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;「いけませんか、こんな事言って! でもね、僕は両親に親をやってほしかったんですよ。そう言っちゃいけないんですか、子供が!? ……父は、前から愛人を作っていたし、母は父が愛人を作っていたって、仕事で満足しちゃって、そんな父を見向きもしなかったんです。軍の仕事ってそんなに大切なんですか!? エゥーゴだ、ティターンズだってそんな事じゃないんです。子供が無視されちゃたまんないんですよ!!」
 
;「いけませんか、こんな事言って! でもね、僕は両親に親をやってほしかったんですよ。そう言っちゃいけないんですか、子供が!? ……父は、前から愛人を作っていたし、母は父が愛人を作っていたって、仕事で満足しちゃって、そんな父を見向きもしなかったんです。軍の仕事ってそんなに大切なんですか!? エゥーゴだ、ティターンズだってそんな事じゃないんです。子供が無視されちゃたまんないんですよ!!」
 
:第5話にて。
 
:第5話にて。
;「死んだ両親の事は言うなと言うのですか?」
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;「死んだ両親の事は言うなと言うのですか⁉」
:クワトロの「よくわかる話だが」に対して返した台詞。カミーユ自身、薄々そういう返事が返ってくるのを予想していた事が伺える。
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;クワトロ「そうだ。そして、次の世代の子供達の為の世作りをしなくてはならない…」
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;「僕にそんな責任があるわけ無いでしょう…」
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;クワトロ「あるな…」
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;「大尉は僕の何なんです⁉目の前で二度も親を殺された僕に…何かを言える権利を持つ人なんて、いやしませんよ…」
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:クワトロの「よくわかる話だが」に対して返したやり取り。カミーユ自身、薄々そういう返事が返ってくるのを予想していた事が伺える。しかし、元を正せば自らの軽率な行いが原因で、両親が巻き込まれて死に至ったのも否定しようの無い事実で、そうである以上、カミーユはどういう形であれ自らの犯した過ちを償わなければならず、クワトロもそれを理解していた。だが、カミーユの頭の中には「自身の行いが両親の死を招いてしまった責任」ではなく「目の前で親を殺された苦しみ」しか無かった為、結局は反発するだけであった。当時のカミーユが、いかに自らのやってしまった事の重大さや責任について、未だに理解していなかったのかが解かるやり取りである。
 
;「尊敬してますよ。あの人は両親の苦労を一身に背負って、ザビ家を倒そうとした人ですから」
 
;「尊敬してますよ。あの人は両親の苦労を一身に背負って、ザビ家を倒そうとした人ですから」
 
;「でも、一人で組織に対抗しようとして敗れた、馬鹿な人です」
 
;「でも、一人で組織に対抗しようとして敗れた、馬鹿な人です」
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:劇場版での最後の台詞。カミーユとファはコクピットから飛び出し、お互いの存在を確認するよう宇宙に浮かびながら抱き締め合った<ref>この台詞に至る前、ふたりの会話をアーガマ内で通信傍受していた[[サエグサ]]が実況中継を行っていた。唐突なオネエ口調で一連の会話を喋っていたことから'''サエグサ精神崩壊'''とネタになることも。</ref>。2人とガンダムが映るこのラストシーンは『[[機動戦士ガンダムF91]]』における[[シーブック・アノー|シーブック]]と[[セシリー・フェアチャイルド|セシリー]]を彷彿とさせる。
 
:劇場版での最後の台詞。カミーユとファはコクピットから飛び出し、お互いの存在を確認するよう宇宙に浮かびながら抱き締め合った<ref>この台詞に至る前、ふたりの会話をアーガマ内で通信傍受していた[[サエグサ]]が実況中継を行っていた。唐突なオネエ口調で一連の会話を喋っていたことから'''サエグサ精神崩壊'''とネタになることも。</ref>。2人とガンダムが映るこのラストシーンは『[[機動戦士ガンダムF91]]』における[[シーブック・アノー|シーブック]]と[[セシリー・フェアチャイルド|セシリー]]を彷彿とさせる。
 
:こうした場面を一例に、富野由悠季氏はカミーユの新たなニュータイプ像を描けた理由として「精神的な繋がり(共感)だけでなく、ファという大事な女性の肉体的な繋がり(体感)を得たことが大きい」…等のコメントを特集誌『機動戦士ガンダムZ ヒストリカ』にて残している。
 
:こうした場面を一例に、富野由悠季氏はカミーユの新たなニュータイプ像を描けた理由として「精神的な繋がり(共感)だけでなく、ファという大事な女性の肉体的な繋がり(体感)を得たことが大きい」…等のコメントを特集誌『機動戦士ガンダムZ ヒストリカ』にて残している。
      
=== [[機動戦士ガンダムΖΖ]] ===
 
=== [[機動戦士ガンダムΖΖ]] ===