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:三弟。仲が良かったかどうかは不明だが、デギンがドズルの死を軽視していた事にはギレンですら憤りを感じていたため、わずかながら情を感じていた可能性がある。
 
:三弟。仲が良かったかどうかは不明だが、デギンがドズルの死を軽視していた事にはギレンですら憤りを感じていたため、わずかながら情を感じていた可能性がある。
 
:[[小説|小説版]]ではルウム戦役の時に、ドズルがザクに乗って前線に飛び出したという話を聞いてたしなめながらも、珍しく苦笑を浮かべたという。
 
:[[小説|小説版]]ではルウム戦役の時に、ドズルがザクに乗って前線に飛び出したという話を聞いてたしなめながらも、珍しく苦笑を浮かべたという。
:[[漫画]]『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』に至っては怪我が治っていないのに無理に戻ってきたドズルに具合を聞いたり、再出血で悶絶する彼の姿に不安と呆れが混ざったような表情になったりと、ドズルのことを気にかけているかのような描写が少し増えた。ただし、彼の戦死後はソロモンに援軍を回さなかったことを咎めるデギンに対し、冷酷極まる態度を取っており、デギンからは非難されている。
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:[[漫画]]『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』に至っては怪我が治っていないのに無理に戻ってきたドズルに具合を聞いたり、再出血で悶絶する彼の姿に不安と呆れが混ざったような表情になったりと、ドズルの事を気に掛けているかのような描写が少し増えた<ref>ただし、ドズルの戦死後はソロモンに援軍を回さなかった事を咎めるデギンに対し、冷酷極まる態度を取っており、デギンからは非難されている。</ref>。
 
;[[ガルマ・ザビ]]
 
;[[ガルマ・ザビ]]
 
:末弟。ガルマは何かとギレンに良くしてもらったらしく「ギレン総帥は皆が思っているような恐ろしい人ではない」と言っていたが、その死を政治的に利用した。その際の追悼演説はあまりにも有名。
 
:末弟。ガルマは何かとギレンに良くしてもらったらしく「ギレン総帥は皆が思っているような恐ろしい人ではない」と言っていたが、その死を政治的に利用した。その際の追悼演説はあまりにも有名。
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;[[レビル将軍]]
 
;[[レビル将軍]]
 
:地球連邦軍の最高司令官を務める人物。[[ソーラ・レイ]]によって父・デギン諸共、引導を渡す事に成功している。
 
:地球連邦軍の最高司令官を務める人物。[[ソーラ・レイ]]によって父・デギン諸共、引導を渡す事に成功している。
:なお、ギレン・ザビがジオン公国軍側の主人公キャラクターを務める[[コンピュータゲーム|戦略シミュレーションゲーム]]『機動戦士ガンダム ギレンの野望』シリーズでは、対するレビル将軍が地球連邦軍側の主人公キャラクターを務めている。
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:なお、ギレン・ザビがジオン公国軍側の主人公キャラクターを務める[[コンピュータゲーム|戦略SLG]]『機動戦士ガンダム ギレンの野望』シリーズでは、対するレビル将軍が地球連邦軍側の主人公キャラクターを務めている。
 
;[[アムロ・レイ]]
 
;[[アムロ・レイ]]
 
:原作では両者共に絡みは無く、ギレンにとっては「報告書を読んで知った[[ガンダム]]の[[パイロット]]」という認識しか無かったが、『[[スーパーロボット大戦XO|XO]]』は直接対決をする事に。
 
:原作では両者共に絡みは無く、ギレンにとっては「報告書を読んで知った[[ガンダム]]の[[パイロット]]」という認識しか無かったが、『[[スーパーロボット大戦XO|XO]]』は直接対決をする事に。
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== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
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=== アニメ本編 ===
 
;「''我々は、一人の英雄を失った! しかし、これは敗北を意味するのか!? 否! 始まりなのだ!''」<br />「地球連邦に比べ、我がジオンの国力は三十分の一以下である。にもかかわらず、今日まで闘い抜いてこられたのは何故か!?」<br />「諸君!! 我がジオン公国の戦争目的が正義だからだ!」<br />「これは諸君らが一番知っている。我々は地球を追われ、宇宙移民者にさせられた!」<br />「そして一握りのエリートが、宇宙にまで膨れ上がった地球連邦を支配して五十余年! 宇宙に住む我々が、自由を要求して、何度、連邦に踏みにじられたか!」<br />「ジオン公国の掲げる、人類一人ひとりの自由の為の戦いを、神が見捨てるわけはない!」<br />「''私の弟、諸君らが愛してくれたガルマ・ザビは死んだ!! 何故だ!?''」<br />「新しい時代の覇権を我ら選ばれた国民が得るのは、歴史の必然である。ならば、我らは襟を正し、この戦局を打開しなければならぬ」<br />「我々は過酷な宇宙空間を生活の場としながら、共に苦悩し錬磨して今日の文化を築き上げてきた」<br />「かつてジオン・ダイクンは、人類の革新は宇宙の民たる我々から始まると言った」<br />「しかしながら地球連邦のモグラどもは、自分たちが人類の支配権を有すると増長し、我々に抗戦をする」<br />「諸君の父も、子も、その連邦の無思慮な抵抗の前に死んでいったのだ!」<br />「この悲しみも、怒りも、忘れてはならない!」<br />「それを………ガルマは、死をもって我々に示してくれた!」<br />「我々は、この怒りを結集し、連邦軍に叩き付けて、初めて真の勝利を得る事が出来る!」<br />「この勝利こそ、戦死者全てへの最大の慰めとなる!」<br />「''国民よ! 悲しみを怒りに変えて! 立てよ、国民よ!!''」<br />「我らジオン公国国民こそ、選ばれた民である事を忘れないで欲しいのだ! 優良種たる我らこそ、人類を救い得るのである!!」<br />「ジーク・ジオン!!」
 
;「''我々は、一人の英雄を失った! しかし、これは敗北を意味するのか!? 否! 始まりなのだ!''」<br />「地球連邦に比べ、我がジオンの国力は三十分の一以下である。にもかかわらず、今日まで闘い抜いてこられたのは何故か!?」<br />「諸君!! 我がジオン公国の戦争目的が正義だからだ!」<br />「これは諸君らが一番知っている。我々は地球を追われ、宇宙移民者にさせられた!」<br />「そして一握りのエリートが、宇宙にまで膨れ上がった地球連邦を支配して五十余年! 宇宙に住む我々が、自由を要求して、何度、連邦に踏みにじられたか!」<br />「ジオン公国の掲げる、人類一人ひとりの自由の為の戦いを、神が見捨てるわけはない!」<br />「''私の弟、諸君らが愛してくれたガルマ・ザビは死んだ!! 何故だ!?''」<br />「新しい時代の覇権を我ら選ばれた国民が得るのは、歴史の必然である。ならば、我らは襟を正し、この戦局を打開しなければならぬ」<br />「我々は過酷な宇宙空間を生活の場としながら、共に苦悩し錬磨して今日の文化を築き上げてきた」<br />「かつてジオン・ダイクンは、人類の革新は宇宙の民たる我々から始まると言った」<br />「しかしながら地球連邦のモグラどもは、自分たちが人類の支配権を有すると増長し、我々に抗戦をする」<br />「諸君の父も、子も、その連邦の無思慮な抵抗の前に死んでいったのだ!」<br />「この悲しみも、怒りも、忘れてはならない!」<br />「それを………ガルマは、死をもって我々に示してくれた!」<br />「我々は、この怒りを結集し、連邦軍に叩き付けて、初めて真の勝利を得る事が出来る!」<br />「この勝利こそ、戦死者全てへの最大の慰めとなる!」<br />「''国民よ! 悲しみを怒りに変えて! 立てよ、国民よ!!''」<br />「我らジオン公国国民こそ、選ばれた民である事を忘れないで欲しいのだ! 優良種たる我らこそ、人類を救い得るのである!!」<br />「ジーク・ジオン!!」
 
:[[ガルマ・ザビ]]国葬における追悼演説。この模様は地球圏全域に放送された。
 
:[[ガルマ・ザビ]]国葬における追悼演説。この模様は地球圏全域に放送された。
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:第42話より。[[ア・バオア・クー]]攻防戦において、[[ソーラ・レイ]]の一撃によって大損害を被った[[地球連邦軍]]を「烏合の衆」と非難した演説の中で。
 
:第42話より。[[ア・バオア・クー]]攻防戦において、[[ソーラ・レイ]]の一撃によって大損害を被った[[地球連邦軍]]を「烏合の衆」と非難した演説の中で。
 
:ただし、この演説シーンをガルマ追悼演説の時と比較すれば、規模や演出において見る影もなくみすぼらしい物になっているのがよく分かる。演説の対象の違いを差引いても、この貧相さからジオン衰退の様子が読み取れる。
 
:ただし、この演説シーンをガルマ追悼演説の時と比較すれば、規模や演出において見る影もなくみすぼらしい物になっているのがよく分かる。演説の対象の違いを差引いても、この貧相さからジオン衰退の様子が読み取れる。
:ちなみに、「あえて言おう、カスであると!」の部分は「あえて言おう、○○であると!」という形でネタにされることが多く、[[機動戦士ガンダム00|後年の作品]]に登場する[[グラハム・エーカー|某エースパイロット]]もそれを元にした台詞を吐いている。
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:ちなみに、「あえて言おう、カスであると!」の部分は「あえて言おう、○○であると!」という形でネタにされる場合が多く、[[機動戦士ガンダム00|後年の作品]]に登場する[[グラハム・エーカー|某エースパイロット]]もそれを元にした台詞を吐いている。
 
;「フフフフフッ。圧倒的じゃないか、我が軍は!」
 
;「フフフフフッ。圧倒的じゃないか、我が軍は!」
 
:ア・バオア・クー戦において有利に戦闘を進める[[ジオン公国軍|自軍]]の様子を見ての独白。
 
:ア・バオア・クー戦において有利に戦闘を進める[[ジオン公国軍|自軍]]の様子を見ての独白。
:ギレンらしい強気な台詞であるが、区々たる戦場においては優勢にあったとしても、戦局全体で見ればもうア・バオア・クーを落とされれば本拠地[[サイド3]]まで後がないという状況である。ある程度軍事的知識があれば、決して「圧倒的」とは言えないのであるが。
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:ギレンらしい強気な台詞であるが、区々たる戦場においては優勢にあったとしても'''戦局全体で見れば、ア・バオア・クーが陥落したら本拠地[[サイド3]]まで後が無い'''という状況である。ある程度軍事的知識があれば、決して「圧倒的」とは言えないのであるが。
 
;「フッ、冗談はよせ」
 
;「フッ、冗談はよせ」
:ア・バオア・クー戦において[[キシリア・ザビ|キシリア]]に銃を向けられた際の台詞。<ref>もっとも、この台詞には「まさか、[[地球連邦軍|敵軍]]との戦闘中に[[ジオン公国軍]]の総司令官である自分を[[暗殺|殺害]]してみすみす混乱を招いたりはしないだろう」という意図も込められているとも解釈できるが…。</ref>キシリアを軽視していたことが災いしてか、ギレンはキシリアに半ば呆気無く[[暗殺]]されることとなった。
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:ア・バオア・クー戦において[[キシリア・ザビ|キシリア]]に銃を向けられた際の台詞。<ref>もっとも、この台詞には「まさか、[[地球連邦軍|敵軍]]との戦闘中に[[ジオン公国軍]]の総司令官である自分を[[暗殺|殺害]]してみすみす混乱を招いたりはしないだろう」という意図も込められているとも解釈できるが…。</ref>キシリアを軽視していた事が災いしてか、ギレンはキシリアに半ば呆気無く[[暗殺]]される事となった。
:ちなみに、周囲の兵士にはギレンの暗殺を阻止したり、彼を殺害したキシリアを討とうという者は一人もいなかった。結局のところ、身近な立場の人間にとってギレンという人物は、畏怖の対象でしかなかったのかもしれない。
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:ちなみに、'''周囲の兵士にはギレンの暗殺を阻止したり、彼を殺害したキシリアを討とうという者は一人もいなかった'''。結局のところ、身近な立場の人間にとってギレンという人物は、畏怖の対象でしかなかったのかもしれない。
 
:その一方で、漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、ギレンの暗殺を知った将兵達がその場に居合わせた[[セイラ・マス|セイラ]]を旗頭にしてキシリアに反乱を起こしており、(TV版および劇場版と違って)ギレンのカリスマ性がキシリアの予想以上に高かった事を示している。
 
:その一方で、漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、ギレンの暗殺を知った将兵達がその場に居合わせた[[セイラ・マス|セイラ]]を旗頭にしてキシリアに反乱を起こしており、(TV版および劇場版と違って)ギレンのカリスマ性がキシリアの予想以上に高かった事を示している。
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=== その他の媒体===
 
;「今ここに、諸君等有望なる新入生を迎えて、大いなる期待を禁じえない」<br />「時代は現在、新たな局面へと向かいつつある。いかなる局面へか!? 人類史の偉大な発展への局面である!!」<br />「宇宙に進出する事によって我々は、無限の可能性を手にした」<br />「誰の可能性か!? 人類全体のか!? 否!! 我等スペースノイドにのみ許された可能性であるっ!!」<br />「スペースノイドの新しい能力こそが停滞した人類史を打破するのである!」<br />「移民一世以来の困難な時代を経て、かつて棄民とさえ呼ばれていたスペースノイドの住民達は選ばれた民となった! 期せずして人類史の最前線に立ったのだ!!」<br />「諸君は更にその前衛である!! エリートを自負する事に躊躇するな諸君! 諸君はエリートだ!」<br />「選ばれた民から更に厳しく選抜されてここにいる諸君等こそ、コロニー社会の守護者であると共に新人類のリーダーである」<br />「奮起せよ! 未来の将星をめざして邁進せよ! 我と我が戦線に加われ!!」
 
;「今ここに、諸君等有望なる新入生を迎えて、大いなる期待を禁じえない」<br />「時代は現在、新たな局面へと向かいつつある。いかなる局面へか!? 人類史の偉大な発展への局面である!!」<br />「宇宙に進出する事によって我々は、無限の可能性を手にした」<br />「誰の可能性か!? 人類全体のか!? 否!! 我等スペースノイドにのみ許された可能性であるっ!!」<br />「スペースノイドの新しい能力こそが停滞した人類史を打破するのである!」<br />「移民一世以来の困難な時代を経て、かつて棄民とさえ呼ばれていたスペースノイドの住民達は選ばれた民となった! 期せずして人類史の最前線に立ったのだ!!」<br />「諸君は更にその前衛である!! エリートを自負する事に躊躇するな諸君! 諸君はエリートだ!」<br />「選ばれた民から更に厳しく選抜されてここにいる諸君等こそ、コロニー社会の守護者であると共に新人類のリーダーである」<br />「奮起せよ! 未来の将星をめざして邁進せよ! 我と我が戦線に加われ!!」
 
:漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』にて、シャアやガルマが入学した士官学校入学式での演説。来賓として[[レビル将軍]]や多数の連邦軍将校の前で堂々とスペースノイドの選民意識全開の内容となっており、ある意味ギレンらしい演説である。
 
:漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』にて、シャアやガルマが入学した士官学校入学式での演説。来賓として[[レビル将軍]]や多数の連邦軍将校の前で堂々とスペースノイドの選民意識全開の内容となっており、ある意味ギレンらしい演説である。
 
:「棄民」と呼ばれた[[スペースノイド]]にとっては希望に溢れた内容だが、間接的に「[[アースノイド]]には未来は無い」と扱き下ろしている。
 
:「棄民」と呼ばれた[[スペースノイド]]にとっては希望に溢れた内容だが、間接的に「[[アースノイド]]には未来は無い」と扱き下ろしている。
:アニメ版『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では[[ザビ家]]に対して否定的なリノ・フェルナンデスからは「相変わらず大仰な物言い」と呆れられている。確かに、ギレンの賛同者でなければ、ただの扇動にしか聞こえないであろう。
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:アニメ版『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では[[ザビ家]]に対して否定的なリノ・フェルナンデスからは'''「相変わらず大仰な物言い」'''と呆れられている。確かに、ギレンの賛同者でなければ、ただの扇動にしか聞こえないであろう。
 
;「サイド2は天の業火で灼かれたのだ!!」<br />「スペースノイドの大義に反逆した者への正当な償いだ!!彼らは自ら求めた罰を受けたのだ!!」<br />「罪なきハッテの市民の死に涙するものはいるか!?」「当然だ!!」「憐れみ深い我がジオン国民は彼らのために泣き彼らのために祈るだろう!」<br />「同時に我が国民は満腔の怒りを邪悪な地球連邦に向けなければならない!!」<br />「スペースノイドを離反させ!愚かなハッテ指導部をそそのかして我々に敵対させた連邦こそを真の敵なのであるっ!!」<br />「我が同胞よ!一億五千万の栄えあるジオン国民よ!!」「戦いはこれからだ!!!」「一糸乱れぬ隊伍を組んで前へ進もうではないか!!」「共に勝利の日まで!!」
 
;「サイド2は天の業火で灼かれたのだ!!」<br />「スペースノイドの大義に反逆した者への正当な償いだ!!彼らは自ら求めた罰を受けたのだ!!」<br />「罪なきハッテの市民の死に涙するものはいるか!?」「当然だ!!」「憐れみ深い我がジオン国民は彼らのために泣き彼らのために祈るだろう!」<br />「同時に我が国民は満腔の怒りを邪悪な地球連邦に向けなければならない!!」<br />「スペースノイドを離反させ!愚かなハッテ指導部をそそのかして我々に敵対させた連邦こそを真の敵なのであるっ!!」<br />「我が同胞よ!一億五千万の栄えあるジオン国民よ!!」「戦いはこれからだ!!!」「一糸乱れぬ隊伍を組んで前へ進もうではないか!!」「共に勝利の日まで!!」
:普段ザビ家の冷酷に慣れていると「涙するものはいるか!?」の後に「否!!」が来ると予想するがまさかの「当然だ!!」で驚きを誘う。
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:普段[[ザビ家]]の冷酷に慣れていると「涙するものはいるか!?」の後に「否!!」が来ると予想するが、まさかの「当然だ!!」で驚きを誘う。
:しかし冷静に見れば「反逆者は死んで当然」から「連邦に踊らされた罪なきの市民」と突然扱いが変わることから、論理の一貫性よりもその場の勢いと感情に聞き手を引き込む、ギレンらしい扇動である。
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:しかし、冷静に見れば「反逆者は死んで当然」から「連邦に踊らされた罪なきの市民」と突然扱いが変わる事から、論理の一貫性よりもその場の勢いと感情に聞き手を引き込む、ギレンらしい扇動である。
:それにしても「一糸乱れぬ隊伍を組んで」とはガチョウ足行進<ref>膝を曲げずにまっすぐ伸ばした脚を高く上げる行進。ナチスの宣伝で度々行進のシーンが取り上げられるのでナチス式行進とも呼ばれる。(フランスもロシアもやっているのだが...)</ref>を連想するには筆者だけだろうか...。
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:それにしても「一糸乱れぬ隊伍を組んで」とはガチョウ足行進<ref>膝を曲げずにまっすぐ伸ばした脚を高く上げる行進。ナチスの宣伝で度々行進のシーンが取り上げられるのでナチス式行進とも呼ばれる(フランスもロシアもやっているのだが)。</ref>を連想させられる。
 
;「キシリアは以前から御執心だったようだが、わたしには眼中になかったのだ。『ニュータイプ部隊』なぞ」
 
;「キシリアは以前から御執心だったようだが、わたしには眼中になかったのだ。『ニュータイプ部隊』なぞ」
 
:漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』よりア・バオア・クー戦闘前のシャアとの会話にて。本編より明確に「ニュータイプ」は政治煽動のための道具であると言い切っている。
 
:漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』よりア・バオア・クー戦闘前のシャアとの会話にて。本編より明確に「ニュータイプ」は政治煽動のための道具であると言い切っている。
;「キシリアに何事か言い含められて来たか!? それとも戦の旗色を呼んでまたなにか良からぬことを企んだか!!?」<br />「おまえが誰かということは知っているぞ。キシリア機関だけがジオンの諜報組織だけではない」<br />「ダイクン家の再興を図るのはいい、だが、その為にザビ家に仇なすのは許さん! 時代はもう移ってきた、時計の針は戻せんのだ! ジオン公国の歴史はいまや第三期に突入しようとしている」<br />「ザビ家の時代からこの私の時代へ! 勝利した戦後の『人の革新』の時代へ!!」<br />「その流れに逆らうことはもう誰にも出来ない。逆らうものは誰であれ、『新時代の神』に裁かれる! 判るか?」
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;「キシリアに何事か言い含められて来たか!? それとも戦の旗色を呼んでまたなにか良からぬことを企んだか!!?」<br />「おまえが誰かということは知っているぞ。キシリア機関だけがジオンの[[スパイ|諜報組織]]だけではない」<br />「ダイクン家の再興を図るのはいい、だが、その為にザビ家に仇なすのは許さん! 時代はもう移ってきた、時計の針は戻せんのだ! ジオン公国の歴史はいまや第三期に突入しようとしている」<br />「ザビ家の時代からこの私の時代へ! 勝利した戦後の『人の革新』の時代へ!!」<br />「その流れに逆らうことはもう誰にも出来ない。逆らうものは誰であれ、『新時代の[[神]]』に裁かれる! 判るか?」
:上記に続いて、連邦の宇宙戦力は既に決定的な打撃を受けており、ア・バオア・クーの堅陣ならば連邦軍を殲滅し、戦争に勝利すると確信しているが、同時にギレンの敵は連邦からキシリアに移りつつある事が覗える。また、シャアの素性を完全に見抜いた上で、キシリア派として警戒しているが、ギレンに鞍替えの意志を示して、[[ジオング]]を授かる。
+
:上記に続いて、連邦の宇宙戦力は既に決定的な打撃を受けており、ア・バオア・クーの堅陣ならば連邦軍を殲滅し、戦争に勝利すると確信しているが、同時にギレンの敵は連邦からキシリアに移りつつある事が覗える。
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:また、シャアの素性を完全に見抜いた上で、キシリア派として警戒しているが、ギレンに鞍替えの意志を示して、[[ジオング]]を授かる。
 
:上記のニュータイプを信じていない事から、自身が全人類を統治する事を「'''人の革新'''」と定義しているようであり、もはや自身を「'''神'''」と同列扱いまで考えるまでに増長してしまっている。
 
:上記のニュータイプを信じていない事から、自身が全人類を統治する事を「'''人の革新'''」と定義しているようであり、もはや自身を「'''神'''」と同列扱いまで考えるまでに増長してしまっている。
;「しつこいぞ! キシリア!! 父は突出し過ぎたのだ。いやっ、でしゃばりすぎたのだ!!」<br />「あの時あの時点で和平なぞ!」
+
;「しつこいぞ! キシリア!! 父は突出し過ぎたのだ。いやっ、でしゃばりすぎたのだ!!」<br />「あの時あの時点で和平なぞ!」
:漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』での最後の台詞。本編通りのやり取りの後にキシリアから「デギン公王は'''あの時'''グレートデギンに乗っておられた、そうですね?」との問いに対しての返答。
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:漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』での最後の台詞。本編通りのやり取りの後にキシリアから「デギン公王は'''[[ソーラ・レイ|あの時]]'''グレートデギンに乗っておられた、そうですね?」との問いに対しての返答。
:この時のギレンは防戦の指揮で忙殺されており<ref>戦局はジオンが優勢だったが、連邦艦隊の残存勢力は死に物狂いに勇戦しており、まだ油断できる余裕がある状態ではなかった。</ref>、キシリアの問いの意味を深く考えることもなく、イラつきながら父殺しを大声で'''自白'''したに等しい発言をしてしまった。この言質を確認した瞬間に本編通りにギレンは殺害された。
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:この時のギレンは防戦の指揮で忙殺されており<ref>戦局はジオンが優勢だったが、連邦艦隊の残存勢力は死に物狂いに勇戦しており、まだ油断できる余裕がある状態ではなかった。</ref>、キシリアの問いの意味を深く考える事も無く、イラつきながら父殺しを大声で'''自白'''したに等しい発言をしてしまった。この言質を確認した瞬間、キシリアはギレンを暗殺した。
 
;「諸君! ジオンの子らよ! 国民よ!」<br />「このサイド3にあって安穏を貪ってはならない!」<br />「諸君らの父も! 子も! 兄弟も! 未だ分別無き連邦の抵抗の前で独立の民としての矜持を、命をかけて示しているではないか!」<br />「果たして公国に居する我々は私も含め、かの英霊達に顔向けが出来ようか!」<br />「それは否だ! 断じて否だ! 我々一人一人の決意と! 決断と! プライドが!」<br />「そう! 宇宙市民(スペースノイド)としてのプライドが! 今ほど試されている時は無い!」<br />「聞け! 宇宙市民(スペースノイド)の独立を! 運命付けられた子らよ!」
 
;「諸君! ジオンの子らよ! 国民よ!」<br />「このサイド3にあって安穏を貪ってはならない!」<br />「諸君らの父も! 子も! 兄弟も! 未だ分別無き連邦の抵抗の前で独立の民としての矜持を、命をかけて示しているではないか!」<br />「果たして公国に居する我々は私も含め、かの英霊達に顔向けが出来ようか!」<br />「それは否だ! 断じて否だ! 我々一人一人の決意と! 決断と! プライドが!」<br />「そう! 宇宙市民(スペースノイド)としてのプライドが! 今ほど試されている時は無い!」<br />「聞け! 宇宙市民(スペースノイド)の独立を! 運命付けられた子らよ!」
 
:漫画『ギレン・ザビ暗殺計画』にて、宇宙要塞[[ソロモン]]陥落がジオン国民に知らされた際に[[サイド3]]全域に流されたギレンの演説。
 
:漫画『ギレン・ザビ暗殺計画』にて、宇宙要塞[[ソロモン]]陥落がジオン国民に知らされた際に[[サイド3]]全域に流されたギレンの演説。
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