差分

257 バイト追加 、 2019年6月3日 (月) 16:20
編集の要約なし
16行目: 16行目:  
[[ヴォルケイン]]を駆るヨロイ乗りで、[[ジョシュア・ラングレン]]の兄。
 
[[ヴォルケイン]]を駆るヨロイ乗りで、[[ジョシュア・ラングレン]]の兄。
   −
[[カギ爪の男]]によって婚約者エレナを失った[[ヴァン]]同様、彼も妻であるシノをカギ爪の男に殺害され、その復讐のためにカギ爪の男を追っており、第6話にてヴァン達と出会う。生身やヨロイでの戦闘力はヴァンにひけをとらない達人。ヴァン一行に対しては、当初は同行せずにカギ爪の男の行方を追うために利用しているだけであったが、[[ユキコ・スティーブンス|ユキコ]]や弟のジョシュアの説得で一行に協力することになる。元来は優しい性格であったが、シノの仇を討つために非情に徹する決意をしており、冷酷な手段も厭わない。
+
[[カギ爪の男]]によって婚約者エレナを失った[[ヴァン]]同様、彼も妻であるシノをカギ爪の男に殺害され、その復讐のためにカギ爪の男を追っており、第5話にてヴァン達と出会う。生身やヨロイでの戦闘力はヴァンにひけをとらない達人。ヴァン一行に対しては、当初は同行せずにカギ爪の男の行方を追うために利用しているだけであったが、[[ユキコ・スティーブンス|ユキコ]]や弟のジョシュアの説得で一行に協力することになる。元来は優しい性格であったが、シノの仇を討つために非情に徹する決意をしており、冷酷な手段も厭わない。
    
弟のジョシュアを昔は「ジョッシュ」と呼んでいたが、復讐の道を歩き過去を決別したという決意の表れから、現在は彼をジョシュアと呼ぶ。また、ドラマCDの描写によると意外なことにおやつとしりとりが大好きなようだ。
 
弟のジョシュアを昔は「ジョッシュ」と呼んでいたが、復讐の道を歩き過去を決別したという決意の表れから、現在は彼をジョシュアと呼ぶ。また、ドラマCDの描写によると意外なことにおやつとしりとりが大好きなようだ。
25行目: 25行目:  
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
;[[スーパーロボット大戦K]]
 
;[[スーパーロボット大戦K]]
:初登場作品。今作では[[シベ鉄]]の用心棒をしており、戦闘中の台詞はシベ鉄関係の事をよく言う。ちなみに弟ジョシュアとの絡みは少なく、結果的に全く成長しなかった彼に頭を抱える事となる。<br />仲間になる際のエピソードはちょっとかっこ悪く、単身[[カギ爪の男の集団]]に挑むも返り討ちにされて、ボロボロの状態で敗走していたところを買い出しに出ていた[[機獣創世記ゾイドジェネシス|ゾイド]]の無敵団に機体ごと拾われ、幸か不幸か命を救われたのが無敵団ということもあり、[[ア・カン]]の「あんたを助けたのは無敵団なのだから、あんたの命は無敵団のもの」という無茶苦茶な理屈で半ば強制的に仲間にされるというしまらない展開に(ちゃんとジョシュアも説得するが)。とは言え、呆れながらもちゃんとその理屈に従って仲間になってくれるあたり、義理堅いと言うか何と言うか。<br />なお原作での死亡イベントが存在せず上記のイベントに差し替えられているため、復讐を遂げた後も普通に生存し行動を共にしてくれる。カギ爪の男への復讐を結果的にヴァンに譲った形となったことについては「カギ爪の男の死をこの目で見届けた」ということで落とし所としたようだが、原作24話における数々の見せ場の全カットも含め原作ファンからは批判が多い。<br />なお、カギ爪の男との戦闘では顔グラが変わるという特殊な演出がある。せめて合体攻撃でトドメを刺してほしい。
+
:初登場作品。今作では[[シベ鉄]]の用心棒をしており、戦闘中の台詞はシベ鉄関係の事をよく言う。ちなみに弟ジョシュアとの絡みは少なく、結果的に全く成長しなかった彼に頭を抱える事となる。
 +
:仲間になる際のエピソードは非常にかっこ悪く、単身[[カギ爪の男の集団]]に挑むも返り討ちにされてボロボロの状態で敗走していたところを買い出しに出ていた[[無敵団]]に機体ごと拾われ、幸か不幸か命を救われたのが無敵団という事もあり、[[ア・カン]]の「あんたを助けたのは無敵団なのだから、あんたの命は無敵団のもの」という無茶苦茶な理屈で半ば強制的に仲間にされるというしまらない展開に…(ちゃんとジョシュアも説得するが)。とは言え、呆れながらもちゃんとその理屈に従って仲間になってくれるあたり、義理堅いと言うか何と言うか。
 +
:原作での死亡イベントが存在せず上記のイベントに差し替えられているため、復讐を遂げた後も普通に生存し行動を共にしてくれる。カギ爪の男への復讐を結果的にヴァンに譲った形となったことについては「カギ爪の男の死をこの目で見届けた」ということで落とし所としたようだが、原作24話における数々の見せ場の全カットも含め原作ファンからは批判が多い。
 +
:なお、カギ爪の男との戦闘では顔グラが専用のものに変わる粋な演出がある。
    
=== VXT三部作 ===
 
=== VXT三部作 ===
31行目: 34行目:  
:音声初収録。序盤から度々顔を出すものの、参戦は非正規部隊ルート第32話とやや遅め。さすがに本作では自軍の特殊性もあってか納得できる参入理由となっている。通常ルートでは原作24話の夢を殺すシーンは再現されているものの、今作でも無条件で生存。
 
:音声初収録。序盤から度々顔を出すものの、参戦は非正規部隊ルート第32話とやや遅め。さすがに本作では自軍の特殊性もあってか納得できる参入理由となっている。通常ルートでは原作24話の夢を殺すシーンは再現されているものの、今作でも無条件で生存。
 
:また、[[カギ爪の男]]へのトドメはヴァンに守られた借りを返す形で譲った。エンディングではジョシュアと共に亡き妻を偲びながら、静かに暮らしていることが語られている。
 
:また、[[カギ爪の男]]へのトドメはヴァンに守られた借りを返す形で譲った。エンディングではジョシュアと共に亡き妻を偲びながら、静かに暮らしていることが語られている。
:ちなみに、カギ爪の男との戦闘では顔グラ・戦闘台詞が専用のものに変わる。
+
:『K』と同じくカギ爪の男との戦闘では顔グラが専用のものに変わる。
    
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
39行目: 42行目:  
== パイロットステータス ==
 
== パイロットステータス ==
 
=== [[能力|能力値]] ===
 
=== [[能力|能力値]] ===
ヴァンの格闘値と射撃値を入れ替えた以外はほぼ横並びの、彼と比肩する能力を持つ。
+
ヴァンの格闘値と射撃値を入れ替えた以外はほぼ横並びで、ヴァンと比肩する能力を持つ。
    
=== [[精神コマンド]] ===
 
=== [[精神コマンド]] ===
90行目: 93行目:  
:『T』では彼のおせっかいで連れ回され、はぐれ者同士でチームを結成しようと言われるが一蹴した。
 
:『T』では彼のおせっかいで連れ回され、はぐれ者同士でチームを結成しようと言われるが一蹴した。
 
;[[プリメーラ]]
 
;[[プリメーラ]]
:『T』ではジョシュアがいる[[アルカディア号]]に行くことを勧められるが「居心地が悪い」と一蹴し、「息が詰まる」と不満がられる。
+
:『T』ではジョシュアがいる[[アルカディア号]]に行くことを勧められるが「居心地が悪い」と一蹴し「息が詰まる」と不満がられる。
 
;[[ランティス]]
 
;[[ランティス]]
 
:『T』では戦う意味を聞かれて復讐と答えており、後に「愛する者のために戦う男」と敬意を表されている。
 
:『T』では戦う意味を聞かれて復讐と答えており、後に「愛する者のために戦う男」と敬意を表されている。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
;「サンクションズ・チャージ、ヴォルケイン…」
+
;「サンクションズチャージ、ヴォルケイン…」
 
:ヴォルケイン起動時の台詞。
 
:ヴォルケイン起動時の台詞。
 
;「お前はあの子を見捨てる事が出来るか?」
 
;「お前はあの子を見捨てる事が出来るか?」
:ヴァンに、[[ウェンディ・ギャレット|ウェンディ]]を見捨てる非情な心が無ければカギ爪の男を殺せないと忠告した。この事でヴァンは彼を毛嫌いしたがジョシュアを助ける所を見て見直した。
+
:ヴァンに「[[ウェンディ・ギャレット|ウェンディ]]を見捨てる非情な心が無ければカギ爪の男を殺せない」と忠告した。この事でヴァンは彼を毛嫌いしたが、ジョシュアを助ける所を見て見直した。
 
;「なんだろうな。だが…まったく、この船はバカぞろいだ」
 
;「なんだろうな。だが…まったく、この船はバカぞろいだ」
:第22話、一緒に戦闘した[[エルドラメンバー]]と[[プリシラ]]達に言った台詞でどことなく本人も嬉しそうだった。
+
:第22話。一緒に戦闘した[[エルドラメンバー]]と[[プリシラ]]達に言った台詞で、どことなく本人も嬉しそうだった。
;「黙れ! カギ爪に仕える売女(ばいた)が!」
+
;「黙れ! カギ爪に仕える<RUBY><RB>売女</RB><RT>ばいた</RT></RUBY>が!」
 
:第23話でファサリナと対決した際にカギ爪の男を盲信する彼女を否定して発した罵声。元々娼婦として悲惨な境遇にあったファサリナにとっては過去の傷をえぐる屈辱的ともいえる言葉であり、すぐに激昂している。
 
:第23話でファサリナと対決した際にカギ爪の男を盲信する彼女を否定して発した罵声。元々娼婦として悲惨な境遇にあったファサリナにとっては過去の傷をえぐる屈辱的ともいえる言葉であり、すぐに激昂している。
:[[スーパーロボット大戦T|T]]」でも、ファサリナと戦闘すると似た様なセリフを喋るが、『'''売女(ばいた)'''』という表現は流石に拙かったのか、「カギ爪に仕える女が!」というやや柔和なニュアンスに訂正されている。
+
:[[スーパーロボット大戦T|T]]』でもファサリナと戦闘すると似た様な台詞を喋るが『'''売女'''』という表現は流石に拙かったのか「カギ爪に仕える女が!」というやや柔和なニュアンスに訂正されている。
 
;「正義の味方みたいな言い草だな…なら、聞かせてもらおうか! 俺にも夢があった…一人の女と、平和に…穏やかに暮らしたい…そんなささやかな夢だった…それを、あの男が引き裂いた! 自分に協力しないという、ただそれだけでだ…!」
 
;「正義の味方みたいな言い草だな…なら、聞かせてもらおうか! 俺にも夢があった…一人の女と、平和に…穏やかに暮らしたい…そんなささやかな夢だった…それを、あの男が引き裂いた! 自分に協力しないという、ただそれだけでだ…!」
:第24話、[[ファサリナ]]との戦いで、カギ爪の男の夢を守るために戦う自分たちのほうが強いと言われての反論。直後、ファサリナから「夢はより多くの人々に」と返され、'''「だから必要ないというのか、他の夢は!!」'''と激昂した。
+
:第24話、[[ファサリナ]]との戦いでカギ爪の男の夢を守るために戦う自分たちのほうが強いと言われての反論。直後、ファサリナから「夢はより多くの人々に」と返され、'''「だから必要ないというのか、他の夢は!!」'''と激昂した。
 
;「俺は逃げたんだ。悲しみから。今も逃げ続けている。そうしなければ俺は、シノを失ったことに耐えられない。臆病なのは俺だ…だが、それももう終わる。奴とケリがついたら、俺は昔に戻る。もう一度、シノと向き合うつもりだ」
 
;「俺は逃げたんだ。悲しみから。今も逃げ続けている。そうしなければ俺は、シノを失ったことに耐えられない。臆病なのは俺だ…だが、それももう終わる。奴とケリがついたら、俺は昔に戻る。もう一度、シノと向き合うつもりだ」
 
:同話、ジョシュアとの会話にて兄のようになれなかった臆病な人間だと自身を評したジョシュアに向けて心情を吐露する。
 
:同話、ジョシュアとの会話にて兄のようになれなかった臆病な人間だと自身を評したジョシュアに向けて心情を吐露する。
;「夢を……夢を奪われた者が…どうなるか知っているか…? どうにもならない…決して埋まらない苦しみに…怒りに…悲しさに…心と身体を苛まれるんだ…それが、どれ程苦しいか……選べ!! 命をとるか、夢を守るか!!」
+
;「夢を……夢を奪われた者が…どうなるか知っているか…? どうにもならない…決して埋まらない苦しみに…怒りに…悲しさに…心と身体を苛まれるんだ…それが、どれ程苦しいか……選べ!! 命を取るか、夢を守るか!!」
 
:同話、単身[[カギ爪の男]]と対峙しての台詞。[[ファサリナ]]との戦いでも「夢を奪われた者は、その先どうなると思う?」と似たような事を言っているが、それ程レイの奪われたものが大きかったと言う事を物語っている。
 
:同話、単身[[カギ爪の男]]と対峙しての台詞。[[ファサリナ]]との戦いでも「夢を奪われた者は、その先どうなると思う?」と似たような事を言っているが、それ程レイの奪われたものが大きかったと言う事を物語っている。
:余談だが、谷口監督作品の主人公格はほぼ全員が、最終話に近づくにつれて元々あったはずの日常を夢見ている(特に[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]や『スクライド』のカズマが顕著で、戻りたいと願いつつも散っていった皆のために戦い続けることしか出来なかった)が、それはレイも同様で、回るはずの歯車が狂ってしまったがゆえにここまで来てしまったのであった…。
+
:余談だが、谷口監督作品の主人公格はほぼ全員が最終話に近づくにつれて元々あったはずの日常を夢見ている(特に[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]や『スクライド』のカズマが顕著で、戻りたいと願いつつも散っていった皆のために戦い続けることしか出来なかった)が、それはレイも同様で、回るはずの歯車が狂ってしまったがゆえにここまで来てしまったのであった…。
;「許せ、ヴォルケイン…!」
+
;「許せ、ヴォルケイン…」
 
:同話、ヴォルケインを自爆させる際に、妻の形見であり長い間共に戦った相棒へ別れの言葉を向ける。
 
:同話、ヴォルケインを自爆させる際に、妻の形見であり長い間共に戦った相棒へ別れの言葉を向ける。
 +
:『[[スーパーロボット大戦T|T]]』では撃墜された時の台詞として採用されており、妻のシノがヴォルケインの開発者だった事から「許せ…ヴォルケイン…シノ…」になっている。
 
;「いや、これでいい…」<br/>「お前の夢は……終わった」<br/>「やった……!」
 
;「いや、これでいい…」<br/>「お前の夢は……終わった」<br/>「やった……!」
:同話、レイの放った銃弾は[[カギ爪の男]]を殺すことは叶わなかったが、「[[幸せの時]]」発動用の機械を破壊していた。警備兵から撃たれて階段から落下してゆく中、夢を殺されたカギ爪の男の絶望の表情を確認し、笑みを浮かべてこの台詞。'''これがなければ世界は25話開始の段階で終焉を迎えていた。'''
+
:同話、レイの放った銃弾は[[カギ爪の男]]を殺すことは叶わなかったが、「[[幸せの時]]」発動用の機械を破壊していた。警備兵から撃たれて階段から落下してゆく中、夢を殺されたカギ爪の男の絶望の表情を確認し、笑みを浮かべてこの台詞。'''これがなければ[[惑星EI]]は第25話開始の段階で終焉を迎えていた。'''
;「ありがとう、ジョッシュ…!」
+
;「ありがとう、ジョッシュ…」
 
:同話ラスト、今まで自分を追いかけて自分を助けてくれた大切な弟に言った言葉。そして彼は…。
 
:同話ラスト、今まで自分を追いかけて自分を助けてくれた大切な弟に言った言葉。そして彼は…。
 
;「夢を見てたよ……」<br/>「悲しい夢だった……だけど、もう終わったよ。一人にさせて…悪かった」
 
;「夢を見てたよ……」<br/>「悲しい夢だった……だけど、もう終わったよ。一人にさせて…悪かった」
:レイの”復讐”という夢は終わり、目覚めた先で愛する妻と再会した時の台詞。24話「夢の終わり」は涙なくしては見られない名場面の連続。実質この話はレイが主人公の回であり、そのエンディングも夢を終えたレイに送る鎮魂歌の如く、穏やかな曲である。
+
:レイの「復讐」という夢は終わり、目覚めた先で愛する妻と再会した時の台詞。
 +
:第24話『夢の終わり』は涙なくしては見られない名場面の連続。実質この話はレイが主人公の回であり、そのエンディングも夢を終えたレイに送る鎮魂歌の如く、穏やかな曲である。
    
== 迷台詞 ==
 
== 迷台詞 ==
143行目: 148行目:  
;レイ「りゃ、略して…レ、レ、レ…」<br />ヴァン「こんなのに乗せられて…。お前…もう人じゃねぇな…」<br/>レイ「くっ…! ここはもう墓場だ…!」
 
;レイ「りゃ、略して…レ、レ、レ…」<br />ヴァン「こんなのに乗せられて…。お前…もう人じゃねぇな…」<br/>レイ「くっ…! ここはもう墓場だ…!」
 
:『T』[[中断メッセージ/T|中断メッセージ]]「ガン×ソードさん」より。ウェンディにはじけるように言われて渋々「略してレンレン」をやるが、やはり嫌だったようだ。何気にヴァンの返しも酷い。
 
:『T』[[中断メッセージ/T|中断メッセージ]]「ガン×ソードさん」より。ウェンディにはじけるように言われて渋々「略してレンレン」をやるが、やはり嫌だったようだ。何気にヴァンの返しも酷い。
:しかし「レレレ」と言っている辺り小説版ネタの他に[[声優ネタ]]も入っているような気も…?
+
:第5話の台詞「ここは墓場だ」の他にもさりげなく「レレレ」と言っているため、[[小説]]『ガン×ソード 〜夢見る頃をすぎても〜』に収録された短編「平成天才ガンソードさん」ネタまで入っている。
    
== 搭乗機体 ==
 
== 搭乗機体 ==
匿名利用者