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== 歴史 ==
 
== 歴史 ==
 
===神話の時代===
 
===神話の時代===
世界のはじまりの時代は、大いなる闇である蚩尤(しゆう)のみが存在していた。そこに[[ガンダム]]の姿を持つ四柱の神々が天より降り立った。彼らの名を、龍帝(りゅうてい)、雀瞬(じゃくしゅん)、虎暁(こぎょう)、武義(ふっき)と呼ぶ。
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世界の始まりの時代は、大いなる闇である蚩尤(しゆう)のみが存在していた。そこに[[ガンダム]]の姿を持つ四柱の神々が天より降り立った。彼らの名を、龍帝(りゅうてい)、雀瞬(じゃくしゅん)、虎暁(こぎょう)、武義(ふっき)と呼ぶ。
    
四神は蚩尤と壮大な戦いを始めた。最終的に蚩尤は封印されたが、武義もまた力を使い果たした。残った三人の神のうち、雀瞬は太陽となって世界を照らし、虎暁は月となって世界を癒し、龍帝は海となって世界を育んだ。こうして、三璃紗という世界が創世された。彼ら三神は後の世に「'''三侯'''」と呼ばれ奉られることになる。一方、蚩尤ごと自らを封印した武義の存在は忘れ去られ、あらゆる歴史書に名を残すことはなかった。
 
四神は蚩尤と壮大な戦いを始めた。最終的に蚩尤は封印されたが、武義もまた力を使い果たした。残った三人の神のうち、雀瞬は太陽となって世界を照らし、虎暁は月となって世界を癒し、龍帝は海となって世界を育んだ。こうして、三璃紗という世界が創世された。彼ら三神は後の世に「'''三侯'''」と呼ばれ奉られることになる。一方、蚩尤ごと自らを封印した武義の存在は忘れ去られ、あらゆる歴史書に名を残すことはなかった。
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『三国伝』の第二部にあたる時代。三国志演義で言うところの徐州侵攻から赤壁の戦いまでが描かれる。
 
『三国伝』の第二部にあたる時代。三国志演義で言うところの徐州侵攻から赤壁の戦いまでが描かれる。
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反董卓連合軍は解散し、武将たちは自らの故郷に帰って領地の復興に努めていた。しかし、董卓の持っていた玉璽を入手した袁術ズサが、董卓同様に世界の支配者となる野心に取り付かれた。劉備は暴走する袁術を止めるために江東の領主となった孫一族の協力を得て、袁術を討つ。
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反董卓連合軍は解散し、武将たちは自らの故郷に帰って領地の復興に努めるも、我こそが三璃紗を治めんと勢力を拡大させていく群雄割拠の時代となった。
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玉璽はその後は袁術の兄である袁紹バウの手に渡るが、やはり彼も三璃紗統一の野望にとりつかれる。しかし袁紹もまた官渡の戦いで曹操軍に敗れてしまう。
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董卓の持っていた玉璽を手にした袁術ズサは兄の袁紹バウを出し抜くが、孫権に敗れ去った。
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曹操はことここにいたり、真の平和を築くためには三璃紗統一が必要と強く確信し、孫権が治める江東地方への侵攻を開始する。曹操の覇道に異を唱える劉備は孫権と手を組み、曹操から江東を防衛する戦いに参戦した。最終的には「赤壁」にて、劉備、孫権、曹操の三人が三候の力を覚醒させて激突。ぶつかりあうパワーが爆ぜた後、曹操の姿はどこにもなかった。大将が行方不明になったことから曹操軍は撤退。赤壁の戦いは江東側の勝利に終わった。アニメ版はここで完結するが、漫画版では劉備も行方不明となり『戦神決闘編』へ続く。
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袁術脱落後、玉璽を手にした袁紹は温存していた軍を侵攻させて勢力を拡大化させるが、官渡の戦いで曹操に敗れ去った。
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官渡の戦いを征した曹操は真の平和を築くためには三璃紗統一が必要と強く確信し、孫権が治める江東地方への侵攻を開始する。曹操の覇道に異を唱える劉備は孫権と手を組み、曹操から江東を防衛する戦いに参戦した。最終的には「赤壁」にて、劉備、孫権、曹操の三人が三候の力を覚醒させて激突。ぶつかりあうパワーが爆ぜた後、曹操の姿はどこにもなかった。大将が行方不明になったことから曹操軍は撤退。赤壁の戦いは江東側の勝利に終わった。BBWはここで完結するが、旧シリーズでは劉備も行方不明となり『戦神決闘編』へ続く。また、袁術編はBBWオリジナルの展開だった。
    
===戦神決闘編===
 
===戦神決闘編===
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赤壁の戦いに勝利した孫権は江東一体を新たに「轟(ゴウ)」という国にまとめあげた。一方、行方不明になった曹操の息子である曹丕も北方をまとめあげ「機駕(ギガ)」を建国。一方、劉備の仲間たちは西方の益州に渡り、「翔(ショウ)」の国を建国した。こうして三国時代が始まる。
 
赤壁の戦いに勝利した孫権は江東一体を新たに「轟(ゴウ)」という国にまとめあげた。一方、行方不明になった曹操の息子である曹丕も北方をまとめあげ「機駕(ギガ)」を建国。一方、劉備の仲間たちは西方の益州に渡り、「翔(ショウ)」の国を建国した。こうして三国時代が始まる。
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しかし機駕はかつての誇りを失い、無闇に戦線を拡大させる野蛮な国家に成り果てていた。若き皇帝である曹丕は宰相の司馬懿サザビーの言うがままに行動しており、司馬懿の真の目的は予言書『G記』に記された黙示録を実現させ、「究極の闇」の力を入手することだった。その手掛かりを見つけるためだけに各地を問答無用に侵略していたのである。
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しかし、機駕はかつての誇りを失い、無闇に戦線を拡大させる野蛮な国家に成り果てていた。若き皇帝である曹丕は宰相の司馬懿サザビーの言うがままに行動しており、司馬懿の真の目的は予言書『G記』に記された黙示録を実現させ、「究極の闇」の力を入手することだった。その手掛かりを見つけるためだけに各地を問答無用に侵略していたのである。
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翔と轟の次世代の若き武将たちは機駕の背後にある闇を打ち砕くために奮闘。一方、行方不明になっていた曹操、そして劉備も三璃紗を狙う闇の存在に感づいており、それを止めるために歴史の裏で暗躍していた。
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翔と轟の次世代の若き武将たちは機駕の背後にある闇を打ち砕くために奮闘。一方、行方不明になっていた曹操、そして劉備も三璃紗を狙う闇の存在に感づいており、それを止めるために歴史の裏で活動していた。
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そして最終的に司馬懿は自らの子供たとをいけにえに捧げ、「究極の闇」である古代の邪神・蚩尤を復活させた。若き武将たちは命がけでこれを倒すが、それさえも司馬懿の計画の一環であり、司馬懿は倒された蚩尤の闇の力を吸収し、真なる破壊神「天熾鵬 司馬懿サザビー」として再誕した。
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最終的に司馬懿は自らの子供たちを生贄に捧げ、「究極の闇」である古代の邪神・蚩尤を復活させた。若き武将たちは命がけでこれを倒すが、それさえも司馬懿の計画の一環であり、司馬懿は倒された蚩尤の闇の力を吸収し、真なる破壊神「天熾鵬 司馬懿サザビー」として再誕した。
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三璃紗そのものを闇に沈めようとする司馬懿に対し、三候の魂を継ぐ劉備、曹操、孫権が力を合わせる。そしてそこに死んだはずの呂布が登場。呂布は、神話の時代に蚩尤と相打ちになっていた四神の「武義」の魂を受け継いでおり、蚩尤復活とともに武義の魂もまた解放されて、呂布をよみがえらせたのである。「五丈原」にて四人は力を結集させて司馬懿を倒す。『戦神決闘編』の物語自体はここで終わる。
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三璃紗そのものを闇に沈めようとする司馬懿に対し、三候の魂を継ぐ劉備、曹操、孫権が力を合わせる。さらに神話の時代に蚩尤と相打ちになっていた四神の「武義」の魂を受け継ぐ者だった呂布トールギスも参戦。「五丈原」の戦いで司馬懿は敗れ去った。『戦神決闘編』の物語自体はここで終わる。
    
===三璃紗統一===
 
===三璃紗統一===
『戦神決闘編』のエピローグで語られる歴史によると、蚩尤復活のさいに生贄に捧げられていた司馬炎ザクIIが助けられ、それまでの記憶を全て失っていたことから翔の武将である姜維ガンダムF91の養子となり、この司馬炎が後に三璃紗統一をなし、「真」という国家が誕生する、ということになっている。
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『戦神決闘編』のエピローグで語られる歴史によると、蚩尤復活の際に生贄に捧げられていた司馬炎ザクIIが助けられ、それまでの記憶を全て失っていたことから翔の武将である姜維ガンダムF91の養子となり、この司馬炎が後に三璃紗統一をなし、「真」という国家が誕生する、ということになっている。
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「真」は史実の「晋」をモチーフとしているが、司馬炎が翔の側についてしまっているので、三国志的に言えば「蜀が統一した」ということになる。
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「真」は史実の「晋」をモチーフとしているが、司馬炎が翔の側に付いてしまっているので、三国志的に言えば「蜀が統一した」ということになる。
    
また、この「真」の統一までの期間に起こった出来事として、弟三部の後日談が「BB戦士三国伝 LEGEND BB」として展開されており(2013年現在)、蚩尤の欠片から生まれた新たな脅威「四凶」との戦いの話となっている。
 
また、この「真」の統一までの期間に起こった出来事として、弟三部の後日談が「BB戦士三国伝 LEGEND BB」として展開されており(2013年現在)、蚩尤の欠片から生まれた新たな脅威「四凶」との戦いの話となっている。
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