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幼少時、アズラエルはコーディネイターの子供との喧嘩や競争で一方的に負けてしまい、更にはコーディネイターを忌み嫌う母親からもコーディネイターになりたかった事を激しく叱責された事で、それが彼の歪んだ性格を形成する要因となり、後にコーディネイターの排斥を唱える過激な思想団体である[[ブルーコスモス]]の盟主になるまでに至っている。アズラエルのコーディネイターを否定する思想は、ナチュラルの多数から支持される程浸透していく事になり、[[フレイ・アルスター]]の父親である連合の外務次官ジョージ・アルスターもその一人で、ブルーコスモスの幹部格としての裏の顔を持つ。
 
幼少時、アズラエルはコーディネイターの子供との喧嘩や競争で一方的に負けてしまい、更にはコーディネイターを忌み嫌う母親からもコーディネイターになりたかった事を激しく叱責された事で、それが彼の歪んだ性格を形成する要因となり、後にコーディネイターの排斥を唱える過激な思想団体である[[ブルーコスモス]]の盟主になるまでに至っている。アズラエルのコーディネイターを否定する思想は、ナチュラルの多数から支持される程浸透していく事になり、[[フレイ・アルスター]]の父親である連合の外務次官ジョージ・アルスターもその一人で、ブルーコスモスの幹部格としての裏の顔を持つ。
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劇中では、連合の最大の拠点であった[[アラスカ基地|アラスカ本部「JOSH-A」]]の壊滅後に登場しているが、ヤキン・ドゥーエ戦役では、コロニー「[[ヘリオポリス]]」の崩壊事件より以前から暗躍を行っている。プラントとの大戦勃発の折にはブルーコスモスの将校の手により[[ユニウスセブン]]への核攻撃を敢行。戦争の拡大を進める<ref>ただし、この一件に対しアズラエルとの関連を示唆した人物は作中でも地球連合軍最高司令部の会議に参加していた連合高官のみである。厳密には世界観が異なる漫画作品『機動戦士ガンダムSEED Re』では件の将校がアズラエルと親密な関係にあるウィリアム・サザーランド大佐となっている。核ミサイルの事を「'''盟主からの預かりもの'''」と発言しており、アズラエルの関与は確定的である</ref>。その中でも代表的なのが、連合のモビルスーツ「[[GUNDAM|GAT-Xシリーズ]]」の開発である。大西洋連邦内のデュエイン・ハルバートン派閥が打診した同計画を蹴るも<ref>連合上層部では兵員の損耗を容認したモビルアーマーの物量作戦を重視していたことから、兵員の安全を考慮したハルバートンの計画は受けがよろしくなかった</ref>、同計画がオーブの軍需派閥([[オーブ連合首長国]]の[[ロンド・ミナ・サハク|ロンド]][[ロンド・ギナ・サハク|姉弟]])との接近で実施されると、腹心であるウィリアム・サザーランドを派遣。権限によって開発技術を入手する。同時に自身ら一族が経営するアズラエル財団傘下のデトロイト工業地帯にMSの生産設備を構築。後期GAT-Xシリーズの開発をスタートする。また、いつからかザフト内のスパイから情報を引き出し、各種作戦のリークを受け取る<ref>このスパイがラウ・ル・クルーゼである。ただし、彼が行った情報のリークは連合の反抗作戦成功、宇宙への橋頭保構築を実現させ、プラントとの最終戦争に発展させる目論みだったとはアズラエルも知る由は無かった。</ref>。プラントからの工業物資停止後はオーブ等の地球国家に依存していたことと、地球のマスドライバーを入手する目的で第三次ビクトリア攻防戦が展開されるのと同時期に、ロンド姉弟との密約を反故にする形で、連合の艦隊や後期GAT-Xシリーズの3機、[[ストライクダガー]]の大部隊を率いる形で、オーブへの侵攻を実行する<ref>これが[[オーブ解放作戦]]が起こる事になった切っ掛けである。しかし、オーブの指導者である[[ウズミ・ナラ・アスハ]]は、オーブの技術やマスドライバーをアズラエルの手に渡らせない為に、自爆を敢行。アズラエルの目論見は御破算と言う形で終わった。しかし、ビクトリアの奪還には成功している為、連合軍を宇宙へ送る為の手段は確保している</ref>。
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劇中では、連合の最大の拠点であった[[アラスカ基地|アラスカ本部「JOSH-A」]]の壊滅後に登場しているが、[[第1次連合・プラント大戦]]では、コロニー「[[ヘリオポリス]]」の崩壊事件より以前から暗躍を行っている。プラントとの大戦勃発の折にはブルーコスモスの将校の手により[[ユニウスセブン]]への核攻撃を敢行。戦争の拡大を進める<ref>ただし、この一件に対しアズラエルとの関連を示唆した人物は作中でも地球連合軍最高司令部の会議に参加していた連合高官のみである。厳密には世界観が異なる漫画作品『機動戦士ガンダムSEED Re』では件の将校がアズラエルと親密な関係にあるウィリアム・サザーランド大佐となっている。核ミサイルの事を「'''盟主からの預かりもの'''」と発言しており、アズラエルの関与は確定的である</ref>。その中でも代表的なのが、連合のモビルスーツ「[[GUNDAM|GAT-Xシリーズ]]」の開発である。大西洋連邦内のデュエイン・ハルバートン派閥が打診した同計画を蹴るも<ref>連合上層部では兵員の損耗を容認したモビルアーマーの物量作戦を重視していたことから、兵員の安全を考慮したハルバートンの計画は受けがよろしくなかった</ref>、同計画がオーブの軍需派閥([[オーブ連合首長国]]の[[ロンド・ミナ・サハク|ロンド]][[ロンド・ギナ・サハク|姉弟]])との接近で実施されると、腹心であるウィリアム・サザーランドを派遣。権限によって開発技術を入手する。同時に自身ら一族が経営するアズラエル財団傘下のデトロイト工業地帯にMSの生産設備を構築。後期GAT-Xシリーズの開発をスタートする。また、いつからかザフト内のスパイから情報を引き出し、各種作戦のリークを受け取る<ref>このスパイがラウ・ル・クルーゼである。ただし、彼が行った情報のリークは連合の反抗作戦成功、宇宙への橋頭保構築を実現させ、プラントとの最終戦争に発展させる目論みだったとはアズラエルも知る由は無かった。</ref>。プラントからの工業物資停止後はオーブ等の地球国家に依存していたことと、地球の[[マスドライバー]]を入手する目的で第三次ビクトリア攻防戦が展開されるのと同時期に、ロンド姉弟との密約を反故にする形で、連合の艦隊や後期GAT-Xシリーズの3機、[[ストライクダガー]]の大部隊を率いる形で、オーブへの侵攻を実行する<ref>これが[[オーブ解放作戦]]が起こる事になった切っ掛けである。しかし、オーブの指導者である[[ウズミ・ナラ・アスハ]]は、オーブの技術やマスドライバーをアズラエルの手に渡らせない為に、自爆を敢行。アズラエルの目論見は御破算と言う形で終わった。しかし、ビクトリアの奪還には成功している為、連合軍を宇宙へ送る為の手段は確保している</ref>。
    
オーブ侵攻時に目撃したジャスティスとフリーダムの2機に核エンジンが使用されている…つまりは[[ニュートロンジャマー]]の効果を阻害する「[[ニュートロンジャマーキャンセラー|手段]]」が存在している事実に気付いたアズラエルは、[[アークエンジェル]]を追うべく自らも宇宙へ上がる事を決め、[[ナタル・バジルール]]を艦長に選抜した[[戦艦]][[ドミニオン]]にオブザーバーとして乗り込み前線に立つ。その最中、コロニー「メンデル」での戦いでは、[[ラウ・ル・クルーゼ]]の謀略で解放されたフレイの言った言葉である「戦争を終わらせる為の『鍵』」が気掛かりになった事で回収させ、フレイから入手したデータからニュートロンジャマーキャンセラーのデータを得た事で、アズラエルのコーディネイターの排斥思想は一気に暴走する事になる。
 
オーブ侵攻時に目撃したジャスティスとフリーダムの2機に核エンジンが使用されている…つまりは[[ニュートロンジャマー]]の効果を阻害する「[[ニュートロンジャマーキャンセラー|手段]]」が存在している事実に気付いたアズラエルは、[[アークエンジェル]]を追うべく自らも宇宙へ上がる事を決め、[[ナタル・バジルール]]を艦長に選抜した[[戦艦]][[ドミニオン]]にオブザーバーとして乗り込み前線に立つ。その最中、コロニー「メンデル」での戦いでは、[[ラウ・ル・クルーゼ]]の謀略で解放されたフレイの言った言葉である「戦争を終わらせる為の『鍵』」が気掛かりになった事で回収させ、フレイから入手したデータからニュートロンジャマーキャンセラーのデータを得た事で、アズラエルのコーディネイターの排斥思想は一気に暴走する事になる。
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