6行目: |
6行目: |
| 劇中では[[PS]](ピーエス)と略される。また、「完全なる兵士」と呼ばれる事も。 | | 劇中では[[PS]](ピーエス)と略される。また、「完全なる兵士」と呼ばれる事も。 |
| | | |
− | '''[[ガンダムシリーズ]]に登場する[[強化人間]]の元ネタ'''<ref>ちなみに、PSが初登場したのは『[[装甲騎兵ボトムズ]]』(1983年)で、[[強化人間]]が初登場した『[[機動戦士Ζガンダム]]』(1985年)より、約2年も早い。</ref>とも言える存在である。
| + | [[ガンダムシリーズ]]に登場する[[強化人間]]の元ネタとも言える存在である<ref>ちなみに、PSが初登場したのは『[[装甲騎兵ボトムズ]]』(1983年)で、[[強化人間]]が初登場した『[[機動戦士Ζガンダム]]』(1985年)より、約2年も早い。</ref>。 |
| | | |
| === PS計画の誕生 === | | === PS計画の誕生 === |
− | 第三次銀河大戦([[百年戦争]])末期、[[アーマード・トルーパー]]を[[ギルガメス連合]]が開発した事により、ギルガメス連合と[[バララント同盟]]の戦闘がより一層激化し、[[AT]]の搭乗者達は多数の犠牲を出しながらも絶大な戦果を双方にもたらした。その中でより複雑に発達したATのメカニズムに対応するため、コンピュータと一体化して戦闘を行う強化改造兵士として、また'''「死なない兵士」を生み出す研究に取り憑かれた[[ヨラン・ペールゼン]]により、彼の理想型となるはずだった[[キリコ・キュービィー]]を模して生み出されたのがPS'''であった。 | + | 第三次銀河大戦([[百年戦争]])末期、[[アーマード・トルーパー]]を[[ギルガメス連合]]が開発した事により、ギルガメス連合と[[バララント同盟]]の戦闘がより一層激化し、[[AT]]の搭乗者達は多数の犠牲を出しながらも絶大な戦果を双方にもたらした。その中でより複雑に発達したATのメカニズムに対応するため、コンピュータと一体化して戦闘を行う強化改造兵士として、また「死なない兵士」を生み出す研究に取り憑かれた[[ヨラン・ペールゼン]]により、彼の理想型となるはずだった[[キリコ・キュービィー]]を模して生み出されたのがPSであった。 |
| | | |
| ==== ギルガメスPS ==== | | ==== ギルガメスPS ==== |
17行目: |
17行目: |
| | | |
| ==== バララントPS ==== | | ==== バララントPS ==== |
− | バララント軍でもPSが開発されていたが、こちらは生身の身体に機械を埋め込んだ[[サイボーグ]]タイプで、ATへのアプローチも、特殊なデバイスを介して脳とATのシステムを直結させる方式になっている。しかし、こちらの精神的な不安定さは極めて深刻で、ギルガメスPSに見られたような軍への高い忠誠心も全くない。 | + | バララント軍でもPSが開発されていたが、こちらは生身の身体に機械を埋め込んだ[[サイボーグ]]タイプで、ATへのアプローチも、特殊なデバイスを介して脳とATのシステムを直結させる方式になっている。しかし、こちらの精神的な不安定さは極めて深刻で、ギルガメスPSに見られたような軍への高い忠誠心も全くない。これらの問題を解決できなかったのか、計画は頓挫した。 |
− | これらの問題を解決できなかったのか、計画は頓挫した。
| |
| | | |
| === PS計画の失敗 === | | === PS計画の失敗 === |
− | こうして'''PSが開発されたが、そのいずれもが最終的には破綻した。その原因が、PS計画の構想母体となったキリコだった'''というのは皮肉である。
| + | こうしてPSが開発されたが、そのいずれもが最終的には破綻した。その原因が、PS計画の構想母体となったキリコだったというのは皮肉である。 |
| | | |
| == PSとされる人物 == | | == PSとされる人物 == |
43行目: |
42行目: |
| | | |
| == 余談 == | | == 余談 == |
− | *本編中では一切明かされていないが、登場人物達の言動やペールゼンによる洗脳、ウォッカムの予測、出所不明のAT操縦技術等から「[[ゲレンボラッシュ・ドロカ・ザキ|ザキ]]がパーフェクトソルジャーのいわば試金石だったのではないか」という可能性が示唆されている。 | + | *本編中では一切明かされていないが、登場人物達の言動やペールゼンによる洗脳、ウォッカムの予測、出所不明のAT操縦技術等から、[[ゲレンボラッシュ・ドロカ・ザキ|ザキ]]がパーフェクトソルジャーのいわば試金石だったのではないかという可能性が示唆されている。 |
− | **それを証明するように、『OE』では'''ペールゼン自身から「ザキはパーフェクトソルジャーのプロトタイプである」と明言されている'''。 | + | **『OE』ではザキがパーフェクトソルジャーのプロトタイプであることをペールゼンが明言している。 |
| | | |
| == 脚注 == | | == 脚注 == |
| <references /> | | <references /> |
| + | |
| + | {{DEFAULTSORT:はあふえくとそるしやあ}} |
| [[Category:小辞典]] | | [[Category:小辞典]] |
| [[Category:ボトムズシリーズ]] | | [[Category:ボトムズシリーズ]] |
− | {{DEFAULTSORT:はあふえくとそるしやあ}}
| |