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名前は「魔(Demon)」を「滅する(Bane)」で、「魔を滅する者」を意味する。作中では「'''魔を断つ剣'''」とも称される。
名前は「魔(Demon)」を「滅する(Bane)」で、「魔を滅する者」を意味する。作中では「'''魔を断つ剣'''」とも称される。
実は公式設定で様々な可能性のデモンベインが一度に召喚された事例があり、どんな姿でもおかしくないというある意味ぶっ飛んだ機体。
== 登場作品と操縦者 ==
== 登場作品と操縦者 ==
:初出演作品。第3・4話で一時参戦するが、参戦は他の主人公機と比べるとやや遅れる。本作ではウェストの破壊ロボに面した際、地下格納庫に眠っていた本機にアルが感応・召喚することで九郎の許に現れる、というデビューを飾っている。
:初出演作品。第3・4話で一時参戦するが、参戦は他の主人公機と比べるとやや遅れる。本作ではウェストの破壊ロボに面した際、地下格納庫に眠っていた本機にアルが感応・召喚することで九郎の許に現れる、というデビューを飾っている。
:ダンクーガやノートゥングモデルのファフナーがMサイズの本作では、前線で戦える数少ない(後半まで唯一の)Lサイズユニットである。魔術を扱うロボットであるためか、[[EN]]ゲージではなく[[MP]]ゲージとなっている。改造による最大値強化は不可能でEセーブも無効だが、[[補給]]はなぜか有効。何をどうやって補給しているのかはさっぱり不明。逆に言えば改造項目が一つ少なく、ELSによるENダメージを受けないという利点もある。戦艦を除いた場合、最大HP自軍一位を誇るが、イベントと改造で強化されていき最終的には撃ち落とし、切り払い、分身回避、バリアと一通りの防御技能が出そろうため、むしろ堅牢さでは戦艦よりもこちらに軍配が上がる。また、初期は空が飛べず移動力5と足が遅いが、アル復帰と同時に原作通りシャンタクが装備されて飛行可能になり幾分足も速くなる。
:ダンクーガやノートゥングモデルのファフナーがMサイズの本作では、前線で戦える数少ない(後半まで唯一の)Lサイズユニットである。魔術を扱うロボットであるためか、[[EN]]ゲージではなく[[MP]]ゲージとなっている。改造による最大値強化は不可能でEセーブも無効だが、[[補給]]はなぜか有効。何をどうやって補給しているのかはさっぱり不明。逆に言えば改造項目が一つ少なく、ELSによるENダメージを受けないという利点もある。戦艦を除いた場合、最大HP自軍一位を誇るが、イベントと改造で強化されていき最終的には撃ち落とし、切り払い、分身回避、バリアと一通りの防御技能が出そろうため、むしろ堅牢さでは戦艦よりもこちらに軍配が上がる。また、初期は空が飛べず移動力5と足が遅いが、アル復帰と同時に原作通りシャンタクが装備されて飛行可能になり幾分足も速くなる。
:本作のデモンベインについては、一部ユーザーから「スパロボなデモンベイン」と呼ばれることも。上記の「様々な可能性のデモンベイン」の一つ、という話である。
== 装備・機能 ==
== 装備・機能 ==
::原作ゲーム版にて夢幻心母突入の際に使用した技。アニメ版では未使用。<br />アトランティス・ストライクに錐揉み回転とシャンタクによる加速を加え、威力を強化したもの。
::原作ゲーム版にて夢幻心母突入の際に使用した技。アニメ版では未使用。<br />アトランティス・ストライクに錐揉み回転とシャンタクによる加速を加え、威力を強化したもの。
;レムリア・インパクト
;レムリア・インパクト
:無限熱量により相手を「昇滅」させる第一近接昇華呪法。質量ゼロ・重力無限・熱量無限大の状況を作り出す結界に敵を封じ込め、昇滅させる。鬼械神をも跡形もなく消し去るだけの破壊力を持つ、デモンベインの代名詞と言える必殺技。発動時はこめかみの放熱フィンが展開するほか、バイザーの上から口部をフェイスガードが覆い、若干ではあるが頭部のデザインが変化する。発動するには瑠璃の承認と彼女が送信するナアカル・コードを受信する必要があり、自由には使えない。<br />ゲーム版では初陣でいきなり使用するが、アニメ版ではアトランティス・ストライクが前倒しされて通算3戦目の[[デモンペイン]]戦で初使用。<br />『UX』では第1部の中盤([[ティベリウス]]戦)とさらに遅い初披露となり、イベントで一度使用されるが何故か通常使用が解禁されず、実装はなんと第2部の終盤となる(イベントBGMだけは初披露の時点で登録される)。ちなみにこっちにもエルザとノーマル九郎バージョンのカットインがあるが、実装タイミングはエルザの参戦ステージのため、アル版のカットインはかなり先になる。<br />諸々の事情で、事実上デモンベインの最強攻撃はこれと考えた方がいい。ちなみに各所で話題となった瑠璃のパンモロカットインはこれで入る。
:無限熱量により相手を「昇滅」させる第一近接昇華呪法。質量ゼロ・重力無限・熱量無限大の状況を作り出す結界に敵を封じ込め、昇滅させる。鬼械神をも跡形もなく消し去るだけの破壊力を持つ、デモンベインの代名詞と言える必殺技。発動時はこめかみの放熱フィンが展開するほか、バイザーの上から口部をフェイスガードが覆い、若干ではあるが頭部のデザインが変化する。発動するには瑠璃の承認と彼女が送信するナアカル・コードを受信する必要があり、自由には使えない。というのはこの攻撃、「並行世界から取り出した熱量をそのまま相手に叩き込む」というわ技であり、機体が健在である限り「並行世界が存在すれば無限に撃てる」という無茶苦茶な存在なのである。ナアカル・コードは濫用を防ぐためのセーフティロックであり、操者による悪用を防ぐためのもの。<br />ゲーム版では初陣でいきなり使用するが、アニメ版ではアトランティス・ストライクが前倒しされて通算3戦目の[[デモンペイン]]戦で初使用。<br />『UX』では第1部の中盤([[ティベリウス]]戦)とさらに遅い初披露となり、イベントで一度使用されるが何故か通常使用が解禁されず、実装はなんと第2部の終盤となる(イベントBGMだけは初披露の時点で登録される)。ちなみにこっちにもエルザとノーマル九郎バージョンのカットインがあるが、実装タイミングはエルザの参戦ステージのため、アル版のカットインはかなり先になる。ついでに言うと原作前半版のカットインはイベントのみ。<br />諸々の事情で、事実上デモンベインの最強攻撃はこれと考えた方がいい。ちなみに各所で話題となった瑠璃のパンモロカットインはこれで入る。
:元ネタは「覚悟のススメ」に登場した「螺螺螺・螺旋」。
;;レムリア・ディレイ・インパクト
;;レムリア・ディレイ・インパクト
::複数の敵に次々とレムリア・インパクトを撃ち込み、最後に一斉昇華する技。『UX』では採用されていない。
::複数の敵に次々とレムリア・インパクトを撃ち込み、最後に一斉昇華する技。『UX』では採用されていない。
;シャイニング・トラペゾヘドロン(輝くトラペゾヘドロン)
;シャイニング・トラペゾヘドロン(輝くトラペゾヘドロン)
:第零封神昇華呪法。本体は中核部分にある多面体結晶であり、剣のような形状をとっているのは結晶を封じている「函」が変質した物。その異様さから「捻じ曲がった神柱」「狂った神樹」「刃の無い神剣」等と形容される。触れた対象を異次元へ放逐するというデモンベインの窮極呪法兵葬だが、機体が勝手に動き出して発動し、更に発動中は一切の制御が効かなくなる等、その存在は多くの謎に包まれている。
:第零封神昇華呪法。本体は中核部分にある多面体結晶であり、剣のような形状をとっているのは結晶を封じている「函」が変質した物。その異様さから「捻じ曲がった神柱」「狂った神樹」「刃の無い神剣」等と形容される。触れた対象を異次元へ放逐するというデモンベインの窮極呪法兵葬だが、機体が勝手に動き出して発動し、更に発動中は一切の制御が効かなくなる等、その存在は多くの謎に包まれている。
<!-- <br />その正体は「邪神が封じられた宇宙そのもの」であり、より正確には「放逐する」と言うより「吸収する」と言った方が正しい。この封印から逃れた邪神は今のところ[[ナイアルラトホテップ|ナイア]]一柱のみ。<br />本編で九郎が入手した時点ではナイアルラトホテップの手によって2つに分割されており、もう片方はマスターテリオンの手に渡っている。<br />九郎、テリオン両者をトラペゾヘドロンが扱えるレベルまで成長させた上で両者を激突させ、トラペゾヘドロンを破壊し邪神の封印を解く事が本編におけるナイアルラトホテップの目的である。<br />『UX』ではアル復帰後に追加される。ただし強力だからと言って使い過ぎると、マスターテリオン参戦の隠しフラグの成否に関わるので、できれば'''実装から一度も使わない方がベター'''というある種不遇の武器。-->
<!-- <br />その正体は「邪神が封じられた宇宙そのもの」であり、より正確には「放逐する」と言うより「吸収する」と言った方が正しい。この封印から逃れた邪神は今のところ[[ナイアルラトホテップ|ナイア]]一柱のみ。<br />本編で九郎が入手した時点ではナイアルラトホテップの手によって2つに分割されており、もう片方はマスターテリオンの手に渡っている。<br />九郎、テリオン両者をトラペゾヘドロンが扱えるレベルまで成長させた上で両者を激突させ、トラペゾヘドロンを破壊し邪神の封印を解く事が本編におけるナイアルラトホテップの目的である。<br />『UX』ではアル復帰後に追加される。強力だが消費が70と重く、ボス戦向け。ただし、5話のリベル・レギス戦で撃ち合いになった場合、カウンターで先手を貰うと'''フリーズする'''。この戦闘では発動時の台詞が専用のものになるため、一度は見ておくといい。ちなみにリベル・レギスの方もデモンベインに使う場合のみ専用の台詞が出る。->
;;ファイナル・シャイニング・トラペゾヘドロン
;;ファイナル・シャイニング・トラペゾヘドロン
::<!--分割されたトラペゾヘドロンが一つに戻った姿。-->シャイニング・トラペゾヘドロンの強化型であり、ある意味真の姿とも言える一撃。<br />『UX』では追加武装であり、無改造での攻撃力7300という最強クラスの破壊力を持つ。<!--追加されるのは51話(最終話の1話前)とあまりにも遅いが、[[カリ・ユガ]]があまりにも頑強なため使いどころがないわけではない。-->ちなみにこれを含め、デモンベインの必殺技はすべて射程1。
::<!--分割されたトラペゾヘドロンが一つに戻った姿。-->シャイニング・トラペゾヘドロンの強化型であり、ある意味真の姿とも言える一撃。<br />『UX』では追加武装であり、無改造での攻撃力7300という最強クラスの破壊力を持つ。<!--追加されるのは51話(最終話の1話前)とあまりにも遅いが、[[カリ・ユガ]]があまりにも頑強なため使いどころがないわけではない。-->ちなみにこれを含め、デモンベインの必殺技はすべて射程1。
:鬣状のビームを拡散させ、蜘蛛の巣のように張り巡らせて対象を捕縛する捕縛結界呪法。<br />『UX』においては特殊行動として実装され、MP消費で一定範囲内の敵の移動を封じる。自機中心で範囲が5なので、そのまま使うとデモンベインが袋叩きにされかねない。なので、ヒット&アウェイ+連続行動を併用し、突っ込んで1機撃墜⇒「加速」の後特殊コマンド使用⇒移動して自軍に合流、つまり「撃ち逃げ」をするのがベスト。<br />特定ポイント防衛ステージなどでは「密集地帯に撃ち込み、その隙に味方が残りを叩く」という手法も有効。
:鬣状のビームを拡散させ、蜘蛛の巣のように張り巡らせて対象を捕縛する捕縛結界呪法。<br />『UX』においては特殊行動として実装され、MP消費で一定範囲内の敵の移動を封じる。自機中心で範囲が5なので、そのまま使うとデモンベインが袋叩きにされかねない。なので、ヒット&アウェイ+連続行動を併用し、突っ込んで1機撃墜⇒「加速」の後特殊コマンド使用⇒移動して自軍に合流、つまり「撃ち逃げ」をするのがベスト。<br />特定ポイント防衛ステージなどでは「密集地帯に撃ち込み、その隙に味方が残りを叩く」という手法も有効。
;ニトクリスの鏡
;ニトクリスの鏡
:鏡で出来た幻影を発現する。また、機体をミラーコーティングしてビームを防御する・攻撃を受けて割れた破片の数々を敵に突き刺す等といった応用も可能。<br />『UX』においては特殊回避能力として実装。最大発動率は30%と並程度だが、素の回避力が皆無なので発動する機会は多い。また、同作では初登場時はウェストが持っており、デモンペインごと自分を複写するという予想の斜め上を行く手を打ってくる。<br />また、中盤のバイストン・ウェルルートでは意外な目的で使用することに…
:鏡で出来た幻影を発現する。また、機体をミラーコーティングしてビームを防御する・攻撃を受けて割れた破片の数々を敵に突き刺す等といった応用も可能。<br />『UX』においては特殊回避能力として実装。最大発動率は30%と並程度だが、素の回避力が皆無なので発動する機会は多い。また、同作では初登場時はウェストが持っており、デモンペインごと自分を複写するという予想の斜め上を行く手を打ってくる。<br />また、中盤のバイストン・ウェルルートでは[[孔明リ・ガズィ|意外な目的で使用することに…]]。
;バルザイの偃月刀
;バルザイの偃月刀
:プレート状の鋭利な刃を持つ"魔法の杖"。本来は持ち主の魔力を強化し、魔術の儀式に用いる事で魔術の使用を円滑にするためのものである。<br />単純な斬撃に用いるのはもちろん、扇の様に展開してブーメランのような投擲武器としても使用でき、斬撃の衝撃波でも物体を破壊することができる。魔力を通すことにより、灼熱の刃へと変化する。
:プレート状の鋭利な刃を持つ"魔法の杖"。本来は持ち主の魔力を強化し、魔術の儀式に用いる事で魔術の使用を円滑にするためのものである。<br />単純な斬撃に用いるのはもちろん、扇の様に展開してブーメランのような投擲武器としても使用でき、斬撃の衝撃波でも物体を破壊することができる。魔力を通すことにより、灼熱の刃へと変化する。
:UXでは第1部の中盤で追加。斬りつけた後に衝撃波で追撃する。追加時のイベントではデモンベイン出撃まで剣が飛び回って自軍のHPを削り続けるという地味に厄介なイベントがある。
:UXでは第1部の中盤で追加。斬りつけた後に衝撃波で追撃する。追加時のイベントではデモンベイン出撃まで剣が飛び回って自軍のHPを削り続けるという地味に厄介なイベントがある。
;クトゥグァ&イタクァ
;クトゥグァ&イタクァ
:炎の神性クトゥグァ、風の神性イタクァという旧支配者の力を宿した二挺拳銃。作中でも言及されているように銃自体は「暴君」が九郎に与えたもの。また、銃そのものはアルのページではないため、彼女が戦闘不能になった時も人間サイズの銃として実体化しており、マギウス・スタイルになれない九郎の主力武器となっていた。<br />両者とも火薬には霊的存在の物質化を促進させる霊薬「イブン・ガズイの粉薬」が含有されているほか、「神獣弾」を装填することで、クトゥグァ・イタクァの本来の姿を解き放つ'''神獣形態'''を使用できる。<br />『UX』では「クトゥグァ=イタクァ」の名称で第2部中盤から追加。二挺を連射する必殺技扱いで、アニメ版に適切なシーンがなかった為か演出はオリジナル色が強い。射程は6と割合長いが消費が40と重い。反撃時は状況と相談して撃つべし。
:炎の神性クトゥグァ、風の神性イタクァという旧支配者の力を宿した二挺拳銃。作中でも言及されているように銃自体は「暴君」が九郎に与えたもの。また、銃そのものはアルのページではないため、彼女が戦闘不能になった時も人間サイズの銃として実体化しており、マギウス・スタイルになれない九郎の主力武器となっていた。<br />両者とも火薬には霊的存在の物質化を促進させる霊薬「イブン・ガズイの粉薬」が含有されているほか、「神獣弾」を装填することで、クトゥグァ・イタクァの本来の姿を解き放つ'''神獣形態'''を使用できる。<br />『UX』では「クトゥグァ=イタクァ」の名称で第2部中盤から追加。二挺を連射する必殺技扱いで、アニメ版に適切なシーンがなかった為か演出はオリジナル色が強い。射程は6と割合長いが消費が40と重い。反撃時は状況と相談して撃つべし。また、この両者は「???」名義ではあるがキャラクターとして登場し、武器使用時には一瞬だけカットインが入る。
;;クトゥグァ
;;クトゥグァ
::「モーゼルC96」を基にした黒と紅の大型自動拳銃。破壊力と連射性にも優れている炎を纏った弾丸を放つ。<br />弾丸は炎の神の洗礼を受けた50口径弾『The minions of Cthugha』が使用されている。神獣形態は焔に包まれた獣の姿をしており、触れるもの全てを蒸発させるほどの熱量を放つ。
::「モーゼルC96」を基にした黒と紅の大型自動拳銃。破壊力と連射性にも優れている炎を纏った弾丸を放つ。<br />弾丸は炎の神の洗礼を受けた50口径弾『The minions of Cthugha』が使用されている。神獣形態は焔に包まれた獣の姿をしており、触れるもの全てを蒸発させるほどの熱量を放つ。
== [[BGM|機体BGM]] ==
== [[BGM|機体BGM]] ==
;「機神咆吼―交錯する刃金と刃金」
;「機神咆吼―交錯する刃金と刃金」
:通常戦闘時のBGM。
:通常戦闘時のBGM。ちなみに本編タイトルを見ればわかる通り「機神咆『哮』」が正しい。
;「破神昇華―渇ず飢えず無に還れ」
;「破神昇華―渇ず飢えず無に還れ」
:必殺技会得時に流れるイベント曲。それらの技を使っても流れないが、戦闘曲に設定することは可能。
:必殺技会得時に流れるイベント曲。それらの技を使っても流れないが、戦闘曲に設定することは可能。