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しかし、経歴不明な上に並外れた戦果を挙げている事から、同じ隊長格との折り合いは悪いらしく、[[アンドリュー・バルトフェルド]]からは怪しまれ、[[マルコ・モラシム]]からは激しく妬まれていた。
 
しかし、経歴不明な上に並外れた戦果を挙げている事から、同じ隊長格との折り合いは悪いらしく、[[アンドリュー・バルトフェルド]]からは怪しまれ、[[マルコ・モラシム]]からは激しく妬まれていた。
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[[ムウ・ラ・フラガ]]とは深い因縁があり、経歴不明とされているその正体は、ムウの実父、'''アル・ダ・フラガの[[クローン]]'''で、'''実はコーディネイターではなく[[ナチュラル]]'''(ただし通常のナチュラルともまた概念的に異なるが)であった。本名は「'''ラウ・ラ・フラガ'''」。資質・能力は通常のナチュラル(ムウを含めた)を遥かに凌駕したものではあったが、テロメアが短いという欠点があったのを理由に、自らを生み出すよう命令したアルに棄てられてしまい、独力で出生を突き止めたクルーゼは、復讐するべくアルを殺害。やがてその憎しみは自らを生み出した世界そのものへと向ける事になり、狂気にも等しい憎悪に取り付かれる事になる。
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[[ムウ・ラ・フラガ]]とは深い因縁があり、経歴不明とされているその正体は、ムウの実父、'''アル・ダ・フラガの[[クローン]]'''で、'''実はコーディネイターではなく[[ナチュラル]]'''(ただし通常のナチュラルともまた概念的に異なるが)であった。本名は「'''ラウ・ラ・フラガ'''」。資質・能力は通常のナチュラル(ムウを含めた)を遥かに凌駕したものではあったが、テロメアが短いという欠点があったのを理由に、自らを生み出すよう命令したアルに棄てられてしまい、独力で出生を突き止めたクルーゼは、復讐するべくアルを殺害。やがてその憎しみは自らを生み出した世界そのものへと向ける事になり、狂気にも等しい憎悪に取り付かれる事になる。公式ガイドブック3に掲載された監督のインタビューによると、「彼の中には人類を滅ぼしたい自分とそうしたくない自分が同時に存在し、自分に未来が無く死期が見えていた。フレイを送り出したのは意識的に扉を開くというよりもコインを投げる賭けの感覚に近く、世界の行く末を決める重要な場面を人智を超えたところに判断を委ね、結果データは渡った為行くところまで行くしかないのだ、となった。」とあり、完全に世界に絶望していたわけではなく心のどこかで自分の行いを止めてくれる存在を求めていたことが伺える。最後の瞬間に笑みを浮かべていたのも、自分の行いを止めてくれたことに対する安堵によるものだろう。
    
ナチュラルでありながらザフト最高パイロットの地位に立ち(戦闘だけでなく頭脳その他[[技量]]も試されるアカデミーでも主席だった)、尚且つ[[スーパーコーディネイター]]であるパイロットの[[キラ・ヤマト|キラ]]と互角に渡り合っており、当初ナチュラルでは操縦できないとまで言われていたMSを自在に乗りこなしていたことからも、彼の操縦技術が並外れたものであることがわかる。能力的にはSEED作中でも最高クラスで、クローン培養で生み出されたとはいえ、その資質面は正真正銘の天才であった。この辺は前述のアル・ダ・フラガが、純粋なクローンではなく色々と技術的に細工をした上で「創り出した」可能性を示唆しているといえる。同じくテロメアに関しても、あるいは、その対価として異常が生じてしまったのかもしれない。
 
ナチュラルでありながらザフト最高パイロットの地位に立ち(戦闘だけでなく頭脳その他[[技量]]も試されるアカデミーでも主席だった)、尚且つ[[スーパーコーディネイター]]であるパイロットの[[キラ・ヤマト|キラ]]と互角に渡り合っており、当初ナチュラルでは操縦できないとまで言われていたMSを自在に乗りこなしていたことからも、彼の操縦技術が並外れたものであることがわかる。能力的にはSEED作中でも最高クラスで、クローン培養で生み出されたとはいえ、その資質面は正真正銘の天才であった。この辺は前述のアル・ダ・フラガが、純粋なクローンではなく色々と技術的に細工をした上で「創り出した」可能性を示唆しているといえる。同じくテロメアに関しても、あるいは、その対価として異常が生じてしまったのかもしれない。
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