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『'''SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors'''』はサンライズが制作したテレビアニメ。
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『'''SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors'''』はサンライズ制作のテレビアニメ作品。
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== 概要 ==
== 概要 ==
[[SDガンダムシリーズ]]のプラモデル『BB戦士三国伝』のバックストーリーを原作としたアニメ作品。『SDガンダムフォース』(SRW未参戦)から約5年振りのテレビ放映されたSDガンダム作品でもある。『フォース』と同様にSDキャラクターたちは3D-CGで描かれている。
[[SDガンダムシリーズ]]のプラモデル『BB戦士三国伝』のバックストーリーを原作としたアニメ作品。『SDガンダムフォース』(SRW未参戦)から約5年振りのテレビ放映されたSDガンダム作品でもある。『フォース』と同様にSDキャラクターたちは3D-CGで描かれている。
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;[[貂蝉キュベレイ]]
;[[貂蝉キュベレイ]]
:呂布に従う女将軍。演者は[[キュベレイ]]。
:呂布に従う女将軍。演者は[[キュベレイ]]。
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== 楽曲 ==
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本作のOPはBGMのみとなっており、主題歌はEDで流れる。
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;オープニングテーマ
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:;「三璃紗神話」
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::『UX』で採用。
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:
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;エンディングテーマ
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:;「三璃紗伝説 〜The Brave Legend〜」(初代)
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::作詞:小川マキ / 作曲・編曲:吉川慶 / 歌:Ko-saku
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::プロモーションアニメ時代からの主題歌でもある。『UX』で採用。
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:;「Justice・伝説を刻め!」(2代目)
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::劉備・曹操・孫権・関羽・張飛の声優五人によるボーカル。
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::前EDに引き続き、歌い出しに'''「Justice fight!」'''という歌詞が採用される。これに由来し、ファンの間ではこの曲そのものを指して'''「ジャスティスファーイ」'''と呼ぶこともある(対して前EDは'''「ジャースティースファーイ」'''と呼ばれる)。
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::『UX』では採用されなかった……のだが、劉備が登場する中断メッセージにおいて、'''「ジャスティスファーイ!」'''を聞くことができる。なお、これはSEと同様の扱いなのか'''テキストウィンドウに台詞として表記されない'''ため、本曲を知らないプレイヤーにとっては劉備からの忠告の最後に突然入った謎の野太い叫びにしか聞こえなかったであろう。
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== 登場作と扱われ方 ==
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=== 携帯機シリーズ ===
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;[[スーパーロボット大戦UX]]
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:初参戦作。[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY|リアル]][[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-|ガンダム]]と共に同時参戦。原作アニメ終了後であり、原作アニメ最終話における赤壁の戦いの最終激突の後、劉備・曹操・孫権の三侯をはじめとした本作の主要人物の何人かが『UX』の世界に転移してきた、という設定。但し、アニメ版では赤壁の戦い以前に官渡の戦いで曹操に打倒された呂布と貂蝉も生存し、同じく『UX』の世界に転移してきている(一応官渡の戦いで戦死してはいたらしい)。因みにあくまでも劉備たちは'''三璃紗の「人間」'''という設定である為'''全員SSサイズ'''である(ガンダムでSSサイズというのは[[ガンダムファイター]]以外では初)。また、正式参戦するのも劉備一行ではなく孫権軍が先。
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:その出自やキャラクター性もあり物語中でもその存在感は大きい。第1部中盤では全ルートに各人物が登場し、玉璽が重要な要素にあるなど非常に優遇された扱いである。
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:今作では本作のキャラクター達が実在の三国志(正史や三国志演義だけでなく派生の漫画作品なども含む)を知る事になり、現実世界で知られている様々な三国志に関係する会話が非常に多い他、他参戦作品群と比べてもかなり浮いているためか、他作品の人物たちに会うたび[[早瀬浩一|驚愕]][[ショット・ウェポン|される]][[シンジロウ・サコミズ|事]]も多ければ、[[ゴゴール|その生態に]][[桐山英治|興味を持たれる事]]もある。[[JUDA]]による身体検査では'''間違いなく人間'''とのこと(どんな検査をしたのだろうか?)。普通の人間を「'''やわらか人間'''(尚香曰く)」と呼んでいるので、皮膚の代わりに装甲板があるという感じと思われる。間違いなく人間ではあるものの、'''宇宙空間でも平気で行動可能(全員が宇宙適正:A)'''。[[近藤剣司]]が「空気とかは大丈夫か」と疑問を口にしたが、[[雷装張飛ガンダム|張飛]]が「空気」という言葉で切れたためうやむやになった。ユーザーからも発売前はSDガンダムが他参戦作品と共演する事を不安視する声もあったが、発売後は'''「プレイしている内に違和感がなくなり、大した問題だと思えなくなる」'''と評された(本作は想像を絶する展開が山盛りなので、この程度は些事である)。
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:SDガンダムは基本的に「衣服」という概念がなく、素の状態にあたる「軽装モード」の上に鎧や武具を身に着けた状態となる。第2部序盤で自軍メンバーみんなで海水浴をする水着回があるのだが、その時は孫権や尚香が軽装モードとなっておりSDガンダムたちの感覚では軽装モードは裸に近い状態のようだ。しかし外見的には鎧兜がなくなっただけである為、見ていた海動達は「あいつらの生態はさっぱりわからん」と半ば理解を放棄していた。
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:今作の世界観では三璃紗の人間達は、[[マキナ|ヒトマキナ]]や[[ラインバレル]]をルーツとする「魂を持った機人」であるとされており、文面通りに受け取るなら「生命体としての能力を備えた機械=人間になったモビルスーツ」と言える。何気にSDガンダム戦国伝シリーズの『ムシャジェネレーション』を彷彿とさせる設定である。
== 用語 ==
== 用語 ==
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;蚩尤(しゆう)
;蚩尤(しゆう)
:三璃紗の伝承に言い伝えられている暗黒神。漫画版では曹操が消息不明になった後の機駕の裏で暗躍している黒幕であり、その正体は三璃紗の人々の負の感情の集合体。演者は[[ノイエ・ジール]]。
:三璃紗の伝承に言い伝えられている暗黒神。漫画版では曹操が消息不明になった後の機駕の裏で暗躍している黒幕であり、その正体は三璃紗の人々の負の感情の集合体。演者は[[ノイエ・ジール]]。
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== 楽曲 ==
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本作のOPはBGMのみとなっており、主題歌はEDで流れる。
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:;「三璃紗神話」
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::『UX』で採用。
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;エンディングテーマ
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:;「三璃紗伝説 〜The Brave Legend〜」(初代)
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::作詞:小川マキ / 作曲・編曲:吉川慶 / 歌:Ko-saku
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::プロモーションアニメ時代からの主題歌でもある。『UX』で採用。
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:;「Justice・伝説を刻め!」(2代目)
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::劉備・曹操・孫権・関羽・張飛の声優五人によるボーカル。
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::前EDに引き続き、歌い出しに'''「Justice fight!」'''という歌詞が採用される。これに由来し、ファンの間ではこの曲そのものを指して'''「ジャスティスファーイ」'''と呼ぶこともある(対して前EDは'''「ジャースティースファーイ」'''と呼ばれる)。
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::『UX』では採用されなかった……のだが、劉備が登場する中断メッセージにおいて、'''「ジャスティスファーイ!」'''を聞くことができる。なお、これはSEと同様の扱いなのか'''テキストウィンドウに台詞として表記されない'''ため、本曲を知らないプレイヤーにとっては劉備からの忠告の最後に突然入った謎の野太い叫びにしか聞こえなかったであろう。
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== 登場作と扱われ方 ==
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=== 携帯機シリーズ ===
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;[[スーパーロボット大戦UX]]
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:初参戦作品。[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY|リアル]][[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-|ガンダム]]と共に同時参戦。原作アニメ終了後であり、原作アニメ最終話における赤壁の戦いの最終激突の後、劉備・曹操・孫権の三侯をはじめとした本作の主要人物の何人かが『UX』の世界に転移してきた、という設定。但し、アニメ版では赤壁の戦い以前に官渡の戦いで曹操に打倒された呂布と貂蝉も生存し、同じく『UX』の世界に転移してきている(一応官渡の戦いで戦死してはいたらしい)。因みにあくまでも劉備たちは'''三璃紗の「人間」'''という設定である為'''全員SSサイズ'''である(ガンダムでSSサイズというのは[[ガンダムファイター]]以外では初)。また、正式参戦するのも劉備一行ではなく孫権軍が先。
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:その出自やキャラクター性もあり物語中でもその存在感は大きい。第1部中盤では全ルートに各人物が登場し、玉璽が重要な要素にあるなど非常に優遇された扱いである。
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:今作では本作のキャラクター達が実在の三国志(正史や三国志演義だけでなく派生の漫画作品なども含む)を知る事になり、現実世界で知られている様々な三国志に関係する会話が非常に多い他、他参戦作品群と比べてもかなり浮いているためか、他作品の人物たちに会うたび[[早瀬浩一|驚愕]][[ショット・ウェポン|される]][[シンジロウ・サコミズ|事]]も多ければ、[[ゴゴール|その生態に]][[桐山英治|興味を持たれる事]]もある。[[JUDA]]による身体検査では'''間違いなく人間'''とのこと(どんな検査をしたのだろうか?)。普通の人間を「'''やわらか人間'''(尚香曰く)」と呼んでいるので、皮膚の代わりに装甲板があるという感じと思われる。間違いなく人間ではあるものの、'''宇宙空間でも平気で行動可能(全員が宇宙適正:A)'''。[[近藤剣司]]が「空気とかは大丈夫か」と疑問を口にしたが、[[雷装張飛ガンダム|張飛]]が「空気」という言葉で切れたためうやむやになった。ユーザーからも発売前はSDガンダムが他参戦作品と共演する事を不安視する声もあったが、発売後は'''「プレイしている内に違和感がなくなり、大した問題だと思えなくなる」'''と評された(本作は想像を絶する展開が山盛りなので、この程度は些事である)。
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:SDガンダムは基本的に「衣服」という概念がなく、素の状態にあたる「軽装モード」の上に鎧や武具を身に着けた状態となる。第2部序盤で自軍メンバーみんなで海水浴をする水着回があるのだが、その時は孫権や尚香が軽装モードとなっておりSDガンダムたちの感覚では軽装モードは裸に近い状態のようだ。しかし外見的には鎧兜がなくなっただけである為、見ていた海動達は「あいつらの生態はさっぱりわからん」と半ば理解を放棄していた。
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:今作の世界観では三璃紗の人間達は、[[マキナ|ヒトマキナ]]や[[ラインバレル]]をルーツとする「魂を持った機人」であるとされており、文面通りに受け取るなら「生命体としての能力を備えた機械=人間になったモビルスーツ」と言える。何気にSDガンダム戦国伝シリーズの『ムシャジェネレーション』を彷彿とさせる設定である。
== 余談 ==
== 余談 ==