差分

975 バイト追加 、 2021年8月8日 (日) 18:40
エーテルの存在は否定されていることを念頭に編集
1行目: 1行目: −
エーテルは、あらゆる場所に存在する物質。語源はギリシャ語の「アイテール」。別名「[[プラーナ]]」「チャクラ」。生命や魂などの精神エネルギーを司り、このエーテルを体内に浸すことで潜在能力を開花させることができる。全てのエネルギーの源ともされている。
+
エーテルは、光、熱、電波を伝える媒体として宇宙に充満していると仮想的に考えられた物質。のちに、実験的、理論的にその存在が否定された。語源はギリシャ語の「アイテール」。
   −
例えば空気にも2種類あり、酸素と二酸化酸素がある。人間は酸素を吸い、二酸化酸素を吐く。植物は二酸化酸素を吸い、酸素を吐く。この人間と植物のバランスにより地球の空気は安定している。
+
古代ギリシャの哲学者アリストテレスは世界は火・空気・水・土の4種の元素から構成される四元素説を唱えた。真空の存在を認めない立場を取ったアリストテレスは天上を巡る天体には別の元素が必要だと気付き、天体の世界を構成する第五の元素にアイテールを割り当てた。
   −
エーテルを自在に操ることが出来れば、あらゆる存在を確立できるという記述もあるなど、理学的な要素より、宗教的な要素が強い。
+
アリストテレスが提唱した天界はエーテルが充満しているという考えは後世まで広く認知されることになった。
 +
 
 +
18世紀の近代物理学では光や熱などを伝える媒体として仮想的に考えられた媒質の名称にエーテルが用いられた。19世紀後半にはエーテルの検出実験が数多く行われたが、検出されることはなく、エーテルの概念そのものを否定する意見を生み出した。そしてアインシュタインの特殊相対性理論はエーテルの実在性を根本から完全否定するに至った。
 +
 
 +
エーテル仮説はエーテルによる「絶対静止座標系」が存在するという仮定を採用する事を意味するが、特殊相対性理論の光速度不変の原理によれば、どの慣性座標系でも同一であるのだから、絶対静止座標系のような「特別な」座標系は存在しないことになる。
 +
 
 +
以上の物理学の世界のエーテルとは'''無関係の言葉として'''、神智学(オカルト)の世界では物理的な肉体とは別に生命を司る部分をエーテル体(霊的身体)と呼んだ。これに対して精神を司る部分をアストラル体(精神的身体)と呼ぶ。エーテル体には「チャクラ」と呼ばれる「[[プラーナ]]」の出入口があるとされる。
 +
 
 +
フィクションではしばしば[[魔法]]と関連付けられ、魔法の力を回復する薬品や、魔法の力の源、この世界とは別にエーテルが満ちる[[異世界]]が存在するとされる作品などが見られる。
    
『[[スーパーロボット大戦シリーズ]]』における「[[サイバスター]]」の公式サイトによるインスト説明には「エーテル(質量を持たず、絶対座標に対して静止しているエネルギー)を魔術的媒体として推進に利用している。」との記述があり、シリーズとの関係が深い。語源こそ違うが、『[[Zシリーズ]]』における「[[次元力]]」「原理の力」「オリジン・ロー」本来の意訳はこのエーテルと思われる。
 
『[[スーパーロボット大戦シリーズ]]』における「[[サイバスター]]」の公式サイトによるインスト説明には「エーテル(質量を持たず、絶対座標に対して静止しているエネルギー)を魔術的媒体として推進に利用している。」との記述があり、シリーズとの関係が深い。語源こそ違うが、『[[Zシリーズ]]』における「[[次元力]]」「原理の力」「オリジン・ロー」本来の意訳はこのエーテルと思われる。
<!--
+
 
== エーテル物理学 ==
  −
エーテル物理学とは『光の媒体』の研究から始まった。近年では「 [[地球]]」などの星はどのように「光」を発しているのか。最近の研究では「[[宇宙]]」は目に見えない物質『黒の媒体』「ダークマター(暗黒物質)」で構成されている。
  −
↑言葉が足りなすぎて意味不明。「近年」「最近」とぼかした表現のためいつのことかもわからない。
  −
-->
   
== エーテルを利用した兵器 ==
 
== エーテルを利用した兵器 ==
 
;[[トップをねらえ!]]
 
;[[トップをねらえ!]]
2,434

回編集