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→OGシリーズ
{{登場人物概要
{{登場人物概要
| 漢字表記 = [[漢字表記::稲郷 利秋]]
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| 登場作品 = [[バンプレストオリジナル]]([[OGシリーズ]])
| 登場作品 = [[バンプレストオリジナル]]
*{{登場作品 (人物)|スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION}}
| 声優 = {{声優|佐藤正治|SRW=Y}}
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| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|河野さち子}}
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{{登場人物概要
{{登場人物概要
| タイトル = プロフィール
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| 種族 = 地球人(日本人)
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| 性別 = [[性別::男]]
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| 年齢 = [[年齢::66]]歳
| 年齢 = [[年齢::66]]歳
| 役職 = [[役職::技術顧問待遇]]
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'''リシュウ・トウゴウ'''は「[[OGシリーズ]]」の登場人物。
'''リシュウ・トウゴウ'''は『[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION]]』の登場人物。
== 概要 ==
== 概要 ==
薩摩示現流と呼ばれる[[武術・格闘技|剣技]]の達人で師範号を持つ。弟子に[[ゼンガー・ゾンボルト]]、[[ブルックリン・ラックフィールド]]、[[ムラタ]]がいる。剣技は常人の域を超えており、[[ゾル・オリハルコニウム]]の仕込み杖で銃弾を弾くほど。また、戦術眼に優れている一面もある。
薩摩示現流と呼ばれる[[武術・格闘技|剣技]]の達人で師範号を持つ。弟子に[[ゼンガー・ゾンボルト]]、[[ブルックリン・ラックフィールド]]、[[ムラタ]]がいる。剣技は常人の域を超えており、[[ゾル・オリハルコニウム]]の仕込み杖で銃弾を弾くほど。また、戦術眼に優れている一面もある。
普段は温厚な老人で、色恋沙汰の相談にも乗るなど気の良い人物だが、ひとたび戦闘になると、老人とは思えぬほどの圧倒的な戦技で敵を斬り捨てていく。仮に[[ダイゼンガー]]に乗れるとすれば恐らくゼンガー以上の動きを見せる可能性もあるが、リシュウの肉体年齢ではキツいかもしれない。
普段は温厚な老人で、色恋沙汰の相談にも乗るなど気の良い人物だが、ひとたび戦闘になると、老人とは思えぬほどの圧倒的な戦技で敵を斬り捨てていく。仮に[[ダイゼンガー]]に乗れるとすれば恐らくゼンガー以上の動きを見せる可能性もあるが、リシュウの肉体年齢ではキツいかもしれない。
『ジ・インスペクター』では「武神装攻ダイゼンガー」においてその腕がみられたが、66歳の老人とは思えぬ俊敏な動きと鋭い剣捌きでバイオロイド兵3体を瞬く間に切り捨て、3体目に至っては「雲燿の太刀」そのものの跳躍唐竹割りをやってのけるという神業を披露。ゲームでもこの動きだったとすると、レーツェルの援護は本当にいらなかったかも知れない。
なお、ファンの間ではゼンガーの愛称が「親分」であるのに対してか、リシュウを「大親分」と呼ぶ事もある。
なお、ファンの間ではゼンガーの愛称が「親分」であるのに対してか、リシュウを「大親分」と呼ぶ事もある。
== 登場作品と役柄 ==
== 登場作品と役柄 ==
=== [[OGシリーズ]] ===
=== [[OGシリーズ]] ===
;[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION]]
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION}}
:本シリーズでゼンガーの師範として登場。彼自身は物語に深く関わらないが、のちの[[αシリーズ]]で彼の設定が組まれている。
:初登場作品。本シリーズでゼンガーの師範として登場。彼自身は物語に深く関わらないが、のちの[[αシリーズ]]で彼の設定が組まれている。
;[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2]]
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2}}
:ゾル・オリハルコニウム製の[[斬艦刀]]を開発。実は自身もゼンガーに勝るとも劣らぬ剣技の使い手であることが判明する(後述)。
:ゾル・オリハルコニウム製の[[斬艦刀]]を開発。実は自身もゼンガーに勝るとも劣らぬ剣技の使い手であることが判明する(後述)。
;[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS]]
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS}}
:2.5版では[[グルンガスト零式]]に乗り込む。以前テスラ研が占拠された際に「零式をバラしていなければ」と語っていることから、その後自ら戦場に立つことを予測していたらしい。[[直撃]]と乗機のアーマーブレイカーは重要な戦力。実はウォーダンを含むシャドウミラー、インスペクター及びアインストに対して専用セリフが用意されている、しかし、OG外伝のフリーバトルでこれらの専用セリフを聞くことはできない。
:2.5版では[[グルンガスト零式]]に乗り込む。以前テスラ研が占拠された際に「零式をバラしていなければ」と語っていることから、その後自ら戦場に立つことを予測していたらしい。[[直撃]]と乗機のアーマーブレイカーは重要な戦力。実はウォーダンを含むシャドウミラー、インスペクター及びアインストに対して専用セリフが用意されている。ただし、OG外伝のフリーバトルでこれらの専用セリフを聞くことはできない。
;[[スーパーロボット大戦OG外伝]]
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦OG外伝}}
:2.5版の流れと同様に最後まで参戦。ゼンガーと同等以上の能力値。性格も本来ボス敵専用のはずの大物であるため、気力があっという間に溜まる。デフォルト機は零式だが、相性が非常に良い[[グルンガスト参式]]に乗せ換えるといい。攻略上、彼の[[精神コマンド]]の[[てかげん]]が非常に重要になる局面も(14話と29話)。
:2.5版の流れと同様に最後まで参戦。ゼンガーと同等以上の能力値。性格も本来ボス敵専用のはずの大物であるため、気力があっという間に溜まる。デフォルト機は零式だが、相性が非常に良い[[グルンガスト参式]]に乗せ換えるといい。攻略上、彼の[[精神コマンド]]の[[てかげん]]が非常に重要になる局面も(14話と29話)。
;[[第2次スーパーロボット大戦OG]]
;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦OG}}
:終盤に差し掛かる段階で参戦。技量が高い上に再攻撃を備えているので主力として活躍できる。『OG外伝』と変わらない戦法を展開できる。今回は先祖からの因縁が続く[[バラル]]がいるため、主要キャラとして絡んでくる。今回も彼の「てかげん」が活躍する。
:終盤に差し掛かる段階で参戦。技量が高い上に再攻撃を備えているので主力として活躍できる。『OG外伝』と変わらない戦法を展開できる。今回は先祖からの因縁が続く[[バラル]]がいるため、主要キャラとして絡んでくる。今回も彼の「てかげん」が活躍する。
;[[スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ]]
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ}}
:第18話クリア後に正式参入。能力は『第2次OG』と変わっていないため、加入当初から最後まで活躍してくれる。
:第18話クリア後に正式参入。能力は『第2次OG』と変わっていないため、加入当初から最後まで活躍してくれる。
== パイロットステータス ==
== パイロットステータス ==
=== [[能力|能力値]] ===
=== [[能力|能力値]] ===
ゼンガーに勝るとも劣らない[[格闘|格闘値]]と[[技量|技量値]]の持ち主。特に技量の高さは圧倒的で、[[てかげん]]を最も有効に使えるパイロットである。そのパラメーターをゼンガーと比べてみると、「驚異的な剣技の達人」というキャラクター設定を忠実に再現しており、射撃は大きく劣るが、格闘・回避は並び、後は全て勝っている。
ゼンガーに勝るとも劣らない[[格闘 (能力)|格闘値]]と[[技量|技量値]]の持ち主。特に技量の高さは圧倒的で、[[てかげん]]を最も有効に使えるパイロットである。そのパラメーターをゼンガーと比べてみると、「驚異的な剣技の達人」というキャラクター設定を忠実に再現しており、射撃は大きく劣るが、格闘・回避は並び、後は全て勝っている。
もう一つ重要な点が、味方でありながら[[性格]]が敵ボス用の「大物」であること。兎に角気力を稼げるため、[[気力限界突破]]の恩恵を最も受けられる人物の一人である。
もう一つ重要な点が、味方でありながら[[性格]]が敵ボス用の「大物」であること。兎に角気力を稼げるため、[[気力限界突破]]の恩恵を最も受けられる人物の一人である。
=== 戦闘台詞 ===
=== 戦闘台詞 ===
;「行けい! 噴射拳!」<br/>「超絶熱線砲! くらえい!」
;「行けい! 噴射拳!」<br/>「超絶熱線砲! くらえい!」
:ブーストナックル、ハイパー・ブラスター使用時。先生は横文字の武器名は言いづらいらしい。
:ブーストナックル、ハイパー・ブラスター使用時。先生は横文字の武器名は言いづらいらしい。<ref>なお[[グルンガスト|壱式]]のファイナル・ビームは'''「最終粒子砲」'''、[[グルンガスト弐式|弐式]]のマキシ・ブラスターは'''「熱線砲最大出力」'''、[[グルンガスト参式|参式]]のドリル・ブーストナックルとオメガ・ブラスターはそれぞれ'''「回転噴射拳」「究極熱線砲」'''と呼称する。</ref>
;「ふん、ゼンガーによう似ておる。」「ウォーダン・ユミル…我が流派の極意を見よ」
;「ふん、ゼンガーによう似ておる。」「ウォーダン・ユミル…我が流派の極意を見よ」
:対ウォーダン・ユミル
:対ウォーダン・ユミル
;「ぐぅ、それがおぬしの斬艦刀か。」「むうう…!本当にゼンガーと似ておるのう。」
;「ぐぅ、それがおぬしの斬艦刀か。」「むうう…!本当にゼンガーと似ておるのう。」
:スレードゲルミルの斬艦刀を受けて中破の時のセリフ
:スレードゲルミルの斬艦刀を受けて中破の時のセリフ。
;「その理想ごと断ち切ってくれる!」
;「その理想ごと断ち切ってくれる!」
:対ヴィンデルの没セリフ
:対ヴィンデルの没セリフ。
;「異星の人機よ、覚悟せい!」
;「異星の人機よ、覚悟せい!」
:対インスペクター指揮官の没セリフ
:対インスペクター指揮官の没セリフ。
;「お主が拳の修羅なら、ワシは剣の修羅!」
;「お主が拳の修羅なら、ワシは剣の修羅!」
:対アルカイド戦闘台詞。行く道と在り様は違えど、同じく「修羅」が激突する。なお、同様の台詞は実はアルカイドの方にもあり、そちらは「剣」と「拳」が逆になっている。
:対アルカイド戦闘台詞。行く道と在り様は違えど、同じく「修羅」が激突する。なお、同様の台詞は実はアルカイドの方にもあり、そちらは「剣」と「拳」が逆になっている。
;「観念せい、ムラタ。お主は剣の悟りを得るどころか、修羅の道を究めることも能わぬ」<br/>「お主は正道を外れ、闇に堕ち、行く先を見失った。それはその機体の名の如く……“無明”じゃ」<br/>「……言ったはずじゃ。我は悪を断つ剣なり……とな」
;「観念せい、ムラタ。お主は剣の悟りを得るどころか、修羅の道を究めることも能わぬ」<br/>「お主は正道を外れ、闇に堕ち、行く先を見失った。それはその機体の名の如く……“無明”じゃ」<br/>「……言ったはずじゃ。我は悪を断つ剣なり……とな」
:「紅の聖誕祭」にてムラタを撃墜した際に。己の欲望を満たすために剣を振るう「悪」を両断し、師としての最後の務めを果たす。なおゼンガーで撃墜した場合は2行目の台詞のみとなる。
:「紅の聖誕祭」にてムラタを撃墜した際に。己の欲望を満たすために剣を振るう「悪」を両断し、師としての最後の務めを果たす。なおゼンガーで撃墜した場合は2行目の台詞のみとなる。
;光龍「稲郷の血を引く者は、いい退屈しのぎになる。が、容赦はしないよ」<br />リシュウ「不退転、それが我らの流儀! そして、我が血脈、我が意地がお主を両断する!」<br/>光龍「とか言って、君は龍虎王に選ばれなかったじゃないか」<br />リシュウ「されど、ワシには先祖より受け継いだ魂力がある! それをお主の身に刻み込んでやるわ!!」
;光龍「稲郷の血を引く者は、いい退屈しのぎになる。が、容赦はしないよ」<br />「不退転、それが我らの流儀! そして、我が血脈、我が意地がお主を両断する!」<br/>光龍「とか言って、君は龍虎王に選ばれなかったじゃないか」<br />「されど、ワシには先祖より受け継いだ魂力がある! それをお主の身に刻み込んでやるわ!!」
:対孫光龍。隆馬、瞬馬、兵馬……形はどうあれ、バラルと戦った先祖たちの意地と魂を受け継ぎ、示現流・稲郷利秋が四龍の長に斬りかかる。
:対孫光龍。隆馬、瞬馬、兵馬……形はどうあれ、バラルと戦った先祖たちの意地と魂を受け継ぎ、示現流・稲郷利秋が四龍の長に斬りかかる。
**ただし、「幕末で新選組らに警戒されていた」「初太刀の威力は凄まじいがかわされると脆い」というのは、同じ薩摩藩に伝わる同じ「ジゲン流」という発音がされる、薩摩藩の下級藩士が主に学んだとされる「(薬丸)自顕流」の事と思われる。薩摩藩御留流であり、島津家に連なる者や上級藩士でしか学べなかった(すなわちこれを習得した者は幕末の京都などには赴かなかったであろう)「示現流」には返し技や一の太刀を外した場合の対処法も存在する。
**ただし、「幕末で新選組らに警戒されていた」「初太刀の威力は凄まじいがかわされると脆い」というのは、同じ薩摩藩に伝わる同じ「ジゲン流」という発音がされる、薩摩藩の下級藩士が主に学んだとされる「(薬丸)自顕流」の事と思われる。薩摩藩御留流であり、島津家に連なる者や上級藩士でしか学べなかった(すなわちこれを習得した者は幕末の京都などには赴かなかったであろう)「示現流」には返し技や一の太刀を外した場合の対処法も存在する。
**基本的にフィクションの世界ではこの2つの「ジゲン流」を混同したモノが多い。とはいえそもそも源流は同じ(一般に示現流は東郷重位が師である善吉和尚なる人物から教わった剣術である天真正自顕流を自らの工夫を加えて直接自分の子孫に伝えた物、自顕流は東郷の高弟である薬丸兼陳が示現流に工夫を加えて分派した上で自らの子孫に伝えた物、とする説が有力)である上、現地に住む者であってもその2つの区別を知らない場合は実際多い。そのため他所から「ジゲン流」の設定を加えようレベルで調査する場合には区別がつかなくても無理はないと思われるので、そこの所は大目に見た方がいいかもしれない。
**基本的にフィクションの世界ではこの2つの「ジゲン流」を混同したモノが多い。とはいえそもそも源流は同じ(一般に示現流は東郷重位が師である善吉和尚なる人物から教わった剣術である天真正自顕流を自らの工夫を加えて直接自分の子孫に伝えた物、自顕流は東郷の高弟である薬丸兼陳が示現流に工夫を加えて分派した上で自らの子孫に伝えた物、とする説が有力)である上、現地に住む者であってもその2つの区別を知らない場合は実際多い。そのため他所から「ジゲン流」の設定を加えようレベルで調査する場合には区別がつかなくても無理はないと思われるので、そこの所は大目に見た方がいいかもしれない。
**特徴的なのは右手を耳の辺りまで掲げ、左手を添えた「蜻蛉の構え」という独特の構えで、「左肱切断」という敢えて左肘の動きを殺すことによって高速で刀を振り下ろすことができる。[[ダイゼンガー]]の雲耀の太刀のデモでそれらしき動作をしているのが確認できる。
**特徴的なのは右手を耳の辺りまで掲げ、左手を添えた「蜻蛉の構え」という独特の構えで、「左肱切断」という敢えて左肘の動きを殺すことによって高速で刀を振り下ろすことができる。[[ダイゼンガー]]の雲燿の太刀のデモでそれらしき動作をしているのが確認できる。
== 脚注 ==
<references />
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