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、 2013年4月20日 (土) 17:49
== アルティメット・クロス(Ultimet X) ==
『[[スーパーロボット大戦UX]]』に登場する主人公部隊。本項では、前身組織である「'''アンノウン・エクストライカーズ(Unknown EXtrikers)'''」についても記述する。
== 内情 ==
本部隊の前身となったのは、傭兵部隊UXこと「アンノウン・エクストライカーズ」である。
この部隊は言ってみれば、各国家が共通で持つ切り札的な存在である。テロや深刻な脅威に見舞われた場合、各国家の首脳が「オーダーUX-99」を発信することでそれを収拾するために出動、任務終了、あるいは現地の戦力で収集可能なレベルにまで落ち着いた場合即座に撤退する、という行動パターンを持つ。その行動律と、フラグシップ機である[[オルフェス]]の圧倒的な戦闘力から「地獄の処刑人」のあだ名で恐れられていた。
構成員は部隊長[[リチャード・クルーガー]]を筆頭に、彼の娘であるサポーター[[サヤ・クルーガー]]、元チームDの一員である[[エイーダ・ロッサ]]の三名と僅少だが、活動の本拠に[[プトレマイオス2改]]を使用しており、[[ソレスタルビーイング]]と協力体制を取っているため、任務地がどこであろうと基本的に支障は発生しない。
[[竜宮島]]への[[フェストゥム]]襲来に際し、現地を訪れていた[[カガリ・ユラ・アスハ]]がコードを発信、事態収拾のため島に現れた……というところから本作の物語が本格的に始まる。
=== 結成までの経緯 ===
島の一件の後、リチャードとサヤは地球上で待機していたが、[[スクラッグ]]襲来とそれに伴う[[ヒーローマン]]の出現を受け、事態に対処すべく行動を開始。具体的にはヒーローマンの危険性を探るためだったが、直後の戦いでこの存在が危険ではないこと、操縦者・ジョーイが経験さえ積めば強力な戦力となり得る、との判断を下し、彼らを追ってアーカムシティへ移動。その町において、地球に降下して来た[[エルシャンク]]と[[ザ・ブーム軍]]の戦いに遭遇し、エルシャンクを援護すべく出動。この戦いにおいて、陽子ジェネレータの暴走を起こした[[ライオットB]]をやむなく撃墜し、事態収束後はパイロットであった[[アニエス・ベルジュ]]少尉を収容、JUDAに向かった。
この時点でエルシャンクはザ・ブームと内通した[[ハザード・パシャ]]の陰謀により、侵略者とのデマを流布されており、全面的な協力体制を取ったUXも同様の扱いを受け、世界中から追われることとなってしまう。
一時地上・宇宙に分かれ、合流した後の[[奇械島]]攻略作戦でリチャードは限界を迎え、パイロットとしては引退を余儀なくされる。この際、乗り手を失ったフラグシップ機・オルフェスは、本人の申し出で部隊に参加していたアニエスことアーニーが引き継ぐことになる。
この時点でメンバーは当初の3名に加えWOF、JUDA特務室、三璃紗の面々、エルシャンククルー、ソレスタルビーイング、S.M.S.、WSO、その他民間からの協力者を加え大所帯に発展。さらにこの直後にアルヴィスのメンバーも加わる。
その後は[[バイストン・ウェル]]に飛ばされるなどのアクシデントに見舞われつつも、JUDA社長・[[石神邦生]]の依頼を受けつつ、世界中から追われながらも加藤機関やザ・ブーム、フェストゥムを相手に各地を転戦。後に勃発した加藤機関のテロに対処すべく、衛星兵器破壊のため出動。その最中に背任の発覚したハザードが逮捕され、UXへの手配は解除。連邦政府大統領のオーダーにより、改めて衛星兵器及び核ミサイルの撃墜作戦を遂行する。事態収束後、UXは略称はそのままに、地球連邦政府所属の独立遊撃部隊として承認されることとなった。
これが「'''アルティメット・クロス'''」、究極の混成部隊である。
=== 結成後の動向 ===
生まれ変わったUXではあるが、中核となっているのが旧UXのメンバーであること、また部隊自体の性質から、基本的には旧来通りオーダーと報酬で動く傭兵部隊に近い状態であった。
宇宙や地上、敵を問わず地球圏や人類社会の脅威を相手に戦いを続けていたが、新たな敵「[[ELS]]」の出現、バジュラに関する疑惑、そして何より、あまりにも予定調和に進み過ぎる事象の流れから、部隊の面々は世界そのもの、そして彼らの実質上の司令官に近い石神に対する疑念を抱くようになる。
ラインバレルの暴走、ファフナーパイロット達の同化進行による離脱など、いくつかの奇禍を経つつも、UXは世界中を転戦。その中で徐々に明らかになって来た「異世界」と「未来世界」、そして石神の隠している真実などを絡めた「蜘蛛の巣」の全体像により、部隊の目的は徐々に「世界の真実を解き明かすこと」にシフトしていく。この真実については、[[世界観/UX]]を参照。
決戦を重ねる中、奇械島の重力炉停止作戦でリチャードが戦死。部隊指揮官はアーニーが引き継ぐことになる。
そして、フェストゥムとの対話の道を切り開くべく発動された蒼穹作戦を成功に導くものの、直後に人類軍が行った核攻撃により、対話の道は再び閉ざされてしまう。このしばらく後に東京でホウジョウ軍を退けたUXは、アルヴィスのファフナーパイロット達を島に帰還させ、以後は再び各地を転戦することになった。
3ケ月後、竜宮島への新種フェストゥムの襲来を受け、UXは再び島へ出撃、新人を含めたアルヴィスの面々を迎えて「世界の真実」へと立ち向かっていく。
石神の隠していた真実、即ちヒトマキナの存在を知った彼らは、その意志に従い月内部のヒトマキナの拠点攻略作戦を実行。さらにフェストゥムやELS、バジュラとの対話の道を切り開き、ザ・ブーム軍を完全に撃退。さらに、ヨグ=ソトースの門の先にある未来の宇宙にて[[マスターテリオン]]を撃破、地球圏の脅威を完全に取り除くも、部隊の帰還は事実上不可能となった。
しかし、その矢先に[[ノーヴル・ディラン]]の招集を受けたUXは、ユガの狭間で彼女と対峙。そこで世界の真実を知った彼らは、世界をリセットすべく現れた[[カリ・ユガ]]を撃破。[[春日井甲洋]]や[[フェイ・イェンHD]]らの導きを受け、門を潜る前の元の世界へと戻って行った。
その後しばらくは混乱の収拾のため活動していたが、事態終結後、「並列世界」の面々はそれぞれの地球へ帰還。「この世界」のメンバーも元の居場所へと戻り、部隊は解散。旧UXのメンバーは傭兵には戻らず、アーニーが主導した施設の職員として身を置くこととなった。
== 登場作品 ==
;[[スーパーロボット大戦UX]]
:主人公部隊。前身となる部隊は開始の時点で既に存在している、というスパロボでも異例の速さである。
== 主要人物 ==
;[[リチャード・クルーガー]]
:旧UXの隊長。部隊再編後は全体指揮官を担当したが、重力炉停止作戦で戦死。
;[[アニエス・ベルジュ]]
:元連邦軍少尉。リチャードの引退後にオルフェスを、戦死後に全体指揮官を後任。
;[[サヤ・クルーガー]]
:旧UXの副官的存在。リチャードの娘であり、援護戦闘を担当。
;[[石神邦生]]
:JUDA社長。ヒトマキナへの対抗策を完成させるため、詳細を伏せたままUXに依頼を行っていた。
;[[森次玲二]]
:JUDA特務室戦闘指揮官。制圧作戦の際にキリヤマ重工を乗っ取り、以降同社の社長職を兼任。戦乱終結後はさらにJUDAの社長も兼任することに。
;[[加藤久嵩]]
:加藤機関総司令。ヒトマキナとの決戦を前に共同戦線を組む。
;[[ロミナ・ラドリオ]]
:エルシャンク艦長。ラドリオ星組及びジョウ達3人の直接の上官に当たる。
;[[イルボラ・サロ]]
:エルシャンク戦闘指揮官。[[タリスマン]]確保作戦の最中に離反。
;[[スメラギ・李・ノリエガ]]
:ソレスタルビーイング戦術予報士。旧UXの時点から協力体制にあった。
;[[真壁史彦]]
:アルヴィス司令官。部隊に同行はしていないが、フェストゥムに対する大規模な作戦の際には総指揮を担当。
;[[覇道瑠璃]]
:覇道財閥当主。ブラックロッジとの戦闘を主導。中盤にて酔った勢いで'''民間人を戦術指揮・応援に据える'''という大暴挙の人事を実行。
;[[ジェフリー・ワイルダー]]
:マクロス・クォーター艦長。
;[[孔明リ・ガズィ]]、[[司馬懿サザビー]]
:三璃紗出身者のまとめ役を務める。後に部隊の目的となった「世界の真実」についてもいち早く推測を巡らせた、部隊の頭脳とも言うべき存在。
== 運用艦船 ==
;[[エルシャンク]]
:
;[[プトレマイオス2改]]
:
;[[マクロス・クォーター]]
:
;シャングリラ
:
== 構成母体 ==
;アンノウン・エクストライカーズ
:母体と言うよりも前身。リチャード、サヤが参加。リチャードは中盤で戦死してしまい、後任はアーニーが引き継ぐ。
;JUDA
:特務室のマキナ部隊が参加。後に[[ラインバレル]]と[[早瀬浩一]]、[[タリスマン]]と[[中島宗美]]、[[ペインキラー]]と[[九条美海]]が参加。本社が事実上の本部に当たるが、ラインバレル破壊作戦の後、推進派による情報操作を防ぐため解体された。
;オーブ軍
:[[シン・アスカ]]、[[ルナマリア・ホーク]]が参加。アスランは当初偽名でカガリのガードとUX保護のための情報収集に奔走しており、ボドルザー級攻略作戦時に合流。
;ザフト
:ルーベンスからの情報提供を受け、ヒトマキナに対抗するため[[レクイエム]]の修復を進めていた。ボドルザー級攻略作戦時に[[キラ・ヤマト]]が参加。
;[[S.M.S]]
:[[マクロス・クォーター]]、スカル小隊、ピクシー小隊が参加。バジュラ本星での決戦にて元ギャラクシー船団所属の[[ブレラ・スターン]]も加わる。
;[[加藤機関]]
:ヒトマキナとの決戦に際し、戦死した真田、逃亡した沢渡以外の全員が参加(ユリアンヌは元々石神のスパイであり、一足先に帰還している)。戦乱終結後は旧特務室の面々を加え、連邦政府直属のエージェントチームとして活動している。
;[[ドラゴンズハイヴ]]
:旧UXの段階から[[R-ダイガン]]が参加。衛星兵器破壊作戦時に[[ダンクーガノヴァ]]が加わる。
;[[アルヴィス]]
:対フェストゥムの最大戦力であるが、メンバーの入れ替わりがとにかく激しい。
:当初は[[真壁一騎]]、[[春日井甲洋]]、[[皆城総士]]の3名とオペレーターとして[[遠見真矢]]、メンタルケア担当の[[遠見千鶴]]のみ参加。甲洋は参加後間もなく同化の影響で戦線離脱し、入れ替わる形で[[小楯衛]]、[[要咲良]]、[[近藤剣司]]が実戦に参加。
:人類軍による竜宮島制圧作戦時に[[日野道生]]、[[カノン・メンフィス]]が投降する形で参加・配属される。後にバイストン・ウェルにて合流前に自爆した[[羽佐間翔子]]が合流、ラインバレル破壊作戦時に咲良が同化及び[[ラインバレル・アマガツ]]から受けた重傷の治療のため離脱。
:蒼穹作戦に前後して真矢が実戦参加するが、直後のホウジョウ軍迎撃戦で衛が離脱、竜宮島防衛戦で総士が拉致される。この戦いでMIAとなった道生は蒼穹作戦の最中に帰還するが、総士は救出が一歩間に合わず、帰還を待たずして同化されてしまう。
:3ケ月後に[[立上芹]]、[[西尾里奈]]、[[西尾暉]]、[[堂馬広登]]が加入、さらに衛が復帰するが、芹はコアの負担を軽減するため第二次蒼穹作戦終了まで離脱を余儀なくされる。作戦中に甲洋が[[マークフィアー]]に同化する形で帰還、作戦終了時に総士が戦術指揮官として復帰。バジュラ本星宙域での戦闘中に[[来主操]]が参戦している。
;[[バイストン・ウェル]]
:転移に巻き込まれた後、地上人の[[エイサップ・鈴木]]が[[ナナジン]]に乗ってそのまま参加。後に[[アマルガン・ルドル]]率いる反乱軍も対サコミズのために合流。さらに、別のバイストン・ウェルから[[ショウ・ザマ]]、[[チャム・ファウ]]、[[マーベル・フローズン]]、奇械島での戦闘後に[[バーン・バニングス]]が加入。ヒトマキナとの決戦中に生還した[[シンジロウ・サコミズ]]も加わっている。
;[[エルシャンク]]クルー
:ほぼ全員が最後まで参加。イルボラのみは途中で離反してしまうが、バジュラ本星宙域での決戦中に[[零影]]で復帰。
;[[アーカムシティ]]
:当初は[[大十字九郎]]と[[アル・アジフ]]のみの参加に留まっていたが、インスマウスの調査任務後に瑠璃が戦術指揮官として合流。後にブラックロッジを離反した[[ドクター・ウェスト]]と[[エルザ]]も参加するが、最終決戦の直前には[[マスターテリオン]]と[[エセルドレーダ]]までもが一時的に加わる。
;[[三璃紗]]
:ラインバレル確保作戦時に孫権と孫尚香、重力カーテン突破作戦時に劉備軍、ハグレマキナ出現時の戦いで周瑜と陸遜、アメリカでの戦いで曹操と司馬懿が加わる。周瑜はアルカトラズで重傷を負って戦線離脱し、陸遜が後任を引き継ぐ。ヒトマキナ襲来時に「天の刃」として生還した呂布と貂蝉が参戦。
:戦乱終結後には元の世界へと帰還したが、周瑜は帰還を前に竜宮島で力尽きてしまう。
;[[WSO]]
:重力カーテン突破作戦を前に[[由木翼]]と[[スカーレット・ヒビキ]]が参加。作戦開始後、デスカプリース隊の生き残りである[[海動剣]]と[[真上遼]]が合流し、そのまま部隊に参加。
;その他協力者
:[[ジョセフ・カーター・ジョーンズ]]と[[ヒーローマン]]が途中で参加、対スクラッグの先陣を切る。また、奇械島で回収された[[フェイ・イェンHD]]もその直後から戦闘に参加、対バジュラ戦で活躍。また、アルカトラズでの戦闘後に[[シェリル・ノーム]]、[[ランカ・リー]]もクォーターに乗艦、そのまま同行。
:後に、スクラッグの支配を逃れた[[ウィリアム・デイヴィス]]もゴゴール撃破後に同行することに。
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