差分

1,163 バイト追加 、 2013年5月19日 (日) 11:36
アル・アジフの断片、関連機体の説明追加
22行目: 22行目:  
特殊合金ヒヒイロカネの装甲を持ち、通常兵器はほぼ通用しない堅牢な防御力を持つ…が、作中で相対するのは鬼械神を始めとする魔術的な存在がほとんどであり、堅牢さを発揮する機会は少ない。その他の防御策としては、アルに依存することで発動する旧き印(エルダーサイン)があり、鬼械神相手では寧ろこちらの方が有効とされる。
 
特殊合金ヒヒイロカネの装甲を持ち、通常兵器はほぼ通用しない堅牢な防御力を持つ…が、作中で相対するのは鬼械神を始めとする魔術的な存在がほとんどであり、堅牢さを発揮する機会は少ない。その他の防御策としては、アルに依存することで発動する旧き印(エルダーサイン)があり、鬼械神相手では寧ろこちらの方が有効とされる。
   −
フォルム面では頭部から放出される鬣のようなビーム(これはアニメ版においては手間の都合か省かれている)と、脚部に装着された巨大なシールドが大きな特徴で、まるで「城塞」を彷彿とさせるデザインである。尚、戦闘中はバイザーで顔面が覆われているため確認しづらいが、人間のものと同形状の口が存在しており、ゲーム版では大きく開いて咆哮したり、歯を食い縛ったりすることがある。
+
フォルム面では頭部から放出される鬣のようなビーム(これはアニメ版においては手間の都合か省かれている)と、脚部に装着された巨大なシールドが大きな特徴で、まるで「城塞」を彷彿とさせるデザインである。尚、戦闘中はバイザーで顔面が覆われているため確認しづらいが、人間のものと同形状の口が存在しており、ゲーム版では大きく開いて咆哮したり、歯を食い縛ったりすることがある。劇中ではこの口の動きを含めて、様々な場面でデモンベイン自体が意思を持っていると思われる描写が散見される。
    
脚部シールドには時空間を歪曲させる機能を持つ「断鎖術式『ティマイオス』『クリティアス』」が内蔵され、歪曲の反動を利用して爆発的な推進力・機動力を得ることができる。これを連続的に使用することで、敵の攻撃を跳躍して回避した後、空中で更に別方向へ跳躍して距離を瞬時に詰める等といった慣性の法則を無視した荒業を行うことも可能。逆に言うと、この機構を用いない場合、巨体かつ超重量のデモンベインは機動性の大半を発揮できない。
 
脚部シールドには時空間を歪曲させる機能を持つ「断鎖術式『ティマイオス』『クリティアス』」が内蔵され、歪曲の反動を利用して爆発的な推進力・機動力を得ることができる。これを連続的に使用することで、敵の攻撃を跳躍して回避した後、空中で更に別方向へ跳躍して距離を瞬時に詰める等といった慣性の法則を無視した荒業を行うことも可能。逆に言うと、この機構を用いない場合、巨体かつ超重量のデモンベインは機動性の大半を発揮できない。
32行目: 32行目:  
=== 特性 ===
 
=== 特性 ===
   −
鬼械神は術者の魔力を消費することで動くが、それゆえに召喚するだけでも多大な魔力を必要とする。しかしデモンベインはあくまでコピーであり、機械で構成されているため、魔導書さえあれば理論上誰でも操縦が可能(ゲーム版の瑠璃ルートで九郎が負傷して搭乗できなくなった際、アルと瑠璃が操縦した)。ただし、基本的には魔術師でなければならない。
+
鬼械神は術者の魔力を消費することで動くが、それゆえに召喚するだけでも多大な魔力を必要とする。しかしデモンベインはあくまでコピーであり、機械で構成されているため、魔導書さえあれば理論上誰でも操縦が可能(ゲーム版の瑠璃ルートで九郎が負傷して搭乗できなくなった際、アルと瑠璃が操縦した)。ただし、魔導書の力を引き出す関係上、基本的には魔術師でなければならない。
    
また、不測の事態により魔導書を失った場合でも、マシンであるために召喚せずとも出撃可能であり、代替回路を用意できればパワーは落ちるものの問題なく動くことができる。事実、アルが戦闘不能に陥っていた期間、エルザがその役割を魔術回路で代替することでフォローしていた(もっとも、代替自体が本来は困難であるが)。
 
また、不測の事態により魔導書を失った場合でも、マシンであるために召喚せずとも出撃可能であり、代替回路を用意できればパワーは落ちるものの問題なく動くことができる。事実、アルが戦闘不能に陥っていた期間、エルザがその役割を魔術回路で代替することでフォローしていた(もっとも、代替自体が本来は困難であるが)。
70行目: 70行目:  
;レムリア・インパクト
 
;レムリア・インパクト
 
:無限熱量により相手を「昇滅」させる第一近接昇華呪法。質量ゼロ・重力無限・熱量無限大の状況を作り出す結界に敵を封じ込め、昇滅させる。鬼械神をも跡形もなく消し去るだけの破壊力を持つ、デモンベインの代名詞と言える必殺技。発動時はこめかみの放熱フィンが展開するほか、バイザーの上から口部をフェイスガードが覆い、若干ではあるが頭部のデザインが変化する。
 
:無限熱量により相手を「昇滅」させる第一近接昇華呪法。質量ゼロ・重力無限・熱量無限大の状況を作り出す結界に敵を封じ込め、昇滅させる。鬼械神をも跡形もなく消し去るだけの破壊力を持つ、デモンベインの代名詞と言える必殺技。発動時はこめかみの放熱フィンが展開するほか、バイザーの上から口部をフェイスガードが覆い、若干ではあるが頭部のデザインが変化する。
:発動するには瑠璃の承認と彼女が送信するナアカル・コードを受信する必要があり、自由には使えない。というのはこの攻撃、「並行世界から取り出した熱量をそのまま相手に叩き込む」という技であり、機体が健在である限り「並行世界が存在すれば無限に撃てる」という無茶苦茶な存在なのである。ナアカル・コードは濫用を防ぐためのセーフティロックであり、操者による悪用を防ぐためのもの。
+
:発動するには瑠璃の承認と彼女が送信するナアカル・コードを受信する必要があり、自由には使えない。というのはこの攻撃、「並行世界から取り出した熱量をそのまま相手に叩き込む」という技であり、機体が健在である限り「並行世界が存在すれば無限に撃てる」という無茶苦茶な必殺技なのである。ナアカル・コードは濫用を防ぐためのセーフティロックであり、操者による悪用を防ぐためのもの。原作では解除キーが存在し、これを使うとナアカル・コード無しでも搭乗者の意思で発動可能。
 
:ゲーム版では初陣でいきなり使用するが、アニメ版ではアトランティス・ストライクが前倒しされて通算3戦目の[[デモンペイン]]戦で初使用。
 
:ゲーム版では初陣でいきなり使用するが、アニメ版ではアトランティス・ストライクが前倒しされて通算3戦目の[[デモンペイン]]戦で初使用。
 
:『UX』では第1部の中盤([[ティベリウス]]戦)とさらに遅い初披露となり、イベントで一度使用されるが何故か通常使用が解禁されず、実装はなんと第2部の終盤となる(イベントBGMだけは初披露の時点で登録される)。ちなみにこっちにもエルザとノーマル九郎バージョンのカットインがあるが、実装タイミングはエルザの参戦ステージのため、アル版のカットインはかなり先になる。ついでに言うと原作前半版のカットインはイベントのみ。
 
:『UX』では第1部の中盤([[ティベリウス]]戦)とさらに遅い初披露となり、イベントで一度使用されるが何故か通常使用が解禁されず、実装はなんと第2部の終盤となる(イベントBGMだけは初披露の時点で登録される)。ちなみにこっちにもエルザとノーマル九郎バージョンのカットインがあるが、実装タイミングはエルザの参戦ステージのため、アル版のカットインはかなり先になる。ついでに言うと原作前半版のカットインはイベントのみ。
84行目: 84行目:  
:本編で九郎が入手した時点ではナイアルラトホテップの手によって2つに分割されており、もう片方はマスターテリオンの手に渡っている。九郎、テリオン両者をトラペゾヘドロンが扱えるレベルまで成長させた上で両者を激突させ、トラペゾヘドロンを破壊し邪神の封印を解く事が本編におけるナイアルラトホテップの目的である。
 
:本編で九郎が入手した時点ではナイアルラトホテップの手によって2つに分割されており、もう片方はマスターテリオンの手に渡っている。九郎、テリオン両者をトラペゾヘドロンが扱えるレベルまで成長させた上で両者を激突させ、トラペゾヘドロンを破壊し邪神の封印を解く事が本編におけるナイアルラトホテップの目的である。
 
:ちなみに発動用の詠唱文が存在。内容は始動が「荒ぶる螺旋に刻まれた 神々の原罪の果ての地で 我らは今聖約を果たす」、発動が「その切実なる命の叫びを胸に 祝福の華に誓って 我は世界を紡ぐ者なり」。リベル・レギスの方は形式だけ同じで内容が反対。
 
:ちなみに発動用の詠唱文が存在。内容は始動が「荒ぶる螺旋に刻まれた 神々の原罪の果ての地で 我らは今聖約を果たす」、発動が「その切実なる命の叫びを胸に 祝福の華に誓って 我は世界を紡ぐ者なり」。リベル・レギスの方は形式だけ同じで内容が反対。
:『UX』ではアル復帰後に追加される。強力だが消費が60と重く、ボス戦向け。ただし、51話のリベル・レギス戦で撃ち合いになった場合、カウンターで先手を貰うと'''フリーズしてしまう'''バグがあるが、この戦闘では発動時の台詞が先述の詠唱文を使用した専用のものになるため、一度は見ておくといい。ちなみにリベル・レギスの方もデモンベインに使う場合のみ専用の台詞が出る。
+
:『UX』ではアル復帰後に追加される。強力だが消費が60と重く、ボス戦向け。ただし、51話のリベル・レギス戦で撃ち合いになった場合、カウンターで先手を貰うと'''フリーズしてしまう'''バグがある(より正確にはリベル・レギスの攻撃に対しこちらが反撃する形で撃ち合いになった場合フリーズする)が、この戦闘では発動時の台詞が先述の詠唱文を使用した専用のものになるため、一度は見ておくといい。ちなみにリベル・レギスの方もデモンベインに使う場合のみ専用の台詞が出る。
 
:元ネタは勿論クトゥルフ神話。邪神「[[ナイア|闇を彷徨うもの]]」を呼び出すことの出来るとされる惑星ユゴスで作られた「偏四角多面体」。伝説の大陸レムリアで発見された後アトランティスへと運ばれ、古代エジプトにて「暗黒のファラオ」ネフレン=カが手にした。その後、現代になって邪教集団「星の智慧派」に渡ったとされる。
 
:元ネタは勿論クトゥルフ神話。邪神「[[ナイア|闇を彷徨うもの]]」を呼び出すことの出来るとされる惑星ユゴスで作られた「偏四角多面体」。伝説の大陸レムリアで発見された後アトランティスへと運ばれ、古代エジプトにて「暗黒のファラオ」ネフレン=カが手にした。その後、現代になって邪教集団「星の智慧派」に渡ったとされる。
 
;;ファイナル・シャイニング・トラペゾヘドロン
 
;;ファイナル・シャイニング・トラペゾヘドロン
90行目: 90行目:     
==== アル・アジフの断片 ====
 
==== アル・アジフの断片 ====
 +
魔導書アル・アジフのページに記された数々の魔術および魔術兵装。劇中オープニングでアルのページが失われているので、物語が進みページを回収するごとにデモンベインの機能が追加される。これらの魔術の殆どはマギウススタイル時の九郎も使用可能(というより、魔術師の魔術を鬼械神サイズにスケールアップしているともいえる)。魔術であるため搭乗する魔術師の力量が上がるほどにその威力は増し、魔術師の発想力によって様々な応用が利くのが特徴。
 
;アトラック=ナチャ
 
;アトラック=ナチャ
 
:鬣状のビームを拡散させ、蜘蛛の巣のように張り巡らせて対象を捕縛する捕縛結界呪法。
 
:鬣状のビームを拡散させ、蜘蛛の巣のように張り巡らせて対象を捕縛する捕縛結界呪法。
159行目: 160行目:  
:頭部ビームフラッグが二本になり、脚部シールドが側面に移動している・シャンタクが脚部シールド内部から虫の羽のように展開するなど細かい部分に差異がある。オリジナルのデモンベインよりも身軽で、運動性能が高い。
 
:頭部ビームフラッグが二本になり、脚部シールドが側面に移動している・シャンタクが脚部シールド内部から虫の羽のように展開するなど細かい部分に差異がある。オリジナルのデモンベインよりも身軽で、運動性能が高い。
 
:並行世界のデモンベインの改造機だと思われていたが、その正体はとても意外な存在だった。
 
:並行世界のデモンベインの改造機だと思われていたが、その正体はとても意外な存在だった。
:術者・魔導書・鬼械神の三位一体ではないためかオリジナルに比べると戦闘力は劣り、エセルドレーダを欠いたリベル・レギスに一蹴されている。
+
:ある事情により術者・魔導書・鬼械神の三位一体ではないためかオリジナルに比べると戦闘力は劣り、エセルドレーダを欠いたリベル・レギスに一蹴されている。
 
:なお、アニメ版デモンベインの変形はトゥーソードのデザインを意識した物となっている。
 
:なお、アニメ版デモンベインの変形はトゥーソードのデザインを意識した物となっている。
 
;デモンベイン・ブラッド
 
;デモンベイン・ブラッド
 
:トゥーソードと同じく『機神飛翔』に登場。異世界から来た少女「アナザーブラッド」が使用する紅いデモンベイン。オリジナルと同じ形状だが、使用武装は搭乗者であるアナザーブラッド独自の魔術に依存している部分が多い。
 
:トゥーソードと同じく『機神飛翔』に登場。異世界から来た少女「アナザーブラッド」が使用する紅いデモンベイン。オリジナルと同じ形状だが、使用武装は搭乗者であるアナザーブラッド独自の魔術に依存している部分が多い。
 
;デモンベイン(軍神強襲版)
 
;デモンベイン(軍神強襲版)
:外伝小説『軍神強襲』に登場。規格外の大きさと性能を誇るデモンベイン。
+
:外伝小説『軍神強襲』に登場。銀鍵守護神機関に相当する機関を一つ追加搭載し、飛躍的に出力が増している。
 
;魔を断つ永遠の剣(デモンベイン・アートレータ・アエテルヌム)
 
;魔を断つ永遠の剣(デモンベイン・アートレータ・アエテルヌム)
 
:外伝小説『軍神強襲』版と『機神飛翔』版の2つがある。両方共チートそのものを具現化するとこうなるというかのような規格外の存在。
 
:外伝小説『軍神強襲』版と『機神飛翔』版の2つがある。両方共チートそのものを具現化するとこうなるというかのような規格外の存在。
匿名利用者