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219 バイト追加 、 2019年1月29日 (火) 16:45
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『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY|SEED DESTINY]]』では初登場こそやや遅いものの、登場後はシンから実質的な主人公の座を奪ったといえる程ストーリーのメインとなる存在となり、SEEDシリーズ全体の主人公とも言える扱いである。しかし、作中においてそれほどの存在感の持ち主であるにも関わらず、肝心なところで曖昧な台詞を言う、問いかけに問いかけで返す、アスランの(行動の是非は別にして)言った正論に対して理屈になっていない感情論で返すなどの稚拙な描写が目立ち、多くの視聴者からは不満が出る結果になっている。
 
『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY|SEED DESTINY]]』では初登場こそやや遅いものの、登場後はシンから実質的な主人公の座を奪ったといえる程ストーリーのメインとなる存在となり、SEEDシリーズ全体の主人公とも言える扱いである。しかし、作中においてそれほどの存在感の持ち主であるにも関わらず、肝心なところで曖昧な台詞を言う、問いかけに問いかけで返す、アスランの(行動の是非は別にして)言った正論に対して理屈になっていない感情論で返すなどの稚拙な描写が目立ち、多くの視聴者からは不満が出る結果になっている。
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『SEED』においてアスランの友人であるニコルを撃墜殺害したことから、アスランとの殺し合いに発展し、その最中に自身の友人であるトールが死ぬことになったため、フリーダムで戦場に復帰して以後の戦闘においては、フリーダムの機体性能や自身の驚異的な操縦技術により、敵機のコクピットを狙いパイロットを直接的に殺害することを極力避け、敵機の四肢やカメラ・武器のみを破壊するなどして戦闘続行不可に追い込む戦法をとる。ただし、必要な局面では躊躇なく敵機を攻撃・撃墜することもある。もっとも損傷後の機体が流れ弾に当たったり、損傷部から誘爆したり、計器の爆発でパイロットが致命傷を負う可能性もあり、達磨になった敵を後続の[[ムラサメ]]隊などが撃墜したこともあるため、あくまで「パイロットを殺さない」だけで「パイロットが死ぬ」ことまでは考慮していないという見方もある。対戦艦、対要塞においてもブリッジへの攻撃を避けるものの、動力炉や武器への攻撃を行うため、やはり「乗組員が死ぬ」ことまでは考慮していないのかもしれない。作中でもキラの攻撃でミネルバのクルーが死亡したと思われる描写がある。ただし、作中の描写を見る限りはあくまでキラは「'''なるべく'''パイロットを殺さない」でやっているのでキラはその事については自覚している面もあり、助けた相手からなぜ、助けたと聞かれた時、キラは「僕がそうしたかったからです」と自分がそうしたかったと言っている。小説版『SEED DESTINY』でも、[[ストライクフリーダムガンダム]]の初陣で「いくら殺さないように考慮してもそれは欺瞞でしかない」という彼の心情が描写されている。また、よく勘違いされがちだが'''作中では「不殺」や「殺さず」等は一度も言及したことは無い'''。
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『SEED』においてアスランの友人であるニコルを撃墜殺害したことから、アスランとの殺し合いに発展し、その最中に自身の友人であるトールが死ぬことになったため、フリーダムで戦場に復帰して以後の戦闘においては、フリーダムの機体性能や自身の驚異的な操縦技術により、敵機のコクピットを狙いパイロットを直接的に殺害することを極力避け、敵機の四肢やカメラ・武器のみを破壊するなどして戦闘続行不可に追い込む戦法をとる。ただし、味方が重篤な危機に陥っている場合や必要な局面では躊躇なく敵機を攻撃・撃墜することもある。もっとも損傷後の機体が流れ弾に当たったり、損傷部から誘爆したり、計器の爆発でパイロットが致命傷を負う可能性もあり、達磨になった敵を後続の[[ムラサメ]]隊などが撃墜したこともあるため、あくまで「パイロットを殺さない」だけで「パイロットが死ぬ」ことまでは考慮していないという見方もある。対戦艦、対要塞においてもブリッジへの攻撃を避けるものの、動力炉や武器への攻撃を行うため、やはり「乗組員が死ぬ」ことまでは考慮していないのかもしれない。作中でもキラの攻撃でミネルバのクルーが死亡したと思われる描写がある。ただし、作中の描写を見る限りはあくまでキラは「'''なるべく'''パイロットを殺さない」でやっているのでキラはその事については自覚している面もあり、助けた相手からなぜ、助けたと聞かれた時、キラは「僕がそうしたかったからです」と自分がそうしたかったと言っている。小説版『SEED DESTINY』でも、[[ストライクフリーダムガンダム]]の初陣で「いくら殺さないように考慮してもそれは欺瞞でしかない」という彼の心情が描写されている。また、よく勘違いされがちだが'''作中では「不殺」や「殺さず」等は一度も言及したことは無い'''。
    
『SEED』HDリマスター版では上記の行動に更に説得力を持たせる為か、ニコルとの最後の戦闘でシュベルトゲーベルを振りかざさず、ブリッツの特攻を避けた結果運悪くシュベルトゲーベルがブリッツのコクピットに直撃してしまったという事故のような演出に変更された。
 
『SEED』HDリマスター版では上記の行動に更に説得力を持たせる為か、ニコルとの最後の戦闘でシュベルトゲーベルを振りかざさず、ブリッツの特攻を避けた結果運悪くシュベルトゲーベルがブリッツのコクピットに直撃してしまったという事故のような演出に変更された。
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『SEED DESTINY』においては、地球連合と同盟を結んだオーブ軍とザフト軍との戦いに介入し双方に停戦を呼びかけ、それが叶わないと見ると双方に攻撃を仕掛け上記の手法で戦闘能力を奪い停戦させる行動をとるが、キラ達の行動は介入された側にとってはいい迷惑どころか脅威であり、[[ハイネ・ヴェステンフルス]]の戦死の一因(アニメ版のみ微妙)やタンホイザー付近のクルーの死に繋がったこともあり、アスランや[[ミネルバ]]のクルーからは非難されている。
 
『SEED DESTINY』においては、地球連合と同盟を結んだオーブ軍とザフト軍との戦いに介入し双方に停戦を呼びかけ、それが叶わないと見ると双方に攻撃を仕掛け上記の手法で戦闘能力を奪い停戦させる行動をとるが、キラ達の行動は介入された側にとってはいい迷惑どころか脅威であり、[[ハイネ・ヴェステンフルス]]の戦死の一因(アニメ版のみ微妙)やタンホイザー付近のクルーの死に繋がったこともあり、アスランや[[ミネルバ]]のクルーからは非難されている。
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彼の行動原理は『DESTINY』作中において特に触れられておらず、『SEED』時代に友人アスランとそれぞれの友人を殺し合ってしまった事や、[[民間人]]の少女であったエルに続いてフレイを守れなかった事などの痛い過去があった故に、戦争による人の死が極度なトラウマとなってしまい、血みどろの戦争を否定して自らの力で止めようとした背景があると思われるが、あまりにも理想を追いすぎてしまったという意見もある。これは彼の心理描写があまりにも少なかったことが原因と言える。
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彼の行動原理は『DESTINY』作中において特に触れられておらず、『SEED』時代に友人アスランとそれぞれの友人を殺し合ってしまった事や、[[民間人]]の少女であったエルに続いてフレイを守れなかった事などの痛い過去があった故に、戦争による人の死が極度なトラウマとなってしまい、血みどろの戦争を否定して自らの力で止めようとした背景があると思われるが、あまりにも理想を追いすぎてしまったという意見もある。これは彼の心理描写があまりにも少なかったことが原因と言える。「小説版」ではその辺りがある程度補完され、度々「自分たちは間違った行動をとっているのではないか」と苦悩していた。
    
この矛盾に迷いがありながらも最終的には戦争を終結させたが、デュランダルから示唆された通り、平穏な世界情勢になったという訳ではなく、再び戦いの道を進む事が示唆されている。「覚悟はある」と言いつつも劇中で具体的な方針が示されなかったこともあり、『DESTINY』における彼の思想をより分かりにくくさせているため、「具体的な方向性はわからないがとりあえず今の戦争は終わらせるべき」というますます中途半端な見方しか出来なくなってしまった面も強い。
 
この矛盾に迷いがありながらも最終的には戦争を終結させたが、デュランダルから示唆された通り、平穏な世界情勢になったという訳ではなく、再び戦いの道を進む事が示唆されている。「覚悟はある」と言いつつも劇中で具体的な方針が示されなかったこともあり、『DESTINY』における彼の思想をより分かりにくくさせているため、「具体的な方向性はわからないがとりあえず今の戦争は終わらせるべき」というますます中途半端な見方しか出来なくなってしまった面も強い。
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