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『[[鉄のラインバレル]]』に登場するテロ組織で、中盤までの主な敵。表向きは「世界征服を目論むわかりやすい悪役」なのだが、実は隠された目的があり、一概に「悪」とは言い切れない。その目的については原作漫画版とアニメ版では全く異なっている。
 
『[[鉄のラインバレル]]』に登場するテロ組織で、中盤までの主な敵。表向きは「世界征服を目論むわかりやすい悪役」なのだが、実は隠された目的があり、一概に「悪」とは言い切れない。その目的については原作漫画版とアニメ版では全く異なっている。
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テロ行為や主力兵器のアルマ・マキナを利用した作戦を実行するための私設部隊を有しており、一番隊から八番隊までが確認されている(ただ、アニメ版では五番隊は未登場)。
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テロ行為や主力兵器のアルマ・マキナを利用した作戦を実行するための私設部隊を有しており、一番隊から八番隊までが確認されている(アニメ版では五番隊は未登場)。
    
===アニメ版===
 
===アニメ版===
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加藤機関が明らかなオーバーテクノロジーを操れるのは、彼らが未来からやってきたからである、と当初は説明されていた。しかしこれにはいくつかの矛盾があり、その裏には更なる驚愕の真相が隠されていた。
 
加藤機関が明らかなオーバーテクノロジーを操れるのは、彼らが未来からやってきたからである、と当初は説明されていた。しかしこれにはいくつかの矛盾があり、その裏には更なる驚愕の真相が隠されていた。
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それは、加藤機関とは人類にとって真の敵である「ヒトマキナ」への対抗として用意された存在であった、という事実である。総司令・久嵩は「やり直される」前の世界に存在していた人間であり、ファクターとなったことで自滅スイッチを逃れ、「やり直した」世界で暗躍していた。その目的、つまり加藤機関真の目的とは、「やり直される」前の世界における人類絶滅の原因、即ち「想像力喪失による自滅スイッチの起動」を防ぐことである。
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具体的な方法は、色々な手段を用いて世界全土に「加藤機関は世界にとっての脅威である」と印象付けることで人々に死を認識させ、それから逃れるための対抗として想像力を励起する、というもの。久嵩がこのような迂遠な手段を取った理由は、ヒトマキナの脅威から人類を守るという別の目的を同時に進めていたため。現存する全てのマキナにファクターが造られた場合、それをトリガーにヒトマキナ達が月面から転移して来るのだが、加藤機関の技術力ではヒトマキナの拠点に攻め込むことが出来ず、そのため久嵩はこのような手段を取らざるを得なかったのである。
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しかし、ジュダのファクターとなって機関を離脱した元一番隊隊長・石神はこの方法が間違っている(=久嵩こそが人類を救える存在であるが、現状彼が執っている方法では人類は救えない)と知っており、そのため敵の立場から久嵩を誘導、人類を救うための方法へと導こうとしていた。
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2020年にヒトマキナの侵攻が開始された際、全ての真相を知った久嵩の指令により、JUDA特務室と共同戦線を取る。その後、石神の死に伴い指揮官を失った特務室の面々をメンバーに加え、本格的にヒトマキナへの抗戦を開始した。2023年現在、ヒトマキナの侵攻に対抗できる唯一の存在として認知されているが、それでも久嵩の旧来の行動などから、その存在を危険視する意見もまた多い。
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隊長のいなくなった二番隊・三番隊・四番隊・八番隊は、それぞれ新規加入した元特務室の面々が務めている。また、ヒトマキナの侵攻に際し、「正義の味方」を志す哨戒型ヒトマキナ・大場真来梓が加入している。
    
==登場作品==
 
==登場作品==
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:エンディングでは旧JUDA特務室の面々を加え、政府直属のエージェント組織として活動している。目下の任務はロストバレル追撃。
 
:エンディングでは旧JUDA特務室の面々を加え、政府直属のエージェント組織として活動している。目下の任務はロストバレル追撃。
 
==関連人物==
 
==関連人物==
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=== 正規メンバー ===
 
;[[加藤久嵩]]:
 
;[[加藤久嵩]]:
 
:総司令にして創設者。先述した機関の真の目的は彼のみぞ知る。移動基地「[[シャングリラ]]」のファクター。
 
:総司令にして創設者。先述した機関の真の目的は彼のみぞ知る。移動基地「[[シャングリラ]]」のファクター。
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:原作漫画版での二番隊隊長。老齢だが現役。アニメ版未登場。
 
:原作漫画版での二番隊隊長。老齢だが現役。アニメ版未登場。
 
;[[中島宗美]]
 
;[[中島宗美]]
:アニメ版での二番隊隊長。[[タリスマン]]を駆る。原作漫画版ではJUDAにいるため不在。
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:アニメ版での二番隊隊長。[[タリスマン]]を駆る。原作漫画版ではJUDA所属であり、ヒトマキナとの初戦後に特務室ごと加入。
 
;[[デミトリー・マガロフ]]
 
;[[デミトリー・マガロフ]]
 
:三番隊隊長。[[カグツチ]]を駆る。
 
:三番隊隊長。[[カグツチ]]を駆る。
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:八番隊隊長。[[ヤオヨロズ]]を駆る。
 
:八番隊隊長。[[ヤオヨロズ]]を駆る。
 
;[[矢島英明]]
 
;[[矢島英明]]
:アニメ版のみ一時的に所属していたことがある。
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:アニメ版では一時、原作漫画版では終盤正式に所属している。
 
;[[石神邦生]]
 
;[[石神邦生]]
 
:元一番隊隊長。
 
:元一番隊隊長。
 
;「[[推進派]]」達
 
;「[[推進派]]」達
 
:原作漫画版における「加藤久嵩の切り札」。
 
:原作漫画版における「加藤久嵩の切り札」。
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=== 主な新規加入メンバー(原作漫画版のみ)===
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;[[森次玲二]]
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:元JUDA特務室室長。真田の後任として二番隊隊長に就任。旧特務室組の指揮官を務める。
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:アニメ版では正式な役職は不明だが、元から加藤機関の所属。
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;[[桐山英治]]
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:キリヤマ重工社長。ジャミング施設破壊作戦後に正式に加入。デミトリーの後任として三番隊隊長に就任。
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;旧JUDA特務室
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:メンバーは全員参加。浩一のみ、ジャミング施設破壊作戦で行方不明となっている。
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;大場真来梓
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:1999年12月31日から地上に派遣されていた少女型ヒトマキナ。本格侵攻に際して「正義の味方になって戦う」ことを決意。森次に一目惚れしたのがきっかけで、彼について加藤機関に加入している。
    
==他作品の関連人物==
 
==他作品の関連人物==
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