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== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[キラー・ザ・ブッチャー]]が指揮する[[ガイゾック]]の戦闘要塞。
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[[ガイゾック]]によって運用される超巨大戦闘要塞。[[キラー・ザ・ブッチャー]]が指揮を執る。
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遮光器土偶の頭に馬らしき胴体が継るケンタウロス然とした見た目をしており、かなり大きい。[[メカブースト]]製造工場であり、多彩な武器にバリアを備えた活動範囲を選ばない万能艦でもある。動力は黒幕の[[コンピュータドール第8号]]そのものを利用している。
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外見は埴輪や土偶を想起させ、遮光器土偶の頭に馬らしき胴体が継るケンタウロス然とした珍妙とさえも言える形状をしている。しかし、そんな外見とは裏腹に[[地球]]のあらゆる兵器はおろか、ビアル星人の遺産である[[ザンボット3]]や[[キング・ビアル]]ですらも圧倒出来る程の戦闘力と巨大さを兼ね備えており、土偶状の頭の目に当たる部分からは強力なビーム砲を、口部からは大量のミサイルを無尽蔵であるかの如く発射し、両腕に当たる部分に搭載された主砲である「バンドック砲」は、キング・ビアルのイオン砲をも凌駕する程の破壊力を秘めている。これらだけでも十分に恐ろしいのだが、防御面に関してもザンボット3のムーンアタックを物ともしない程の強固な装甲に加え、要塞全面を完全に覆う程の強力なエネルギーバリアまで備えている。更に要塞の活動範囲も陸空海宇と幅広く、ザンボット3やキング・ビアルも耐えられない水圧の海底へも苦も無く潜航する事が可能と、恐ろしいまでの万能性を発揮している。必要に応じて本体から頭部を分離させ、それぞれを単体で戦闘を続行させる事も可能で、後年の同監督作品に登場した[[ジオング]]に通じる部分がある。
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また胴体を切り離して頭部だけで戦闘を続行する事も可能と、後年の同監督作品に登場した[[ジオング]]に通じる部分もある。
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要塞内には主力兵器となる[[メカブースト]]の製造工場や格納庫、捕らえた捕虜を[[人間爆弾]]に改造する為の研究室だけでなく、娯楽・遊戯施設等までも設けられ、設備もかなり充実しているのだが、後者の方はブッチャーが個人的な趣味で設けさせた物である。
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なお、バンドックのメイン頭脳は、黒幕の[[コンピュータドール第8号]]そのものとなっているが、その真実を知っているのは、ガイゾックのメンバーでもブッチャーのみである模様。その第8号の能力によって、洗脳光線で敵に幻影を見せる形で撹乱し、味方の同士討ちに持ち込むといった搦め手を行使する事も可能である。
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以上からも、本艦は地球側にとって並のメカブーストとは比べ物にならない程の極めて驚異的な存在となっている。冗談と思いたい程の戦闘力を発揮するバンドック単体によって、地球外文明の多くが滅ぼされ、地球でも多くの都市が壊滅的な被害を受けており、ガイゾックと[[神ファミリー]]の最終決戦に至るまで決定的な打撃を受ける事は無かった。
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=== 劇中の様相 ===
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第1話より登場。その圧倒的な戦闘能力や内部で製造されたメカブーストによって地球の日本の各地を蹂躙しつくし、唯一対抗しうる神ファミリーですらも決定打を与えられなかった事から、日本政府側は無条件降伏を決定せざるを得ない程、追い詰められる事になっている。更に、ザンボット3やキング・ビアルでも潜航不可能な程の海底にも容易に潜む事が出来た為、神ファミリーは追撃すらも出来ないという歯痒い思いをさせられる事すらあった。
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しかし、劇中後半において決死の覚悟で挑んできたザンボット3によって、致命的とは言わないまでもかなりの損傷を受け宇宙へと撤退するも、追撃してきた神ファミリー側の[[神北兵左衛門]]と[[神梅江]]の乗艦するビアルIII世の特攻を受ける等によって、次第に追い込まれていく。
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その後、[[青騎士ヘルダイン]]と[[赤騎士デスカイン]]の封印を解いたブッチャーが、頭部を切り離し直接陣頭指揮する形で神ファミリーに挑むが、[[神源五郎]]の操艦するビアルII世によってデスカインとヘルダインは破壊され、ブッチャーの指揮するバンドックの頭部もザンボット3に直結させたイオン砲によって吹き飛ばされる。
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ブッチャーの死亡直後、コンピュータドール第8号が直接動く形でバンドックの胴体部分が神ファミリーに攻撃を仕掛け、洗脳光線によってザンボット3とビアルI世の同士討ちを仕掛けるが、致命傷を受けた[[神江宇宙太]]によって罠を見破られてしまい、[[ザンボット3]]の猛攻撃を受ける事になる。しかし、それでもザンボット3を次第に追い込んでいくが、[[神北恵子]]の操縦する分離した[[ザンブル]]と[[ザンベース]]双方の特攻を受けた事で更なる被害を受け、残された[[ザンボエース]]の突撃によって、遂にコンピュータドールの潜んでいるバンドックの最深部への侵入を許す事になった。
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最後は、コンピュータドールと[[神勝平]]による問答が行われた後、コンピュータドールは機能を完全に停止。地球の大気圏に突入する中、勝平だけでも救おうと決死の行動に出た[[神一太郎]]の操艦するビアルI世と共に大気圏の摩擦熱によって爆散し、地球への侵攻を行ったガイゾックは完全に壊滅した。
    
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
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