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;「でも…それには時間が必要です。一人二人が相手じゃないから…」<br />「でもね…すべての人達と共感が得られる時代が来たら、死んでいった人たちにもどこかで巡り会える…。そんな気がするんです」
 
;「でも…それには時間が必要です。一人二人が相手じゃないから…」<br />「でもね…すべての人達と共感が得られる時代が来たら、死んでいった人たちにもどこかで巡り会える…。そんな気がするんです」
 
:上記の台詞の後、死者たちとの再会に希望を見出しているかに思えるその言葉は、どこか危ういものがあった。今思えば、カミーユが壊れつつある最初の兆候だったのかもしれない…。
 
:上記の台詞の後、死者たちとの再会に希望を見出しているかに思えるその言葉は、どこか危ういものがあった。今思えば、カミーユが壊れつつある最初の兆候だったのかもしれない…。
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;クワトロ「苦しくはないか?」<br />「いえ…でも、何度味わっても嫌なものですね。この感じ…」<br />クワトロ「一昔前の人々は、この何倍ものGに耐えながら宇宙(そら)に出た」<br />「知っています」<br />クワトロ「彼らは宇宙(そら)にこそ、希望の大地があると信じた。自分たちを宇宙(そら)に追いやった地球のエリートたちを憎むことより、その方がよほど建設的だと考えたからだ」<br />「あ…」<br />クワトロ「地球の重力を振り切ったとき、人は新たなセンスを身に付けた。それが、ニュータイプへの開花へと繋がった。そういう意味では、確かに宇宙(そら)に希望はあったのだ」<br />「…よく分かる話です。僕もその希望を見つけます。それが今、僕がやらなくちゃいけないことなんです。」<br />(そうしなければ、フォウは俺の中に生き残ってはくれない…)
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:第38話より、大気圏離脱中のシャトルの中で、カミーユとクワトロは人類について前向きに語る。だが、カミーユはこの戦いで最終的に壊れ、のちのシャアは人類に絶望して地球に隕石落としを仕掛けた。ふたりのその後を思うとき、このシャトル内での会話はあまりに悲しい。
 
;「何故そうも簡単に人を殺すんだよ! 死んでしまえ! 死んで!!」
 
;「何故そうも簡単に人を殺すんだよ! 死んでしまえ! 死んで!!」
 
:第41話で、レコア率いるティターンズの部隊が[[スペースコロニー]]に毒ガスを注入して、住民を皆殺しにしたのを光景を目の当たりにしたカミーユは、憤りを爆発させる。
 
:第41話で、レコア率いるティターンズの部隊が[[スペースコロニー]]に毒ガスを注入して、住民を皆殺しにしたのを光景を目の当たりにしたカミーユは、憤りを爆発させる。
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