった)「面白ければ良い」をテーマにして、前作からのメリハリを利かせる為に「和製007」をイメージしつつ徹底した娯楽活劇として仕上がっている。名作映画のパロディも随所に見られ、例えば第1話で万丈が[[スパイ]]スーツの下に着込んできたタキシードに早着替えするシーンは、1964年公開の007シリーズ『ゴールドフィンガー』の冒頭部が元ネタである。しかし時にはシリアスな場面もあり、最終回は万丈の台詞等かなり意味深な展開となっている。
| + | 前作『[[無敵超人ザンボット3]]』が重々しく悲壮感のあるストーリー展開であったのに対して、今作は至るところにギャグやパロディが散りばめられている明るい作風が特徴。企画担当者をして「こんなにいい加減な話はない」と言わしめる程、設定面でもきっちりした作り込みはせず(初期にはダイターンが普段どこに格納されているか、すら設定されていなかった)「面白ければ良し」をモットーに、前作からのメリハリを利かせる為に「和製007」をイメージしつつ徹底した娯楽活劇として作られている。名作[[映画]]のパロディも随所に見られ、例えば第1話で万丈が[[スパイ]]スーツの下に着込んできたタキシードに早着替えするシーンは、1964年公開の007シリーズ『ゴールドフィンガー』の冒頭部が元ネタである。 |
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| + | しかし物語の本筋は破嵐万丈の復讐劇であり、復讐者としてメガノイドや母と兄を死に追いやった父を憎むシリアスな話も多く、最終回は万丈の台詞等かなり意味深な展開となっている。 |
| + | メガノイドに対しても人間時代の経験から最後までエゴに囚われた者もいれば人間ではなくなったことに対する後悔を描いた話も見られた。 |
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| スパロボ展開当初の1990年代は、映像ソフト等の資料が相当不足していたらしく、[[スタッフ:寺田貴信|寺田貴信]]Pが資料を集めるのに苦労したと語っている<ref>メディアワークス『[[電撃スパロボ!]]』Vol.3、122頁。</ref>。初期の作品では[[メガノイド]]が敵ユニットとして登場しなかったり、[[破嵐財閥]]というスパロボ[[オリジナル設定]]が存在したりするのはこのあたりが理由なのかもしれない。 | | スパロボ展開当初の1990年代は、映像ソフト等の資料が相当不足していたらしく、[[スタッフ:寺田貴信|寺田貴信]]Pが資料を集めるのに苦労したと語っている<ref>メディアワークス『[[電撃スパロボ!]]』Vol.3、122頁。</ref>。初期の作品では[[メガノイド]]が敵ユニットとして登場しなかったり、[[破嵐財閥]]というスパロボ[[オリジナル設定]]が存在したりするのはこのあたりが理由なのかもしれない。 |
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| ;劇中BGM | | ;劇中BGM |
| : | | : |
− | :;「ダイターン3の名のもとに」 | + | :;「ダイターン3の名のもとに(M9)」 |
− | ::『α』『α外伝』で採用。
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− | :;「破嵐万丈」
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| ::『α』『α外伝』で採用。 | | ::『α』『α外伝』で採用。 |
| + | :;「あれが噂の快男児(M11-3)」 |
| + | ::『α』『α外伝』で採用。SRWでは「破嵐万丈」と表記。 |
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| == 登場作と扱われ方 == | | == 登場作と扱われ方 == |
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| === [[旧シリーズ]] === | | === [[旧シリーズ]] === |
| ;[[第3次スーパーロボット大戦]] | | ;[[第3次スーパーロボット大戦]] |
− | :初参戦作品。 | + | :初参戦作品。メガノイドは登場しないが万丈とダイターンの強さも相まって存在感は強い。 |
| ;[[第4次スーパーロボット大戦]] | | ;[[第4次スーパーロボット大戦]] |
− | :書籍『一生楽しむ本』に、最も資料集めに苦労した作品だと明記されている<ref>ケイブンシャ『第4次スーパーロボット大戦を一生楽しむ本』125頁。</ref>。 | + | :本作でドン・ザウザーとコロスが初登場。DCの首脳として暗躍し終盤に対決する。書籍『一生楽しむ本』に、最も資料集めに苦労した作品だと明記されている<ref>ケイブンシャ『第4次スーパーロボット大戦を一生楽しむ本』125頁。</ref>。 |
| ;[[スーパーロボット大戦F]]([[スーパーロボット大戦F完結編|完結編]]) | | ;[[スーパーロボット大戦F]]([[スーパーロボット大戦F完結編|完結編]]) |
− | :『F』ではギャリソンのみ登場。 | + | :『F』ではギャリソンのみ登場。メガノイドは登場しないが万丈はインターミッションでの会話によく登場する。『第4次』に引き続きギャリソンがダイターンに乗るイベントもあり。 |
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| === [[αシリーズ]] === | | === [[αシリーズ]] === |
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| :破嵐財閥が[[イージス計画]]の援助や[[J9]]への依頼の支払いを行っている。'''万丈は本作の主役として設定されており'''<ref>デジキューブ『スーパーロボット大戦α外伝 攻略本 魂!!』456頁。</ref>、隊の中心で常にリーダーシップを発揮し、ラスボスへの啖呵がDVEであるなど優遇されている。相変わらず目立ち、強い。 | | :破嵐財閥が[[イージス計画]]の援助や[[J9]]への依頼の支払いを行っている。'''万丈は本作の主役として設定されており'''<ref>デジキューブ『スーパーロボット大戦α外伝 攻略本 魂!!』456頁。</ref>、隊の中心で常にリーダーシップを発揮し、ラスボスへの啖呵がDVEであるなど優遇されている。相変わらず目立ち、強い。 |
| ;[[第2次スーパーロボット大戦α]] | | ;[[第2次スーパーロボット大戦α]] |
− | :中盤にてメガノイドが復活し、万丈が身を軽くするために破嵐財閥を解体する。 | + | :中盤にてメガノイドが復活、関連するシナリオは多い。特にメガノイド打倒の為に万丈がαナンバーズを去る選択を行い、それまで部隊の柱石として万丈を信頼していたαナンバーズの面々が動揺する展開が印象深い。戻った後は万丈が身を軽くするために破嵐財閥を解体する。 |
| ;[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ]] | | ;[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ]] |
| :前作で破嵐財閥を解体したことにより、[[ブルーコスモス]]の動きが見え、万丈がその動向を探っていた。 | | :前作で破嵐財閥を解体したことにより、[[ブルーコスモス]]の動きが見え、万丈がその動向を探っていた。 |
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| === [[Zシリーズ]] === | | === [[Zシリーズ]] === |
| ;[[スーパーロボット大戦Z]] | | ;[[スーパーロボット大戦Z]] |
− | :今回も原作再現はされず、メガノイドも倒されたのかまだ存在しているのか不明<ref>作中では[[北斗雷太|雷太]]の台詞などで存在は示唆されている。</ref>。相変わらず万丈は目立つが。 | + | :今回も原作再現はされず、メガノイドも倒されたのかまだ存在しているのか不明<ref>作中ではセツコ編第5話の[[北斗雷太|雷太]]の台詞などで存在は示唆されている。</ref>。相変わらず万丈は目立つが。 |
| ;[[第2次スーパーロボット大戦Z]] | | ;[[第2次スーパーロボット大戦Z]] |
| :万丈たった一人の参戦である。それでも「あれが[[ZEUTH]]の快男児、破嵐万丈か…!」と噂されるなど注目度は抜群。 | | :万丈たった一人の参戦である。それでも「あれが[[ZEUTH]]の快男児、破嵐万丈か…!」と噂されるなど注目度は抜群。 |
| ;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]] | | ;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]] |
− | :『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』から復帰参戦。メガノイドは本編外で万丈が既に全滅させており、結局登場せず。なおこの関係で、原作終了後参戦という形になっているのはZシリーズ中本作のみとなっている。 | + | :『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』から復帰参戦。メガノイドは本編外で万丈が既に全滅させており、結局登場せず久々にメガノイドとの戦闘を期待したプレイヤーはやや肩透かしを食らうことに。なおこの関係で、原作終了後参戦という形になっているのはZシリーズ中本作のみとなっている。 |
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| === COMPACTシリーズ === | | === COMPACTシリーズ === |
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| ;[[スーパーロボット大戦DD]] | | ;[[スーパーロボット大戦DD]] |
| :ワールド5の構成作品として追加参戦。万丈の初陣からシナリオが始まり、メガノイドたちも登場する。 | | :ワールド5の構成作品として追加参戦。万丈の初陣からシナリオが始まり、メガノイドたちも登場する。 |
| + | :2022年3月のイベント「荒野のザ・ヒート」では、『Z』のスピンオフではあるがメガノイドが登場しており、上記Zシリーズでは描写されなかったメガノイドとの戦いが補完されている。 |
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| === 関連作品 === | | === 関連作品 === |
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| |第28話||完成!超変型ロボ!||[[メガボーグ・ベルトリー]]<br/>メカハネアリ|||| | | |第28話||完成!超変型ロボ!||[[メガボーグ・ベルトリー]]<br/>メカハネアリ|||| |
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− | |第29話||舞えよ白鳥!わが胸に||[[メガボーグ・アイサー]]<br/>[[メガボーグ・リサー]]<br/>[[合体巨大メガボーグ]]|||| | + | |第29話||舞えよ白鳥!わが胸に||[[メガボーグ・アイサー]]<br/>[[メガボーグ・リサー]]<br/>[[合体巨大メガボーグ]]||||[[スーパーロボット大戦A|A]] |
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| |第30話||ルシアンの木馬||メガボーグ・マゾニー|||| | | |第30話||ルシアンの木馬||メガボーグ・マゾニー|||| |
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| |+ 動画配信 | | |+ 動画配信 |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
− | *第11話に登場するヘスラー(SRW未登場)が「90年間冷凍睡眠していた」と発言しており、彼が冷凍睡眠を始めたのは第二次世界大戦末期のため、本作の舞台は'''西暦2035年頃'''と推察される。 | + | *第11話に登場するヘスラー(SRW未登場)が「90年間冷凍睡眠していた」と発言しており、彼が冷凍睡眠を始めたのは第二次世界大戦末期のため、本作の舞台は'''[[西暦]]2035年頃'''と推察される。 |
− | **他のスパロボ参戦作品で近い年代を舞台とする作品を挙げると、『[[ラーゼフォン]]』(2027年)の少し後、『[[マクロス7]]』(2047年)の十数年前ということになる。 | + | **他のスパロボ参戦作品で近い年代を舞台とする作品を挙げると、『[[ラーゼフォン]]』(2027年)の8年後、『[[地球防衛企業ダイ・ガード]]』(2030年)の5年後、『[[マクロスプラス]]』(2040年)の5年前ということになる。 |
| *次回作『[[機動戦士ガンダム]]』に登場する[[ハロ]]や[[ホワイトベース]]は、元々本作に出す予定だったメカニックを流用したもの。 | | *次回作『[[機動戦士ガンダム]]』に登場する[[ハロ]]や[[ホワイトベース]]は、元々本作に出す予定だったメカニックを流用したもの。 |
| *『[[無敵ロボ トライダーG7]]』で[[竹尾ワッ太]]が観ているテレビにダイターン3が出ているシーンがある。 | | *『[[無敵ロボ トライダーG7]]』で[[竹尾ワッ太]]が観ているテレビにダイターン3が出ているシーンがある。 |