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'''無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ'''は『[[スーパーロボット大戦シリーズ]]』のRPG作品。『[[無限のフロンティアシリーズ]]』の第1作。
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'''無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ'''』は「[[スーパーロボット大戦シリーズ]]」のRPG作品。「[[無限のフロンティアシリーズ]]」の第1作。
 
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*前:[[スーパーロボット大戦OG外伝]](PS2)
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*次:[[スーパーロボット大戦A PORTABLE]](PSP)
      
==概要==
 
==概要==
[[ニンテンドーDS]]用スパロボの2作目。[[OG外伝]]に続いて発表された[[OGシリーズ]]のスパロボで、スパロボの名を冠した作品としては初のRPG。主な略称は『[[無限のフロンティア]]』『むげふろ(ムゲフロ)』等。
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[[ニンテンドーDS]]用スパロボの2作目。『[[OG外伝]]』に続いて発表された[[OGシリーズ]]のスパロボで、スパロボの名を冠した作品としては初のRPG。主な略称は『[[無限のフロンティア]]』『むげふろ(ムゲフロ)』等。
    
ロボットが戦場の主役となる本家スパロボと違い、本作では生身の人間(人外の種族も沢山いる)が直接戦闘を行うのが基本となっている。[[パーソナルトルーパー]]等のロボットは、本作では3~4m前後の自律機動兵器と位置付けられており、搭乗することはできない。
 
ロボットが戦場の主役となる本家スパロボと違い、本作では生身の人間(人外の種族も沢山いる)が直接戦闘を行うのが基本となっている。[[パーソナルトルーパー]]等のロボットは、本作では3~4m前後の自律機動兵器と位置付けられており、搭乗することはできない。
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過去にバンプレでスパロボ作成に関わった森住惣一郎氏が作品企画に大きく関わっており、製作も氏が現在所属しているモノリスソフト。同社が発売している『[[NAMCO x CAPCOM]]』、及び『[[ゼノサーガ]]』のキャラクターがゲスト参戦しており、同社と非常に関わりの深い作品となっている。
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過去にバンプレでスパロボ作成に関わった森住惣一郎氏が作品企画に大きく関わっており、製作も当時氏が所属していたモノリスソフト。同社が発売している『[[NAMCO x CAPCOM]]』、及び『[[ゼノサーガ]]』のキャラクターがゲスト参戦しており、同社と非常に関わりの深い作品となっている。
    
元々はスパロボとは関係のないバンプレスト発売のRPGとして企画されていたが、バンプレストの会議室に森住氏が来ていることに気付いた寺田Pが顔を出したことで、OGシリーズの設定を組み込んだ「OGサーガ」として制作されることになった。
 
元々はスパロボとは関係のないバンプレスト発売のRPGとして企画されていたが、バンプレストの会議室に森住氏が来ていることに気付いた寺田Pが顔を出したことで、OGシリーズの設定を組み込んだ「OGサーガ」として制作されることになった。
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OGシリーズ本編が初出のメカやキャラクターは一切登場しないが、登場するメカやキャラクターはOGシリーズをプレイしたことのある人なら間違いなく連想できる程度に馴染みの有る設定・デザインとなっている。また、舞台設定に深い関連があり、[[OG外伝]]においても本作・サーガを意識していくつかの伏線が張られている。
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OGシリーズ本編が初出のメカやキャラクターは一切登場しないが、登場するメカやキャラクターはOGシリーズをプレイしたことのある人なら間違いなく連想できる程度に馴染みの有る設定・デザインとなっている。また、舞台設定に深い関連があり、『OG外伝』においても本作・サーガを意識していくつかの伏線が張られている。
    
本作の評価は、簡単なアクション要素を含んだ戦闘システムにどの程度馴染めるかという点と、非常に特定のジャンルに偏ったキャラクター群をどう評価するか、という点でほぼ決まるといっても過言ではないだろう(ファミ通クロスレビューではシステムが概ね好意的に受け止められ、比較的高評価であった)。
 
本作の評価は、簡単なアクション要素を含んだ戦闘システムにどの程度馴染めるかという点と、非常に特定のジャンルに偏ったキャラクター群をどう評価するか、という点でほぼ決まるといっても過言ではないだろう(ファミ通クロスレビューではシステムが概ね好意的に受け止められ、比較的高評価であった)。
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本作の直接の続編となる作品は『[[無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ]]』。それ故やむを得ないことだが、EXCEEDの公式情報では本作のネタバレが多いので、未プレイの場合は閲覧に注意が必要。
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本作の直接の続編となる作品は『[[無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ]]』。それ故やむを得ないことだが、『EXCEED』の公式情報では本作のネタバレが多いので、未プレイの場合は閲覧に注意が必要。
    
== システム ==
 
== システム ==
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:キャラの戦闘における行動力。通常技、特殊技、アイテムを使うのに必要なゲージ。戦闘開始時は100%で、自分の行動順が回ってくると50%回復。特定の[[精神コマンド]]などでも回復可能。無闇にコンボを狙うと後の行動が制限されてしまうため、防御などで行動を休む必要性も生じてくる。
 
:キャラの戦闘における行動力。通常技、特殊技、アイテムを使うのに必要なゲージ。戦闘開始時は100%で、自分の行動順が回ってくると50%回復。特定の[[精神コマンド]]などでも回復可能。無闇にコンボを狙うと後の行動が制限されてしまうため、防御などで行動を休む必要性も生じてくる。
 
;フロンティアゲージ(F.GAUGE)と必殺技
 
;フロンティアゲージ(F.GAUGE)と必殺技
:各キャラの強力な必殺技を使うには、フロンティアゲージが必要。パーティー全員で共用。100%まで溜めると1回使用可能で、コンボにも組み込める。次の戦闘には持ち越せない(EXCEEDでは持ち越せる)。漠然と戦闘しているだけでは溜めにくく、用意されている様々なボーナスを狙う必要がある。アクションが苦手な人への救済措置として、アイテムで溜めることも可能。
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:各キャラの強力な必殺技を使うには、フロンティアゲージが必要。パーティー全員で共用。100%まで溜めると1回使用可能で、コンボにも組み込める。次の戦闘には持ち越せない(『EXCEED』では持ち越せる)。漠然と戦闘しているだけでは溜めにくく、用意されている様々なボーナスを狙う必要がある。アクションが苦手な人への救済措置として、アイテムで溜めることも可能。
 
;キャンセルボーナス
 
;キャンセルボーナス
 
:通常技を特定のポイントで次の通常技でキャンセルすると、F.GAUGEにボーナスが加算される。必殺技を素早く狙うには欠かせないが、通常技コンボの総ダメージやHIT数が落ちるデメリットもある。
 
:通常技を特定のポイントで次の通常技でキャンセルすると、F.GAUGEにボーナスが加算される。必殺技を素早く狙うには欠かせないが、通常技コンボの総ダメージやHIT数が落ちるデメリットもある。
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:一般的なRPGのように、アイテムの売買が可能。店によって店主が違い、こちらの行動に対し音声付きで様々なリアクションを取る。RPGらしく、宿屋も登場。
 
:一般的なRPGのように、アイテムの売買が可能。店によって店主が違い、こちらの行動に対し音声付きで様々なリアクションを取る。RPGらしく、宿屋も登場。
 
;装備品
 
;装備品
:1キャラに付き、『武器』『防具』『アクセサリーx2』を装備可能。
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:1キャラに付き、「武器」「防具」「アクセサリーx2」を装備可能。
 
;ナイトファウル
 
;ナイトファウル
 
:ダンジョンの障害物の一部は、Aボタンで破砕可能。破砕時にアイテムが入手可能な場合もある。あるアイテムを入手すれば、更に多くの種類の障害物を破砕できる。
 
:ダンジョンの障害物の一部は、Aボタンで破砕可能。破砕時にアイテムが入手可能な場合もある。あるアイテムを入手すれば、更に多くの種類の障害物を破砕できる。
 
;[[Wスロットシステム]]
 
;[[Wスロットシステム]]
:『[[スーパーロボット大戦W]]』から引き続き導入。本作では世界観上深い関連性がある『[[スーパーロボット大戦A]]』、『[[スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION]]』、『[[スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION2]]』が対象。'''DSi(LL含む)はGBAスロットがないので入手不可。'''
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:『[[スーパーロボット大戦W]]』から引き続き導入。本作では世界観上深い関連性がある『[[スーパーロボット大戦A]]』、『[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION]]』、『[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2]]』が対象。'''DSi(LL含む)はGBAスロットがないので入手不可。'''
 
;周回特典
 
;周回特典
 
:2周目以降は、前周回までに入手した貴重品以外のアイテム全てと、所持金を引き継いで最初からプレイ可能。また、コンフィグの項目にサウンドテストが追加される。
 
:2周目以降は、前周回までに入手した貴重品以外のアイテム全てと、所持金を引き継いで最初からプレイ可能。また、コンフィグの項目にサウンドテストが追加される。
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23年前に異世界から突如として落下してきた[[戦艦]]と思しき謎の残骸は、この世界に新たな混乱を引き起こす火種となった。戦艦落下から10年後、この世界を構成する世界のうちの一つ「フォルミッドヘイム」が突如、その他の世界に対し戦争を仕掛けたのである。その戦争は後に「10年戦争」と呼ばれる非常に激しいものとなったが、フォルミッドヘイム側の停戦の申し出により終結。その後フォルミッドヘイムと他の世界との行き来は断絶され、その他の世界からその動向を伺い知ることは出来なくなった。
 
23年前に異世界から突如として落下してきた[[戦艦]]と思しき謎の残骸は、この世界に新たな混乱を引き起こす火種となった。戦艦落下から10年後、この世界を構成する世界のうちの一つ「フォルミッドヘイム」が突如、その他の世界に対し戦争を仕掛けたのである。その戦争は後に「10年戦争」と呼ばれる非常に激しいものとなったが、フォルミッドヘイム側の停戦の申し出により終結。その後フォルミッドヘイムと他の世界との行き来は断絶され、その他の世界からその動向を伺い知ることは出来なくなった。
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一方その他の世界については、戦災の復興に専念する世界、戦争を避けるために閉じていたクロスゲートを開き通商を再開した世界など、その対応は様々であった。比較的戦争の影響が軽微であった「ロストエレンシア」は、元々他の世界から多くの遺物が流れ着く世界であり、「バウンティ・ハンター」と呼ばれる賞金稼ぎの一群は遺物の探索に非常に熱心であった。・・・10年戦争終結から3年後。そんなバウンティ・ハンターの一人、[[ハーケン・ブロウニング]]はお付の[[アシェン・ブレイデル]]を従え、戦乱の根源である墜落戦艦「[[マイティエーラ]]」の探索に乗り込んだのであるが……
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一方その他の世界については、戦災の復興に専念する世界、戦争を避けるために閉じていたクロスゲートを開き通商を再開した世界など、その対応は様々であった。比較的戦争の影響が軽微であった「ロストエレンシア」は、元々他の世界から多くの遺物が流れ着く世界であり、「バウンティ・ハンター」と呼ばれる賞金稼ぎの一群は遺物の探索に非常に熱心であった。10年戦争終結から3年後。そんなバウンティ・ハンターの一人、[[ハーケン・ブロウニング]]はお付の[[アシェン・ブレイデル]]を従え、戦乱の根源である墜落戦艦「[[マイティエーラ]]」の探索に乗り込む。
    
=== 主な舞台 ===
 
=== 主な舞台 ===
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