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上下2画面で下画面がタッチパネル、マイク&カメラ搭載というDSの特徴はそのまま引き継ぎつつ下位互換も持ち、任天堂のゲーム機『バーチャルボーイ』『[[Wii]]』で培った技術を搭載することで大幅な機能強化がなされている。
 
上下2画面で下画面がタッチパネル、マイク&カメラ搭載というDSの特徴はそのまま引き継ぎつつ下位互換も持ち、任天堂のゲーム機『バーチャルボーイ』『[[Wii]]』で培った技術を搭載することで大幅な機能強化がなされている。
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上画面に「視差バリア方式」ワイド3D液晶を搭載し、"裸眼で3D立体映像のゲームが楽しめる"のが特徴。これは2枚の液晶を使用し、異なる画像を2枚重ねて表示する事によって立体映像を実現する方式である。従来のDSよりも解像度の高い、クリアな映像を'''2画面分同時に'''動かしている訳で、画面解像度は上画面400×240(×2枚)+下画面320×240。3DSで一番スペックアップしているのはこの部分かも知れない。専用GPUを搭載している事も併せてDSより遥かに高い映像処理能力を持たされており、ハードウェアでシェーダー機能まで実装しているため(固定シェーダー)、一部ではPS3やXbox360レベルのグラフィック処理まで可能である。加えてCPUはデュアルコア(New3DSはクアッドコア)、RAMは128MB搭載と、スパロボとしてはDSに引き続き美麗な戦闘アニメ演出が可能となる。
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上画面に「視差バリア方式」ワイド3D液晶を搭載し、"裸眼で3D立体映像のゲームが楽しめる"のが特徴。これは2枚の液晶を使用し、異なる画像を2枚重ねて表示する事によって立体映像を実現する方式である。従来のDSよりも解像度の高い、クリアな映像を'''2画面分同時に'''動かしている訳で、画面解像度は上画面400×240(×2枚)+下画面320×240となる。3DSで一番スペックアップしているのはこの部分かも知れない。専用GPU『PICA200』を搭載している事も併せてDSより遥かに高い映像処理能力を持たされており、ハードウェアで固定シェーダー機能まで実装しているため、一部ではPS3やXbox360レベルの画像描画処理まで可能となった。加えてCPUはデュアルコア<ref>New3DSはクアッドコアとなっている。</ref>、RAMは128MB搭載となっているため、描画処理にそれ程性能を必要としないスパロボとしてはDSに引き続き美麗な戦闘アニメ演出が可能となる。
    
操作系ではアナログ入力に対応したスライドパッド(左手側のみ。周辺機器の「拡張スライドパッド」を装着すれば両手で使用可能)、モーションセンサー、ジャイロセンサー、立体画像が撮影できる3Dカメラなどが搭載されている。
 
操作系ではアナログ入力に対応したスライドパッド(左手側のみ。周辺機器の「拡張スライドパッド」を装着すれば両手で使用可能)、モーションセンサー、ジャイロセンサー、立体画像が撮影できる3Dカメラなどが搭載されている。
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通信機能も強化され、スリープモード中にニンテンドーゾーンなどのWi-Fiアクセスポイントに近づくだけで、各種情報・ゲームのデータ・無料ソフトなどを自動的に受信してくれる「いつの間に通信」という機能が搭載されている。また、同時に複数のソフトで「すれちがい通信」を行えるようになった。
 
通信機能も強化され、スリープモード中にニンテンドーゾーンなどのWi-Fiアクセスポイントに近づくだけで、各種情報・ゲームのデータ・無料ソフトなどを自動的に受信してくれる「いつの間に通信」という機能が搭載されている。また、同時に複数のソフトで「すれちがい通信」を行えるようになった。
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DSとの後方互換も確保されており、DSのソフトは全て3DSでもプレイできる。ただし、ゲーム中断機能<ref>ゲームを起動したままホーム画面に戻り、他ソフトの起動を必要としない操作ならばゲームを終了させること無く実行できる機能。DSソフトだとホーム画面に戻る事自体がソフトの終了を必要とする。</ref>と、本体のすれ違い通信機能<ref>3DSソフトでは本体にすれ違い通信情報を登録することで、本体の電源さえ入っていれば、ゲームを起動していなくても、複数のソフトのすれ違い通信を実行することができるが、DSソフトでは本体に登録しないため、すれ違い通信を行うソフトが起動している間でないとすれ違い通信を行えない。</ref>など、3DSになってから追加された機能は利用できない。また、画面の解像度がDSよりも大きく、デフォルトでは拡大表示をして画面をいっぱいに使おうとするために、若干画面がぼやけてしまう。ただし解像度の違いについては、「スタートボタンまたはセレクトボタンを押しながら起動する」事でDS本来の解像度でプレイできる(3DSの画面サイズに対して小さな画面が表示される)。
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DSとの後方互換も確保されており、DSのソフトは全て3DSでもプレイできる。ただし、ゲーム中断機能<ref>ゲームを起動したままホーム画面に戻り、他ソフトの起動を必要としない操作ならばゲームを終了させること無く実行できる機能。DSソフトだとホーム画面に戻る事自体がソフトの終了を必要とする。</ref>と、本体のすれ違い通信機能<ref>3DSソフトでは本体にすれ違い通信情報を登録することで、本体の電源さえ入っていれば、ゲームを起動していなくても、複数のソフトのすれ違い通信を実行することができるが、DSソフトでは本体に登録しないため、すれ違い通信を行うソフトが起動している間でないとすれ違い通信を行えない。</ref>など、3DSになってから追加された機能は利用できない。また、画面の解像度がDSよりも大きく、デフォルトでは拡大表示をして画面をいっぱいに使おうとするために、若干画面がぼやけてしまう。ただし解像度の違いについては、「スタートボタンまたはセレクトボタンを押しながら起動する」事でDS本来の解像度でプレイできる<ref>3DSの画面サイズに対して小さな画面が表示される。</ref>。
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メディアはDSカードの後継である3DSカード(フラッシュメモリROM)を採用しており、容量も数倍のGB単位(発売されているものでは4GBが最大、理論上は8GBまで増やす事が出来る)となった上、ミドルウェアによる動画や音声の圧縮率も上がったためDVD-ROM採用機と遜色ないボリュームのデータが内包出来るようになった。これによりスパロボUXにおいて、任天堂携帯機シリーズでは初めてボイスが実装されることとなった。
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メディアはDSカードの後継である3DSカード(フラッシュメモリROM)を採用しており、容量も数倍のGB単位<ref>発売されているものでは4GBが最大、理論上は8GBまで増やす事が出来る</ref>となった上、ミドルウェアによる動画や音声の圧縮率も上がったためDVD-ROM採用機と遜色ないボリュームのデータが内包出来るようになった。これにより『[[スーパーロボット大戦UX]]』において、任天堂携帯機シリーズでは初めてボイスが実装されることとなった。
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外部ストレージとしてSDHCカードを装着できる為、最大で32GBの保存領域を利用できる。DL可能なコンテンツは、3DS用タイトルのほか、[[Wii]] / Wii Uの「バーチャルコンソール」と同様に、過去に発売されたゲーム作品を有料ダウンロードすることでプレイすることができる。当初は据置機との住み分けを図るために配信タイトルは携帯機作品([[ゲームボーイ]][[ゲームボーイカラー]]、ゲームギア)のものから行われ、後に[[ファミリーコンピュータ|ファミコン]]、PCエンジンのタイトルも配信された。
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外部ストレージとしてSDHCカードを装着できる為、最大で32GBの保存領域を利用できる。DL可能なコンテンツは、3DS用タイトルのほか、[[Wii]] / Wii Uの「バーチャルコンソール」と同様に、過去に発売されたゲーム作品を有料ダウンロードすることでプレイすることができる。当初は据置機との住み分けを図るために配信タイトルは携帯機作品(『[[ゲームボーイ]]』、『[[ゲームボーイカラー]]』、『ゲームギア』)のものから行われ、後に『[[ファミリーコンピュータ|ファミコン]]』、『PCエンジン』、『[[スーパーファミコン]]』(NEW3DSのみ)のタイトルも配信された。
    
頑丈さが特徴の一つと言えた従来の任天堂携帯機に比べると意外にデリケートで、特に折り畳みの外側に露出しているLRボタンは比較的壊れやすいため、扱いにはそれなりに注意を要する。
 
頑丈さが特徴の一つと言えた従来の任天堂携帯機に比べると意外にデリケートで、特に折り畳みの外側に露出しているLRボタンは比較的壊れやすいため、扱いにはそれなりに注意を要する。
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発売から6年後の2017年に登場した[[Nintendo Switch]]は据え置きゲーム機でありながら携帯型ゲーム機としての機能を有する為、3DSでも展開されていた多くのタイトルが移行する形となった。
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発売から6年後の2017年に登場した[[Nintendo Switch]]は据え置きゲーム機でありながら携帯型ゲーム機としての機能を有する為、3DSでも展開されていた多くのタイトルシリーズが移行する形となった。
    
==バリエーション==
 
==バリエーション==
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*[[スーパーロボット大戦BX]]
 
*[[スーパーロボット大戦BX]]
 
;非売品
 
;非売品
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:*[[第2次スーパーロボット大戦]](『BX』初回封入特典/FC版の移植)
 
:*[[第2次スーパーロボット大戦]](『BX』初回封入特典/FC版の移植)
  
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