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:ゼウスなどが登場。
:ゼウスなどが登場。
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===神々===
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==神々==
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===オリュンポス十二神(Dodekatheon)===
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オリュンポス山の山頂に住まうと伝えられる12柱の神々。
;ゼウス(Zeus)
;ゼウス(Zeus)
:ギリシア神話の主神にして天空神。そして、オリュンポス十二神をはじめとする神々の王であるため、この神を知っている者は多い。その一方で病的ともいえる女好きで、妻帯者にも関わらず多くの女性と子を成した。その際は動物や他人、果ては雨にまで化けて女性の寝所に侵入する。彼の妻は、結婚と貞節を司る故か恐ろしく嫉妬深い女神ヘラ。この二人の諍いのとばっちりで事件に発展した例が割とある。
:ギリシア神話の主神にして天空神。そして、オリュンポス十二神をはじめとする神々の王であるため、この神を知っている者は多い。その一方で病的ともいえる女好きで、妻帯者にも関わらず多くの女性と子を成した。その際は動物や他人、果ては雨にまで化けて女性の寝所に侵入する。彼の妻は、結婚と貞節を司る故か恐ろしく嫉妬深い女神ヘラ。この二人の諍いのとばっちりで事件に発展した例が割とある。
;アポロン(Apollon)
;アポロン(Apollon)
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:音楽の神。「アポローン」とも呼ばれる。よくアポロンを太陽の神とイメージされがちであるが、それはヘリオスと混同したのが原因である。
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:音楽の神。アポローンとも呼ばれる。よくアポロンを太陽の神とイメージされがちであるが、それはヘリオスと混同したのが原因である。一説ではオルフェウス教の伝説的開祖である詩人オルフェウスの父親と言われている。
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:その一方で「道路の保護者」としての[[異名]]'''アギュイエウス(Agyieus)'''、アポロンを象徴する動物である狼を統べる存在'''アポロン・リュケイオス(Apollon Lykeios)'''と名乗ったりする。
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===その他の神々===
;ヘリオス(Helios)
;ヘリオス(Helios)
:太陽神で、その名前も[[ギリシャ語]]で「太陽」を意味する言葉である。天空を翔けるヘリオス神の4頭立て馬車こそが太陽であると信じられていた。
:太陽神で、その名前も[[ギリシャ語]]で「太陽」を意味する言葉である。天空を翔けるヘリオス神の4頭立て馬車こそが太陽であると信じられていた。
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;プロメテウス(Prometheus)
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===人物===
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:ティターンの一柱。人類に「火」を与えて文明を発展させたが、その行いによってゼウスの逆鱗に触れてしまい、カウカーソス山の山頂に張り付けにさせながら毎日肝臓をハゲタカに啄まれる生き地獄を味わうこととなった。
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===ティターン(Titan)===
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天空神ウラノスと大地の女神ガイアの間に生まれた12柱の神々の兄弟姉妹。ゼウスに与しない神々もティターンと称されることも。
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==人物==
;オルフェウス(Orpheus)
;オルフェウス(Orpheus)
:吟遊詩人。オルペウスとも呼ばれる。毒蛇に噛まれて死んでしまった妻エウリュディケーを取り戻すため、冥府に赴いた。その竪琴の腕を以て、冥府の河の渡し守カロンや番犬ケルベロス、冥府の住人を皆魅了して無事冥王ハーデスの元へ到達。ハーデスの妻ペルセポネーもその挨拶の歌に涙したことで説得に成功し、「冥府にいる間エウリュディケーのいる背後を振り向いてはいけない」という条件付きでエウリュディケーの返還を認められた。しかし、冥府脱出直前で振りかえってしまったことで、失敗に終わってしまった。
:吟遊詩人。オルペウスとも呼ばれる。毒蛇に噛まれて死んでしまった妻エウリュディケーを取り戻すため、冥府に赴いた。その竪琴の腕を以て、冥府の河の渡し守カロンや番犬ケルベロス、冥府の住人を皆魅了して無事冥王ハーデスの元へ到達。ハーデスの妻ペルセポネーもその挨拶の歌に涙したことで説得に成功し、「冥府にいる間エウリュディケーのいる背後を振り向いてはいけない」という条件付きでエウリュディケーの返還を認められた。しかし、冥府脱出直前で振りかえってしまったことで、失敗に終わってしまった。