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== 余談 ==
 
== 余談 ==
 
*名前の由来は、三菱自動車が1992年から1996年まで販売していた「三菱・エメロード」から。
 
*名前の由来は、三菱自動車が1992年から1996年まで販売していた「三菱・エメロード」から。
*[[声優:緒方恵美|緒方恵美]]氏は[[碇シンジ]]役など男性(少年や青年)役を演じる事が多いが、緒方氏が担当したエメロードは現在でも類を見ない「お淑やかなお姫様」というキャラクターである。なお、このキャスティングはアニメスタッフからのオファーによるものである。
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*演じる[[声優:緒方恵美|緒方恵美]]は、そのキャリアで[[碇シンジ]]役など男性(少年や青年)役、女性でも中世的な役を演じる機会が多く、エメロードは類を見ない「お淑やかなお姫様」というキャラクターである。なお、このキャスティングはアニメスタッフからのオファーによるものである(後述)。
**当時、緒方氏は男性役ばかり演じていた事も有り、エメロードの役作りに苦労し、[[龍咲海|海]]役の[[声優:吉田小南美|吉田小南美]]氏や[[フェリオ]]役の[[声優:山崎たくみ|山崎たくみ]]氏に弄られていたという。曰く'''「お前を助けられるヤツはいない!!」'''との事。
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**緒方自身当時エメロードの役作りに苦労したことを回想し、[[龍咲海|海]]役の[[声優:吉田小南美|吉田小南美]]氏や[[フェリオ]]役の[[声優:山崎たくみ|山崎たくみ]]氏に弄られていたという。曰く'''「助けてとか言ってるが、お前を助けられるヤツはいない!!」'''との事。
**当時、女性役も少ないながら担当していたものの、男性キャラを演じる事が多かった緒方氏がエメロード役を担当する事には衝撃が走った模様で、2014年に行われたインタビュー[https://animeanime.jp/article/2014/10/28/20651.html TV放送から20年「魔法騎士レイアース」椎名へきる&緒方恵美インタビュー-前編-] 2019年4月14日閲覧。によると、当時所属していた事務所でマネージャーが'''「は?」「もう一度言ってください」「うちの緒方に姫の役を?」'''と信じられない様子で電話で聞き返していて、事務所中がザワッとしていた事からその驚き具合が伺える。
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**また2014年に行われたインタビュー[https://animeanime.jp/article/2014/10/28/20651.html TV放送から20年「魔法騎士レイアース」椎名へきる&緒方恵美インタビュー-前編-] 2019年4月14日閲覧。によると、当時所属していた事務所でオファーの連絡を受けたマネージャーが'''「は?」「もう一度言ってください」「うちの緒方に姫の役を?」'''と信じられない様子で電話で聞き返していて、事務所中がザワッとしていた事から、周囲も含めたその驚き具合が伺える<ref>なお同インタビューでは、「(自分は)高校生以上の男子役を演じた初の女性声優」とも話している。</ref>。
***第1話放送当日も事務所のテレビの前で一同が待機して視聴して聴くと'''「本当に緒方恵美さんが(エメロード姫の役を)やってるの…?」'''という空気が漂っており、原作者のCLAMPや監督を努めた平野俊弘氏らの話によれば、「なかよし」読者向け試写会で流した第1話でのEDで配役のテロップが流れた瞬間、'''会場にいる視聴者は驚きのあまり大絶叫したとの事'''。勿論、緒方氏がエメロードを演じる事を想像だにしなかった意味と、'''「聴いただけで緒方恵美氏が本当に演じているのかわからない程の女声」だった為。'''
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***第1話放送当日も事務所のテレビの前で一同が待機して視聴し、'''「本当に緒方恵美さんが(エメロード姫の役を)やってるの…?」'''という空気が漂っていた、また原作者のCLAMPや監督の平野俊弘らの話によれば、「なかよし」読者向け試写会で流した第1話でのEDで配役のテロップが流れた瞬間、'''会場にいる視聴者は驚きのあまり大絶叫したとの事'''。勿論、緒方がエメロードを演じる事を想像だにしなかった意味と、'''「聴いただけで緒方恵美が本当に演じているのかわからない程の女声」だった為。'''
***また、アニメ誌のインタビューで緒方恵美氏がエメロードの声で'''「これが地声なんです」'''とインタビュアーを魅了したエピソードも有る。
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***また、アニメ誌のインタビューで緒方はエメロードの声で'''「これが地声なんです」'''とインタビュアーを魅了したエピソードも有る。
 
*実は、漫画版では「エメロードがその気にさえなれば『柱』制度を廃止してザガートと結ばれる事は可能だった」という事実が明らかにされている。この点については新たな柱となった光からは「本当にセフィーロと人々を愛していたんだと思う」と好意的に解釈されているが、逆に創造主であるモコナからは(柱となった光が創造主が望んでいた答えに行き着いたこともあり)'''「エメロード姫は『セフィーロ』を、そして、みんなを愛していた。しかし、信じてはいなかったのかもしれない。姫は生命をかけて愛するもの達を守ろうとしたが、自らの重責を分かち合い、ともに歩こうとはしなかった」'''と評されている。
 
*実は、漫画版では「エメロードがその気にさえなれば『柱』制度を廃止してザガートと結ばれる事は可能だった」という事実が明らかにされている。この点については新たな柱となった光からは「本当にセフィーロと人々を愛していたんだと思う」と好意的に解釈されているが、逆に創造主であるモコナからは(柱となった光が創造主が望んでいた答えに行き着いたこともあり)'''「エメロード姫は『セフィーロ』を、そして、みんなを愛していた。しかし、信じてはいなかったのかもしれない。姫は生命をかけて愛するもの達を守ろうとしたが、自らの重責を分かち合い、ともに歩こうとはしなかった」'''と評されている。
 
**こういった経緯も有ってか、ファンからはエメロードは'''「悲劇のヒロインにして物語の元凶」'''という複雑な評価が根付いている。
 
**こういった経緯も有ってか、ファンからはエメロードは'''「悲劇のヒロインにして物語の元凶」'''という複雑な評価が根付いている。