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;「うるさいよオマエ」
 
;「うるさいよオマエ」
 
:本編の前日譚『BBW創世記』にて描かれた、若き日の曹操の口癖。この頃の曹操は(史実の曹操がそうであったように)まだ荒々しさが残り、やんちゃで砕けた一面も持つ、様々な意味で「若い」侠だった。
 
:本編の前日譚『BBW創世記』にて描かれた、若き日の曹操の口癖。この頃の曹操は(史実の曹操がそうであったように)まだ荒々しさが残り、やんちゃで砕けた一面も持つ、様々な意味で「若い」侠だった。
<!--:UXでは曹操本人の口からこの台詞が出る事は無いが、石神がこの台詞について触れているシーンがある-->
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:UXでは曹操本人の口からこの台詞が出る事は無いが、石神がこの台詞について触れているシーンがある。
 
;「散っていった者たちに報いる方法はただひとつ…勝つことだけだ!」
 
;「散っていった者たちに報いる方法はただひとつ…勝つことだけだ!」
 
:一度は帰順したはずの張繍の裏切りにあって窮地に陥るも、部下の典韋が自らの命を賭して曹操の命を救って戦死した後、決意を新たにして。しかし、この苛烈とも言える決意と信念は、アニメ版では曹操と劉備の決別のきっかけとなってしまう…。
 
:一度は帰順したはずの張繍の裏切りにあって窮地に陥るも、部下の典韋が自らの命を賭して曹操の命を救って戦死した後、決意を新たにして。しかし、この苛烈とも言える決意と信念は、アニメ版では曹操と劉備の決別のきっかけとなってしまう…。
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== 迷台詞 ==
 
== 迷台詞 ==
 
;「こやつめ、ははは」
 
;「こやつめ、ははは」
:三国伝漫画版の公式サイトにて、曹操ガンダムのキャラクター紹介ページにて2008年10月10日に曹操が言った台詞の一つ。この日のメッセージでは武将のパワーアップや読者応募作品についてコメントしているのだが、「曹操自身はパワーアップしないのか?」と問われたらしく、この台詞を笑って返している。<br />…という流れなのだが、実はこの台詞、元ネタが存在しており、この台詞の元ネタは、登場人物の人物描写や台詞、物語の展開などが色々な意味で凄まじい事で三国志ファンの間でも怪作として知られる、久保田千太郎原作、園田光慶作画の漫画『三国志(通称・園田三国志)』にて、物語の終盤に曹操が司馬懿の冗談に対して笑顔で返した台詞である。この台詞はネット上でも有名な台詞だったりする。ちなみに、元ネタでの表記は「'''こやつめ ハハハ!'''」<br />[[UX]]では中盤の宴会の席にてデントンに対して笑ってこの台詞を返しており、多くのファンの笑いを誘った。
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:三国伝漫画版の公式サイトにて、曹操ガンダムのキャラクター紹介ページにて2008年10月10日に曹操が言った台詞の一つ。この日のメッセージでは武将のパワーアップや読者応募作品についてコメントしているのだが、「曹操自身はパワーアップしないのか?」と問われたらしく、この台詞を笑って返している。<br />…という流れなのだが、実はこの台詞、元ネタが存在しており、この台詞の元ネタは、登場人物の人物描写や台詞、物語の展開などが色々な意味で凄まじい事で三国志ファンの間でも怪作として知られる、久保田千太郎原作、園田光慶作画の漫画『三国志(通称・園田三国志)』にて、物語の終盤に銅雀台の建設現場にて曹操が司馬懿のとある冗談に対して笑顔で返した台詞である。この台詞はネット上でも有名な台詞だったりする。ちなみに、元ネタでの表記は「'''こやつめ ハハハ!'''」<br />[[UX]]では中盤の宴会の席にてデントンの言葉に対して笑ってこの台詞を返しており、多くのファンの笑いを誘った。
    
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
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;「そう思うなら、己が宿命から目を背けぬことだ」<br />「この世を司る森羅万象、すべて表裏一体」<br />「光も闇も、その根源は同じなのだ」<br />「ならば心に光を宿し、闇と向き合ってこそ、真の侠…」<br />「お前にはそれができるはずだ、孫権…」
 
;「そう思うなら、己が宿命から目を背けぬことだ」<br />「この世を司る森羅万象、すべて表裏一体」<br />「光も闇も、その根源は同じなのだ」<br />「ならば心に光を宿し、闇と向き合ってこそ、真の侠…」<br />「お前にはそれができるはずだ、孫権…」
 
:[[UX]]第36話より。アルカトラズの戦いにて、呂布を相手に怒りの感情を御しきれず、自身のせいで周瑜に重傷を負わせてしまったと、悔いる孫権を諭した言葉。上記にもあるケロケロエース版戦神決闘編にて馬超に対して言った台詞のアレンジとなっている。
 
:[[UX]]第36話より。アルカトラズの戦いにて、呂布を相手に怒りの感情を御しきれず、自身のせいで周瑜に重傷を負わせてしまったと、悔いる孫権を諭した言葉。上記にもあるケロケロエース版戦神決闘編にて馬超に対して言った台詞のアレンジとなっている。
<!--;「私怨を力の源泉としては、やがては行くも退くもできなくなる」<br />「覇道を歩む王なれば、己を律せ! サコミズよ!」<br />「通さねばならぬのは、治世のための固き意志! 騒乱を求めれば、理想は天には届かん!」
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;「私怨を力の源泉としては、やがては行くも退くもできなくなる」<br />「覇道を歩む王なれば、己を律せ! サコミズよ!」<br />「通さねばならぬのは、治世のための固き意志! 騒乱を求めれば、理想は天には届かん!」
:[[UX]]第40話でのサコミズへの説得の際の台詞。過去に囚われ、目の前の事象に囚われ、遂にハイパー化し猛る悲しみの王に対し、その魂を目覚めさせようと、覇王は叫ぶ。-->
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:[[UX]]第40話でのサコミズへの説得の際の台詞。過去に囚われ、目の前の事象に囚われ、遂にハイパー化し猛る悲しみの王に対し、その魂を目覚めさせようと、覇王は叫ぶ。
<!--;(サコミズ…貴公の魂もまた、天に届いたのだな…)
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;(サコミズ…貴公の魂もまた、天に届いたのだな…)
:[[UX]]第40話ラストより。長年の怨念と妄執から解放されて本来の自身を取り戻し、[[矢藩朗利|愚]][[金本平次|者]][[ハザード・パシャ|たち]]の凶業から愛する祖国を守るために散っていったサコミズを偲び、その魂の安息を静かに願う。<br />この後、曹操とサコミズが共闘できるかどうかは、プレイヤー次第である。-->
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:[[UX]]第40話ラストより。長年の怨念と妄執から解放されて本来の自身を取り戻し、誇りも理想も無い下衆な[[矢藩朗利|愚]][[金本平次|者]][[ハザード・パシャ|たち]]の凶業から愛する祖国を守るために散っていったサコミズを偲び、その魂の安息を静かに願う。<br />この後、曹操とサコミズが共闘できるかどうかは、プレイヤー次第である。
<!--;「迫水! 貴公の信念、確かに見たぞ!」
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;「迫水! 貴公の信念、確かに見たぞ!」
:[[UX]]にて生存フラグを満たした場合第45話以降味方となるサコミズへの特殊援護台詞。三璃紗の覇王とホウジョウの王、遂に共闘。-->
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:[[UX]]にて生存フラグを満たした場合第45話以降味方となるサコミズへの特殊援護台詞。三璃紗の覇王とホウジョウの王、遂に共闘。
<!--;「己以外を気に留めぬ傲慢さ。貴様の道は覇道にあらずッ!」
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;「己以外を気に留めぬ傲慢さ。貴様の道は覇道にあらずッ!」
:[[UX]]第49話での[[ハザード・パシャ|ハザード]]との戦闘前会話での台詞。自らの醜悪なエゴを満たすために自分以外のあらゆるものを利用し踏み躙った、董卓や袁術、十常侍らをも凌ぐ外道の極みに対し、曹操も怒りを爆発させる。-->
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:[[UX]]第49話での[[ハザード・パシャ|ハザード]]との戦闘前会話での台詞。自らの醜悪なエゴを満たすために自分以外のあらゆるものを利用し踏み躙った、董卓や袁術、十常侍らをも凌ぐ外道の極みに対し、曹操も怒りを爆発させる。
<!--;「この天地に生きる者、等しく持つ意志の力…」<br />「その意志を歪めて従える貴様らに、天を動かすことはできぬと知れッ!」
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;「この天地に生きる者、等しく持つ意志の力…」<br />「その意志を歪めて従える貴様らに、天を動かすことはできぬと知れッ!」
:[[UX]]第50話での[[クイーン・フロンティア]]との戦闘前会話での台詞。人間をインプラントで強制的に操り人の尊厳を踏みにじっておきながら、自分達を「銀河の神」と称して悦に浸るギャラクシーの黒幕たちを、人の命と意志、尊厳の大切さを知る覇王が断罪する。-->
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:[[UX]]第50話での[[クイーン・フロンティア]]との戦闘前会話での台詞。人間をインプラントで強制的に操り人の尊厳を踏みにじっておきながら、自分達を「銀河の神」と称して悦に浸るギャラクシーの黒幕たちを、人の命と意志、尊厳の大切さを知る覇王が断罪する。
<!--;「森羅万象、表裏一体。 全てを熾ってこその、天!」
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;「森羅万象、表裏一体。 全てを熾ってこその、天!」
:[[UX]]最終話より。台詞そのものは原作の赤壁の戦いで劉備たちに言い放った台詞のアレンジではあるが、ここでは生と死を熾り、命を熾った[[アニエス・ベルジュ|アーニー]]の言葉と共に叫んだ台詞となっている。-->
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:[[UX]]最終話より。台詞そのものは原作の赤壁の戦いで劉備たちに言い放った台詞のアレンジではあるが、ここでは生と死を熾り、命を熾った[[アニエス・ベルジュ|アーニー]]の言葉と共に叫んだ台詞となっている。
<!--;「司馬懿よ。後世に何を遺すかは、貴様次第だが…」<br />「愚かな野心だけは抱かぬことだ」<br />「かつての加藤が、推進派を使って歴史を操作し、己の理想の世界を創ろうとしたように…」<br />「あるいは、ヒトマキナが神として君臨しようとしたように」<br />「司馬懿よ、もし貴様が己の器量に溺れるようであれば…」<br />「未来の三璃紗で、余たちは全力を以って、貴様の野望を叩き潰すことになろう」
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;「司馬懿よ。後世に何を遺すかは、貴様次第だが…」<br />「愚かな野心だけは抱かぬことだ」<br />「かつての加藤が、推進派を使って歴史を操作し、己の理想の世界を創ろうとしたように…」<br />「あるいは、ヒトマキナが神として君臨しようとしたように」<br />「司馬懿よ、もし貴様が己の器量に溺れるようであれば…」<br />「未来の三璃紗で、余たちは全力を以って、貴様の野望を叩き潰すことになろう」
:[[UX]]EDより。この世界に残り歴史書を書くことを決意する司馬懿に対する忠告。アニメ版では描かれなかった、CW版やケロケロエース版で描かれた、赤壁の戦いの後の物語を知るユーザーならば、曹操の言葉の意味がよりはっきりと理解できる場面である。「未来」を前に、正真正銘の「神」を多くの仲間達と共に打ち破った三侯(もしくは、四神の魂を受け継ぎし者達)。未来で彼らが、「天を熾す鵬」と戦うことになるのか…それは今はわからない。<br />この司馬懿と曹操(と孔明)の一連の会話は、どことなく過去のスパロボシリーズのEDでも度々描かれた、[[サザビー|司馬懿のモチーフ元のMS]]の[[シャア・アズナブル|パイロット」」に釘を刺す[[アムロ・レイ|そのライバル]]の遣り取りを髣髴とさせる。-->
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:[[UX]]EDより。この世界に残り歴史書を書くことを決意する司馬懿に対する忠告。アニメ版では描かれなかった、CW版やケロケロエース版で描かれた、赤壁の戦いの後の物語を知るユーザーならば、曹操の言葉の意味がよりはっきりと理解できる場面である。「未来」を前に、正真正銘の「神」を多くの仲間達と共に打ち破った三侯(もしくは、四神の魂を受け継ぎし者達)。未来で彼らが、「天を熾す鵬」と戦うことになるのか…それは今はわからない。<br />この司馬懿と曹操(と孔明)の一連の会話は、どことなく過去のスパロボシリーズのEDでも度々描かれた、[[サザビー|司馬懿のモチーフ元のMS]]の[[シャア・アズナブル|パイロット]]に対して地球に逆襲しないよう釘を刺す[[アムロ・レイ|そのライバル]]の遣り取りを髣髴とさせる。
    
== メモ ==
 
== メモ ==
 
*曹操は中国後漢末から三国時代の武将、政治家で、後漢の丞相・魏王に就き、魏の礎を築いた人物。(155~220)
 
*曹操は中国後漢末から三国時代の武将、政治家で、後漢の丞相・魏王に就き、魏の礎を築いた人物。(155~220)
 
*字は孟徳。死後、息子の曹丕が魏の初代皇帝となった際には「太祖武帝」と追号された。
 
*字は孟徳。死後、息子の曹丕が魏の初代皇帝となった際には「太祖武帝」と追号された。
*黄巾の乱では官軍の将として乱の鎮圧に活躍し、董卓が漢王朝を牛耳り専横をふるった際には反董卓連合の中心人物の一人として活躍した。董卓の死後に訪れた群雄割拠の時代には帝を戴き、袁術や呂布などの並み居る群雄を打ち破り、遂には当時中国最大の勢力を誇った袁紹を官渡の戦いにて降し、中原の覇者となる。その後は中国を統一すべく軍を南下させるが赤壁の戦いにて孫権と劉備の連合軍に敗北。その後も彼らと戦うが、中国統一の宿願を果たす前に死去。曹操の死後、後を継いだ息子の曹丕が後漢の皇帝から禅譲を受け、漢王朝が終焉を迎えると共に魏王朝が誕生し、曹丕が魏の初代皇帝となった。
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*黄巾の乱では官軍の将として乱の鎮圧に活躍し、董卓が漢王朝を牛耳り専横をふるった際には反董卓連合の中心人物の一人として活躍した。董卓の死後に訪れた群雄割拠の時代には帝を戴き、袁術や呂布などの並み居る群雄を打ち破り、遂には当時中国最大の勢力を誇った袁紹を官渡の戦いにて降し、中原の覇者となる。その後は中国を統一すべく軍を南下させるが赤壁の戦いにて孫権と劉備の連合軍に敗北。その後も馬超率いる涼州軍を破り、漢中を平定、順調に勢力を拡大させながら劉備や孫権と覇を競うも、中国統一の宿願を果たす前に死去。曹操の死後、後を継いだ息子の曹丕が後漢の皇帝から禅譲を受け、漢王朝が終焉を迎えると共に魏王朝が誕生し、曹丕が魏の初代皇帝となった。
 
*'''「治世の能臣、乱世の奸雄」'''と評され、史実の曹操も絶大な統率力とカリスマ性を持ち軍事・政治・芸術などのあらゆる分野において天才的な能力を持った人物で、その功績は後世にも大きく影響を与えている。正史『三国志』の著者である陳寿からは'''「非常の人、超世の傑」'''…即ち、類稀なる才の持ち主であり、時代を超えた英雄である、と評されている。
 
*'''「治世の能臣、乱世の奸雄」'''と評され、史実の曹操も絶大な統率力とカリスマ性を持ち軍事・政治・芸術などのあらゆる分野において天才的な能力を持った人物で、その功績は後世にも大きく影響を与えている。正史『三国志』の著者である陳寿からは'''「非常の人、超世の傑」'''…即ち、類稀なる才の持ち主であり、時代を超えた英雄である、と評されている。
 
*紛れもなく「英雄」と呼べる曹操だが、当時の後漢の皇帝(献帝)を蔑ろにして国の権力をふるい、孔子の子孫の孔融をはじめとした儒者たちとも徹底的に対立した事もあり、『三国志演義』では「正義の劉備」に対する悪役として描かれ、長い間「物語」の中でも、歴史の中でも、人々から悪役としての扱いを受ける事となってしまった。
 
*紛れもなく「英雄」と呼べる曹操だが、当時の後漢の皇帝(献帝)を蔑ろにして国の権力をふるい、孔子の子孫の孔融をはじめとした儒者たちとも徹底的に対立した事もあり、『三国志演義』では「正義の劉備」に対する悪役として描かれ、長い間「物語」の中でも、歴史の中でも、人々から悪役としての扱いを受ける事となってしまった。
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