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== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[箱根]]付近に建設中の[[第3新東京市]]に本部を置く、[[国連]]所属の特務機関。対[[使徒]]用の決戦兵器である人造人間『[[エヴァンゲリオン]]』を極秘裏に開発、配備していた。作中でもスーパーロボット大戦でも表向き「使徒殲滅専門の正義の味方」であり、対外的には[[サードインパクト]]を防ぐ為、使徒の調査、研究、殲滅を遂行する為の組織と説明されている。国連所属による様々な特別な権限を利用しての単独での指事や行使を行う。本当の目的は「「[[ゼーレ]]」の目的達成のための実行機関」であり、ゼーレという組織は人類社会における暗部を行ってきた。そのためには対抗組織の台頭は徹底的に潰す方針を取っている。TVシリーズ第7話ではジェットアローン(SRW未登場)の開発を裏工作で開発中止、[[碇シンジ]]らの第3新東京市クラスメートの親らには多額の裏金で従わせたり、組織の実態を知るものには[[暗殺]](司令官の裁量により[[加持リョウジ]]は対象外とされた)も平然を行う。
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[[箱根]]付近に建設中の[[第3新東京市]]に本部を置く、[[国連]]所属の特務機関。本部の司令官は[[碇ゲンドウ]]。対[[使徒]]用の決戦兵器である人造人間『[[エヴァンゲリオン]]』を極秘裏に開発、配備していた。日本の他にも、[[アメリカ]][[ドイツ]][[中国]]等に支部が存在している。
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しかし司令官の[[碇ゲンドウ]]がネルフの組織そのものを事実上私物化していた為、全ての使徒を殲滅後にA-801(ネルフの持つ権限が実質的に権利剥奪される)が発動され、ネルフはゼーレを敵に回す事になってしまう。[[MAGIシステム|MAGI]]のハッキングによる制圧作戦は阻止したものの、続いて[[自衛隊|戦略自衛隊]]による制圧行動を受ける事になった。ネルフには殺人はおろか対人戦闘にすら不慣れな者が多い為、戦闘のプロである戦略自衛隊の圧倒的な戦闘力に敵うはずも無く、職員達は次々と虐殺されていき、投降すらも認められなかった。結果的にネルフの職員達はゲンドウの個人的エゴの為に犠牲になってしまったと言っても過言ではない。
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対外的には[[サードインパクト]]を防ぐ為、使徒の調査、研究、殲滅を遂行する為の組織と説明されており、特に日本の本部は国連所属による広範囲な特権によって、使徒殲滅作戦時における指揮権のほぼ全面的な委任だけでなく、試作兵器の徴発、事後処理における報道管制や情報操作等、数多くの超法規的措置が許されている。この為、基本的に従わざるを得ずろくな意見も認められていない立場にある戦略自衛隊や日本政府だけでなく、他のNERVの支部からも反感を買っている<ref>その権限の強大さは、[[ガンダムシリーズ]]で例えるなら、[[ティターンズ]]や[[ブルーコスモス]]、[[アロウズ]]、[[ギャラルホルン]]に近いか、それ以上とも言える。</ref><ref>劇場版でのNERVは、他の支部の権限も大幅に強化されているらしく、[[EVA2号機]]の保有権がユーロ側のままであったり、EVA4号機の存在をE計画の責任者である[[赤木リツコ]]が知らなかった点等からも、その事が伺える。</ref>。
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作中及びスーパーロボット大戦でも、表向きは「使徒殲滅専門の正義の味方」となっているが、'''世界の裏で暗躍する秘密結社「[[ゼーレ]]」の目的達成の為の実行機関'''という側面も持っている。真の設立目的は'''ゼーレによる出来損ないの群体として既に行き詰まった人類を「完全な単体」…つまりは「使徒と同質かそれをも超えた生命体」として人工進化させる「[[人類補完計画]]」の実行'''にあり、エヴァンゲリオンの建造や使徒の殲滅も、計画達成の為の途中経過に過ぎなかったのである。ただしこれは極秘事項であり、一般大衆はもちろんNERV職員達の大多数も、この事実を知らされていない。その目的の為には、裏で様々な暗躍を行っており、NERV以外の対抗組織の台頭は徹底的に潰す方針を取っている。TVシリーズ第7話ではジェットアローン(SRW未登場)の開発を裏工作で開発中止に追い込み、[[碇シンジ]]らの第3新東京市クラスメートの親らには多額の裏金で従わせ、組織の実態を知る者には[[暗殺]]も平然を行っている(司令官のゲンドウにとって利用価値があった事から、[[加持リョウジ]]は対象外とされている<ref>後に裏切りに気付いたゼーレ当たりの差し金により、NERV以外の者の手で結局は暗殺されてしまう末路となったが。</ref>)。ただし、アメリカの第2支部で発生したEVA4号機の暴走事故に関しては、本当に予想外の出来事だったとされている。
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しかし、司令官のゲンドウが、ゼーレにとって重要なベークライトで固められた「[[第1使徒アダム]]」を加持に横流しさせる等、あくまでも自らの意向で補完計画を達成させようとし、ネルフの組織そのものを事実上私物化していた結果、最後の使徒である[[渚カヲル]]の殲滅後、A-801(ネルフの持つ権限が実質的に権利剥奪される)が発動。ネルフ本部はゼーレを敵に回す事になってしまい、情報操作によって「ネルフがサードインパクトを発生させようとしている[[テロリスト|テロリスト集団]]」と認定された事で、日本政府や戦略自衛隊、他のNERVの支部も全面的に敵対される事になる。本部制圧の第一段階として、日本国外のNERV支部から[[MAGIシステム|MAGI]]の同型コンピューターを用いたハッキングによる制圧作戦が展開されるが、[[赤木リツコ]]によって失敗。ゼーレによって直接的な制圧へと変更され、第二段階として[[自衛隊|戦略自衛隊]]による殲滅行動を受ける。ネルフには、戦闘訓練を受けた警備兵は存在するものの、殺人はおろか対人戦闘にすら不慣れな者が多い為、[[戦闘のプロ]]である戦略自衛隊の圧倒的な戦闘力に敵うはずも無く、職員達は次々と虐殺されていき、テロリスト認定されていた為、投降すらも認められなかった。結果的にネルフの職員達はゲンドウの個人的エゴの為に犠牲になってしまったと言っても過言ではない。
    
なお、TV版最終話に描かれた「一つの可能性の世界」でのシンジ達が通う中学校は「ネルフ中学校」となっている。
 
なお、TV版最終話に描かれた「一つの可能性の世界」でのシンジ達が通う中学校は「ネルフ中学校」となっている。