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72 バイト追加 、 2020年10月14日 (水) 01:01
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つまり洋の東西や国内外に由来の厳密を期さなかった様子だが、現代では[[英語]]の「Magic」の訳語として普及した事や、魔女のイメージから展開したいわゆる「魔法少女」の定着で、西洋的なイメージに基づく不可思議な力の俗称として用いられ易い。
 
つまり洋の東西や国内外に由来の厳密を期さなかった様子だが、現代では[[英語]]の「Magic」の訳語として普及した事や、魔女のイメージから展開したいわゆる「魔法少女」の定着で、西洋的なイメージに基づく不可思議な力の俗称として用いられ易い。
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近年では[[超能力]]との差別化を図る傾向が強く、学問・技術として体系的に纏められ(ある程度才覚の問題はあるものの)修練によって身につける事が出来るとされる作品が多い。
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近年のフィクションでは[[超能力]]との差別化を図る傾向が強く、学問・技術として体系的に纏められ(ある程度才覚の問題はあるものの)修練によって身につける事が出来るとされる作品が多い。
    
発達した科学がまかり通るサイエンス・フィクションである『スーパーロボット大戦』というゲームにおいても、SFとファンタジーの融合を試みた作品が参戦する事がある為、それに伴って魔法の出番も現れている。[[バンプレストオリジナル]]でも[[シグザール]]や[[ゼルガード]]のように魔法の力を利用して戦う機体も存在する。
 
発達した科学がまかり通るサイエンス・フィクションである『スーパーロボット大戦』というゲームにおいても、SFとファンタジーの融合を試みた作品が参戦する事がある為、それに伴って魔法の出番も現れている。[[バンプレストオリジナル]]でも[[シグザール]]や[[ゼルガード]]のように魔法の力を利用して戦う機体も存在する。
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;[[魔法のプリンセス ミンキーモモ]]
 
;[[魔法のプリンセス ミンキーモモ]]
 
:夢の国の住人であるモモが使用する。
 
:夢の国の住人であるモモが使用する。
:「夢も希望も持たない者には魔法は通用しない」「地上世界では夢が消えかけているため大人になる魔法しか使えず、魔法の効果も基本的にはモモ自身にしか及ばない」という制約がある。
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:「[[夢]]も[[希望]]も持たない者には魔法は通用しない」「地上世界では夢が消えかけているため大人になる魔法しか使えず、魔法の効果も基本的にはモモ自身にしか及ばない」という制約がある。
: こうした制約上の都合上、「魔法によって他人の夢を直接叶えたシーン」は存在せず、変身したモモが事件を解決することが結果的に人々の夢と希望に繋がるというスタンスで描かれている。<ref>43話「いつか王子さまが」では、アニメーター志望の青年の夢を魔法で叶えようとするも失敗してしまい、他人の夢を魔法で叶えることはできないという現実にぶちあたってしまう。</ref>
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:こうした制約上の都合上、「魔法によって他人の夢を直接叶えたシーン」は存在せず、変身したモモが事件を解決することが結果的に人々の夢と希望に繋がるというスタンスで描かれている。<ref>43話「いつか王子さまが」では、アニメーター志望の青年の夢を魔法で叶えようとするも失敗してしまい、他人の夢を魔法で叶えることはできないという現実にぶちあたってしまう。</ref>
 
;[[魔神英雄伝ワタル]]
 
;[[魔神英雄伝ワタル]]
 
:ベースが神々の世界「神部界」を舞台とした剣と魔法のファンタジーなので、魔法は頻繁に登場する。蘇生魔法のような定番も使われるが、ターゲットの視聴者層に合わせたコミカルテイストな魔法の印象も強い。「魔法力」と称するエネルギーは一部の[[魔神]]にも利用されている。
 
:ベースが神々の世界「神部界」を舞台とした剣と魔法のファンタジーなので、魔法は頻繁に登場する。蘇生魔法のような定番も使われるが、ターゲットの視聴者層に合わせたコミカルテイストな魔法の印象も強い。「魔法力」と称するエネルギーは一部の[[魔神]]にも利用されている。
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:こちらもファンタジー作品である為やはり魔法が存在し、舞台となる世界[[アースティア]]の成り立ちや[[リュー]]にも大きく関わっている。
 
:こちらもファンタジー作品である為やはり魔法が存在し、舞台となる世界[[アースティア]]の成り立ちや[[リュー]]にも大きく関わっている。
 
;[[魔法騎士レイアース]]
 
;[[魔法騎士レイアース]]
:タイトルに魔法の名を冠しているとおり、ファンタジー作品なので登場人物の大半が魔法を使いこなす。舞台となる異世界セフィーロは、人の思いや感情が強く反映される世界であるため、技術というよりは使い手自身の心を反映した力という側面が強い。
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:タイトルに魔法の名を冠するファンタジー作品である通り、登場人物の大半が魔法を使いこなす。舞台となる[[異世界]]セフィーロは、人の思いや感情が強く反映される世界であるため、技術というよりは使い手自身の心を反映した力という側面が強い。
 
;[[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]
 
;[[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]
 
:作品の舞台である[[ラ・ギアス]]には精霊や[[プラーナ]]といった超常現象を引き起こす概念が存在する。地域ごとの差はあれど、それらの現象は当たり前に存在するものとして文明に根付いている。登場するロボットである[[魔装機]]も学問や技術として確立されている「魔術」を利用して作られており、各種兵器や必殺技にも応用されている。発動に関しては「魔法陣を描いてから発動する」描写が多い。
 
:作品の舞台である[[ラ・ギアス]]には精霊や[[プラーナ]]といった超常現象を引き起こす概念が存在する。地域ごとの差はあれど、それらの現象は当たり前に存在するものとして文明に根付いている。登場するロボットである[[魔装機]]も学問や技術として確立されている「魔術」を利用して作られており、各種兵器や必殺技にも応用されている。発動に関しては「魔法陣を描いてから発動する」描写が多い。
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:ファンタジーではなく架空の大正時代が舞台という設定だが、霊力や妖力と呼ばれる霊的な力または精神エネルギーが存在し、この力が高い人間(霊能力者)は[[李紅蘭|銃弾の軌道を逸らしたり]][[ソレッタ・織姫|指からレーザーを発射する]]といった人智を超えた現象を引き起こすことが出来る。また、霊能力者には「魔術」を会得している者もおり、魔術の存在が[[霊子甲冑]]の原型となる「人型蒸気」が生み出される直接的な原因となった他、「反魂の術」と呼ばれる術が物語において重要な役割を担っている。魔法という単語は劇中では殆ど使われないが、地脈の力を利用した結界や一部の必殺技の演出が「魔法陣」として表現されている。
 
:ファンタジーではなく架空の大正時代が舞台という設定だが、霊力や妖力と呼ばれる霊的な力または精神エネルギーが存在し、この力が高い人間(霊能力者)は[[李紅蘭|銃弾の軌道を逸らしたり]][[ソレッタ・織姫|指からレーザーを発射する]]といった人智を超えた現象を引き起こすことが出来る。また、霊能力者には「魔術」を会得している者もおり、魔術の存在が[[霊子甲冑]]の原型となる「人型蒸気」が生み出される直接的な原因となった他、「反魂の術」と呼ばれる術が物語において重要な役割を担っている。魔法という単語は劇中では殆ど使われないが、地脈の力を利用した結界や一部の必殺技の演出が「魔法陣」として表現されている。
 
;[[機神咆吼デモンベイン]]
 
;[[機神咆吼デモンベイン]]
:クトゥルフ神話をモチーフとしたオカルトものであり、「[[魔術師|魔術]]」が存在する。作中の魔術自体がオカルトホラー的な危険な存在と密接に関わっている関係上、魔術師の多くは外法に身を染めた人外になっている。登場するロボットの多くが魔術によって作られた「機械仕掛けの神の模造品」である鬼械神となっている。
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:[[クトゥルフ神話]]をモチーフとしたオカルトものであり、「[[魔術師|魔術]]」が存在する。作中の魔術自体がオカルトホラー的な危険な存在と密接に関わっている関係上、魔術師の多くは外法に身を染めた人外になっている。登場するロボットの多くが魔術によって作られた「機械仕掛けの神の模造品」である鬼械神となっている。
 
:スパロボのシステム一般においてENに相当する値が、「魔法のエネルギー」としてゲーム業界で常識化している「MP」に代用表現された初のスパロボ参戦作品でもある。
 
:スパロボのシステム一般においてENに相当する値が、「魔法のエネルギー」としてゲーム業界で常識化している「MP」に代用表現された初のスパロボ参戦作品でもある。
 
;[[新ゲッターロボ]]
 
;[[新ゲッターロボ]]
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:タイトルにも示される通り、魔女=魔法がメインテーマとして扱われている作品である。作中の魔法及び魔女は作中世界では普通に存在する技術や職業の一種として扱われているが、科学の進歩や源となる魔力の減少などの要因が重なり、魔女自体が衰退し始めているという扱い。
 
:タイトルにも示される通り、魔女=魔法がメインテーマとして扱われている作品である。作中の魔法及び魔女は作中世界では普通に存在する技術や職業の一種として扱われているが、科学の進歩や源となる魔力の減少などの要因が重なり、魔女自体が衰退し始めているという扱い。
 
;[[とある魔術の電脳戦機]]
 
;[[とある魔術の電脳戦機]]
:『[[電脳戦機バーチャロンシリーズ]]』とライトノベル『とある魔術の禁書目録シリーズ』のコラボ作品。作品世界観は魔術が存在する『とあるシリーズ』をメインの舞台としている。作中では宗教や神話などに伝わる魔術やそれにかかわる道具などが多数存在し、一大勢力を築いている。学園都市で開発された超能力が個々人の才能や適性を基に発現されたものとされるのに対し、魔術は修練によって身につけることができる体系化された技術としての側面が強い。
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:『[[電脳戦機バーチャロンシリーズ]]』とライトノベル『とある魔術の禁書目録シリーズ』のコラボ作品。作品世界観は魔術が存在する『とあるシリーズ』をメインの舞台としている。作中では宗教や[[神話]]などに伝わる魔術やそれに関わる道具などが多数存在し、一大勢力を築いている。学園都市で開発された超能力が個々人の才能や適性を基に発現されたものとされるのに対し、魔術は修練によって身につけることができる体系化された技術としての側面が強い。
    
=== 魔法に類似する力が登場する作品 ===
 
=== 魔法に類似する力が登場する作品 ===
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;[[コードギアスシリーズ]]
 
;[[コードギアスシリーズ]]
 
:シリーズの一部の登場人物が使用する[[ギアス]]という力は能力者ごとに効力は様々であるが、能力者本人の一番強い望みに即した形で他人の精神に干渉するという共通点がある。劇中もしくはスパロボシリーズにおいて共演した他作品の人物から「魔法」と形容されることもある。
 
:シリーズの一部の登場人物が使用する[[ギアス]]という力は能力者ごとに効力は様々であるが、能力者本人の一番強い望みに即した形で他人の精神に干渉するという共通点がある。劇中もしくはスパロボシリーズにおいて共演した他作品の人物から「魔法」と形容されることもある。
:実際、名称の由来となったのは、[[クトゥルフ神話]]に含まれる小説「七つの呪い」に登場する強制の魔術である「ギアス」の可能性が高い。
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:実際、名称の由来となったのは、クトゥルフ神話に含まれる小説「七つの呪い」に登場する強制の魔術である「ギアス」の可能性が高い。
 
;[[クロスアンジュ 天使と竜の輪舞]]
 
;[[クロスアンジュ 天使と竜の輪舞]]
 
:同作では[[ノーマ]]ではない多くの人々が[[マナ]]を扱う事ができ、さながら魔法のように視聴者には映るが、これは実のところ非常に高度な科学に基づいたものであり、言うなれば'''「高度に発達した科学は魔法と見分けがつかない」'''という言葉を分かりやすく表現したものといえる。
 
:同作では[[ノーマ]]ではない多くの人々が[[マナ]]を扱う事ができ、さながら魔法のように視聴者には映るが、これは実のところ非常に高度な科学に基づいたものであり、言うなれば'''「高度に発達した科学は魔法と見分けがつかない」'''という言葉を分かりやすく表現したものといえる。
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;[[スーパーロボット大戦D]]
 
;[[スーパーロボット大戦D]]
 
:「完全に顕現すると宇宙が滅びる」[[ペルフェクティオ|破滅の王]]の存在は魔法以上の概念的危険度を誇る。
 
:「完全に顕現すると宇宙が滅びる」[[ペルフェクティオ|破滅の王]]の存在は魔法以上の概念的危険度を誇る。
:なお意外にも『OG2nd』での[[ファートゥム]]の演出以外で魔法的武装は無い(炎や氷等も機械部分で制御している描写のみ)。
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:なお意外にも『[[第2次スーパーロボット大戦OG|第2次OG]]』での[[ファートゥム]]の演出以外で魔法的武装は無い(炎や氷等も機械部分で制御している描写のみ)。
 
;[[スーパーロボット大戦NEO]]
 
;[[スーパーロボット大戦NEO]]
 
:「全てのオリジナル機体が魔法技術が一般化している[[アースティア]]製」となっているため、魔法要素が多分に含まれる。
 
:「全てのオリジナル機体が魔法技術が一般化している[[アースティア]]製」となっているため、魔法要素が多分に含まれる。
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