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349 バイト追加 、 2020年9月1日 (火) 21:06
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[[ティターンズ]]が開発した汎用試作型[[モビルスーツ]]。[[ガンダム]]がベースになっており、フランクリン・ビダン大尉が開発責任者。
 
[[ティターンズ]]が開発した汎用試作型[[モビルスーツ]]。[[ガンダム]]がベースになっており、フランクリン・ビダン大尉が開発責任者。
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開発には全て連邦系の技術が使用され、ジオン系の技術者は排除されている。そのため、装甲材にチタン合金セラミック複合材が用いられるなど、旧式の技術が使われている部分も少なくないが、新たに装甲や武装をフレームと分離させる事でフレームの可動範囲を広げる「ムーバブルフレーム」を本格的に採用しており、総合的に高性能な機体として完成している。また、コクピットには全天周囲モニターとリニアシートが採用されている。いわゆる「第二世代モビルスーツ」の先駆けとも言える傑作機だったが、先述の旧式技術の部分により厳密には第二世代機に該当する要件を満たしておらず、「第1.5世代」などとも称された。
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開発には全て連邦系の技術が使用され、ジオン系の技術者は排除されているとされる。ガンダムを含め、それまでのモビルスーツの機体構造の常識は、装甲の一部にも骨格としての役割を持たせるモノコック構造であったが、本機体は運動性向上を目指して装甲や武装をフレームと分離させ、フレームの可動範囲を広げる「ムーバブルフレーム」という呼ばれるもので、これを初めて全面的に採用した機体である。その構造上コクピットもコアファイターを排し、代わりに全天周囲モニターとリニアシートが採用されている。そのため装甲材にチタン合金セラミック複合材が用いられるなど、旧式の技術が使われている部分も少なくないにもかかわらず、総合的に高性能な機体として完成している。
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本機は以後の[[MS]]開発に多大な影響を与えており、[[Ζプロジェクト]]にも大きく貢献した。
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本機は以後の[[MS]]開発に多大な影響を与えており、[[Ζプロジェクト]]にも大きく貢献するなど、いわゆる「第二世代モビルスーツ」の先駆けとも言える傑作機だったが、先述の旧式技術の部分により厳密には第二世代機に該当する要件を満たしておらず、「第1.5世代」などとも称された。
    
1~4号機までが存在しており、その内、1~3号機は[[エゥーゴ]]に奪取され、3号機が改修を施されて運用された。残りの2機は[[アナハイム・エレクトロニクス]]にて構造の研究に使用されたり、修理用の部品として解体されている。4号機はエゥーゴによる強奪事件が起こる前に行われたテストで墜落事故を起こしている。これらの事が原因となり、ティターンズは本機の量産計画を断念した。また、ティターンズが運用していた時は黒に近い濃紺のティターンズカラーだったが、エゥーゴが奪取してからは白に塗り替えられている。
 
1~4号機までが存在しており、その内、1~3号機は[[エゥーゴ]]に奪取され、3号機が改修を施されて運用された。残りの2機は[[アナハイム・エレクトロニクス]]にて構造の研究に使用されたり、修理用の部品として解体されている。4号機はエゥーゴによる強奪事件が起こる前に行われたテストで墜落事故を起こしている。これらの事が原因となり、ティターンズは本機の量産計画を断念した。また、ティターンズが運用していた時は黒に近い濃紺のティターンズカラーだったが、エゥーゴが奪取してからは白に塗り替えられている。
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漫画『機動戦士ΖガンダムDefine』では、「'''出力こそ高いが、動きが直線的で小回りが利きにくい'''」というポテルシャルが特徴で、ジェリドが[[グリーンノア]]でのテスト飛行中に、ティターンズ本部ビルに突っ込んだのは、この難のある旋回性能が原因とされている。
 
漫画『機動戦士ΖガンダムDefine』では、「'''出力こそ高いが、動きが直線的で小回りが利きにくい'''」というポテルシャルが特徴で、ジェリドが[[グリーンノア]]でのテスト飛行中に、ティターンズ本部ビルに突っ込んだのは、この難のある旋回性能が原因とされている。
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アニメと違い、カミーユ用とエマ用に2機が実戦に投入されるが、双方とも本史とは異なる運命を辿っているのも大きな特徴である。
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アニメと違い、カミーユ用とエマ用に2機が実戦に投入されるが、双方とも本史とは異なる運命を辿っているのも大きな特徴である。カミーユ機は[[香港|ホンコン・シティ]]で[[フォウ・ムラサメ|フォウ]]の乗る[[サイコガンダム]]との戦いで撃破され<ref>その後、脱出ポッドで放り出された所を、間一髪で駆け付けたスミレ・ホンゴウが乗って来た[[Ζガンダム]]に[[乗り換え]]ている。</ref>、エマ機は[[ヤザン・ゲーブル|ヤザン]]の[[マラサイ]]との戦いで大破されるが、その後回収され[[アナハイム・エレクトロニクス|AE]]の技術を取り入れて、各部スラスターが追加装備された事により、瞬発力と旋回性能が向上し、機動力を大幅に強化された『ガンダムMk-II×II』へと進化を遂げた。
 
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カミーユ機は[[香港|ホンコン・シティ]]で[[フォウ・ムラサメ|フォウ]]の乗る[[サイコガンダム]]との戦いで撃破され<ref>その後、脱出ポッドで放り出された所を、間一髪で駆け付けたスミレ・ホンゴウが乗って来た[[Ζガンダム]]に[[乗り換え]]ている。</ref>、エマ機は[[ヤザン・ゲーブル|ヤザン]]の[[マラサイ]]との戦いで大破されるが、その後回収され[[アナハイム・エレクトロニクス|AE]]の技術を取り入れて、各部スラスターが追加装備された事により、瞬発力と旋回性能が向上し、機動力を大幅に強化された『ガンダムMk-II×II』へと進化を遂げた。
      
=== 強化バリエーション ===
 
=== 強化バリエーション ===