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== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 
その強烈なキャラクターと声優の真柴摩利氏の熱演もあり、印象に残る台詞はとても多い。
 
その強烈なキャラクターと声優の真柴摩利氏の熱演もあり、印象に残る台詞はとても多い。
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=== アニメ本編 ===
 
;「[[ソロモンの悪夢]]さん、[[ガンダム試作2号機|ガンダム]]かっぱらってやっとお戻りか…通信を!」<br />「前方のムサイ、コロニーの残骸と誤認した。だが、ちょっと間に合わないようだねえ」
 
;「[[ソロモンの悪夢]]さん、[[ガンダム試作2号機|ガンダム]]かっぱらってやっとお戻りか…通信を!」<br />「前方のムサイ、コロニーの残骸と誤認した。だが、ちょっと間に合わないようだねえ」
 
:第5話より。シーマの初登場シーンは、宇宙から上がってきたガトーが乗るムサイ級ペール・ギュントに対して巨大なリリー・マルレーンでわざと突っ込むというもの。その後、慌てて回避する[[アナベル・ガトー|ガトー]]達を部下と一緒に嘲笑する。
 
:第5話より。シーマの初登場シーンは、宇宙から上がってきたガトーが乗るムサイ級ペール・ギュントに対して巨大なリリー・マルレーンでわざと突っ込むというもの。その後、慌てて回避する[[アナベル・ガトー|ガトー]]達を部下と一緒に嘲笑する。
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:シーマ・ガラハウを代表する名台詞。
 
:シーマ・ガラハウを代表する名台詞。
 
:その後、シーマは[[サラミス改級 (0083)|サラミス改級]]ナッシュビルの対空砲火を易々と潜り抜け、ブリッジに取り付いて撃墜した。口先ばかりでなく実力も確かである事を示すシーンと言える。
 
:その後、シーマは[[サラミス改級 (0083)|サラミス改級]]ナッシュビルの対空砲火を易々と潜り抜け、ブリッジに取り付いて撃墜した。口先ばかりでなく実力も確かである事を示すシーンと言える。
;「やられた?! 癪だねぇ…けど、今日のところは見逃してあげるよ!」
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;「やられた?! 癪だねぇ…。けど、今日のところは見逃してあげるよ!」
 
:ケガを押して出撃した[[サウス・バニング|バニング]]の[[ジム・カスタム]]の反撃を受けて。ゲームでは撃墜時の台詞に採用されている。
 
:ケガを押して出撃した[[サウス・バニング|バニング]]の[[ジム・カスタム]]の反撃を受けて。ゲームでは撃墜時の台詞に採用されている。
 
;「なんのかんの言っても、世の中を渾沌とさせているのは、お前のようなルナリアンなんだなあ」
 
;「なんのかんの言っても、世の中を渾沌とさせているのは、お前のようなルナリアンなんだなあ」
 
:第7話より。[[アナハイム・エレクトロニクス]][[フォン・ブラウン]]支社常務[[オサリバン]]との会話より。
 
:第7話より。[[アナハイム・エレクトロニクス]][[フォン・ブラウン]]支社常務[[オサリバン]]との会話より。
:シーマと裏取引をするルナリアン(月面都市に居住する[[スペースノイド]])である彼を皮肉っている台詞…なのだが、後の[[宇宙世紀]]の歴史を考えると'''[[モビルスーツ]]等の兵器を開発・製造し、本来渡す予定の本作のガーベラ・テトラを始めマラサイやシュツルム・ディアス、シナンジュ等のMSを他の組織に横流しにしたり、諸勢力に対して節操無く売り渡すことによって戦乱の種をばらまくアナハイム・エレクトロニクスへの痛烈な批判'''であるとも解釈できなくもない。
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:シーマと裏取引をするルナリアン(月面都市に居住する[[スペースノイド]])である彼を皮肉っている台詞…なのだが、後の[[宇宙世紀]]の歴史を考えると'''[[モビルスーツ|MS]]等の兵器を開発・製造し、本来渡す予定の[[ガーベラ・テトラ]]を始め[[マラサイ]]や[[シュツルム・ディアス]]、[[シナンジュ]]等のMSを他の組織に横流しにしたり、諸勢力に対して節操無く売り渡す事によって戦乱の種をばらまくアナハイム・エレクトロニクスへの痛烈な批判'''であると解釈できなくもない。
 
;「あたしはお節介な男は大っ嫌いさぁね!」
 
;「あたしはお節介な男は大っ嫌いさぁね!」
 
:[[ケリィ・レズナー|ケリィ]]の[[ヴァル・ヴァロ]]が予定より早く出港したのに慌てた部下に対して。自分達に用があるのはヴァル・ヴァロだけでケリィは必要無い事を部下がバラしたのを即座に見抜いた。
 
:[[ケリィ・レズナー|ケリィ]]の[[ヴァル・ヴァロ]]が予定より早く出港したのに慌てた部下に対して。自分達に用があるのはヴァル・ヴァロだけでケリィは必要無い事を部下がバラしたのを即座に見抜いた。
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:シーマの人脈がなければ、この手段は取れなかったため、皮肉なことに星の屑成就のためにはシーマの存在は不可欠だったと言える。
 
:シーマの人脈がなければ、この手段は取れなかったため、皮肉なことに星の屑成就のためにはシーマの存在は不可欠だったと言える。
 
;「ふざけるんじゃないよ! あたしは今までこうして生きてきたのさ。本国でぬくぬくとうずくまる者たちの顎で扱われながら!」
 
;「ふざけるんじゃないよ! あたしは今までこうして生きてきたのさ。本国でぬくぬくとうずくまる者たちの顎で扱われながら!」
:第12話より。理想主義者であるデラーズの発言に、その主義者達に反目されたのは自分と言い張った。その後「あたしは故あれば[[裏切りイベント|寝返るのさ!]]」と啖呵を切ったのだが……
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:第12話より。理想主義者であるデラーズの発言に、その主義者達に反目されたのは自分と言い張った。その後「あたしは故あれば[[裏切りイベント|寝返るのさ!]]」と啖呵を切ったのだが…。
 
:漫画『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』では「その挙句、海兵隊は戦犯扱いだ」とゲール・ハントが言葉を繋いでいる。
 
:漫画『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』では「その挙句、海兵隊は戦犯扱いだ」とゲール・ハントが言葉を繋いでいる。
 
;「ガイドビーコンなんか出すな! やられたいのか!?」
 
;「ガイドビーコンなんか出すな! やられたいのか!?」
 
:第13話より。自分を帰還させようとガイドビーコンを出したリリー・マルレーンに対して。
 
:第13話より。自分を帰還させようとガイドビーコンを出したリリー・マルレーンに対して。
 
:この言葉の後、リリー・マルレーンは[[ガンダム試作3号機]]に位置を知られあっけなく撃沈され「いわんこっちゃない…!」と彼女を落胆させてしまうのだった。ある意味、部下に慕われていたが故に起きた悲劇。
 
:この言葉の後、リリー・マルレーンは[[ガンダム試作3号機]]に位置を知られあっけなく撃沈され「いわんこっちゃない…!」と彼女を落胆させてしまうのだった。ある意味、部下に慕われていたが故に起きた悲劇。
:小説版では苦楽を共にしてきた部下たちの死によって冷静さを失い、憎悪のままにGP03を攻撃対象としている。
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:[[小説|小説版]]では苦楽を共にしてきた部下たちの死によって冷静さを失い、憎悪のままにGP03を攻撃対象としている。
 
;「ハハハハハハハ! おまえは一体、どっちの味方だ!」
 
;「ハハハハハハハ! おまえは一体、どっちの味方だ!」
 
:既に[[地球連邦軍|連邦]]側についているにも関わらず、[[母艦]]を攻撃してきた[[コウ・ウラキ|コウ]]に対して。直後に[[ガンダム試作3号機]]の意表を突く攻撃により[[ガーベラ・テトラ]]は串刺しとなる。
 
:既に[[地球連邦軍|連邦]]側についているにも関わらず、[[母艦]]を攻撃してきた[[コウ・ウラキ|コウ]]に対して。直後に[[ガンダム試作3号機]]の意表を突く攻撃により[[ガーベラ・テトラ]]は串刺しとなる。
;「私はシーマ・ガラハウ中佐、司令代行だ」<br />デトローフ「が、合点で!シーマ様!」<br />「はぁ!?シーマ中佐と呼べ!」
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=== その他の媒体 ===
:ドラマCD「宇宙の蜉蝣」、後のシーマ艦隊の前身となる荒くれ者の海兵で構成された特務艦隊との初顔合わせにて。隊員らの取り纏め役であるデトローフ・コッセルが代表として不慣れな敬語を話しながら出迎えるも、ついつい素のノリが出てしまった彼に様付けされる。当時はまだ真面目な軍人だったためか、比較的凛々しい口調で怒りを露わにしている。
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;「私はシーマ・ガラハウ中佐、司令代行だ」<br />デトローフ「が、合点で! シーマ様!」<br />「はぁ!? シーマ中佐と呼べ!」
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:[[ドラマCD]]「宇宙の蜉蝣」より。後のシーマ艦隊の前身となる荒くれ者の海兵で構成された特務艦隊との初顔合わせの場面にて。
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:隊員らの取り纏め役であるデトローフ・コッセルが代表として不慣れな敬語を話しながら出迎えるも、ついつい素のノリが出てしまった彼に様付けされる。当時はまだ真面目な軍人だったためか、比較的凛々しい口調で怒りを露わにしている。
 
:なお、シーマが率いた艦隊は、一年戦争の最中でいくつも編成された「特殊部隊」の一つで、常に汚れ仕事や危険な任務に従事させられていた。しかし、構成人員は戸籍すら碌に持たない無頼・あぶれ者ばかりを徴用して「海兵」として仕立て上げた寄せ集めで、その実態は使い捨て前提の急造部隊でしかなかったとされる。シーマ艦隊はその地獄を生き延びた精鋭中の精鋭であったが、待っていた現実は最後まで残酷であった。
 
:なお、シーマが率いた艦隊は、一年戦争の最中でいくつも編成された「特殊部隊」の一つで、常に汚れ仕事や危険な任務に従事させられていた。しかし、構成人員は戸籍すら碌に持たない無頼・あぶれ者ばかりを徴用して「海兵」として仕立て上げた寄せ集めで、その実態は使い捨て前提の急造部隊でしかなかったとされる。シーマ艦隊はその地獄を生き延びた精鋭中の精鋭であったが、待っていた現実は最後まで残酷であった。
;「あ…あたしは、知らなかった……。毒ガスだなんて知らなかったんだよぉぉっ…!」
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;「''あ…あたしは、知らなかった……。毒ガスだなんて知らなかったんだよぉぉっ…!''」
:[[プレイステーション2|PS2]]用ソフト『ギレンの野望 ジオン独立戦争記』のムービーより。
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:[[プレイステーション2|PS2]]用[[コンピュータゲーム|ソフト]]『ギレンの野望 ジオン独立戦争記』のムービーより。
 
:このムービーでは、ブリティッシュ作戦に使用する[[スペースコロニー|コロニー]]を制圧するために使用した弾が致死性の毒ガスだと知らなかったことになっている。
 
:このムービーでは、ブリティッシュ作戦に使用する[[スペースコロニー|コロニー]]を制圧するために使用した弾が致死性の毒ガスだと知らなかったことになっている。
 
;「おめでたいねえ、そんな奇麗事が通ると思ってんだから。でもね…''人は[[正義]]を口にした瞬問から正義じゃなくなるのさ''」
 
;「おめでたいねえ、そんな奇麗事が通ると思ってんだから。でもね…''人は[[正義]]を口にした瞬問から正義じゃなくなるのさ''」
:[[ドラマCD]]より。[[コロニー]]の護送にあたっていたコロニー公社の監視船を襲撃した際に制止を呼びかけた公社員に対して。現実の一面を物語る名言である。
+
:ドラマCDより。[[コロニー]]の護送にあたっていたコロニー公社の監視船を襲撃した際に制止を呼びかけた公社員に対して。現実の一面を物語る名言である。
 
;「逸脱だと!? アタシらは催眠ガスだと聞かされてコロニーにあれを…あれがG3ガスだったなんてこれっぽっちも聞いちゃいなかったんだ!!」
 
;「逸脱だと!? アタシらは催眠ガスだと聞かされてコロニーにあれを…あれがG3ガスだったなんてこれっぽっちも聞いちゃいなかったんだ!!」
 
;「この手で毒ガスを……あの時コロニーの河から見えた阿鼻叫喚…気が付きゃ大量虐殺を強いられちまってたのさ」
 
;「この手で毒ガスを……あの時コロニーの河から見えた阿鼻叫喚…気が付きゃ大量虐殺を強いられちまってたのさ」
 
;「その後も……軍の汚れ仕事を散々やらされたってのに……その結果がコレかいっ!!」
 
;「その後も……軍の汚れ仕事を散々やらされたってのに……その結果がコレかいっ!!」
;「すべて軍が……キサマが命じたことだろうが!! '''アサクラァ!!'''」
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;「すべて軍が……キサマが命じたことだろうが!! ''アサクラァ!!''」
:漫画『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』にて。ジオン敗戦直後、月とサイド3の間に位置するカラマ・ポイントに逃亡したジオン艦隊が決戦か、再起を待つのかを話し合った会合に参加したシーマ艦隊だが、アクシズ行きを希望したにも関わらずアサクラより「軍律を逸脱し、ジオンの名誉を汚した罪は重い」として脱出を拒否されてしまう。
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:[[漫画]]『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』より。ジオン敗戦直後、[[月]]と[[サイド3]]の間に位置するカラマ・ポイントに逃亡したジオン艦隊が決戦か、再起を待つのかを話し合った会合に参加したシーマ艦隊だが、アクシズ行きを希望したにも関わらずアサクラより「軍律を逸脱し、ジオンの名誉を汚した罪は重い」として脱出を拒否されてしまう。
 
:更に「自分達の始末は自分でつけろ」を言われ、ブチ切れたシーマがゲルググでアサクラの戦艦に突っ込もうとした際の独白。
 
:更に「自分達の始末は自分でつけろ」を言われ、ブチ切れたシーマがゲルググでアサクラの戦艦に突っ込もうとした際の独白。
:この様な形でジオンの友軍から見捨てられてしまったため、シーマ艦隊は自分たちの生き残りを図るためには手段を選べなくなってしまったと言える。彼らがジオンの志を失ってしまうのには十分すぎる理由であろう。
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:この様な形でジオンの友軍から見捨てられてしまったため、シーマ艦隊は自分たちの生き残りを図るためには手段を選べなくなってしまったと言える。彼等がジオンの志を失ってしまうのには十分すぎる理由であろう。
 
:ちなみにアサクラのムサイに突っ込んだが、リック・ドムに乗ったガトーに止められてしまう。
 
:ちなみにアサクラのムサイに突っ込んだが、リック・ドムに乗ったガトーに止められてしまう。
;ガトー「中佐、お気を確かに!」<br>「デラーズ閣下のエースパイロットが、グラナダの海兵に何のご用?」<br>ガトー「早まってはなりません、中佐殿!軍人としての節度を保っていただきたい!」<br>「そんなお説教、聞いてないし…」<br>ガトー「はあ!?」<br>「軍律を逸脱させられたあたしたちは、戦犯としてさっさと吊るし首でさあね…」<br>ガトー「中佐!我々は再起を期し、来たるべき時に備えるのです!大義を生き抜くのです!」<br>「知らねえし、そんなこと…好きにすれば?」<br>ガトー「それが軍人だろうがあぁぁっ!」<br>「育ちが違うんだよおぉぉっ!」
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;ガトー「中佐、お気を確かに!」<br>「デラーズ閣下のエースパイロットが、グラナダの海兵に何のご用?」<br>ガトー「早まってはなりません、中佐殿! 軍人としての節度を保っていただきたい!」<br>「そんなお説教、聞いてないし…」<br>ガトー「はあ!?」<br>「軍律を逸脱させられたあたしたちは、戦犯としてさっさと吊るし首でさあね…」<br>ガトー「中佐! 我々は再起を期し、来たるべき時に備えるのです! 大義を生き抜くのです!」<br>「知らねえし、そんなこと…好きにすれば?」<br>ガトー「それが軍人だろうがあぁぁっ!」<br>「育ちが違うんだよおぉぉっ!」
 
:Blu-ray Boxの特典「宇宙の蜉蝣2」より。アサクラにアクシズ帰還を拒否された怒りの余り、専用ゲルググMでその乗艦に突っ込もうとした際、それを止めたガトーとのやり取り。
 
:Blu-ray Boxの特典「宇宙の蜉蝣2」より。アサクラにアクシズ帰還を拒否された怒りの余り、専用ゲルググMでその乗艦に突っ込もうとした際、それを止めたガトーとのやり取り。
 
:互いの思想と置かれた環境の違いが両者の決定的な軋轢となり、直接的な衝突にまで発展する。この時の諍いが、ガトーがシーマに対して一貫して不信を抱く切っ掛けになったとされている。
 
:互いの思想と置かれた環境の違いが両者の決定的な軋轢となり、直接的な衝突にまで発展する。この時の諍いが、ガトーがシーマに対して一貫して不信を抱く切っ掛けになったとされている。
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;「ならはっきりと教えてやるよ。ウチはならず者が寄せ集まった愚連隊だ。お前みたいなションベンくさいガキなんざぁお断りだね」
 
;「ならはっきりと教えてやるよ。ウチはならず者が寄せ集まった愚連隊だ。お前みたいなションベンくさいガキなんざぁお断りだね」
 
:漫画『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』より。シーマ艦隊への入隊を希望し、アナハイムからガーベラ・テトラを受け取ってきたクララ・ロッジに対して。
 
:漫画『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』より。シーマ艦隊への入隊を希望し、アナハイムからガーベラ・テトラを受け取ってきたクララ・ロッジに対して。
:利用するだけ、利用して彼女の憧れを侮蔑しているように思えるが、しかし……
+
:利用するだけ、利用して彼女の憧れを侮蔑しているように思えるが、しかし…。
 
;「ウチへの入隊を許可すりゃお前みたいなガキだろうと、いきなりB級戦犯扱いになっちまうんだ!! 分かってんのかい!?」
 
;「ウチへの入隊を許可すりゃお前みたいなガキだろうと、いきなりB級戦犯扱いになっちまうんだ!! 分かってんのかい!?」
 
;「納得してもと在た所へ帰るんだね」
 
;「納得してもと在た所へ帰るんだね」
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:このことから分かるように、シーマ自身は彼女を蔑にしている訳ではなく、自分の部隊に編入される事は即座に'''連邦とジオンの双方から戦犯というレッテルを張られる'''事を意味しているからこその拒絶であり、あくまで'''クララの将来を奪わないため'''である。
 
:このことから分かるように、シーマ自身は彼女を蔑にしている訳ではなく、自分の部隊に編入される事は即座に'''連邦とジオンの双方から戦犯というレッテルを張られる'''事を意味しているからこその拒絶であり、あくまで'''クララの将来を奪わないため'''である。
 
:しかし、クララからは納得されることなく、たまたま連邦から逃亡し遭遇したゲール・ハントのやり取りを経て、海兵見習いとして彼女を受け入れることになる。
 
:しかし、クララからは納得されることなく、たまたま連邦から逃亡し遭遇したゲール・ハントのやり取りを経て、海兵見習いとして彼女を受け入れることになる。
;「あー、よく聞きなガキども!! お前らはパイロットの適性試験を優秀な成績でパスして、ココにお行儀よく整列してるってワケだな」
+
;「あー、よく聞きなガキども!! お前らはパイロットの適性試験を優秀な成績でパスして、ココにお行儀よく整列してるってワケだな」
 
;「我がジオンは間もなく地球連邦に対して宣戦布告する。その戦いにおいて主力となるのがこのモビルスーツであり、お前らの搭乗する機体だ」
 
;「我がジオンは間もなく地球連邦に対して宣戦布告する。その戦いにおいて主力となるのがこのモビルスーツであり、お前らの搭乗する機体だ」
 
;「今はまだ戦闘機乗りや戦車兵がモビルスーツのパイロットとして充てられている。だがやがて、お前ら新米も投入される時が来るだろう」
 
;「今はまだ戦闘機乗りや戦車兵がモビルスーツのパイロットとして充てられている。だがやがて、お前ら新米も投入される時が来るだろう」
 
;「パイロットを目指すのなら覚えておけ。ロートルだろうと新米だろうと―――…ましてや男か女かなんて考えは捨てな!!」
 
;「パイロットを目指すのなら覚えておけ。ロートルだろうと新米だろうと―――…ましてや男か女かなんて考えは捨てな!!」
;「パイロットに必要なモノは勝ち残る実力!! それだけだ!!」
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;「パイロットに必要なモノは勝ち残る実力!! それだけだ!!」
 
:漫画『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』より。一年戦争の開戦直前にシーマが兵学校でパイロット候補生に行った訓示。
 
:漫画『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』より。一年戦争の開戦直前にシーマが兵学校でパイロット候補生に行った訓示。
 
:上層部の裏切りで悲惨な目にあう前であるためか、やや粗暴な口調だが同時にジオン軍将校としての誇りを失ってもおらず、ある意味で本来あるべき彼女の姿だったのかもしれない。
 
:上層部の裏切りで悲惨な目にあう前であるためか、やや粗暴な口調だが同時にジオン軍将校としての誇りを失ってもおらず、ある意味で本来あるべき彼女の姿だったのかもしれない。
:この時にクララ・ロッジはシーマへの憧れを強め、シーマ艦隊への配属を希望する様になった事を後にシーマに明かしているが、シーマ自身はあまり覚えていなかった模様。ただし、その事を話したクララに対して、「勝ち残って戻ってこれば正式に海兵隊パイロットとして認める」と約束し、それは果たされることになる。
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:この時にクララ・ロッジはシーマへの憧れを強め、シーマ艦隊への配属を希望する様になった事を後にシーマに明かしているが、シーマ自身はあまり覚えていなかった模様。ただし、その事を話したクララに対して、「勝ち残って戻ってこれば正式に海兵隊パイロットとして認める」と約束し、それは果たされる事となる。
;「ふざけるんじゃないよ!! ゲール・ハント!」
+
;「ふざけるんじゃないよ!! ゲール・ハント!」
 
;「あんた!! また一人で降りるつもりかい!! 許さないよあたしは!!」
 
;「あんた!! また一人で降りるつもりかい!! 許さないよあたしは!!」
 
;「ゲール!!」
 
;「ゲール!!」
 
:漫画『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』より。ゲールがデラーズを射殺した後に、グラデンのブリッジに突っ込んできたガトーのノイエ・ジールを前にゲールがここで死ぬつもりだと察した際に。
 
:漫画『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』より。ゲールがデラーズを射殺した後に、グラデンのブリッジに突っ込んできたガトーのノイエ・ジールを前にゲールがここで死ぬつもりだと察した際に。
:本作ではゲールとは元々恋仲だったことが示唆されており、彼が既に死地を見出していたことに激しく反発している。
+
:本作ではゲールとは元々恋仲だったことが示唆されており、彼が既に死地を見出していた事に激しく反発している。
 
;ガトー「何度繰り返そうと無駄だ!!」
 
;ガトー「何度繰り返そうと無駄だ!!」
 
;「そいつは…どうかな―――…」
 
;「そいつは…どうかな―――…」
;ガトー「!! シーマ!!」
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;ガトー「!! シーマ!!」
;「引導、渡してやるよ!! ガトー」
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;「引導、渡してやるよ!! ガトー」
:漫画『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』より。ガトーのノイエ・ジールと一騎打ちになった際に。[[Iフィールド]]でビームが効かないと分かると、なんとガトーの攻撃を全て躱してクララのゲルググにより与えられたノイエ・ジール右肩の銃創にビーム・マシンガンを突っ込み、被弾させるという凄まじい技量を見せつけている。
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:漫画『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』より。ガトーのノイエ・ジールと一騎打ちになった際に。[[Iフィールド]]でビームが効かないと分かると、なんとガトーの攻撃を全て躱してクララのゲルググにより与えられたノイエ・ジール右肩の銃創にビーム・マシンガンを突っ込み、被弾させるという凄まじい[[技量]]を見せつけている。
 
:ガトーも追い詰められて、完全に余裕を失っており、シーマに軍配が上がるかと思われたが、ガトーを庇うべくグラードルのムサイ級巡洋艦「ペール・ギュント」が割り込んだため、なし崩し的に戦闘は痛み分けて終了した。なお、「ペール・ギュント」はこの際にシーマ艦隊の「リリー・マルレーン」の攻撃で撃沈されている。
 
:ガトーも追い詰められて、完全に余裕を失っており、シーマに軍配が上がるかと思われたが、ガトーを庇うべくグラードルのムサイ級巡洋艦「ペール・ギュント」が割り込んだため、なし崩し的に戦闘は痛み分けて終了した。なお、「ペール・ギュント」はこの際にシーマ艦隊の「リリー・マルレーン」の攻撃で撃沈されている。
  
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