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夢の国からやってきたプリンセスであるミンキーモモがステッキで大人に変身して活躍する魔法少女アニメ。所謂「魔法少女もの」と呼ばれるジャンルのアニメにおいては東映動画(後の東映アニメーション)以外のアニメスタジオによって制作された初の作品となる。
夢の国からやってきたプリンセスであるミンキーモモがステッキで大人に変身して活躍する魔法少女アニメ。所謂「魔法少女もの」と呼ばれるジャンルのアニメにおいては東映動画(後の東映アニメーション)以外のアニメスタジオによって制作された初の作品となる。
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それまでの魔法少女アニメは普通の生活の中で起こる騒動を魔法で解決するのが主流だったが、本作は無国籍風の世界観やストーリーの自由度の高さに重きを置いており、毎回異なるシチュエーション、時にはパロディも含めて描かれる。これらの要素によりメインターゲットの女児層のみならずより高い年齢層のアニメファンにも人気を得る事となった。
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それまでの魔法少女アニメは現実的な世界観の中で起こる騒動を魔法で解決するのが主流だったが、本作は無国籍風の世界観やストーリーの自由度の高さに重きを置いており、毎回異なるシチュエーション、時にはパロディも含めて描かれる。「暴走」と称されるほどの奇想天外かつシュールなシナリオや、脚本構成を担当した首藤剛志の独特なセンスをベースとしたセリフ回しによるキャラクターの魅力、筋立ては王道ながら王道に収まらない弾けた作風の相乗効果により、メインターゲットの女児層のみならず、より高い年齢層のアニメファンにも人気を得る事となった。
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第31話「よみがえった伝説」では、とある島に存在する遺跡が巨大ロボに変形合体し、主人公たちが乗り込むというロボットアニメのパロディエピソードが展開され、SRWへの参戦も同エピソードを元にしている。
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第31話「よみがえった伝説」ではとある島に存在する遺跡が巨大ロボに変形合体し、主人公たちが乗り込むというロボットアニメのパロディエピソードが展開されたことが大きな話題となり、SRWへの参戦も同エピソードを元にしている。
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1991年には同じ名前ながら主人公を変更<ref>名前が同じだけで全くの別人。後に二人のモモが出会うストーリーも描かれた。</ref>した続編『魔法のプリンセス ミンキーモモ 夢を抱きしめて<ref>サブタイトルは途中で付けられた。またファンの間では各主人公の出身地から第1作には「空モモ」、第2作には「海モモ」といった[[俗語・俗称|俗称]]も存在する。</ref>』も放送された。なお、こちらにも「ミンキーロボ」というロボが登場する回がある。
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1991年には同じ名前ながら主人公を変更<ref>名前が同じだけで全くの別人。後に二人のモモが出会うストーリーも描かれた。</ref>した続編『魔法のプリンセス ミンキーモモ 夢を抱きしめて<ref>サブタイトルは途中で付けられた。またファンの間では各主人公の出身地から第1作には「空モモ」、第2作には「海モモ」といった[[俗語・俗称|俗称]]も存在する。</ref>』も放送された。なお、こちらにも「ミンキーロボ」というロボが登場する回があるが、ストーリーは大きく異なる<ref>こちらは恰好よく散りたいと願う特撮ドラマの悪役ロボの願いを叶える話である。</ref>。
== ストーリー ==
== ストーリー ==
ある日、子供のいない夫婦の元に、空に浮かぶ夢の国フェナリナーサのプリンセス・ミンキーモモが降り立った。
ある日、子供のいない夫婦の元に、空に浮かぶ夢の国フェナリナーサのプリンセス・ミンキーモモが降り立った。
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失われつつある地上の人々の夢と希望を取り戻し、人間の世界から遠く離れてしまった祖国フェナリナーサを再び地球に引き戻すこと。それがモモの使命だった。
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まるで昔から二人の子供だったかのように受け入れられたモモは、人々の夢を叶えるため魔法で大人に変身する。
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魔法の力で夫婦の実の娘に成りすましたモモは、人々の夢を叶えるため魔法で大人に変身し、様々な事件を解決していく。。
== 登場人物 ==
== 登場人物 ==
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:このステッキを振りながら「ピピルマ ピピルマ プリリンパ パパレホ パパレホ ドリミンパ アダルトタッチで〇〇になれ」と唱えることで大人に変身する。
:このステッキを振りながら「ピピルマ ピピルマ プリリンパ パパレホ パパレホ ドリミンパ アダルトタッチで〇〇になれ」と唱えることで大人に変身する。
;フェナリナーサ
;フェナリナーサ
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:空に浮かぶ夢の国。かつては地上に存在したが、人々から夢と希望が失われるにつれて空中へと浮かび上がってしまった。
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:空に浮かぶ夢の国。かつては地上に存在したが、人々から夢と希望が失われるにつれて地球を離れて空の上に浮かぶ国となってしまった。
;ハッピーティア
;ハッピーティア
:モモのペンダントが4度輝くと、フェナリナーサで安置されている王冠に出現する宝石。
:モモのペンダントが4度輝くと、フェナリナーサで安置されている王冠に出現する宝石。
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**ややキャラ崩壊ぎみなギャグアニメで、ミンキナーサを含む各作品のロボも登場している。
**ややキャラ崩壊ぎみなギャグアニメで、ミンキナーサを含む各作品のロボも登場している。
*同じく80年代に人気を博した魔法少女アニメ『魔法の天使クリィミーマミ』とも短編映画で共演した事がある。
*同じく80年代に人気を博した魔法少女アニメ『魔法の天使クリィミーマミ』とも短編映画で共演した事がある。
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*北斗の拳や、脚本構成の首藤剛志が関わった漫画原作のアニメ「さすがの猿飛」など、他のTVアニメ作品にもモモを模したゲストキャラクターやモブがいる。
== 脚注 ==
== 脚注 ==