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== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[神聖ブリタニア帝国|ブリタニア]]軍との戦争において、日本軍が唯一勝利した「厳島の奇跡」と呼ばれる戦いを指揮していた旧日本軍の中佐(この戦闘の詳細は小説版で明らかにされている)。それ故に「奇跡の藤堂」の[[異名]]で呼ばれ、[[四聖剣]]と呼ばれる専属の4人の部下がいる。異名はブリタニアだけでなく、中華連邦を始めとするブリタニアの反抗勢力でも知られている。
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旧日本軍の中佐。「'''奇跡の藤堂'''」の[[異名]]で呼ばれ、[[四聖剣]]と呼ばれる専属の4人の部下がいる。
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優れた[[KMF]]操縦技量と洞察力を併せ持つ武人と呼ぶ相応しい人物。かつては、枢木神社の麓の武道道場で師範代を務めており、門下生だった[[枢木スザク]]とも面識がある。
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[[神聖ブリタニア帝国|ブリタニア帝国]]を掲げた武装組織である「日本解放戦線」の客分となっていたが、[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]によってその実力を見込まれ、彼の率いる[[黒の騎士団]]へ四聖剣と共に参加する。
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かつてブリタニア侵攻の際に奇跡的勝利を得たその存在は、[[エリア11]]内の反ブリタニア勢力の精神的支柱となっており、日本占領後は日本解放戦線の客分となっていた。ナリタ戦後にブリタニアに捕らえられてしまい、自らは処刑を受け入れるつもりであったが、処刑の直前に[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]が救出に現れ、「奇跡を起こした責任」を説かれた事により[[黒の騎士団]]への協力を決意。以降は黒の騎士団の幹部格として日本製のKMF[[月下]]の専用カスタマイズ機に搭乗して戦い、数多くの戦果を挙げていくことになる。
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=== 人物 ===
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鋭い眼つきに歴戦の猛者を感じさせる精悍な風貌が特徴。
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[[ブラックリベリオン]]の際には、四聖剣のメンバーと共に全軍の先頭に立って指揮を執り、一時はブリタニア政庁にまで迫るが、ゼロの突然の戦線離脱による指揮系統の混乱の最中、[[ギルバート・G・P・ギルフォード]]率いるグラストンナイツに隙を突かれ、悪化する戦況を立て直せずに敗北。ブリタニア軍に拘束される事になった。
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武人に相応しい勇ましさと風格の持ち主で、その異名に相応しい優れた剣技とナイトメアフレームの高い操縦技術を兼ね揃えている。加えて部下想いでもある為に、四聖剣のメンバーは勿論、日本解放戦線のメンバー達からも大きな信頼を得ていた。また、異名については[[中華連邦]]や敵であるブリタニア軍からも「将軍と騎士の器を持つ者」として一目置かれていた。かつては、枢木神社の麓の武道道場で師範代を務めており、門下生だった[[枢木スザク]]とも面識がある。ちなみに、四聖剣の一人である[[千葉凪沙]]には長年を寄せられているのだが、藤堂は一向に気付いておらず、不満を抱かれている。
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『R2』では扇たち、及び逮捕を逃れた卜部を除く四聖剣と共に処刑されかけたが、復活したゼロ率いる黒の騎士団によって救出される。ピクチャードラマによると、ゼロレクイエム後は千葉と供に日本政府に残り活動している。
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黒の騎士団に参加したメンバーの中では正規の軍人でもある為に、入団早々より軍事面の総責任者に就任し、実働部隊の切り込み隊長兼団員達の教官として活躍する貴重な人材となっており、黒の騎士団が軍として統制された行動を可能になったのも、藤堂の存在があってこそと言える。また、7年前よりナイトメアフレームの力の脅威を目の当たりにしてきた事から、対ナイトメアフレーム戦を徹底的に研究しており、構築させたデータリンクによる自らと四聖剣の搭乗するナイトメア5体の連携攻撃は、[[コーネリア・リ・ブリタニア]]の親衛隊を相手に互角以上の戦いを発揮している程。
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=== 来歴 ===
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==== 無印 ====
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本編より7年前、神聖ブリタニア帝国による[[日本]]への軍事侵攻を開始し、戦争が勃発。内閣総理大臣であった枢木ゲンブが自害(実際は息子のスザクがゲンブを殺害している)した事で、旧日本軍の士気は大きく低下し、最終的に日本はブリタニアに全面降伏した結果、「[[エリア11]]」と呼ばれる属領となった。しかし、この戦いの中でも藤堂の指揮していた部隊の戦いである「厳島の奇跡」と呼ばれる戦いでは、藤堂の率いる日本軍側の勝利で終わり、この時より藤堂は「奇跡の藤堂」という異名で呼ばれる事になった(この戦闘の詳細は小説版で明らかにされている)。
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7年後の現在、日本人達が「[[イレヴン]]」と呼ばれ、入植してきたブリタニア人に人権を認められず迫害を受けていた中、藤堂は四聖剣のメンバー達と共にブリタニアの反抗勢力である「日本解放戦線」に客分として所属し、[[エリア11]]内の反ブリタニア勢力の精神的支柱となっていた。しかし、長年戦い続ける中、圧倒的な力を持つブリタニアを相手に日本を奪還出来る見込みが無い現実を痛感していた事で、片瀬帯刀を始めとする日本解放戦線の面々に過大な期待を寄せられる事に重圧を感じており、ナリタ戦後にて遂にブリタニアに捕らえられてしまった結果、自らは処刑を受け入れるつもりでいた。だが、処刑の直前にゼロが救出に現れ、「奇跡を起こした責任」を説かれた事により、一念発起して黒の騎士団への協力を決意する。
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以降は黒の騎士団の軍事面の総責任者として、専用仕様の[[無頼改]]や日本製のナイトメアである[[月下]]の専用機に搭乗して戦い、数多くの戦果を挙げていくことになる。しかし、[[ブラックリベリオン]]の際には、四聖剣のメンバーと共に全軍の先頭に立って指揮を執り、一時はブリタニア政庁にまで迫るが、ゼロの突然の戦線離脱に加え、自らに作戦指揮の全てを委譲された結果、[[ギルバート・G・P・ギルフォード]]率いるグラストンナイツに反撃を許してしまう隙を突かれ、悪化する戦況を立て直せずに敗北。ブリタニア軍に拘束される事になった。
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=== [[コードギアス 反逆のルルーシュR2|R2]] ===
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[[卜部巧雪]]を除く四聖剣のメンバーや、黒の騎士団の主要メンバーと共に投獄の身となっていたが、自らを犠牲にした卜部の決死の行動によってゼロが復活。ギルフォードにゼロを誘き寄せる為の餌として他のメンバー共々公開処刑に晒されそうになるが、そこに現れたゼロの奇策によって処刑を免れ、ゼロや[[紅月カレン]]によって救出される。ブラックリベリオン時に突然戦線離脱したゼロについては思う所があったものの、処刑される寸前で助け出された恩や彼の才覚を認めていた事もあって、再び協力する道を選び、[[扇要]]と共にその場を収める。
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その後は、月下に搭乗して、エリア11の新総督になる[[ナナリー・ランペルージ|ナナリー・ヴィ・ブリタニア]]の座乗する[[ログレス級|ログレス級戦艦]]の襲撃作戦に参加するも、ブリタニアの最高戦力である[[ナイトオブラウンズ]]の出現により、四聖剣の一人である[[仙波崚河]]を失う事になる。その後は、ナナリーの提唱した「[[行政特区日本]]」の式典会場に参加し、百万人のゼロの一人として黒の騎士団の面々と共に中華連邦に亡命。[[ラクシャータ・チャウラー]]より新型ナイトメアである[[斬月]]を受領し、その選任パイロットとなる。また、超合集国誕生後は統合幕僚長の地位を得る事になる。
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第二次トウキョウ決戦にて、スザクの[[ランスロット・コンクエスター]]の放ったフレイヤの爆発に巻き込まれて四聖剣の一人である[[朝比奈省悟]]が戦死してしまい、ナナリーの奪還しか頭にないルルーシュの命令に背く形で全軍を撤退させる。その直後に[[シュナイゼル・エル・ブリタニア]]と[[カノン・マルディーニ]]の二人が[[斑鳩]]に乗り込んできた事で、黒の騎士団側の代表の一人として対面。そこでゼロの正体がブリタニア帝国の元・第11皇子[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア]]である事や彼の持つ[[ギアス]]の能力について教えられ、その能力に掛かった人間の中に、日本解放戦線時代に恩のある片瀬や草壁が含まれていた事を知る。しかし、[[ディートハルト・リート]]がこれまでのゼロの功績を理由に擁護するのに対し、藤堂も敵であるブリタニア側の主張を鵜呑みにしてしまう事を危惧して判断を決め兼ねていた様だが、そこに[[ヴィレッタ・ヌゥ]]の口車に乗ってしまった扇が現れて、シュナイゼルの主張の全てが「真実」であると断定。戦死する直前の朝比奈の「ゼロは信用出来ない」という言葉も思い出した結果、半ば状況に流される形で扇達のルルーシュ抹殺に加担してしまうも、[[ロロ・ランペルージ]]の搭乗する[[蜃気楼]]に阻まれた結果、ルルーシュを取り逃がす事になった。
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ルルーシュが[[シャルル・ジ・ブリタニア]]に代わるブリタニアの皇帝に就任し、「ナイトオブワン」である[[ビスマルク・ヴァルトシュタイン]]が「ナイトオブゼロ」であるスザクに打倒された後、エリア11の[[アッシュフォード学園]]でブリタニアの超合集国への参加を決める会議が行われるが、黒の騎士団側はルルーシュの支配するブリタニアを受け入れる意思など毛頭無く、強引な捕縛に乗り出すも失敗。それを見越していたルルーシュの意を受けたスザクの[[ランスロット・アルビオン]]の突入を許し、[[皇神楽耶]]や[[天子]]を始めとする超合集国の首脳陣が捕らわれてしまう最悪な事態となってしまい、司令官である[[黎星刻]]の判断で、シュナイゼルの指揮下に入る形でブリタニア軍との決戦に突入する。ルルーシュのギアスに操られた兵士達は難無く撃破していったが、フジサンのサクラダイトを起爆させた火山弾の攻撃を受けて負傷してしまい、それでも戦闘を続行しようとするも、スザクのランスロット・アルビオンに撃墜されてしまう。脱出して生還するものの、負傷を押して無理矢理出撃しようとした所を千葉によって必死に制止され、[[大竜胆]]で治療を受けていた所で敗戦を迎える。
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2ヶ月後、皇帝ルルーシュに背いた重罪人の一人として処刑を待つ身となっていたが、ルルーシュとスザクによって決行された[[ゼロレクイエム]]によって、スザクの扮したゼロがルルーシュにとどめを刺す光景を目撃。その俊敏な動きを見た藤堂は、ゼロに扮しているのがスザクだと気付いていたが、二人の覚悟を無駄にしたくないカレンによって、正真正銘のゼロであると告げられる事になった。
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ピクチャードラマによると、ゼロレクイエム後は千葉と供に日本政府に残り活動している。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
;[[千葉凪沙]]
 
;[[千葉凪沙]]
:[[四聖剣]]のメンバーで、旧日本軍時代からの藤堂の部下。藤堂に恋心を抱いており後に結ばれる。
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:[[四聖剣]]のメンバーで、旧日本軍時代からの藤堂の部下。藤堂に恋心を抱いているが、藤堂本人は全く気付いていない。
 
;[[朝比奈省悟]]
 
;[[朝比奈省悟]]
 
:四聖剣のメンバーで、旧日本軍時代からの藤堂の部下。「藤堂さんのいる場所が俺のいる場所」と言うほど、彼を尊敬している。
 
:四聖剣のメンバーで、旧日本軍時代からの藤堂の部下。「藤堂さんのいる場所が俺のいる場所」と言うほど、彼を尊敬している。
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;[[桐原泰三]]
 
;[[桐原泰三]]
 
:桐原財閥の総帥。枢木ゲンブの死の真相を知る数少ない人物同士。
 
:桐原財閥の総帥。枢木ゲンブの死の真相を知る数少ない人物同士。
;[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]
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;[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]([[ルルーシュ・ランペルージ]])
 
:捕らえられた際に彼に救出されたことにより、黒の騎士団へ入る。正体のルルーシュとは極東事変前に面識がある。
 
:捕らえられた際に彼に救出されたことにより、黒の騎士団へ入る。正体のルルーシュとは極東事変前に面識がある。
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:後にシュナイゼルによって正体とギアスによって聞かされ、どうするか判断を決め兼ねていたが、扇がシュナイゼルの主張を「真実」と断定し、死んだ朝比奈の言葉を思い出した事もあって、半ば流される形でゼロと決別する道を選んでしまった。その結果、他の黒の騎士団のメンバー共々最悪な事態に追い込まれていく事に。
 
;[[ディートハルト・リート]]
 
;[[ディートハルト・リート]]
:暗躍を得意とする彼とは気が合わないが、そこはゼロにより抑えられている。
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:暗躍を得意とする彼とは気が合わないが、そこはゼロにより抑えられている。藤堂も自分に出来ない事をディートハルトが出来る事を理解はしている。
 
;[[ギルバート・G・P・ギルフォード]]
 
;[[ギルバート・G・P・ギルフォード]]
:ナリタ攻防戦以降対峙することが多い。『R2』のOPではトウキョウのゲットーを背景に戦っているが、本編ではその様な対決は無い。
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:ナリタ攻防戦以降対峙することが多い。その異名もあってか、ギルフォードからはライバル心の様な物を抱かれている節があるが、藤堂本人は特に関心が無い模様。
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:『R2』のOPではトウキョウのゲットーを背景に戦っているが、本編ではその様な対決は無い。
 
;[[片瀬帯刀]]
 
;[[片瀬帯刀]]
 
:日本解放戦線のリーダー。ブリタニアからの逃亡生活にあった藤堂らを組織に客分として招き、幹部待遇で迎え入れた。本人はリーダーとしては疑問符の生じる人物ではあったが、その恩もあり忠誠を尽くしていた。片瀬は厳島の奇跡の事もあり藤堂に過大に期待を寄せていたが、藤堂はそれをかなり重荷に感じていた。
 
:日本解放戦線のリーダー。ブリタニアからの逃亡生活にあった藤堂らを組織に客分として招き、幹部待遇で迎え入れた。本人はリーダーとしては疑問符の生じる人物ではあったが、その恩もあり忠誠を尽くしていた。片瀬は厳島の奇跡の事もあり藤堂に過大に期待を寄せていたが、藤堂はそれをかなり重荷に感じていた。
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