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ヴァーダントのファクター。JUDA特務室室長。常にJUDAの制服である黒スーツを着ている。
 
ヴァーダントのファクター。JUDA特務室室長。常にJUDAの制服である黒スーツを着ている。
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室長の名に恥じない能力の持ち主であり、初期の浩一が手も足も出ず、ジャックからも「化け物」と称されたほどの技量を持つ。マキナでの戦闘だけでなく知略戦でも極めて優秀で、[[石神邦生|石神]]の真意をある程度汲める貴重な人物として頼りにされている。
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冷静沈着な性格で時折相手に厳しい物言いをする事もある。が、隠し芸大会の練習として自室で巻き藁相手に延々とツッコミの練習をしたり、やはり自室で独り西瓜割りを行っていたりと奇行も目立つ。また、長崎から東京へ帰る浩一に両腕一杯の紙袋(中身はカステラ)を渡す際にいかにも恐ろしげな雰囲気で現れるなど、笑えないユーモアの持ち主である。ちなみに、このカステラのシーンは'''見開き+ゴゴゴゴと言う効果音'''。しんみりムードをふっ飛ばすその有様は、ヴァリアブル・バインダーを広げたヴァーダントの姿に似ていることから、一部でカステラバインダーなどと呼ばれている。
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生まれつき痛覚が無い。そのため肉体を極限まで酷使する事が出来るが、それにより無茶をしてしまう事もしばしばある。かつては弱視であり、しかも右目は失明していたが、ファクターになった際に視力は回復している。普段かけている眼鏡は伊達であり、戦闘の際には外している。
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かつては弱視であり、しかも右目は失明していたが、ファクターになった際に視力は回復している。普段かけている眼鏡は伊達であり、戦闘の際には外している。また生まれつき痛覚が無い。そのため肉体を極限まで酷使する事が出来るが、それにより無茶をしてしまう事もしばしばある。
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冷静沈着な性格で時折相手に辛辣な物言いをする事もあるが、その内に熱い心と正義感を秘めており、「正義の味方」になれなかった過去を持つことから浩一の辿るかもしれなかった未来の姿とも見ることができる。
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中学生時代は頻繁に不良から喧嘩を吹っかけられており、「懸命に生きてる人間の邪魔をするくだらない連中が許せない」という理由で不良相手の喧嘩に明け暮れていたため札付きの不良として有名だったが、親友の[[桐山英治|桐山]]の取り成しにより大事にならないよう取り図られていた。
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ある日、帰宅した彼が見たものは不良たちにより命を奪われた姉・百合子の姿。玲二は不良たちから事の真相を聞き出すと、不良たちが玲二を狙っていたのは桐山に金で雇われていたためであり、百合子の命を奪ったのは体の痛みを感じない玲二に心の痛みを与えようとした桐山の差し金であった。その後桐山に会った玲二は心の痛みに傷ついた玲二を見る桐山の目が醜悪な笑みを浮かべていたことで自らが桐山の歪みを見て見ぬフリをしてきてしまったという過ちを悟り、その場を逃げ出す。
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殺人の容疑者として警察に追われた玲二は樹海に逃げ込むが、偶然ヴァーダントが真下の地下空洞へと転送されてきたことで地面が崩れて落下し、ヴァーダントの太刀に串刺しになって死亡する。だが、[[マキナ]]の原則により玲二はファクターとして蘇生され、死を許されなかった怒りに任せてヴァーダントの右目を素手で破壊。その場に現れた石神に保護されることとなった。
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シリアスな場面の登場が多い一方で、隠し芸大会の練習として自室で巻き藁相手に延々とツッコミの練習をしたり、やはり自室で独り西瓜割りを行っていたりと奇行も目立つ。また、長崎から東京へ帰る浩一に両腕一杯の紙袋(中身はカステラ)を渡す際にいかにも恐ろしげな雰囲気で現れるなど、笑えないユーモアの持ち主である。ちなみに、このカステラのシーンは'''見開き+ゴゴゴゴと言う効果音'''。しんみりムードをふっ飛ばすその有様は、ヴァリアブル・バインダーを広げたヴァーダントの姿に似ていることから、一部でカステラバインダーなどと呼ばれている。
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===アニメ版===
 
桐山のクーデターに前後して石神を射殺、JUDAを離反する。その後は加藤機関において活動し、久嵩の命令を受けて秘密裏に動いていた。その全ては、ラインバレルを「マキナ殺し」として一時的にでも覚醒させることであり、また「テルミノ・クレメンティア」に絶対不可欠な要素である戦艦「フラッグ」を起動させるため、石神からの指示と加藤の意向によって行われたものであった。
 
桐山のクーデターに前後して石神を射殺、JUDAを離反する。その後は加藤機関において活動し、久嵩の命令を受けて秘密裏に動いていた。その全ては、ラインバレルを「マキナ殺し」として一時的にでも覚醒させることであり、また「テルミノ・クレメンティア」に絶対不可欠な要素である戦艦「フラッグ」を起動させるため、石神からの指示と加藤の意向によって行われたものであった。
    
真相が明るみに出てからは加藤機関ごとJUDAに合流、以前のまま全体の指揮官となった。作戦終了後は服役していたが、ラインバレル・エコーの出現に前後してヴァーダントで出撃している。
 
真相が明るみに出てからは加藤機関ごとJUDAに合流、以前のまま全体の指揮官となった。作戦終了後は服役していたが、ラインバレル・エコーの出現に前後してヴァーダントで出撃している。
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===原作漫画版===
 
原作漫画版では加藤機関が完全に敵のため離反はせず、キリヤマ重工に入り込んで桐山を止めるために一旦JUDAを離脱している。その際会長の修造と進めていた計画によって重工を買収、代表取締役に就任。しかし、実際には海外に渡った桐山が改心して戻って来る日までその居場所を守るためであり、当人はそのまま特務室室長に戻っている。
 
原作漫画版では加藤機関が完全に敵のため離反はせず、キリヤマ重工に入り込んで桐山を止めるために一旦JUDAを離脱している。その際会長の修造と進めていた計画によって重工を買収、代表取締役に就任。しかし、実際には海外に渡った桐山が改心して戻って来る日までその居場所を守るためであり、当人はそのまま特務室室長に戻っている。
  
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