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202 バイト除去 、 2020年2月14日 (金) 00:01
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最終作戦として親善訪問を装って地球圏に侵攻し、多数の[[核ミサイル]]を搭載した[[ジュピトリス9]]で地球そのものを焼き尽くそうとするが、[[宇宙海賊]][[クロスボーン・バンガード]]によって阻まれる。
 
最終作戦として親善訪問を装って地球圏に侵攻し、多数の[[核ミサイル]]を搭載した[[ジュピトリス9]]で地球そのものを焼き尽くそうとするが、[[宇宙海賊]][[クロスボーン・バンガード]]によって阻まれる。
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小型核弾頭でジュピトリス9を轟沈させられたドゥガチは、巨大[[モビルアーマー|MA]]・[[ディビニダド]]に搭乗して自ら出撃。7体の影武者が搭乗する7機が連邦のMS部隊と交戦している隙に、本体はヘリウム積載タンクに偽装した降下カプセルでディビニダドごと地球へ降りるが、生々しい「悪意」でそれを察した[[トビア・アロナクス]]に肉薄され、海上で死闘を演じる。ドゥガチ自身は優れた[[パイロット]]ではなかったために戦闘ではトビアに押され気味であったが、狂気と憎しみを力に変え戦い続けた。
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小型核弾頭でジュピトリス9を轟沈させられたドゥガチは、巨大[[モビルアーマー]]・[[ディビニダド]]に搭乗して自ら出撃。7体の影武者が搭乗する7機が連邦のMS部隊と交戦している隙に、本体はヘリウム積載タンクに偽装した降下カプセルでディビニダドごと地球へ降りるが、生々しい「悪意」でそれを察した[[トビア・アロナクス]]に肉薄され、海上で死闘を演じる。ドゥガチ自身は優れた[[パイロット]]ではなかったために戦闘ではトビアに押され気味であったが、狂気と憎しみを力に変え戦い続けた。
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最後は腕部Iフィールドを全開にした[[クロスボーン・ガンダムX3]]の捨て身の突撃によってディビニダドのメガ粒子砲の砲撃を抑え込まれ、暴発に巻き込まれる。炎の中で死にゆくドゥガチは地球が灼かれる幻想に取り憑かれながら笑い声を上げたが、それを哀れんだ[[キンケドゥ・ナウ]]の[[クロスボーン・ガンダムX1改]]によるスクリュー・ウェッブの一撃でとどめを刺され、憎しみに取り憑かれたその生涯に幕を閉じた。彼の亡骸とディビニダドは「重力の井戸の底」の[[砂漠]]より深い、生命体を生み出す起源たる[[海|深海]]に没した…
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最後は腕部Iフィールドを全開にした[[クロスボーン・ガンダムX3]]の捨て身の突撃によってディビニダドのメガ粒子砲の砲撃を抑え込まれ、暴発に巻き込まれる。炎の中で死にゆくドゥガチは地球が灼かれる幻想に取り憑かれながら笑い声を上げたが、それを哀れんだ[[キンケドゥ・ナウ]]の[[クロスボーン・ガンダムX1改]]によるスクリュー・ウェッブの一撃でとどめを刺され、憎しみに取り憑かれたその生涯に幕を閉じた。
    
なお、作中でそれらしい描写はないが、ディビニダドに[[ファンネル]]が搭載されていたからか、ゲーム媒体では[[ニュータイプ]]として設定されている場合がある。
 
なお、作中でそれらしい描写はないが、ディビニダドに[[ファンネル]]が搭載されていたからか、ゲーム媒体では[[ニュータイプ]]として設定されている場合がある。
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:声が『Gジェネ』の現行シリーズで担当している麦人氏に変更された。
 
:声が『Gジェネ』の現行シリーズで担当している麦人氏に変更された。
 
:原作終了後のため本物のドゥガチはすでに死亡しているものの、[[大ガミラス帝星|ガミラス軍]]に木星戦役に投入されなかったバイオ脳ユニットとディビニダドが3機預けられており、[[グレムト・ゲール|ゲール]]が通常ルート50話、困難ルート最終話で最後の切り札として放ってくる。本人は死亡済みなので、顔グラフィックは影武者のものしかない。
 
:原作終了後のため本物のドゥガチはすでに死亡しているものの、[[大ガミラス帝星|ガミラス軍]]に木星戦役に投入されなかったバイオ脳ユニットとディビニダドが3機預けられており、[[グレムト・ゲール|ゲール]]が通常ルート50話、困難ルート最終話で最後の切り札として放ってくる。本人は死亡済みなので、顔グラフィックは影武者のものしかない。
:バイオ脳とはいえオリジナルがキンケドゥにとどめを刺された際の記憶も有しており、実質本人が生き延びていたのと変わりない。その憎悪と狂気はより膨れ上がっており、通常ルートにおいては[[ベルナデット・ブリエット|娘]]の存在すらも忘れ去ってしまい、[[トビア・アロナクス|トビア]]からは「人間以下の存在になっちまった」と断じられた。
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:バイオ脳とはいえオリジナルがキンケドゥにとどめを刺された際の記憶も有しており、実質本人が生き延びていたのと変わりない。その憎悪と狂気はより膨れ上がっており、通常ルートにおいては自分の娘の存在すらも忘れてしまい、[[トビア・アロナクス|トビア]]からは「人間以下の存在になっちまった」と断じられた。
 
:最期は地球が滅びる様を幻視しつつ散っていくが、困難ルートでは[[アベルト・デスラー|デスラー]]を撃墜するまで放置していると[[ネバンリンナ]]に葬り去られる。通常ルートで撃墜せずにクリアした場合、真の[[アルゼナル]]消滅に伴う空間の歪みに巻き込まれ、機体が爆発し死亡する。
 
:最期は地球が滅びる様を幻視しつつ散っていくが、困難ルートでは[[アベルト・デスラー|デスラー]]を撃墜するまで放置していると[[ネバンリンナ]]に葬り去られる。通常ルートで撃墜せずにクリアした場合、真の[[アルゼナル]]消滅に伴う空間の歪みに巻き込まれ、機体が爆発し死亡する。
 
;[[スーパーロボット大戦T]]
 
;[[スーパーロボット大戦T]]
 
:『V』同様原作終了後で本人は死亡済み。[[コロニーレーザー]]での決戦においてバイオ脳ユニットとディビニダドが7機出現し「鋼鉄の7人」との決戦になる。
 
:『V』同様原作終了後で本人は死亡済み。[[コロニーレーザー]]での決戦においてバイオ脳ユニットとディビニダドが7機出現し「鋼鉄の7人」との決戦になる。
:今作では[[T3|自軍]]に[[テンカワ・アキト]]や[[ヴァン]]など復讐者がいることもあってか、彼の心境は[[サイゾウ・トキトウ|主人]][[サギリ・サクライ|公]]から少なからず理解を示されている。
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:今作では[[T3|自軍]]に[[テンカワ・アキト]]や[[ヴァン]]など復讐者がいることもあってか、彼の心境は[[サイゾウ・トキトウ|主人]][[サギリ・サクライ|公]]に少なからず理解を示されている。
    
== パイロットステータス ==
 
== パイロットステータス ==
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:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』ではその時の記憶を有しており、彼に対して憎悪を燃やす。
 
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』ではその時の記憶を有しており、彼に対して憎悪を燃やす。
 
;[[ザビーネ・シャル]]
 
;[[ザビーネ・シャル]]
:寝返った新参者。「地球亡き後の世界はお前にくれてやってもいい」と言ったが、もし本当に野望が成就した時にどうするつもりだったのかは不明。実際のところ、体よく利用できる捨て駒としか見ていなかったのだろう。
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:寝返った新参者。「地球亡き後の世界はお前にくれてやってもいい」と言ったが、もし本当に野望が成就した時にどうするつもりだったのかは不明。結局のところ、体よく利用できる捨て駒としか見ていなかったのだろう。
 
;[[カラス]]
 
;[[カラス]]
 
:部下。理念の共有などはしていないが、木星圏を広げた功績ゆえかカラスはドゥガチを「強者」と見ており忠実で、ドゥガチも側近として重用していた模様。
 
:部下。理念の共有などはしていないが、木星圏を広げた功績ゆえかカラスはドゥガチを「強者」と見ており忠実で、ドゥガチも側近として重用していた模様。
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;キゾ
 
;キゾ
 
:SRW未登場。『ゴースト』で登場した内縁の妻との間に生まれた息子で、テテニス(ベルナデット)の異母兄。生まれた直後に政略結婚の件が起こり、カガチに預けられる。
 
:SRW未登場。『ゴースト』で登場した内縁の妻との間に生まれた息子で、テテニス(ベルナデット)の異母兄。生まれた直後に政略結婚の件が起こり、カガチに預けられる。
:その後も息子を思う形でカラスたち工作員を時折送って様子を見ていたが、キゾからはいざとなれば地球圏侵攻の足掛かりにしようとしていることを見抜かれており、生まれた時に受けた仕打ちもあって、嫌悪から己の出生を隠すほどに憎まれていた。
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:その後も息子を思う形でカラスたち工作員を時折送って様子を見ていたが、キゾからはいざとなれば地球圏侵攻の足掛かりにしようとしていることを見抜かれており、生まれた時に受けた仕打ちもあって、己の出生を隠すほどに憎まれていた。
    
== 他作品との人間関係 ==
 
== 他作品との人間関係 ==
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;「きさまの…もの…では、あるまいっ!!」
 
;「きさまの…もの…では、あるまいっ!!」
 
:トビアから「ベルナデットは返してもらう」と啖呵を切られて。全然惜しむ気などないくせに、いけしゃあしゃあと吐いてのける。もっとも「家族でもない赤の他人から『返してもらう』と言われるのはおかしい」と言われればそれまでだが。
 
:トビアから「ベルナデットは返してもらう」と啖呵を切られて。全然惜しむ気などないくせに、いけしゃあしゃあと吐いてのける。もっとも「家族でもない赤の他人から『返してもらう』と言われるのはおかしい」と言われればそれまでだが。
:ちなみに、ベルナデット自身はエレゴレラに乗せたことを「わざと自分を逃がすためにやったことなのではないか」と解釈していた<ref>一応、前述の通りごくわずかながら娘への愛情が残っていたこともあり、ベルナデットの意見もあながち的外れなわけではないのだが、この時のドゥガチにそこまで娘を思いやれるだけの感情があったかはわからない。ただし、トビアはベルナデットを気遣ってか「(ドゥガチがどんな人かは分からないが)ドゥガチを一番よく知っている君の信じることが、一番真実に近いことだと思う」と述べている。</ref>。
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:ちなみに、ベルナデット自身はエレゴレラに乗せたことを「わざと自分を逃がすためにやったことなのではないか」と解釈していた<ref>一応、前述の通りごくわずかながら娘への愛情が残っていたこともあり、ベルナデットの意見もあながち的外れなわけではないのだが、この時のドゥガチにそこまでベルナデットを思いやる心があったかはわからない。ただし、トビアはベルナデットを気遣ってか「(ドゥガチがどんな人か自分には分からないが)ドゥガチを一番よく知っている君の信じることが、一番真実に近いことだと思う」と述べている。</ref>。
 
;「聞け!国民よ!われらは連邦という、地球に巣食う寄生虫どもを根絶せねばならないっ!」
 
;「聞け!国民よ!われらは連邦という、地球に巣食う寄生虫どもを根絶せねばならないっ!」
 
;「この作戦によって地表の60%は死滅するであろう!われらは自らの手で母なる大地をけがす!そのことで深い悲しみに沈む者もいるであろう!」
 
;「この作戦によって地表の60%は死滅するであろう!われらは自らの手で母なる大地をけがす!そのことで深い悲しみに沈む者もいるであろう!」
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;「紅蓮の炎に焼かれて消える、地球そのものだ──っ!!」
 
;「紅蓮の炎に焼かれて消える、地球そのものだ──っ!!」
 
:上記の吐露を締めくくる、ディビニダドに搭載された10基の[[核ミサイル]]を斉射しようとした際の絶叫。
 
:上記の吐露を締めくくる、ディビニダドに搭載された10基の[[核ミサイル]]を斉射しようとした際の絶叫。
:ドゥガチの狂気を象徴するシーンであると同時に、「地球を滅ぼし木星と同じにする」=「自分が開拓した木星は滅んだ世界と同じ」と断言してしまう自己嫌悪感や、自分の行為が正気の沙汰でないと分かっていても止まれなくなってしまっていた心の弱さを露わにしたシーンでもある。
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:ドゥガチの狂気を象徴するシーンであると同時に、「地球を滅ぼし木星と同じにする」=「(自身が人生を費やして開拓したはずの)木星は滅んだ世界と同じ」と断言してしまう自己嫌悪感や、己のしていることが正気の沙汰でないと分かっていても止まれなくなってしまっていた心の弱さを露わにしたシーンでもある。
 
:そんな彼の心の底に触れたトビアは断言した。ドゥガチは──木星人は[[ニュータイプ]]でも新しい人類でも、異星から来た侵略者でもない。心の歪んだだけの、ただの人間であると。
 
:そんな彼の心の底に触れたトビアは断言した。ドゥガチは──木星人は[[ニュータイプ]]でも新しい人類でも、異星から来た侵略者でもない。心の歪んだだけの、ただの人間であると。
 
;「若造のいうことかああっ!」
 
;「若造のいうことかああっ!」
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:何気に本作で初めてメガノイドに言及している。後述の台詞と併せ、[[破嵐創造]]と何らかの繋がりがあったのかも知れない。
 
:何気に本作で初めてメガノイドに言及している。後述の台詞と併せ、[[破嵐創造]]と何らかの繋がりがあったのかも知れない。
 
;「ならば、どうすると言うのだ?破嵐創造の息子よ!」
 
;「ならば、どうすると言うのだ?破嵐創造の息子よ!」
:『第2次α』第33話「少年の向かう未来」に於ける万丈との[[戦闘前会話]]。自分の[[ベルナデット・ブリエット|娘]]すら犠牲にするエゴを糾弾する万丈に対し、彼が憎む父親の名前を挙げて挑発する。
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:『第2次α』第33話「少年の向かう未来」における万丈との[[戦闘前会話]]。自分の娘すら犠牲にするエゴを糾弾する万丈に対し、彼が憎む父親の名前を挙げて挑発する。
 
;「あの時の戦いで破壊したバイオユニットがクラックス・ドゥガチの全てだと思ったら、大間違いだ。そう…。つまりワシは、このワシだけではない!」
 
;「あの時の戦いで破壊したバイオユニットがクラックス・ドゥガチの全てだと思ったら、大間違いだ。そう…。つまりワシは、このワシだけではない!」
 
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』通常ルート第50話/困難ルート最終話より、[[ディビニダド]]に乗って現れたことに驚愕する[[トビア・アロナクス|トビア]]たちに対して。この台詞の直後、さらに2機のディビニダドが出現する。
 
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』通常ルート第50話/困難ルート最終話より、[[ディビニダド]]に乗って現れたことに驚愕する[[トビア・アロナクス|トビア]]たちに対して。この台詞の直後、さらに2機のディビニダドが出現する。
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== 搭乗機体 ==
 
== 搭乗機体 ==
 
;[[エレゴレラ]]
 
;[[エレゴレラ]]
:木星帝国の試作型可変[[モビルアーマー|MA]]。
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:木星帝国の試作型可変[[モビルアーマー]]。
 
:戦意高揚のために娘の[[ベルナデット・ブリエット|テテニス]]が搭乗しているが、実際の制御はドゥガチのバイオ脳が行う自動操縦機。
 
:戦意高揚のために娘の[[ベルナデット・ブリエット|テテニス]]が搭乗しているが、実際の制御はドゥガチのバイオ脳が行う自動操縦機。
 
;[[ディビニダド]]
 
;[[ディビニダド]]
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