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本来ファフナーはフェストゥムの読心能力遮断機能の弊害により通信能力が乏しく、指揮所との直通回線か直接接続しての短距離通信しかできない。だが、ジークフリードシステムを介することでフェストゥムの読心を困難にし、パイロット間の無線通信が可能になる。劇中では行われなかったが、システム上は最大12機までの同時クロッシングが可能。
 
本来ファフナーはフェストゥムの読心能力遮断機能の弊害により通信能力が乏しく、指揮所との直通回線か直接接続しての短距離通信しかできない。だが、ジークフリードシステムを介することでフェストゥムの読心を困難にし、パイロット間の無線通信が可能になる。劇中では行われなかったが、システム上は最大12機までの同時クロッシングが可能。
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有用な反面、指揮官は使用中のすべての人間の思考を中継することになるため非常に負担が大きく、天才症候群により複数人の思考を同時に並列処理することに長けている総士以外にはほぼ使用不可能。さらに、指揮官は戦闘後も共有したパイロットの痛みなどがフラッシュバックし、苦しめられることになる。
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これがない場合、CDCやパイロット同士の意思伝達はケーブルによる有線通信に限定されてしまう。読心に関してはクロッシングによって複数の人間の思考を混在させることで防ぐ仕組みとなっている。機体を外部から強制的に操作する権限を持ち、劇中では痛覚フィードバックの強制遮断やペインブロックに代表される同化された部位の強制パージ<ref>痛覚を遮断するペインキル、遮断せずに急いで切断するペインブロックなど緊急性によって複数の段階が存在する。痛覚遮断無しでは文字通り手足をもがれる激痛が伴う。</ref>やコクピットの緊急射出を行うシーンが印象に残るが、機体の強制停止やフェンリル起爆(停止)の権限まで有する。
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有用な反面、指揮官は使用中のすべての人間の思考を中継することになるため非常に負担が大きく、適性のない者は情報の奔流で極度の酩酊状態に陥ってしまう。搭乗者が気絶した場合は敵の読心を防げなくなるために精神的なタフネスも要求される。天才症候群により複数人の思考を同時に並列処理することに長けている総士以外にはほぼ使用不可能。さらに、指揮官は戦闘後も共有したパイロットの痛みなどがフラッシュバックし、総士ですら鎮痛剤を常用していた。また、感覚だけでなく'''パイロットとシステム搭乗者の感情が互いに筒抜けになる'''ため、それへの対処も必要となる。
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ファフナーに搭載すればCDCを介さずに機体同士の双方向通信が可能となるが、機体の大型化に加え搭乗者の同化速度を著しく早める致命的な欠点を持つ。後に技術の進歩と機体に分割して搭載する手法で解決を見たが、第一次蒼穹作戦時は急造であるためかシステム搭載機が一機でも破壊されるとクロッシングが停止する欠点を抱えていた(HaEで解決)。
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また防衛前提のシステムであるため、その範囲内でしかファフナーが行動できない、という欠点がある。
 
また防衛前提のシステムであるため、その範囲内でしかファフナーが行動できない、という欠点がある。
    
このような形になったのは、本編開始以前に実行されたL計画において、後述の試作型が運用された際の結果を踏まえた上での判断である。
 
このような形になったのは、本編開始以前に実行されたL計画において、後述の試作型が運用された際の結果を踏まえた上での判断である。
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無印終盤でフェストゥムに理解され、システムへの介入や欺瞞といった電子戦に相当する攻撃を受けるようになる。
    
=== 試作型ジークフリード・システム ===
 
=== 試作型ジークフリード・システム ===