差分

編集の要約なし
20行目: 20行目:  
ライフル射撃を得意とするネオ・イングランド代表の[[ガンダムファイター]]。
 
ライフル射撃を得意とするネオ・イングランド代表の[[ガンダムファイター]]。
   −
ブリテンガンダムに乗り込み、第9、10、11回[[ガンダムファイト]]にて3連覇を果たした[[勇者]]である。彼の偉業はガンダムファイト史上に残るものであったが、これを機にファイトスタイルに「射撃重視」の風潮が生まれ、「格闘技」が一時期冬の時代を迎えることになった(これを覆したのが[[東方不敗マスター・アジア]]である)が、チャップマンの実力と誇り高さは本物であり、[[ジョルジュ・ド・サンド]]からも目標にされている。
+
ブリテンガンダムに乗り込み、第9、10、11回[[ガンダムファイト]]にて3連覇を果たした猛者である。彼の偉業はガンダムファイト史上に残るものであったが、これを機にファイトスタイルに「射撃重視」の風潮が生まれ、「格闘技」は一時期冬の時代を迎えることになった(これを覆したのが[[東方不敗マスター・アジア]]である)が、チャップマンの実力と誇り高さは本物であり、[[ジョルジュ・ド・サンド]]からも目標にされている。
    
第12回大会には出場しなかったが、国民的英雄であるチャップマンは期待に応えて、第13回大会では再びファイターとして復帰した。
 
第12回大会には出場しなかったが、国民的英雄であるチャップマンは期待に応えて、第13回大会では再びファイターとして復帰した。
   −
だが、既に彼の体は限界に達しており、若い頃の優勝時のピークとはほど遠い状態であった。常に精神安定剤を服用し、更に体を痛めるチャップマン。そんな彼に付き合った妻のマノンのサポートを受けて何とか勝ち続けた。しかし、そのサポートは擬態の[[モビルスーツ]]・カッシング(SRW未登場)で相手を撹乱するという卑劣な手段であり、チャップマンにすら秘密裏に行っていた。チャップマンはそんな妻マノンの心遣いを気遣い、戦い、そして最後のファイトの相手である[[ドモン・カッシュ]]に自ら倒される。全てが終わったチャップマンは妻マノンの傍らでファイターとしての役目を終えた。
+
だが、既に彼の体は限界に達しており、若い頃の優勝時のピークとはほど遠い状態であった。常に精神強化剤を服用し、更に体を痛めるチャップマン。そんな彼に付き合った妻のマノンのサポートを受けて何とか勝ち続けた。しかし、そのサポートは遠隔操縦された[[モビルスーツ]]・カッシング(SRW未登場)で相手を撹乱するという卑劣な手段であり、チャップマンにすら秘密裏に行っていた。チャップマンはそんな妻マノンの心遣いを気遣い、戦い、そして最後のファイトの相手である[[ドモン・カッシュ]]に自ら倒される。全てが終わったチャップマンは妻マノンの傍らでファイターとしての役目を終えた。
    
ところが、死んだはずのチャップマンは復活し、決勝大会では特別待遇で復帰する。しかし、復帰したチャップマンは全く別人と言っていいほどの様子であり、片言でしか喋らず、卑劣な手段も厭わない。それもそのはず、この時のチャップマンは[[DG細胞]]の力で復活した存在。いわば亡霊であった。
 
ところが、死んだはずのチャップマンは復活し、決勝大会では特別待遇で復帰する。しかし、復帰したチャップマンは全く別人と言っていいほどの様子であり、片言でしか喋らず、卑劣な手段も厭わない。それもそのはず、この時のチャップマンは[[DG細胞]]の力で復活した存在。いわば亡霊であった。
96行目: 96行目:     
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
;「どうした?もう終わりか…闘いとは非情なものだ。勝つ者がいれば必ず負ける者もいる…」<br />「さらばだ…」
+
;「どうした? もう終わりか…闘いとは非情なものだ。勝つ者がいれば必ず負ける者もいる…」<br />「さらばだ…」
:9話冒頭、霧の中でガンダムローズをじわじわ追い詰めてゆくジョンブルガンダム。手にしたスナイパーライフルの銃口が満身創痍のガンダムローズの頭部を捉え…。
+
:第9話冒頭、霧の中でガンダムローズをじわじわ追い詰めてゆくジョンブルガンダム。手にしたスナイパーライフルの銃口が満身創痍のガンダムローズの頭部を捉え…。
 
;「残念だったな。勝つ者がいれば負ける者もいる。勝負の世界とはこういうものだ」
 
;「残念だったな。勝つ者がいれば負ける者もいる。勝負の世界とはこういうものだ」
 
:カジノにて、ポーカーによる勝負をふっかけてきたドモンをで返り討ちにして。しかしこの後ドモンにイカサマを見破られてしまう。
 
:カジノにて、ポーカーによる勝負をふっかけてきたドモンをで返り討ちにして。しかしこの後ドモンにイカサマを見破られてしまう。
;マノン「かなり量が増えていますわ…もうおやめになった方がいいのではありませんか?」<br />「大丈夫だ…心配ない…。この大会が終わったら火星へ行こう。あそこはここよりも温暖で、大分過ごしやすくなっているらしいぞ」<br />マノン「そうね…、ね…あの子」<br />「ネオジャパンのファイターの事か?」<br />マノン「ええ。午後のパーティーに誘ってもいいかしら?」<br />「気に入ったのか?」<br />マノン「あなたにそっくり…特にこのブラウンがかった鋭い目付きが…」<br />「好きにしろ…」<br />マノン「ふふっ…あなただって気に入っているのでしょう?」<br />「さあな…それにしても、あんな小僧がガンダム乗りとは、おもしろい時代になったものだな…」
+
;マノン「かなり量が増えていますわ…もうおやめになった方がいいのではありませんか?」<br />チャップマン「大丈夫だ…心配ない…。この大会が終わったら火星へ行こう。あそこはここよりも温暖で、大分過ごしやすくなっているらしいぞ」<br />マノン「そうね…、ね…あの子」<br />チャップマン「ネオジャパンのファイターの事か?」<br />マノン「ええ。午後のパーティーに誘ってもいいかしら?」<br />「気に入ったのか?」<br />マノン「あなたにそっくり…特にこのブラウンがかった鋭い目付きが…」<br />チャップマン「好きにしろ…」<br />マノン「ふふっ…あなただって気に入っているのでしょう?」<br />チャップマン「さあな…それにしても、あんな小僧がガンダム乗りとは、面白い時代になったものだな…」
:9話、寝室での妻・マノンとのやり取り。服用している薬の副作用に苦しむチャップマンをマノンは気遣うが、チャップマンは[[死亡フラグ|大会後の身の振り方をマノンに提案する]]。マノンはそれを受け止めつつも、出会ったガンダムファイター…ドモンに、夫であるチャップマンを重ねて見ていた。
+
:第9話、寝室での妻・マノンとのやり取り。服用している薬の副作用に苦しむチャップマンをマノンは気遣うが、チャップマンは[[死亡フラグ|大会後の身の振り方をマノンに提案する]]。マノンはそれを受け止めつつも、出会ったガンダムファイター…ドモンに、夫であるチャップマンを重ねて見ていた。
;「安心したまえ。別に毒など入っておらんよ」<br />ドモン「呑気に茶なんか飲んでられるか!俺はファイトさえしてくれればそれでいい!」<br />「…ふっふっふっ…どいつもこいつもファイトファイトファイト…」<br />ドモン「何がおかしい…」<br />「若いってのはいいものだな…自分の可能性だけを信じて突っ走る事ができる…。小僧、だがそれは過信というものだ。上には上がいるという事を悟った時にはもはや手遅れになる…」
+
;チャップマン「安心したまえ。別に毒など入っておらんよ」<br />ドモン「呑気に茶なんか飲んでられるか!俺はファイトさえしてくれればそれでいい!」<br />チャップマン「…ふっふっふっ…どいつもこいつもファイトファイトファイト…」<br />ドモン「何がおかしい…」<br />チャップマン「若いってのはいいものだな…自分の可能性だけを信じて突っ走る事ができる…。小僧、だがそれは過信というものだ。上には上がいるという事を悟った時にはもはや手遅れになる…」
:9話、お茶会の席にて静かに火花を散らすドモンとチャップマン。猪突猛進に突っかかるドモンに対し、熟練の戦士であるチャップマンはドモンの挑発的な言葉に冷静に切り返していく。しかし傍らでチャップマンの手元を見ていたレインは見逃さなかった。チャップマンが自分のティーカップにカプセルを割り入れるのを…。
+
:第9話、お茶会の席にて静かに火花を散らすドモンとチャップマン。猪突猛進に突っかかるドモンに対し、熟練の戦士であるチャップマンはドモンの挑発的な言葉に冷静に切り返していく。しかし傍らでチャップマンの手元を見ていたレインは見逃さなかった。チャップマンが自分のティーカップにカプセルを割り入れるのを…。
;「そんなに闘いたいか…なんのためだ?私を倒して新たな英雄になりたいのか?私を倒せるとでも思っているのか?過去三回に渡って王座を守り抜いたこのチャップマンを!」
+
;「そんなに闘いたいか…なんのためだ? 私を倒して新たな英雄になりたいのか? 私を倒せるとでも思っているのか? 過去三回に渡って王座を守り抜いたこのチャップマンを!」
 
:これほどまでに自分に執着する理由は何かとドモンに問いかける。対してドモンは、「過去の栄光にしがみついているだけの男なら、絶対に負けない」と痛烈なカウンターを返す。
 
:これほどまでに自分に執着する理由は何かとドモンに問いかける。対してドモンは、「過去の栄光にしがみついているだけの男なら、絶対に負けない」と痛烈なカウンターを返す。
 
;「小僧が、戦いの何たるかをみっちりと叩き込んでやる!」
 
;「小僧が、戦いの何たるかをみっちりと叩き込んでやる!」
 
:ジョンブルガンダムを起動し、ドモンを睨みつけて。三連覇のチャンプらしいベテランの意地の表れが見て取れる。
 
:ジョンブルガンダムを起動し、ドモンを睨みつけて。三連覇のチャンプらしいベテランの意地の表れが見て取れる。
;「戦いとは非情なものだ…強い者だけが生き残り、力及ばぬ者は泥に塗れる!」<br />「だがな…民衆は無敵の英雄を求めるのだ!私は常に英雄でなければならないのだよ!」
+
;「戦いとは非情なものだ…強い者だけが生き残り、力及ばぬ者は泥に塗れる!」<br />「だがな…民衆は無敵の英雄を求めるのだ! 私は常に英雄でなければならないのだよ!」
 
:霧の中からシャイニングガンダムを狙撃しつつ、自分の在り方を叫ぶチャップマン。無敵の英雄であり続けるために、彼は自分の身体をズタズタにしてまで闘い続ける…。
 
:霧の中からシャイニングガンダムを狙撃しつつ、自分の在り方を叫ぶチャップマン。無敵の英雄であり続けるために、彼は自分の身体をズタズタにしてまで闘い続ける…。
 
:『[[新スーパーロボット大戦|新]]』では、ジョンブルガンダムでの攻撃時に一行目の台詞を喋る事が多い。前口上の様に長ったらしく戦闘スキップも無いので、彼といえばこの台詞を思い浮かべる人も少なくないのでは?しかも実は、'''[[誤字]]が入っている。'''
 
:『[[新スーパーロボット大戦|新]]』では、ジョンブルガンダムでの攻撃時に一行目の台詞を喋る事が多い。前口上の様に長ったらしく戦闘スキップも無いので、彼といえばこの台詞を思い浮かべる人も少なくないのでは?しかも実は、'''[[誤字]]が入っている。'''
;「戦士とは…強くなればなるほど、その修羅の道から抜けられなくなるものなのだよ!」<br />「頭を撃ち抜かれたら終わりだったな…。さあこれが最後のチャンスだ! 降りるなら今だぞドモン・カッシュ!」
+
;「戦士とは…強くなればなるほど、その修羅の道から抜けられなくなるものなのだよ!」<br />「頭を撃ち抜かれたら終わりだったな…。さあ、これが最後のチャンスだ! 降りるなら今だぞドモン・カッシュ!」
 
:第9話、シャイニングガンダムを追い詰め、その頭部にライフルを突きつけて。しかし…。
 
:第9話、シャイニングガンダムを追い詰め、その頭部にライフルを突きつけて。しかし…。
;「だから甘いというのだ!討て…討て!さぁ…貴様が本当の戦士なら私を討てぇ!!」<br />「貴様にも闘う目的があるだろうが!」
+
;「だから甘いというのだ! 討て…討て! さぁ…貴様が本当の戦士なら私を討てぇ!!」<br />「貴様にも闘う目的があるだろうが!」
 
:第9話において、度重なる戦闘でボロボロになった自身の体を補うため服用していた精神強化剤の効果が切れ、苦しむチャップマン。その光景を見てドモンは攻撃を躊躇う。しかしチャップマンは苦しみながらもドモンに発破を掛ける。勝者は敗者を乗り越えて行け、と言わんばかりに…。
 
:第9話において、度重なる戦闘でボロボロになった自身の体を補うため服用していた精神強化剤の効果が切れ、苦しむチャップマン。その光景を見てドモンは攻撃を躊躇う。しかしチャップマンは苦しみながらもドモンに発破を掛ける。勝者は敗者を乗り越えて行け、と言わんばかりに…。
;「どうやら時代は…確実に流れているらしいな…すまん…火星に行く約束は、果たせんようだ…」<br />マノン「いいえ…あなたが満足の行く戦いができたのなら…」<br />「お前の影の力添えが無ければ、こうはいかなかったさ…」<br />マノン「えっ…」<br />「ありがとう、マノン…」
+
;チャップマン「どうやら時代は…確実に流れているらしいな…。すまん…火星に行く約束は、果たせんようだ…」<br />マノン「いいえ…あなたが満足の行く戦いができたのなら…」<br />チャップマン「お前の影の力添えが無ければ、こうはいかなかったさ…」<br />マノン「えっ…」<br />チャップマン「ありがとう、マノン…」
:9話、過去の英雄・チャップマンとマノンの最期のやり取り。チャップマンは全てを知っていた上で、あえて戦い続けていたのだ。妻の愛に応える為に。しかしその代償はあまりにも大きいものだった…。
+
:第9話、過去の英雄・チャップマンとマノンの最期のやり取り。チャップマンは全てを知っていた上で、あえて戦い続けていたのだ。妻の愛に応える為に。しかしその代償はあまりにも大きいものだった…。
 
;「どこだぁぁッ!!」<br />「死…ね!」
 
;「どこだぁぁッ!!」<br />「死…ね!」
 
:第43話より。再登場時から一貫して唸り声を上げる、もしくは冷笑のみのチャップマンだったが、変貌後の彼が喋った数少ないまともな人語である。
 
:第43話より。再登場時から一貫して唸り声を上げる、もしくは冷笑のみのチャップマンだったが、変貌後の彼が喋った数少ないまともな人語である。
 
;(慣れないギャンブラーが歯止めきかず落ちていくパターンだな…この小僧…哀れな奴…!)
 
;(慣れないギャンブラーが歯止めきかず落ちていくパターンだな…この小僧…哀れな奴…!)
:「超級」にて。アニメの展開どおりにポーカーでの勝負を挑んでくるドモンを見てのモノローグ。ネオジャパンのガンダムファイターに招待状を送り、自身のカジノに招いたチャップマンだったが、姿を現した招待客=ドモンはカジノでの負けが込み身包みはがされネクタイ+フンドシ一丁という衝撃的な出で立ちで現れた。そりゃ「次は行けそうなんだよ!」だの「全部ここで取り返す!」などと眼前で言われればそんな印象も沸くだろう…。
+
:『超級』にて。アニメの展開どおりにポーカーでの勝負を挑んでくるドモンを見てのモノローグ。ネオジャパンのガンダムファイターに招待状を送り、自身のカジノに招いたチャップマンだったが、姿を現した招待客=ドモンはカジノでの負けが込み身包みはがされ「ネクタイとフンドシ一丁」という衝撃的な出で立ちで現れた。そりゃ「次は行けそうなんだよ!」だの「全部ここで取り返す!」などと眼前で言われればそんな印象も沸くだろう…。
;「そうだ…ファイターはそうやって苦い戦いを重ねては成長し続ける…これがたまらんのだよ…これが…これがやめられんのだよ!うはははははははあっ」
+
;「そうだ…ファイターはそうやって苦い戦いを重ねては成長し続ける…これがたまらんのだよ…これが…これがやめられんのだよ! うはははははははあっ!」
:「超級」にて。ジャミングの中でスナイパーライフルを構え、ドモンを探しながら。妻のマノン曰く、廃人の方がずっとましな程、チャップマンは人間として壊れてしまっているらしい。身も心もボロボロになり、もう本当は戦うことも出来ない体でも、戦わなければ自分を維持できないから、間違いを承知で、破滅に向かって突き進む。ガンダムファイターの行く末は、それしかない…。
+
:『超級』にて。ジャミングの中でスナイパーライフルを構え、ドモンを探しながら。妻のマノン曰く、廃人の方がずっとましな程、チャップマンは人間として壊れてしまっているらしい。身も心もボロボロになり、もう本当は戦うことも出来ない体でも、戦わなければ自分を維持できないから、間違いを承知で、破滅に向かって突き進む。ガンダムファイターの行く末は、それしかない…。
;「マノン!私はここまでだ!最期まですばらしいファイトをさせてくれて…ありがとう ありがとう マノン…!!!」
+
;「マノン! 私はここまでだ! 最期まですばらしいファイトをさせてくれて…ありがとう。ありがとう、マノン…!!!」
 
:シャイニングフィンガーがジョンブルガンダムの頭部を捕らえ、まさに頭部が砕かれようという最中に放った、マノンへの最期の言葉。もう戦えない自分を戦わせてくれた事への、マノンへの感謝を…。この直後、チャップマンは糸が切れたように力尽き、涙と鼻水で顔をぐしゃぐしゃにして、大きく地に伏した…。
 
:シャイニングフィンガーがジョンブルガンダムの頭部を捕らえ、まさに頭部が砕かれようという最中に放った、マノンへの最期の言葉。もう戦えない自分を戦わせてくれた事への、マノンへの感謝を…。この直後、チャップマンは糸が切れたように力尽き、涙と鼻水で顔をぐしゃぐしゃにして、大きく地に伏した…。
  
匿名利用者