4行目: |
4行目: |
| 支配階級の人々。 | | 支配階級の人々。 |
| | | |
− | [[惑星ゾラ]]に点在する各ポイントにドームを設け、その内側で生活している。優れた科学技術を有しており、[[シビリアン]]に機械類を支給し、[[ブルーストーン]]を上納させていた。そればかりでなく三日の掟を布き、監視役として子飼いの[[ブレーカー]]である「イノセントの仕掛人」を各地に配備し、実質シビリアンに対しては恐怖政治を行っていた。ただし、体は丈夫でなく、細菌が蔓延しているドームの外では生活が行えない。また、一定時間外で過ごすと死に至ってしまう。 | + | [[惑星ゾラ]]に点在する各ポイントにドームを設け、その内側で生活している<ref>体は丈夫でなく、細菌が蔓延しているドームの外では生活が行えない。また、一定時間外で過ごすと死に至ってしまう。</ref>。優れた科学技術を有しており、[[シビリアン]]に機械類を支給し、[[ブルーストーン]]を上納させていた。そればかりでなく三日の掟を布き、監視役として子飼いの[[ブレーカー]]である「イノセントの仕掛人」を各地に配備し、実質シビリアンに対しては恐怖政治を行っていた。ただし、 |
| | | |
| 実は、'''イノセントの正体は惑星ゾラの名称が「[[地球]]」だった頃の大災害によって[[月]]に移住し、それから地球に帰還した地球人の子孫'''である。イノセントは、環境が激変してしまった惑星ゾラに適応できる人間を作り出すためにシビリアンを生み出し、いずれはシビリアンにその座を明け渡すために様々な試みを行っていた。ただし、イノセントの中にはシビリアンが力を持つことを恐れる者もおり、そういった者たちはイノセントによるシビリアン支配を強固なものにしようとしている。 | | 実は、'''イノセントの正体は惑星ゾラの名称が「[[地球]]」だった頃の大災害によって[[月]]に移住し、それから地球に帰還した地球人の子孫'''である。イノセントは、環境が激変してしまった惑星ゾラに適応できる人間を作り出すためにシビリアンを生み出し、いずれはシビリアンにその座を明け渡すために様々な試みを行っていた。ただし、イノセントの中にはシビリアンが力を持つことを恐れる者もおり、そういった者たちはイノセントによるシビリアン支配を強固なものにしようとしている。 |
13行目: |
13行目: |
| === [[αシリーズ]] === | | === [[αシリーズ]] === |
| ;[[スーパーロボット大戦α外伝]] | | ;[[スーパーロボット大戦α外伝]] |
− | :初登場作品。[[ムーンレィス]]と敵対関係にあり、そちらとの和平の道を探るのが未来世界での大きな目的の一つとなっている。 | + | :初登場作品。原作と同様に[[シビリアン]]を統制している他、[[機動新世紀ガンダムX]]における[[宇宙革命軍]]と[[新地球連邦]]の役割の一部を担っている。 |
− | :原作と同様に[[シビリアン]]を統制しており今回は「大陸間の渡航の禁止」も掟としているが、それはガリア大陸に限ったものとなっており、北アメリア大陸においては、物語時点ではイノセントとシビリアンの区別は無くなっている。その背景は、物語時点の遥か昔に北アメリア大陸の[[ブルーストーン]]が採掘され尽くして大地の浄化が完了。イノセントもドーム外での生活が可能になり、シビリアンとの融和の道を選んだため、である。そのため、北アメリア大陸では三日の掟等もなく「北アメリア大陸での上流階級はイノセントの末裔」という認識はその末裔にはあるが、技術レベルも大きく低下しており[[グエン・サード・ラインフォード|グエン]]などはイノセントという言葉しか知らない程の認識だった。その関係で(事実はともかく)「特権階級にすがるイノセントはシビリアンと共にガリア大陸に渡った」と作中で評されている。
| + | :今回は「大陸間の渡航の禁止」も掟としているが、それはガリア大陸に限ったものとなっており、北アメリア大陸においては、物語時点ではイノセントとシビリアンの区別は無くなっている。 |
− | :イノセントの出自が原作通り月からの移住者ということで「独立した元ムーンレィス」となっており、過去の独立戦争の際に受けた[[ガンダムエックス]]のサテライトキャノンへの報復として[[∀ガンダム]]の戦線投入をしてたことが、三度の地球荒廃の原因の一つとなっている。その後はお互い不干渉を決めていたが、シビリアンを対ムーンレィスの兵士とも見なしているなど警戒はしており、ムーンレィスの地球帰還作戦を機に明確にお互いを敵視するようになった。また[[機動新世紀ガンダムX]]における[[宇宙革命軍]]と[[新地球連邦]]の役割の一部を担っており、その関係で[[ゾンダーエプタ]]はイノセントの施設で、[[フロスト兄弟]]の接触を受けていたり、[[ノモア・ロング|ノモア市長]]は「北アメリア大陸の独自勢力のイノセント」として特殊な立場にある。
| |
− | :技術面においてはムーンレィスに劣っているとの発言があるが、原作通り[[エルチ・カーゴ|エルチ]]を洗脳する以外にも[[人工ニュータイプ]]、[[強化人間]]の研究レベルが高く、[[プルツー]]、[[ロザミア・バダム|ロザミィ]]を再調整して手駒として操った。
| |
− | :上層部の移動の際は共通して[[スードリ]]を使用(戦闘はしない)しており、Xポイントでの決戦で原作通りカシム派が壊滅するが、その際には[[パトゥーリア]]、[[Gビット]]、[[ゴーストX-9]]、そして大量の[[核ミサイル]]も持ち出してくる。
| |
− | :なお[[アンセスター]]も最初は廃棄されたSポイントのドームを利用し、イノセントとして自軍に接触してきた。 | |
| | | |
| === [[Zシリーズ]] === | | === [[Zシリーズ]] === |
50行目: |
46行目: |
| :これまでジロン達シビリアンにとってイノセントは長寿あるいは不死という認識であったが、この一件でこれまでの認識を改める事になる。 | | :これまでジロン達シビリアンにとってイノセントは長寿あるいは不死という認識であったが、この一件でこれまでの認識を改める事になる。 |
| | | |
| + | == 他作品の関連人物 == |
| + | ;[[ムーンレィス]] |
| + | :[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]ではイノセントの出自が「独立した元ムーンレィス」となっており、過去の独立戦争の際に受けた[[ガンダムエックス]]のサテライトキャノンへの報復として[[∀ガンダム]]の戦線投入をしたことが、三度の地球荒廃の原因の一つとなっている。その後はお互い不干渉を決めていたが、ムーンレィスの地球帰還作戦を機に明確にお互いを敵視するようになった。 |
| + | ;[[ノモア・ロング]] |
| + | :[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]では「北アメリア大陸の独自勢力のイノセント」として特殊な立場にある。 |
| + | ;[[プルツー]]、[[ロザミア・バダム|ロザミィ]] |
| + | :[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]では彼女らを再調整して手駒として操った。 |
| == 関連用語 == | | == 関連用語 == |
| ;[[シビリアン]] | | ;[[シビリアン]] |